● こんな広告記事を見つけた。バインダーとバインダーカバーと専用リフィルの三位一体で,自分好みのノートを作れるよっていう記事。
これって,要するにA5サイズのシステム手帳バインダーだよね。それがSeriaに売っている,と。
● 先日,大手町の丸善でA5システム手帳の保存用バインダーを見かけた。よほど買って帰ろうかと思ったんだけど,とりあえず思いとどまった。でも,Seriaで売ってるんだったら,文句なしに買いますよ。
何年間かA5システム手帳を使っていた時期があって,そのリフィルをどうやって保存しようかと悩んだ末に(保存用バインダーに千円とか出せないから),結局,20穴パンチで穴を開けて,ダイソーでA5用20穴バインダーを買ってきて,それに綴じて保存しておいたんですよ。
● Seriaに専用の保存用バインダーがあるなら,買ってきて綴じかえますよ。
ちなみに,バイブルサイズは紙製のバインダーがSeriaにあって,それを保存用バインダーにしている。っていうか,それがあるから,安心してバイブルサイズを使うことができたんですよ。バイブルサイズに落ち着いた理由はそれだけではないけれども,これが理由のひとつであったことは間違いないな。
● というわけで,Seriaに行って確かめてみようと思う。もう人前でノートを開くことはないんだから,こういうキラキラ星でも問題ないもんね。
ということではなくて,保存用バインダーとして使えそうなら,A5システム手帳に復帰もあるかな,と。
● 宇都宮インターパークビレッジのSeriaに来た。けっこう探してしまったんだけど,床に近い棚に置いてあった。Made in China。ポリプロピレン製。4冊購入。
というわけで,amifaの「A5 6リングバインダー シンプルガール」はA5システム手帳の保存用バインダーとして充分に実用になる。それが100円で手に入るとはありがたい。
Seriaの商品は無印のテイストに通じるものがあると思う。が,唯一,商品ラベルがベッタリ貼りついていて,剥がすのに難儀する。
● 帰宅後,綴じかえ作業をしながら,過去の手帳を見る。うたた感慨に浸った。
たいした人生をやってきたわけではないのだが,A5サイズを使っていたのは,1994~96年,2003年,2007~08年の都合6年間。たったの6年しかなかったのだ。
1994年はシステム手帳を初めて使った年で,つまりぼくはA5サイズから入っているのだ。
● 1994~96年は手帳にToDoを書いている。律儀だったのだ。貼ることはしていない。ので,3年分を1冊のバインダーに綴ることができる。
2003年からは新聞記事を縮小コピーして貼ったりしてる。職場のコピー機を使っているわけだ。ので,けっこう分厚くなっていて,1冊に複数年を綴ることはできなくなった。
● それで思いだした。ぼくはずっと能率手帳派で,1994年からBindexに移行したのだが(リフィルは能率手帳),A5を使った年にはあまりいいことがなかった。というより,災厄が多かった。
それでA5サイズは2008年が最後になっているのだ。2009年以降はずっとバイブルサイズを使っている。ゲンを担いでいたのだった。
主には「書く」道具について書いてます。手帳,ノート,筆記具,パソコンなどの話題がメインになると思います。といっても,パソコンや文房具のマニアではありません。この分野について知るところはあまりありません。 ごくあたりまえに属することを,試行錯誤ともいえない程度に試しています。 2024年3月からは鉛筆党員になりました。
2020年5月31日日曜日
2020年5月30日土曜日
2020.05.30 キーボード欲しいよぉ症候群
● 先日,AmazonでBluetoothキーボードを購入した。エレコム TK-FLP01 PBK。これが使いものにならなくて,もとい,ぼくには使いこなすことができなくて,お蔵入りになったのだが,現在使用中の中華キーボードでともかく支障がないっちゃない。
が,キーボード欲しいよぉ症候群が燃えあがり中。
● なにゆえキーボードが欲しいのかといえば,スマホを入力マシンにするためだ。音声入力が実用的なレベルになっていることはやってみてわかったけれども,だからといってキーボード入力が過去のものになったというわけでもない。
自宅で使うならBT接続の必要はない。安心の有線接続でけっこう。それ用のキーボードも2台ほど購入済み。それを使うのに必要なスマホスタンドもそろそろAmazonから届くはずだ。
● BTキーボードは外に持ちだして使う用(なのだが,有線より手間要らずなので,あれば家でも使ってしまう)。ポインティングデバイスが付いてるBTキーボード,やっぱ欲しい。今度は使いものになるやつを。でもお金ないよぉ。
ので,ヤフオクに出品されているBTキーボードを取りに行っている。しかも2つ。まもなく,ここはキーボードの倉庫部屋になる予定。
● ところが,高値更新されたのをうっかりして,どちらも他の誰かに取られてしまった。キーボードの倉庫部屋にならなくてすみそうだとホッとしたところもある。
そうこうするうちに,昨日,Amazonでポチッとしといたスマホスタンドが届いた。下部に空間を作って,有線接続のThinkPadキーボードをつないで使うためのものだ。
● 今日になって,試してみたんだけども,トラックポイントも問題なく作動する。じつに快適。
ケーブルが邪魔という点を除けば。あと,使う度にケーブルを差し込まなくちゃいけないのが面倒だってことを除けば。
もう1台のIBM時代の古いキーボードでもOKだ。こちらも問題なく動く。入力そのものはすこぶる快適。キーボードから手を離さずに,Twitterなら写真の添付も送信もできてしまう。
いやはや,驚愕的に便利。折りたたみ式のBTキーボードとは異次元の世界。
● 家で使うにはこれでいいかな。で,ぼくは隠居生活になったんだから,あらかた家にいるわけだ。
しかし・・・・・・家にいるときはパソコンを使えばいいんだよねぇ。わざわざスマホにキーボードを有線でつないでなんて,面倒なことをする必要はたえてないんでありますよねぇ。
が,キーボード欲しいよぉ症候群が燃えあがり中。
