外形からも明らかだが,比較的最近まで販売されていた鉛筆であるらしい。
一番下のものは,これ以外の表記がない。塗装は日本のものかとも思えるが,たぶん中華製でしょ。
● ゴールデンドラゴン鉛筆8800。先達によると,「ドラゴン鉛筆合資会社(昭和13年),のち昭和21年に有限会社シルク鉛筆製作所となり昭和42年廃業」とある。
書き味は昔の国産鉛筆の標準的なもの。書いていると,そこはかとなくうら悲しさがわいてくる。百均で10本110円で売られている中華製の現行品がずっといい。昔の国産品はロクなものじゃなかった。
小学生の頃の自分はそういう鉛筆を使っていた。今の児童たちを羨ましいと思うのは,そこのところだ。
● 製品だけではない。昔の日本(人)はほんとにダメだった。民度も知的水準もマナーも,何もかも。いい思い出は一つもない。
昔を “古き良き” と捉えるのは没落貴族くらいのものではないか。今の方がはるかにいい。これからはさらに良くなっていくだろう。
鉛筆なんだから,書き味にビックリするようなことはないはず。そういうことがない程度には,製品として完成の域に達して久しい。
ちなみに,General Writing には3Bか4Bが吉。国産鉛筆と同じつもりでHBなんか選んだ日には,ドイツに向けて大陸間弾道ミサイルをぶちかましたくなりますな。
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