2016年12月31日土曜日

2016.12.31 大晦日,上野駅のAngersを覗く

● 大晦日,上野に行く用事があったので,上野駅構内の「Angers bureau」を覗いてみた。上野駅に行けば,必ず立ち寄ることになる。
 ただ,あまり買わないお客なので,店側にとっては迷惑かもしれない。

● 入口を入ったところには,満寿屋の原稿用紙とライフのノーブルノートが置いてあった。書くことを大切にというメッセージでしょうか。そのメッセージに相応しい商品なんだろうね。
 ライフのノートはここだけじゃなくて,奥まったところにある売場にも置かれている。ぼくはダイスキン野郎なんだけど,世の中にダイスキンしかないんじゃ味気ない。彩りは必要だ。
 彩りというのは,直接的に何かの役に立つわけではないけれども,役に立つとか立たないとかいう以前に,カンファタブルを作るために必要なものだ。

● 銀色のトランプカードを散らして,そこにペリカンの透明軸の万年筆を配したディスプレイが目を惹いた。オブジェとしてありだと思う。
 ただし,これはこの店にこうしてあるからいいのであって,そっくり同じものを自宅に設えても様にならないだろうね。

● 文具店では商品を見るのも楽しいが,お客さんを見るのも面白い。めっきり(文具店での)買いものをしなくなったぼくには,むしろ人を眺める方が楽しいかも。
 というのも,文具はノートならノート,ボールペンならボールペンで,驚くほど多くの商品があるけれど,プライベートで文具を常用している人は,かなり少ないと思われるからだ。その少数派に属している人たちには,少数派ゆえのとんがりがあるのではないか。

● といっても,見てる分にはそんなものは感じ取れない。スーパーで買いものしてる人と,選ぶところはない。そりゃそうだ。そもそも,そんな“とんがり”なんてないだろうしね。
 でも,若いお嬢さんが商品を手に取って見ているところなんか,この人はこういう大きさのこういう色のノートが好きなのかと勝手に決めつけて,彼女の生活を想像してみるという楽しみ方はできるわけだ。あまり品のいい楽しみとは言えないけれど。

● 結局,今回も何も買うものはなかった。申しわけないので,店内に展示してある書籍を2冊,買って帰ることにした。
 糸井重里『抱きしめられたい。』(ほぼ日)と高野登・牛窪恵『大人を磨くホテル術』(日経プレミアシリーズ)の2冊。

2016年12月26日月曜日

2016.12.26 沖縄手帳

● 那覇に来ている。那覇にはジュンク堂書店が進出しているのだね。おそらく沖縄一の大型書店なんでしょう。モノレールの美栄橋駅の近く。D-NAHAというビルの地階から3階までを占有している。
 そのジュンク堂書店の1階の一画が丸善の文具売場になっている。で,その文具売場を覗いてみたわけなんでした。

● 天下の丸善ですからね,そりゃあ見がいがあるといいますか。問題は,こちら側がダイスキン+Preppyの300円システムに安住しきっていて,それを変える必要はないと思っているものだから,何かを買うという消費行動に至らないことだ。
 これでは文具売場を見て歩いていても面白くない。売場は買う気で見ないとね。

● しかし,目についたものはいくつかあった。その筆頭は「沖縄手帳」。
 栃木にも「栃木県民手帳」というのがあるんだけど(若い頃に使ったことがある),県民手帳の沖縄版なのだろうか。いや,沖縄県民手帳というのは別にあるようだ。
 サイズはA5とポケット。だいぶとんがったコンテンツを収録している。干支や六曜のほかに,沖縄の年中行事やイベント情報が載っている。

● 中は週間見開きのレフトタイプになっているのだが,沖縄の歴史上の出来事も日付の下(正確には,各日のスケジュール欄の下方)に小さい活字で印刷されている。
 たとえば,詩人の誰某死去とか。太平洋戦争の末期,沖縄決戦での動きも。何某少将が本隊をどこそこに移動,といった。
 この手帳は沖縄歴史年表にもなっているわけだ。ちょっと変わった仕様の年表だけど。