● なにゆえキーボードが欲しいのかといえば,スマホを入力マシンにするためだ。音声入力が実用的なレベルになっていることはやってみてわかったけれども,だからといってキーボード入力が過去のものになったというわけでもない。
自宅で使うならBT接続の必要はない。安心の有線接続でけっこう。それ用のキーボードも2台ほど購入済み。それを使うのに必要なスマホスタンドもそろそろAmazonから届くはずだ。
● BTキーボードは外に持ちだして使う用(なのだが,有線より手間要らずなので,あれば家でも使ってしまう)。ポインティングデバイスが付いてるBTキーボード,やっぱ欲しい。今度は使いものになるやつを。でもお金ないよぉ。
ので,ヤフオクに出品されているBTキーボードを取りに行っている。しかも2つ。まもなく,ここはキーボードの倉庫部屋になる予定。
そうこうするうちに,昨日,Amazonでポチッとしといたスマホスタンドが届いた。下部に空間を作って,有線接続のThinkPadキーボードをつないで使うためのものだ。
ケーブルが邪魔という点を除けば。あと,使う度にケーブルを差し込まなくちゃいけないのが面倒だってことを除けば。
もう1台のIBM時代の古いキーボードでもOKだ。こちらも問題なく動く。入力そのものはすこぶる快適。キーボードから手を離さずに,Twitterなら写真の添付も送信もできてしまう。
いやはや,驚愕的に便利。折りたたみ式のBTキーボードとは異次元の世界。
● 家で使うにはこれでいいかな。で,ぼくは隠居生活になったんだから,あらかた家にいるわけだ。
しかし・・・・・・家にいるときはパソコンを使えばいいんだよねぇ。わざわざスマホにキーボードを有線でつないでなんて,面倒なことをする必要はたえてないんでありますよねぇ。
2020.05.30 ホワイトボードを使うようになってきた
● ホワイトボード関連はダイソーで十二分でしょうね。ホワイトボード本体,マーカー,イレーサー。ダイソーで全部揃う。
ぼくがダイソーで買ったホワイトボードは3種。ホワイトボードノートブック,両面ホワイトボード(無地と10mm方眼),マグネット付きホワイトボード。マーカーやイレーサーも買っている。
● が,ほぼ使わないという状態がずっと続いていた。それでも何か惹きつけるものがあるんですよね,ホワイトボードには。
ブレーンストーミングとか複数人で行うアイデア出しに使われるツールというイメージがあるからだろうか。
● ところが,最近,ホワイトボードを使うようになった。ひとつには,システム手帳からリフィルをはずして書くときの下敷として。本来の使い方とは違うわけだけど。
あとひとつは,ごく些細な備忘メモを書いておくのに。Tweetするための語句や数字を忘れないようにちょこっとメモっとくとか,そういう使い方ですね。
● 4月から隠居生活に入ってるんだけど,ずっと家にいると,自ずとそうなるんですかね。大した使い方はしていなくても,ホワイトボードを使うようになっただけでも何だか嬉しくてですね。自分の可愛らしさに泣きそうになりますわ。
ちょこっとメモ的な使い方なら百円製品で問題ないけど,ダイソーには大型のホワイトボードもある。千円のもあったんじゃないか。60cm×45cmのやつ。
1人会議をするんだったら,これくらいのが欲しいですな。PCやスマホのアプリもありますけどね。そういうのを使うよりは,大型ホワイトボードの方が会議は進展しそうだな。しかし,何を議題に1人会議を開催しますかねぇ。
● そんなわけなので(どんなわけだ?),氏家のダイソーで細字のマーカーとくすみ消し(こんなのもあるんだ)を買った。ホワイトボードノートブックも使うので,細字のマーカーは何本あってもいい。どうせなくすんだから。
マーカーの1本をペンケースに入れて,ホワイトボードノートブックと一緒に持ち歩いてみようかと思ったり,思わなかったり。
● 百円ショップで買えるんだから,必要な分だけ買えばいいようなものだけど,簡易ホワイトボードはもっと安く作れますからね。クリアファイルにコピー用紙を1枚挟めばOK。
ペラペラしてボードにはならないけれども,個人使用ならだいたい間に合うでしょ。A3のクリアファイルなら1人会議にも使えるかもしれませんねぇ。
ぼくがダイソーで買ったホワイトボードは3種。ホワイトボードノートブック,両面ホワイトボード(無地と10mm方眼),マグネット付きホワイトボード。マーカーやイレーサーも買っている。
● が,ほぼ使わないという状態がずっと続いていた。それでも何か惹きつけるものがあるんですよね,ホワイトボードには。
ブレーンストーミングとか複数人で行うアイデア出しに使われるツールというイメージがあるからだろうか。
● ところが,最近,ホワイトボードを使うようになった。ひとつには,システム手帳からリフィルをはずして書くときの下敷として。本来の使い方とは違うわけだけど。
あとひとつは,ごく些細な備忘メモを書いておくのに。Tweetするための語句や数字を忘れないようにちょこっとメモっとくとか,そういう使い方ですね。
● 4月から隠居生活に入ってるんだけど,ずっと家にいると,自ずとそうなるんですかね。大した使い方はしていなくても,ホワイトボードを使うようになっただけでも何だか嬉しくてですね。自分の可愛らしさに泣きそうになりますわ。
ちょこっとメモ的な使い方なら百円製品で問題ないけど,ダイソーには大型のホワイトボードもある。千円のもあったんじゃないか。60cm×45cmのやつ。
1人会議をするんだったら,これくらいのが欲しいですな。PCやスマホのアプリもありますけどね。そういうのを使うよりは,大型ホワイトボードの方が会議は進展しそうだな。しかし,何を議題に1人会議を開催しますかねぇ。
● そんなわけなので(どんなわけだ?),氏家のダイソーで細字のマーカーとくすみ消し(こんなのもあるんだ)を買った。ホワイトボードノートブックも使うので,細字のマーカーは何本あってもいい。どうせなくすんだから。
マーカーの1本をペンケースに入れて,ホワイトボードノートブックと一緒に持ち歩いてみようかと思ったり,思わなかったり。
