2024年5月26日日曜日

2024.05.26 落合書店宝木本店の文具売場で

● 書店の文具売場ながら,この文具売場は宇都宮市では有数の充実度を誇る。

 教育会館と道路を挟んだ対面にあるので,教師の皆さんが立ち寄ることが多いのか,近くにはマンモス校の作新学院があるので,その生徒さんたちが買ってくれるのか。


● マニアは,その対象が万年筆であれシャープペンであれ,ひとつの文具店で収まるわけがない。東京の伊東屋や世界堂,Amazonやメルカリ,ヤフオク,リサイクルショップと,幅広く渡り歩かなければならない。

 一方で,ぼくのように学童用品のコーナーで足りる人間もいる。普通に文具を使うだけなら,せいぜい少々カッコつけたいという程度なら,大型文具店に行かずとも,ここに来れば用は足りるだろう。


● 論理的(?)に考えて,小学生が使っている文具で足りない大人はいないはずだ。小学生がやっているほどのバリエーションで文具を使う大人は,特殊な職業に従事する人を除いて,いないだろうからだ。

 ペンケースを持ち歩く大人はそれなりの数,いるだろうけれども,そのペンケースは小学生がランドセルに入れて持ち歩いている筆箱に比べれば,だいぶ小さいはずだ。


● そもそも,小学生が使っているほどの文具は必要としない。ほとんどのサラリーマンは分度器やコンパスは必要としないだろう。

 どうでもいい差別化にこだわり,つまらぬ虚栄を張ろうとするから,色々と面倒なことになる。その面倒が愉しいのだと言われれば,それまでのことではあるけれど。


● 問題はどんな文具を使っているかではなく,その文具を使って何をしているかだ。いや,そこまで問われると厳しすぎる。その文具をどれほど使っているかだ。

 高級(高額)文具を持っているだけのバカではどうにもならんではないか。と,鉛筆しか使わなくなったぼくは悪態をついてみる。


● 店内で見たのはその鉛筆。木物語はダース660円。木物語でもかきかた鉛筆になると792円。差額の132円は軸の塗装代か。
 ちなみに,ステッドラーのかきかた鉛筆も792円だが,MADE IN THAILAND。

● トンボは MADE IN VIETNAM なわけで,MADE IN JAPAN にこだわるなら,三菱一択となる。文具店にはこれ以外のメーカーの鉛筆はないもんね。

 いるんだろうかね,MADE IN JAPAN  にこだる人。いや,けっこういるだろうね。

 そうなると,ずっと国内でヤリクリできてきた三菱鉛筆の底力がいよいよ他を圧するようになる。一格違うよってのを見せつけることになるかな,と思ってるんだけどね。


● 中高生が使っているであろうシャープペンをけっこうていねいに見て歩いた。

 万年筆やボールペンはムダに買い漁ってしまったが,シャープペンには手を出していない。今後も手を出すことはないと思うが(コクヨの鉛筆シャープ,プラチナのプレスマン,北星の「大人の鉛筆」はあわせて20本近く持っているが),中高生がどんなのを使っているのか知りたいと思って。


● 実際に使ってみないと,どんなものかはわからないんだけど。

 でも,まぁ,自分に与えるのは鉛筆でいいと思っているので,買うことはないんだよねぇ。店にすれば迷惑な客ですよ。

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