2024年6月5日水曜日

2024.06.05 懐古趣味と鉛筆の相性の良さ

● 還暦を迎えた人でも50年前の鉛筆を使ってみれば,学童だった頃の気分を味わうことができる。正確には,その頃の自分を捉えたような錯覚を味わうことがてきる。

● 鉛筆だけは50年経っても壊れることがない。部品の一部が毀損することも,インクが乾いて書けなくなることもない。
 時々,軸割れが起こることがある程度だ。

● しかも,古い鉛筆がけっこう残っていて,メルカリなどで安価で手に入る。実需をはるかに超えて製造されたのだろうな。
 ボールペンなども同じだったに違いないが,50年前のボールペンは書けなくなっている。あるいは,材質的に劣化が早く,長くは残れないのでもある(例外はある)。
 ボールペンはそういうものだから,容赦なく破棄された。
 
● 鉛筆だけが特異で,何十年も前に製造された鉛筆が今でも問題なく使える。それも鉛筆の魅力の1つに数えていいかもしれぬ。
 懐古趣味がある人に最も相性のいい筆記具は,おそらく鉛筆であろう。

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