● 百円ショップで買えるんだから,必要な分だけ買えばいいようなものだけど,簡易ホワイトボードはもっと安く作れますからね。クリアファイルにコピー用紙を1枚挟めばOK。
ペラペラしてボードにはならないけれども,個人使用ならだいたい間に合うでしょ。A3のクリアファイルなら1人会議にも使えるかもしれませんねぇ。
2020年5月29日金曜日
2020.05.29 宇都宮LoFtでお買いもの
● 福田屋に行った。とすれば,2階のLoFtを覗くのはお約束。ただし,LoFtに限らないんだけど,覗くだけで買うことがない。
文具って,ノートにしてもペンにしてもその他のハサミやらホチキスやらにしても,一度買うとけっこう長く使えてしまう。そうそう頻繁に買うものじゃないでしょ。
● でも,覗くだけの自分でいいとは思ってないわけね。買いたいわけですよ。何でもいいから買いたい。買う気にさせてくれと思っているわけなんですよ。
で,今日は買いましたよ。全部で3点。
● まずSARASAのグレー,0.3mm。グレーなんて使うのか。使わないと思う。
使うとすれば,週間レフトタイプの時刻メモリがない手帳に,午前,午後,夜間の区別をするために2本の縦線を入れるとき。目立たない色で引きたいから。
が,手帳はBindexのNo.011を使っている。時刻メモリがある方が使い勝手がいいと思うから。今年に入って4日間ほど時刻メモリがないのを使ってみたんだけど,結局,Bindexに戻ることになった。来年も同じものを使う予定だ。
ので,たぶん,使うことはない。でも,ひょっとしたら縦線を引くことがあるかもしれない。そのわずかな可能性に備えて,買っておきたくなった。しょうがないね。
● ZEBRAのボールペンをもう1本。小型手帳用のミニサイズ。本体を引っぱるとペン先が出てくるというギミック。が,これも使わないな。
あとひとつは,マルマンのスケッチブックのミニチュア版。A7よりもひと回り小さい。これをZEBRAのミニペンと一緒にシャツのポケットに入れて持ち歩き,不意に浮かんできた貴重なアイデアをササッとメモする。
その場合は,バッグに入れてるノートを取り出してなんてことでは遅すぎる。だから,シャツのポケットに入る超小型のノートが必要だ。
なんてことはしないよなぁ。そもそも,“貴重なアイデア”なんてのを必要とする生活はしてないから,浮かんで来るはずもない。ので,これも使わない。
● 要するにムダ遣いなんだよね。ムダ遣いをするにも,実際に使うかもしれないというわずかな可能性は欲しいわけで,まずないであろうシチュエーションを妄想したわけなんでした。
● ノートだったらコクヨのCampusを使っている大人を見ると,こいつ,デキるな,と思う。もっと高いノートやカッコいいノートはいくつもあるけれども,そうしたノートじゃなくてCampusを使っている人。長年かけてそういう思考フレーム(?)ができあがってしまっている。
同じように,スケッチブックといえば,マルマンのあの表紙の色とデザインが頭に焼きついてしまっているから,マルマンのスケッチブックを抱えている人を見かけると,描ける人なんだろうなと思う。
● そのマルマン。創業100周年になるんですね。LoFtにそのコーナーがあって,ミニチュアスケッチブックもそこに置いてあった。
100年も続くってのは,何によらず,大したものだ。
文具って,ノートにしてもペンにしてもその他のハサミやらホチキスやらにしても,一度買うとけっこう長く使えてしまう。そうそう頻繁に買うものじゃないでしょ。
● でも,覗くだけの自分でいいとは思ってないわけね。買いたいわけですよ。何でもいいから買いたい。買う気にさせてくれと思っているわけなんですよ。
で,今日は買いましたよ。全部で3点。
● まずSARASAのグレー,0.3mm。グレーなんて使うのか。使わないと思う。
使うとすれば,週間レフトタイプの時刻メモリがない手帳に,午前,午後,夜間の区別をするために2本の縦線を入れるとき。目立たない色で引きたいから。
が,手帳はBindexのNo.011を使っている。時刻メモリがある方が使い勝手がいいと思うから。今年に入って4日間ほど時刻メモリがないのを使ってみたんだけど,結局,Bindexに戻ることになった。来年も同じものを使う予定だ。
ので,たぶん,使うことはない。でも,ひょっとしたら縦線を引くことがあるかもしれない。そのわずかな可能性に備えて,買っておきたくなった。しょうがないね。
● ZEBRAのボールペンをもう1本。小型手帳用のミニサイズ。本体を引っぱるとペン先が出てくるというギミック。が,これも使わないな。
あとひとつは,マルマンのスケッチブックのミニチュア版。A7よりもひと回り小さい。これをZEBRAのミニペンと一緒にシャツのポケットに入れて持ち歩き,不意に浮かんできた貴重なアイデアをササッとメモする。
その場合は,バッグに入れてるノートを取り出してなんてことでは遅すぎる。だから,シャツのポケットに入る超小型のノートが必要だ。
なんてことはしないよなぁ。そもそも,“貴重なアイデア”なんてのを必要とする生活はしてないから,浮かんで来るはずもない。ので,これも使わない。
● 要するにムダ遣いなんだよね。ムダ遣いをするにも,実際に使うかもしれないというわずかな可能性は欲しいわけで,まずないであろうシチュエーションを妄想したわけなんでした。
● ノートだったらコクヨのCampusを使っている大人を見ると,こいつ,デキるな,と思う。もっと高いノートやカッコいいノートはいくつもあるけれども,そうしたノートじゃなくてCampusを使っている人。長年かけてそういう思考フレーム(?)ができあがってしまっている。
同じように,スケッチブックといえば,マルマンのあの表紙の色とデザインが頭に焼きついてしまっているから,マルマンのスケッチブックを抱えている人を見かけると,描ける人なんだろうなと思う。
● そのマルマン。創業100周年になるんですね。LoFtにそのコーナーがあって,ミニチュアスケッチブックもそこに置いてあった。
100年も続くってのは,何によらず,大したものだ。
2020年5月21日木曜日
2020.05.21 上野駅構内のANGERSと大手町の丸善