● つまり,読む手帳だな。沖縄に相応の関心がある人なら,読む手帳として持ってもいいかもしれないと思った。
 結局,ぼくは買わなかったんだけど。

2016年12月21日水曜日

2016.12.21 ダイスキンも“トラベラーズノート”になる

● ただ今使用中のダイスキン,年内には使い切りたい。25日から2泊で沖縄に行く予定。そのときに新しいダイスキンになっていれば理想。
 さすがに,それは無理っぽいんだけど。

● ダイスキンって“トラベラーズノート”としても充分に使える。ま,ダイスキンに限らず,たいていのノートは旅行に携行して使えるだろう。測量野帳なんかはその用途にピッタリだと思う。
 旅行中のノートの使い方で特徴的なのは,“貼る”が増えることだろう。宿の割り箸の袋や,ショップカード,切符やチケットの類。
 ぼくは,写真と一緒にアルバムに貼っていた。この作業ってけっこう楽しいものだった。

● デジカメになってからアルバムは使わなくなった。少なくとも,従来の使い方では使わない。
 写真はハードディスク,チケットの類はノートという2ヵ所分離になった。その後は,チケットの類もスキャンして,まとめてハードディスクに保存するようになった。

● 最近では,パソコンのハードディスクに保存することもなくなって,SNSというクラウドに公開保存している人が多いのではないか。
 新聞切抜きもスクラップ先はTwitterになっている。一覧性には難があるけれども(スクロールの必要がある),いくら保存してもブツとしての質量が増えないのはデジタルならではの魅力だ。

● となると,“トラベラーズノート”は公開保存するまでの仮の住まいになる。下書き用というか。そこで,公開保存するんだったら,最初からデジタル入力すればという意見も出るだろう。ポメラを持ち歩くとかね。
 でも,そうであってもぼくは紙のノートがいいと思う。何がいいのかといえば,小回りが利くところだ。この利点は圧倒的だ。

● というわけで,沖縄にもダイスキンとPreppyは持っていく。ダイスキンにたくさん書けるようであれば,それはつまりいい旅だったということだ。

2016年12月19日月曜日

2016.12.17 『THE 21 2017-1月号-できる人はノートに何を書いているのか?』

編者 吉村健太郎
発行所 PHP
発行年月日 2016.12.10
価格(税別) 583円

● 3部構成。
 第1部 できる人の「ノートの使い方」
 第2部 目的別・プロフェッショナルのノート活用術
 第3部 仕事に差をつける「手書きメモ」のノウハウ

● とっくの昔に語り尽くされているテーマではある。この種の特集に必ず登場する人もいる。ということもあって,ちゃんと読んだのは第1部の前半だけ。大半は流し読みになった。
 そうなる理由はもうひとつあって,自分がもうすぐ隠居することだ。そういう年齢になった。だから“できる人”に関心がなくなった。自分はついにそういう人になれなかったことが確定したわけだしね。

● いくつか転載。
 情報を書き込む手帳やノートというものは,このように「同じものを使い続ける」ことが重要だと私は考えています。なぜなら,経営者は,常に長いスパンで物事を見渡す必要があるからです。(松井忠三 p12)
 私は情報源として,「人」を最も重要視しています。友人知人と交わす会話,会議で出た発言,喫茶店の隣席から聞こえてきたおしゃべり・・・・・・面白いと思えばすぐ,雑記帳に書き留めます。(嶋浩一郎 p16)
 検索性高さはデジタルのほうが上ですが,一覧性とそこから生まれる偶発性は,アナログならではの強みですね。(嶋浩一郎 p17)
 デジタルツールが普及して,そのぶん,現代人は手を使わなくなりました。これは,頭を十分に使わなくなってしまったのと同じです。(小林弘幸 p35)
 この言い方は前からなされている。本当なんだろうか。デジタルツールでも手は使うぞ。フリック入力を続けて筋肉痛になったなんて話も聞くほどだ。こういう手の使い方ではダメなのか。

2016年12月13日火曜日

2016.12.13 モレスキンの付加価値

● 先日,八重洲ブックセンター本店で,中牟田洋子『モレスキンのある素敵な毎日』を見かけた(地元の書店では見たことがない)。少し,立ち読みをした。
 が,立ち読みで終わってしまった。『モレスキン「伝説のノート」活用術』『モレスキン 人生を入れる61の使い方』は買って読んだんだけど,もういいかな,と。

