2024年6月22日土曜日

2024.06.22 BLACKWING の問題点

● ぼくが子供だった頃にも消しゴム付き鉛筆はあった。が,その消しゴムを消しゴムとして使えると思ってはいけなかった。消しゴムは単体で持たなければいけないものだと実地で体得することになる。
 それでも,消しゴム付きの鉛筆を欲しがったのは,形がカッコよかったからかなぁ。

● ところが,これが長足の進歩を遂げていることを知ったのは,比較的最近のこと。
 黄色の消しゴム付き鉛筆を並べてみた。トンボ2558,三菱9852,コーリン710。
 前二者はほんとによく消える。コーリンは大昔の子供時代を彷彿させてくれた。経年劣化によるものだろうが,昔は新品でもこうだったんだよ。

● コーリンのロゴの月顔が左向きになったのは昭和57年(1982年)2月らしい。この頃にはちゃんと消えるようになっていたんでしょうね。
 鉛筆とは無縁の時期がぼくの人生の大半だから,鉛筆経験の絶対量が足りない。わからないことがずいぶんある。わからなくても,人間やってく上で支障はないんだけども。

● 黄色以外の消しゴム付き鉛筆となると,三菱9850の他には,写真の3種しか持っていない。
 BLACKWING 55,北星9606,ダイソーで4本110円のアイボール製。

● BLACKWINGはこの1本のみ。1本500円という価格は問題ではない。
 ぼくは文字しか書かないので,どんなに頑張っても鉛筆は月に1本しか消費できない。その1本が500円だろうと50円だろうと,違いのうちに入らない。ほとんど誤差の範囲といえる。

● 個人の場合なら,あらかたの人に妥当するだろう。1日1箱喫煙する人は毎日600円を煙にしてるのだ。缶コーヒーを毎日1本飲めば,月に月4千円を超える。月の鉛筆代が500円はタダみたいなものだ。
 ただし,使わないけれども買うという人に関しては,この限りではない。

● BLACKWINGの問題は,そこではなく,市販の補助軸が使えないことだ。これはかなり困る。
 冗談を形にしたとしか思えない,あの専用エクステンダーを使うしかない。頭が重くなって使えたものではないと思う。

● それを避けようとすれば,親指と人差し指の縁で重量を受けとめるしかないが,そのためにはかなり短くなるまで補助軸なしで使わなくてはならない。できないことではないが,何が悲しくてそんなことをせにゃならんのか。
 それに専用エクステンダーでは太さを付加することができない。

● というわけなので,北星9606が最も上質な消しゴム付き鉛筆になると思うのだが,9606はHBしかない。
 文字しか書かないなら,それで無問題ではあるが。

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