● 東京に来た。3月22日以来だ。別に用事はない。ぼくが東京に出る理由はホテルでマッタリするか,音楽の演奏会を聴くか,そのどちらかだ。
ホテルはビュッフェ形式の食事提供はできなくなり,サウナやジムも休止している。両手両足を縛られて,プールに放り込まれて,さぁ泳げと言われているようなものだ。音楽の演奏会はとても開催できる状況にない。
加えて,東京都知事が来るなと言うのだし,各県とも県境を越えての移動は望ましからずと言っているのだ。
● というわけなので,今の東京に用事のあろうはずもないのだが,金券ショップで買った乗車券(回数券)の有効期限が今日までなのだ。流してしまうのはもったいない(じつは2枚ほど流してしまっている)という,貧乏性にもほどがあるという理由による。
そんな理由で出かけていってもしコロナに感染したらどうするのだ,とは考えない。もし,本気でそれを心配するのなら,車で出かけて交通事故にあって死んだらどうするのだと心配する方が,心配のしがいがあるというものだ。
● しかし,午後3時台の上りの宇都宮線はガラガラだ。新幹線が空気を運んでいるというのは,ネットにもしばしば登場する話なので,そうなのかと思っているが,在来線もそれに近い。なるほど,皆さん,ちゃんと外出を自粛していらっしゃるのだなとわかる。
逗子行きの湘南新宿ライン快速に乗った。古河で上野東京ラインの普通列車に乗り換えた。
● 上野で下車。構内のANGERSを覗く。安めの万年筆を集めたコーナーがあった。プラチナのPlaisirとかね。その中にセーラーのふでDEまんねん(プロフィットタイプ)があった。噂(?)は聞いていたけれど,実物を見るのは初めてだ。
試し書きをしてみた。なるほど,筆ペンを買うより気が利いているかも。価格も2千円だ。
● が,今どき,筆チックな書体を求められるのは,香典袋に名前を書くときくらいだ。手書きで手紙やハガキをひんぱんに書く人なら格別,そうじゃない人には縁のない筆記具だろう。
セーラーもそんなことは承知のうえ。ニッチを埋める商品だとわかって,開発・製造・販売をしているだろう。
● 秋葉原で降りてヨドバシでも覗こうかと思ったが,その気力は湧いて来なかった。パソコンもスマホもすっかりコモディティ化して,もはや何の吸引力も持たなくなった。
トイレットペーパーの新製品が出たからといって,そんなものに気づく人もいないだろうし,わざわざ見に行く人もいないだろう。それと同じ。パソコンやスマホはトイレットペーパー並みになってしまった。
● で,東京駅。丸の内北口の改札を出て,トラベラーズノートのショップを見てみようかと思ったんだけど,地下にある店はすべて営業していないようだった。
丸善は普通に営業中。4Fの文具売場に行ってみる。ずいぶん広いんだな,ここ。丸善は日本橋にもあって,ここ(大手町)とはやや客層が違うのかもしれないが(違わないか),文具は丸善で買う,銀座の伊東屋には行かない,と決めている人がけっこういそうだな。
● が,ぼくが注目したのはいたって下世話なもので,A5サイズシステム手帳の保存用バインダーだ。A5サイズのシステム手帳と使った時期が何年間かあって,その使用済のリフィルを保存しておくための安価なバインダーが見つからなかった。バイブルサイズなら,Seriaに紙製のちょうどいいのがあるんだけどね。
ので,20穴パンチで穴をあけて,ダイソーで売っていたA5サイズバインダーに綴じて保存してあるんだけど,それじゃあ,あまりといえばあまり。保存用バインダー(安いのなら380円からある)を買って帰って綴じ直そうか。
とりあえず,帰宅したら確認して,必要なら次回来たときに買うことにした(→ その必要はなさそうだ)。
● というわけだ。ほんと,ぼくは見るだけで終わる。買うことがない。買うのは百円ショップか,よくて無印になるからだ。
丸善に置いてあるのは高級品ばかりではない。文具なんだから,高級品といったって値段は知れているわけだが,それ以前に,日本製の文具は,筆記具にしろ紙製品にしろ,高品質・低価格を実現している。何を買っても大丈夫という安心感がある。
それはつまり,どこで買っても大丈夫という安心感にもつながる。丸善なら安心という時代ではなく,田舎町の文具店でもそこのところの不安はない。
● ANGERSにも少し飽きてきた。買うなら普通の文具店,LoFtでも上野文具でもジョイフル2でも,がいい。セレクトショップというかデザインショップというか,そういうところではなくて,普通の店で買いたい。
店側の主張や見せびらかしを“提案”と称して表に出すような,と言っては言いすぎだろうか。ANGERSはだいぶ控えめにそうしているのだけど。
● そうした主張や見せびらかしが心地よい刺激と感じる時期があったが,それをノイズと感じるようになってきた。おそらく,ぼくひとりに限ったことではないだろう。
提案型ショップはこれから難しい局面を迎えるだろう(もう迎えているか)。文具店にしろ,書店にしろ。
提案がそれとわかる形になってしまっていてはダメなような気がする。そこを上手くやっているのが無印良品かも。淡々と陳列しているふうで,その淡々の中にたくまざる提案がこめられている。
● しかし,そうしたものは程度問題ではある。普通の文具店といったって,何を仕入れてどう陳列するかにその店の個性は現われる。
LoFtに入れば,そこがLoFtであることはただちに了解される。すべての店はセレクトショップであり,デザインショップになる。
● ということもあっての話なのではあるけれど,自分は丸善やセレクトショップで買物するほどの男じゃない,と自分を卑下している気配はあるかな。
いや,それは卑下じゃなくて,正当な自己評価だよ,と言われるかもしれないけどね。
ホテルはビュッフェ形式の食事提供はできなくなり,サウナやジムも休止している。両手両足を縛られて,プールに放り込まれて,さぁ泳げと言われているようなものだ。音楽の演奏会はとても開催できる状況にない。
加えて,東京都知事が来るなと言うのだし,各県とも県境を越えての移動は望ましからずと言っているのだ。
