2024年10月3日木曜日

2024.10.03 高橋真琴鉛筆

● 左の写真はコーリンのかきかた鉛筆。高橋真琴さんの挿絵はいいですなぁ。当時の女の子が夢中になったのも当然だと思いますわ。
 550円の値札が付いとります。頭も丸めてあるし,それなりの鉛筆だったんでしょ。この鉛筆を買ってもらえたのは,いいところのお嬢ちゃん?

● 狙ってそうしてるんだろうけど,2Bでも少しザラつきがある。
 Bと2Bの違いってけっこう微妙で,濃さはさほど違わないが,軟らかさが違う。軟らかさを求める人が2Bを買うんだろうな,と。
 その意味では,この鉛筆は間違いなく2Bだ。

● というような回りくどい言い方をしているのは,コーリンって同時代の三菱やトンボに比べると,若干,品質が落ちるんじゃないかと思っているからだ。HBの普及品で顕著だと思っている。
 この2Bはそうしたことを意識せずに,快適に使えるけどね。

● 今は芯製造専業メーカー(オリエンタル産業)も育って,ぶっちゃけ,鉛筆メーカー間の違いなんて無視していいレベルだと思う。三菱やトンボにしても,自社製品のすべてに自社製芯を使っているんだろうか。
 といっても,B2B の取引だから,専業メーカーが鉛筆メーカーに販売する芯に既製品はないはずだが。そこは両者で合作するという形になるのだろう。そのレシピは他社には漏らさない。

● そうなったのはいつ頃か。コーリンのこの鉛筆が出た頃には,すでにそうなりつつあったんじゃないかと思うんだけども。

● ま,そういう話はどうでも,筆箱代わりにするダース箱はこれで決まりかなという感じッス。
 挿絵の色褪せを防がなくちゃな。カラーコピーも取っておくかな。

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