● モレスキンに思い入れを持ったことがないためでもある。モレスキンには他にはない何かがあると思ったこともない。
 モレスキンで享受できるものは,そのほぼすべてをダイスキンでも享受できる。モレスキンのある生活が素敵なら,ダイスキンのある生活も素敵なはずだ。

● モレスキンユーザーは,しかし,ダイスキンがいくらあったって,素敵な生活とは思わないだろう。モレスキンでなければならないわけだろう。
 ダイスキンにはなくてモレスキンにある魅力というのが,ぼくにはわからないわけだけれども,モレスキンでなければならないというそこのところが,モレスキンユーザーにとってはモレスキンの持つ固有の価値ということになる。

● ぼくには,モレスキンユーザーは裸の王様に見える。モレスキンが魅力的に見えるのは,高価だからではないか。もし,モレスキンが300円で買える商品になっても,彼らはモレスキンを使い続けるのだろうか。
 付加価値というのは,実質がある必要はないのかも。100円のものに2,000円の値札を貼れば,そこに1,900円分の付加価値が生まれることがある,と思っておくのがいいのかも。

2016.12.12 神さま,ありがとう

● 氏家駅前の「ワカゾー」に寄った。「ワカゾー」のカウンターテーブルはダイスキンを広げて書くのにちょうどいい。
 氏家にいられるのも来年の3月までだ(たぶん)。が,職場がどこになろうと,自分のスタイルは変わらない。おそらく,あと数年は。

● ダイスキンとPreppyを持ち歩いて,こうして酒場やファストフード店で開いて,どうでもいいことを書きつける。
 ノートに手書きするのはそれ自体が快いと感じながら,わざわざ書くまでもないことを書く。そういうことを続けているだろう。

● Preppyはプラチナ製品だから,プラチナのカートリッジを素直に使った。だから,ダイスキンで裏抜けは起こらなかった。
 これがたとえばカクノだったら,パイロットのインクを使ったはずだ。ダイスキンでは裏に抜けたはずだ。
 となっていたら,ダイスキンは使えない,しょせん百均の製品だからな,と結論づけていたかもしれない。Preppy+ダイスキンの300円システムは,まずはPreppyだから成立した。

● ジェットストリームでもシグノでも,特段の問題はない。が,それらのボールペンでここまでダイスキンに継続的に何かを書くことができていただろうか。
 水性で水にぬれたら読めなくなるとしても,万年筆で書くから,手書きは楽しいと感じてきたのではないか。

● となると,ぼくは手書きに復帰して,かなり早い段階で幸いにもベストの組合せに巡り合えたことになるのだと思う。
 神さまにお礼を言わないといけないかなぁ。

2016.12.12 文具は実用品

● Preppyに43本目のカートリッジを装着した。書くことに関しては,ダイスキン+Preppyでいいと思っている。
 文具で遊びたいとは思っていないので,文具店を覗く頻度はこれから下がるかもしれないなぁ。

● ジャンルごとに,これは実用分野,これは装飾分野と分けて,実用分野に属するモノには実用性以外のものは求めない。そういう性向がぼくにある。っていうか,たいていの人はそうだと思う。
 ペンについては,Preppyの他には手帳用のハイテックCコレトがあれば,プライベイトではそれ以上は要らない。いろんなペンを取っ替え引っ替え使おうとは思ってない。
 ま,それでもペンっていうのは結果的に溜まってしまうものだけれど。

● 以上のような発想は,つまるところ貧乏人の発想なんだろうか。つまり,モノを惜しむっていうのが基本にあるわけだからね。モノが全体として希少だった頃の考え方になるのかねぇ。
 いやいや,モノが希少だった頃は,考え方なんてものはそれ自体がありえないことだ。考え方もへったくれもない。モノがないんだから,ひとつを大事に長く使う以外の選択肢はない。

● ところが,文具なんて湯水のごとく溢れている今でも,常用するペンはPreppyでいいし,常用するノートはダイスキンでいい,と思っている。
 これで固まってしまうと,他の文具に目が向かなくなる。いや,他の文具には目が向かなくなるように,自分を仕向けているところが自分にある。