● というわけなので,今の東京に用事のあろうはずもないのだが,金券ショップで買った乗車券(回数券)の有効期限が今日までなのだ。流してしまうのはもったいない(じつは2枚ほど流してしまっている)という,貧乏性にもほどがあるという理由による。
そんな理由で出かけていってもしコロナに感染したらどうするのだ,とは考えない。もし,本気でそれを心配するのなら,車で出かけて交通事故にあって死んだらどうするのだと心配する方が,心配のしがいがあるというものだ。
● しかし,午後3時台の上りの宇都宮線はガラガラだ。新幹線が空気を運んでいるというのは,ネットにもしばしば登場する話なので,そうなのかと思っているが,在来線もそれに近い。なるほど,皆さん,ちゃんと外出を自粛していらっしゃるのだなとわかる。
逗子行きの湘南新宿ライン快速に乗った。古河で上野東京ラインの普通列車に乗り換えた。
● 上野で下車。構内のANGERSを覗く。安めの万年筆を集めたコーナーがあった。プラチナのPlaisirとかね。その中にセーラーのふでDEまんねん(プロフィットタイプ)があった。噂(?)は聞いていたけれど,実物を見るのは初めてだ。
試し書きをしてみた。なるほど,筆ペンを買うより気が利いているかも。価格も2千円だ。
● が,今どき,筆チックな書体を求められるのは,香典袋に名前を書くときくらいだ。手書きで手紙やハガキをひんぱんに書く人なら格別,そうじゃない人には縁のない筆記具だろう。
セーラーもそんなことは承知のうえ。ニッチを埋める商品だとわかって,開発・製造・販売をしているだろう。
● 秋葉原で降りてヨドバシでも覗こうかと思ったが,その気力は湧いて来なかった。パソコンもスマホもすっかりコモディティ化して,もはや何の吸引力も持たなくなった。
トイレットペーパーの新製品が出たからといって,そんなものに気づく人もいないだろうし,わざわざ見に行く人もいないだろう。それと同じ。パソコンやスマホはトイレットペーパー並みになってしまった。
● で,東京駅。丸の内北口の改札を出て,トラベラーズノートのショップを見てみようかと思ったんだけど,地下にある店はすべて営業していないようだった。
丸善は普通に営業中。4Fの文具売場に行ってみる。ずいぶん広いんだな,ここ。丸善は日本橋にもあって,ここ(大手町)とはやや客層が違うのかもしれないが(違わないか),文具は丸善で買う,銀座の伊東屋には行かない,と決めている人がけっこういそうだな。
● が,ぼくが注目したのはいたって下世話なもので,A5サイズシステム手帳の保存用バインダーだ。A5サイズのシステム手帳と使った時期が何年間かあって,その使用済のリフィルを保存しておくための安価なバインダーが見つからなかった。バイブルサイズなら,Seriaに紙製のちょうどいいのがあるんだけどね。
ので,20穴パンチで穴をあけて,ダイソーで売っていたA5サイズバインダーに綴じて保存してあるんだけど,それじゃあ,あまりといえばあまり。保存用バインダー(安いのなら380円からある)を買って帰って綴じ直そうか。
とりあえず,帰宅したら確認して,必要なら次回来たときに買うことにした(→ その必要はなさそうだ)。
● というわけだ。ほんと,ぼくは見るだけで終わる。買うことがない。買うのは百円ショップか,よくて無印になるからだ。
丸善に置いてあるのは高級品ばかりではない。文具なんだから,高級品といったって値段は知れているわけだが,それ以前に,日本製の文具は,筆記具にしろ紙製品にしろ,高品質・低価格を実現している。何を買っても大丈夫という安心感がある。
それはつまり,どこで買っても大丈夫という安心感にもつながる。丸善なら安心という時代ではなく,田舎町の文具店でもそこのところの不安はない。
● ANGERSにも少し飽きてきた。買うなら普通の文具店,LoFtでも上野文具でもジョイフル2でも,がいい。セレクトショップというかデザインショップというか,そういうところではなくて,普通の店で買いたい。
店側の主張や見せびらかしを“提案”と称して表に出すような,と言っては言いすぎだろうか。ANGERSはだいぶ控えめにそうしているのだけど。
● そうした主張や見せびらかしが心地よい刺激と感じる時期があったが,それをノイズと感じるようになってきた。おそらく,ぼくひとりに限ったことではないだろう。
提案型ショップはこれから難しい局面を迎えるだろう(もう迎えているか)。文具店にしろ,書店にしろ。
提案がそれとわかる形になってしまっていてはダメなような気がする。そこを上手くやっているのが無印良品かも。淡々と陳列しているふうで,その淡々の中にたくまざる提案がこめられている。
● しかし,そうしたものは程度問題ではある。普通の文具店といったって,何を仕入れてどう陳列するかにその店の個性は現われる。
LoFtに入れば,そこがLoFtであることはただちに了解される。すべての店はセレクトショップであり,デザインショップになる。
● ということもあっての話なのではあるけれど,自分は丸善やセレクトショップで買物するほどの男じゃない,と自分を卑下している気配はあるかな。
いや,それは卑下じゃなくて,正当な自己評価だよ,と言われるかもしれないけどね。
2020年5月20日水曜日
2020.05.20 富士通の「親指シフトキーボード」が2021年5月をもって終息
● ぼくは OASYS 100G でキーボードに入門した。昭和60年(1985年)のことだったと思う。当時務めていた職場が OASYS 100G を導入したからだ。
かな漢字変換という機能があって,キーボードで日本語を入力できることにまず驚いた。自分が個人的に書いた文書が活字になって印刷されることにも驚愕した。
● しかも,加筆・訂正・削除が自在にできる。消しゴムや修正液が要らないし,直した跡も残らない。
さらに,大量の文書がペラペラのフロッピー1枚に保存でき,いつでも呼びだして,見ることができる。もう書棚なんて要らないじゃないか。魔法使いなのか,おまえは,とOASYSに対して思った。
一度作成した文書の使いまわしができることにも大きく驚いた。今までだって送り状なんかは鉛筆で書いておいて,あとは必要なところだけ消して直してコピーを取って,という具合でやっていたんだけど,OASYSがあれば使いまわしの範囲が大きく増える。
