記念の中身は,高畑文具王,きだてたく,他故壁氏の3人の鼎談。2ページにわたって掲載されている。対象は2014〜2024年の文具。
● そこで何が語られているかというと,「開発がすごい速くなっている」(きだて),「コロナに伴う社会変化みたいな部分もあって,今作んなきゃみたいな圧がすごかったじゃない」(高畑)というようなこと。
「使う側の環境もすごい変わっている。SNSがけっこうでかいよ」(高畑)といったことも。
● 高畑文具王の連載「違いがわかる男の文具講座」でも「文具王と文房具の50年」と題して,近過去を振り返って簡潔にまとめている。
それをさらに略記すると,昭和49〜63年を象徴する文具はシステム手帳とチームデミ。平成1〜10年はゲルインクの多色化,微細化。大容量のペンポーチ。平成11〜20年はジェットストリーム,フリクションボール,クルトガ,立つペンケース,ポメラ,トラベラーズノート。平成21〜30年はスマホ普及。動画メディアにより “映え” が脚光を浴び,文房具が趣味として認知された。令和1〜6年はご当地インク,活版印刷を手がける小規模文具メーカーの認知。
● ダイアリー特集もあり,いくつかの手帳が紹介されている。
しかし,まぁ,まぁ,まぁ。ぼくは今年からダイソー手帳を使っているわけだし,筆記具は鉛筆のみ,ノートは測量野帳。これだけで間に合ってしまっている。文具ユーザーとして最先端にいるやけではない。というか,周回遅れのランナーだ。
● 最近の流行にはわりと冷やか。距離を置いて眺めている。
しかし,文具界の世相は知っておきたいというかね。その媒体として「Bun2」は格好のものだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