● モノを増やしたくないんだよね。油断すると増えるのが本と文具だ。本は読み終えたら処分すればいい。
 ところが,文具は使い切るのにかなりの時間を要する。たいていは使わないまま放っておくことになる。それがわかっているのに買ってしまう。
 だから,そうならないように,「他の文具には目を向けるなよ,オレ」と,自分で自分を制御している。

2016.12.10 ダイバーシティ東京プラザのダイソーで

● ダイバーシティ東京プラザに行った。ここはぼくのような人間が入りこむところではない。身の置きどころがあるのは,6階のダイソーだけだ。
 ので,相方がそちこちで買いものをしている間,ぼくはずっとダイソーの文具売場にいた。

● ダイソーは当然,全国一律。ダイバーシティだからといって,他にはないものが売られているわけではない。
 それでも丹念に見て歩くと,発見があるものだ。

● B5サイズの方眼ノートが目に入ってきた。どこかで見たことがある。と思わせぶりなことを書かずとも,これはライフのノーブルノートに似ている。
 デザインや色使いまでライフを真似ている。良くいえばライフを範にしており,悪くいえばパクっている。

● すでにB7メモパッドでライフ類似の商品を出しており,ぼくも1冊買ってみた。品質・紙質に何の問題もない。
 こういうのを100円で出されてはライフも困るだろうと思うんだけど,わりと棲み分けができているんだろうか。

● ノーブルノートのB5は中紙100枚の部厚いのがある。1,200円。
 ダイソーのはその半分もないと思われるんだけど,当然にして100円。おそらく,紙質に問題はないだろう。

● ライフの他にも,ロルバーン,モレスキン,コクヨなど,ダイソーにパクられたメーカーはかなりの数に上るのではないかね。
 ダイソーの商品開発の特徴のひとつは,文具に関する限りだけれども,その分野のトップを行く商品の外観を臆面もなく取りこむことだ。自らコピー商品であることを主張しているかのようだ。

● 結局,そうした方が売れるからなんだろう。ロルバーンにしろモレスキンにしろ,使ってみたいけど値段的にちょっと,と思えるものが100円で手に入る。
 もちろん,本物ではないんだけども,近似ではあると思えるのかもしれない。エルメスのコピー商品を持つのと同じようなものか。

● しかし,そのためには品質が一定水準に達していなければならない。ダイソー文具は色々と言われるけれど,紙製品に関してはかなりのクオリティに到達しているように思われる。

2016年12月5日月曜日

2016.12.03 ダイソーのインターパーク宇都宮店

● ダイソーのインターパーク宇都宮店に初めて行った。たぶん,宇都宮では売場面積が最も広い店舗なのではないか(御幸ヶ原店より広いような気がする)。
 といって,他では売っていないものが売られているというわけではない。

● ぼく的には,ダイソーといえばダイスキン。そのダイスキンはすでに数年分の在庫を買い溜めているので,とりあえず買うものはない。
 で,いくらあっても困らない消耗品をというわけで,“蛍光カラー極細インデックス”を5つ買い求めた。幅4㎜のフィルム付箋。600枚。すでに自宅に5つほどあるんだけどね。
 これ,読書の友。目印を付けておくのに重宝している。最初は使いづらいなと思ったりもしたんだけども,こういうものはすべからく慣れですな。今はもっぱらこれを使っている。

● Seriaにも同じものがある。が,こちらは300枚。品質の違いもあるんだろうけど,300枚と600枚じゃ,どうしたって600枚の方を選んでしまう。
 百円でここまでやるのかという驚きを演出するのは,ダイソーが上手い。上手いっていう以前に,最大手のダイソーだからできることっていうのがあるんでしょうね。

● 最近のダイソーで目を引くのはメモパッドだ。がっしりとした厚紙のA6サイズのメモパッドがくつか立て続けに出たような。
 使ってみたいと思わせる。使わないことはわかっているんだけど,100円なんだし買ってもいいかなと思わせるんですよね。

● しかし,これは思いとどまりましたよ。なぜなら,ぼくはすべてをダイスキンに追い書き。
 綴じノートなんだから,分類も何もない。あとから検索するときには非常に困る。ただし,書いた紙が散逸する心配がない。必ずここにあるということがわかっている。
 どうしても検索しなきゃいけないときは(今まで1回しかなかった),すべてのノートをサーッとめくっていく。それでいいやと思っている。