● OASYSが印刷している間に別の仕事もできるのだ。ずっとそばにいて見ている必要はないのだ。OASYSに仕事をさせながら,自分は別の仕事ができる。
凄い,凄すぎるぞ,OASYS。こいつを自分で所有できれば,有能極まる秘書を雇ったようなものじゃないかと本気で思った。
いくらするんだろうと思って,これいくらなんですかと訊いたところが,300万円といったか,400万円といったか。当時のぼくの年収より多い金額だったのじゃないか。
● けれども,OASYSに夢中になった。50人か60人いる職場に2台しかなかったけれども,窓際のお偉いさんは近づこうともしなかったから,わりかし専有できたんだな。
画面は40×40ドットなどと謳ってたっけな。牧歌的な時代だったと今なら言えるけれども,でもこのときに感じたほどの衝撃を,その後,受けることはなかったね。パソコンにも,インターネットにも,SNSにも。
● このあと,ワープロのスペック向上,小型化,低価格化はすさまじかった。3年後には OASYS 100G と同様の機能のワープロを自分で買えるようになっていた。OASYS 30ms をたしか10数万円で買った。
これで職場で作った文書フロッピーを持ち帰って,自宅で続きの作業をすることができるようになった。この時代はインターネットなどは影も形もなかったから,情報の持ち出し規制なんてのはなかったんだよね。
● で,ここまでずっと親指シフトでやってたわけですよ。タッチタイプのことを当時はブラインドタッチと言っていたが,ぼくはそのブラインドタッチができなかった。キーボードの打ち方なんて習ったこともないし,知りもしなかったから,完全な自己流。左右の親指と人差し指の計4本指で入力していた。
今はローマ字入力ですべての指を使ったタッチタイプができる。キーボードを見ないで入力できている。それでも,現在のローマ字タッチタイプと当時の親指シフト4本指を比べると,後者の方が速度も出ていたし,タイプミスも少なかったのではないかと思う。過去が美化されすぎて記憶となっている可能性を否定しないけれど。
● いや,その先も親指シフトだった。自分で買った初めてのPCもFM-TOWNSⅡfresh。この頃はWindows3.1が出ていて,NECのガリバー時代は終わろうとしていたから,何が何でもNECとは思わなかったってのもあるんだけど,何よりTOWNSなら親指シフトキーボードを選べたからだ。
結局,親指シフトを13~14年は使ったことになる。その後は,さすがにワープロからパソコンに切り替わり,それが1人1台になる流れに入っていく。当時はイントラネットと呼ばれた,その会社だけのシステムが導入される。
それに合わせて,ローマ字入力に切り替えた。多少の苦労はしたけど,短時日でどうにかなった。で,そのまま現在に至る。
● 今年の3月いっぱいで退職した。もう職場のパソコンやソフトやシステムに縛られる理由はない。だから再び親指シフトに切り替えようとすれば,誰にはばかることもなく,できるわけだ。
親指シフト復帰は前にも考えたことがあるので,親指シフト環境についても多少は知っている。富士通が親指シフトのサービスを停止しても,親指シフターにはさほどの打撃ではないこともわかる。が,本家が親指シフトから離れていくのは,象徴的な意味あいがあるんだろうかなぁ。
● さて,自分は親指シフトに復帰するだろうか。10数年も使ってきたのだから,身体が憶えているだろう。キー配列にも打ち方にもすぐに慣れるはずだと思っている。
が,かすかに感じる億劫さは何なのだろう。ローマ字入力に慣れたこと。パソコンやキーボードやかな漢字変換ソフトはローマ字入力を前提にしているので,ローマ字入力ならデバイスを問わず,デフォルトのまま使い始め,使い続けられること。そういうところから来るかすかな億劫さだろうな。
このかすかな億劫さが大きな壁になることは,ぼくも何度も経験している。
かな漢字変換という機能があって,キーボードで日本語を入力できることにまず驚いた。自分が個人的に書いた文書が活字になって印刷されることにも驚愕した。
● しかも,加筆・訂正・削除が自在にできる。消しゴムや修正液が要らないし,直した跡も残らない。
さらに,大量の文書がペラペラのフロッピー1枚に保存でき,いつでも呼びだして,見ることができる。もう書棚なんて要らないじゃないか。魔法使いなのか,おまえは,とOASYSに対して思った。
一度作成した文書の使いまわしができることにも大きく驚いた。今までだって送り状なんかは鉛筆で書いておいて,あとは必要なところだけ消して直してコピーを取って,という具合でやっていたんだけど,OASYSがあれば使いまわしの範囲が大きく増える。
● OASYSが印刷している間に別の仕事もできるのだ。ずっとそばにいて見ている必要はないのだ。OASYSに仕事をさせながら,自分は別の仕事ができる。
凄い,凄すぎるぞ,OASYS。こいつを自分で所有できれば,有能極まる秘書を雇ったようなものじゃないかと本気で思った。
いくらするんだろうと思って,これいくらなんですかと訊いたところが,300万円といったか,400万円といったか。当時のぼくの年収より多い金額だったのじゃないか。
● けれども,OASYSに夢中になった。50人か60人いる職場に2台しかなかったけれども,窓際のお偉いさんは近づこうともしなかったから,わりかし専有できたんだな。
画面は40×40ドットなどと謳ってたっけな。牧歌的な時代だったと今なら言えるけれども,でもこのときに感じたほどの衝撃を,その後,受けることはなかったね。パソコンにも,インターネットにも,SNSにも。
● このあと,ワープロのスペック向上,小型化,低価格化はすさまじかった。3年後には OASYS 100G と同様の機能のワープロを自分で買えるようになっていた。OASYS 30ms をたしか10数万円で買った。
これで職場で作った文書フロッピーを持ち帰って,自宅で続きの作業をすることができるようになった。この時代はインターネットなどは影も形もなかったから,情報の持ち出し規制なんてのはなかったんだよね。
● で,ここまでずっと親指シフトでやってたわけですよ。タッチタイプのことを当時はブラインドタッチと言っていたが,ぼくはそのブラインドタッチができなかった。キーボードの打ち方なんて習ったこともないし,知りもしなかったから,完全な自己流。左右の親指と人差し指の計4本指で入力していた。
今はローマ字入力ですべての指を使ったタッチタイプができる。キーボードを見ないで入力できている。それでも,現在のローマ字タッチタイプと当時の親指シフト4本指を比べると,後者の方が速度も出ていたし,タイプミスも少なかったのではないかと思う。過去が美化されすぎて記憶となっている可能性を否定しないけれど。
● いや,その先も親指シフトだった。自分で買った初めてのPCもFM-TOWNSⅡfresh。この頃はWindows3.1が出ていて,NECのガリバー時代は終わろうとしていたから,何が何でもNECとは思わなかったってのもあるんだけど,何よりTOWNSなら親指シフトキーボードを選べたからだ。
結局,親指シフトを13~14年は使ったことになる。その後は,さすがにワープロからパソコンに切り替わり,それが1人1台になる流れに入っていく。当時はイントラネットと呼ばれた,その会社だけのシステムが導入される。
それに合わせて,ローマ字入力に切り替えた。多少の苦労はしたけど,短時日でどうにかなった。で,そのまま現在に至る。
● 今年の3月いっぱいで退職した。もう職場のパソコンやソフトやシステムに縛られる理由はない。だから再び親指シフトに切り替えようとすれば,誰にはばかることもなく,できるわけだ。
親指シフト復帰は前にも考えたことがあるので,親指シフト環境についても多少は知っている。富士通が親指シフトのサービスを停止しても,親指シフターにはさほどの打撃ではないこともわかる。が,本家が親指シフトから離れていくのは,象徴的な意味あいがあるんだろうかなぁ。
● さて,自分は親指シフトに復帰するだろうか。10数年も使ってきたのだから,身体が憶えているだろう。キー配列にも打ち方にもすぐに慣れるはずだと思っている。
が,かすかに感じる億劫さは何なのだろう。ローマ字入力に慣れたこと。パソコンやキーボードやかな漢字変換ソフトはローマ字入力を前提にしているので,ローマ字入力ならデバイスを問わず,デフォルトのまま使い始め,使い続けられること。そういうところから来るかすかな億劫さだろうな。
このかすかな億劫さが大きな壁になることは,ぼくも何度も経験している。
2020年5月17日日曜日
2020.05.17 間欠的に起きる手帳をデジタルに移行したい病
● 4月から隠居生活になった。お陰様で予定というのがなくなった。完全になくなったわけではないが,ほぼなくなった。やらなければいけないことはあるが,いつやるかは自分で決められる。
だから,手帳は完全に過去の記録,ログを残しておくためのものになっている。筆記量は現役時代より増えているのだが,予定を書くなんてことはほぼないのだ。
いや,隠居以前から手帳で管理しなければならないほどの予定はなかったんだけどさ。
● そうなると,ログはデジタルで残しておけばいいじゃないかと思うわけだ。紙の手帳はパラパラとめくれる,一覧性に優れる,即時対応ができる,といったことはどうでもいいものになるっていうかね。
ログを溜めておいて,そのすべてに対して検索で串刺しにできる方が,一覧性だの即時対応だのよりずっとありがたい効能じゃないか,って。
● デジタル化っていう場合,現状ではGoogleカレンダーを使うことと同義でしょ。だが,しかし。Googleカレンダーにはメモ欄がない。のでジョルテをインストールしてみた。
が,広告がうるさくて話にならない。広告を表示させないためには有料のプレミア会員にならなければならない。会費は年額3,000円。一発課金の3,000円でもノーサンキュー。毎年3,000円を払い続けてジョルテを使うバカがいるのか。速攻で削除。
● Googleカレンダーでも,Keepとの合わせ技でメモも扱える。あるいは,スケジュール欄の一部をメモに使えばいいだけの話なんだけども,それじゃなぁと思ってしまうのは,紙の手帳のアナロジーに引きずられすぎなんでしょう。わかってるんですけどねぇ。
結局のところ,本気の本気で手帳をデジタル化したいとは思ってないってことになるんでしょうねぇ。本気だったらとっくにやってるだろうしな。
だから,手帳は完全に過去の記録,ログを残しておくためのものになっている。筆記量は現役時代より増えているのだが,予定を書くなんてことはほぼないのだ。
いや,隠居以前から手帳で管理しなければならないほどの予定はなかったんだけどさ。
● そうなると,ログはデジタルで残しておけばいいじゃないかと思うわけだ。紙の手帳はパラパラとめくれる,一覧性に優れる,即時対応ができる,といったことはどうでもいいものになるっていうかね。
ログを溜めておいて,そのすべてに対して検索で串刺しにできる方が,一覧性だの即時対応だのよりずっとありがたい効能じゃないか,って。
● デジタル化っていう場合,現状ではGoogleカレンダーを使うことと同義でしょ。だが,しかし。Googleカレンダーにはメモ欄がない。のでジョルテをインストールしてみた。
が,広告がうるさくて話にならない。広告を表示させないためには有料のプレミア会員にならなければならない。会費は年額3,000円。一発課金の3,000円でもノーサンキュー。毎年3,000円を払い続けてジョルテを使うバカがいるのか。速攻で削除。
● Googleカレンダーでも,Keepとの合わせ技でメモも扱える。あるいは,スケジュール欄の一部をメモに使えばいいだけの話なんだけども,それじゃなぁと思ってしまうのは,紙の手帳のアナロジーに引きずられすぎなんでしょう。わかってるんですけどねぇ。
結局のところ,本気の本気で手帳をデジタル化したいとは思ってないってことになるんでしょうねぇ。本気だったらとっくにやってるだろうしな。
2020年5月16日土曜日
2020.05.15 Bluetoothキーボードを購入したんだけど・・・・・・
● Amazonプライム会員ではあるんだけど,Amazonで買物はあまりしない。が,今回,スマホ関連で2つ購入。
ひとつは,エレコムのBTキーボード TK-FLP01PBK。もうひとつは,スマホスタンド。
● 今使ってるのは中華安物キーボード。英字キーボードなのだが,キーボードに刻印されている記号のとおりに入力されない。( )とかね。FキーはFnとの同時押しらしいのだが,そうしてもFキーの用を果たさない。
ので,日本語キーボードが欲しくなった。しかも,タッチパッド付きで,持ち歩くのが苦にならないやつ。ググってみたら,エレコムのTK-FLP01PBKがいいかな,と。
● スマホスタンドは,有線接続のキーボードをつなぐ際に必要な下部空間を確保できるものが欲しかったのだ。有線接続キーボードは2つ持っている。
なんだかチグハグではあるね。だったらBTキーボードは要らなかったんじゃないかってね。
● ヤフオクでもいいんだけど,送料まで含めると,Amazonで新品を買った方が安かったりする。ヤフオクも,こう言っちゃナンなんだけど,曲がり角を迎えているかな。本体価格は安くして,送料で法外にふっかける出品者を排除できるかどうかだな。
Amazonはヤフオクも蹴散らす公算が大と見る。メルカリは論外。っていうか,使ったことがない。
ともあれ,13日にAmazonでポチッとした。
● で,今日,届きましたよ。まず,ELECOMのキーボード。4,109円。さっそくスマホにペアリングして使ってみた。
中華安物キーボードが5列だったのに対して,こちらは6列。普通のパソコンと同じ。Fキーは,Fnキーと同時押しではなく単独で機能する。中華安物キーボードではFキーはないも同然だった(こちらが使い方を知らなかっただけかもしれないんだが)。ので,これは助かる。
BSの他にDeleteもある。「 」も( )もキーボードの通りに入力できる。
● が,今まで使っていた中華安物キーボードに比べると,キートップが小さい。全体的に窮屈だ。タイプミスが頻発する。基本,どんなキーボードであれ必ず慣れるものだが,慣れるまでに時間がかかりそうだ。
というわけで,これはメインで使うキーボードにはならないかも。持ち歩くのに苦にならないようなのがいいと思って買ったんだけどさ。
折りたたみ式なんだから,ひと回り大きくてもいいから,もっとゆったりしたキー配列にしてもらいたかったかな。
● しばらく使ってみようと思うが,ひょっとすると中華安物キーボードに戻ることになるかな。あるいはこのあとに届くはずのスマホスタンドを使って,有線接続のThinkPadキーボードを主に使うことになるか。
いうわけで,ちょっと微妙な買物だったという感じ。
● さらに使ってみた。ペアリングが維持されない(リュウドもそうだったなぁ)。使う度にペアリングをし直さないといけない。
大した手間ではないとは言いながら,これでは使えないというのが正直なところだ。
● もうひとつ,Bキーが折りたたみ線の右側にあるのだ。Bキーって,左手の人差し指が担当するキーだよねぇ。右側にあるってどういうことよ。
左側のShiftとVキーを小さくすれば,Bキーを左側に持ってくるのなんて,なんちゃなかったと思うんだけどねぇ。
● というわけで,この買物,はっきり失敗だった。4千円をドブに捨てちゃった。
現物を見ないで買うとこういうことがあるかねぇ。Bキーの位置くらいは事前に気づくべきだったねぇ。
とりあえず,BTキーボードは中華安物キーボードに戻すことにした。
ひとつは,エレコムのBTキーボード TK-FLP01PBK。もうひとつは,スマホスタンド。
● 今使ってるのは中華安物キーボード。英字キーボードなのだが,キーボードに刻印されている記号のとおりに入力されない。( )とかね。FキーはFnとの同時押しらしいのだが,そうしてもFキーの用を果たさない。
ので,日本語キーボードが欲しくなった。しかも,タッチパッド付きで,持ち歩くのが苦にならないやつ。ググってみたら,エレコムのTK-FLP01PBKがいいかな,と。
● スマホスタンドは,有線接続のキーボードをつなぐ際に必要な下部空間を確保できるものが欲しかったのだ。有線接続キーボードは2つ持っている。
なんだかチグハグではあるね。だったらBTキーボードは要らなかったんじゃないかってね。
● ヤフオクでもいいんだけど,送料まで含めると,Amazonで新品を買った方が安かったりする。ヤフオクも,こう言っちゃナンなんだけど,曲がり角を迎えているかな。本体価格は安くして,送料で法外にふっかける出品者を排除できるかどうかだな。
Amazonはヤフオクも蹴散らす公算が大と見る。メルカリは論外。っていうか,使ったことがない。
ともあれ,13日にAmazonでポチッとした。
中華安物キーボードが5列だったのに対して,こちらは6列。普通のパソコンと同じ。Fキーは,Fnキーと同時押しではなく単独で機能する。中華安物キーボードではFキーはないも同然だった(こちらが使い方を知らなかっただけかもしれないんだが)。ので,これは助かる。
BSの他にDeleteもある。「 」も( )もキーボードの通りに入力できる。
● が,今まで使っていた中華安物キーボードに比べると,キートップが小さい。全体的に窮屈だ。タイプミスが頻発する。基本,どんなキーボードであれ必ず慣れるものだが,慣れるまでに時間がかかりそうだ。
というわけで,これはメインで使うキーボードにはならないかも。持ち歩くのに苦にならないようなのがいいと思って買ったんだけどさ。
折りたたみ式なんだから,ひと回り大きくてもいいから,もっとゆったりしたキー配列にしてもらいたかったかな。
● しばらく使ってみようと思うが,ひょっとすると中華安物キーボードに戻ることになるかな。あるいはこのあとに届くはずのスマホスタンドを使って,有線接続のThinkPadキーボードを主に使うことになるか。
いうわけで,ちょっと微妙な買物だったという感じ。
● さらに使ってみた。ペアリングが維持されない(リュウドもそうだったなぁ)。使う度にペアリングをし直さないといけない。
大した手間ではないとは言いながら,これでは使えないというのが正直なところだ。
● もうひとつ,Bキーが折りたたみ線の右側にあるのだ。Bキーって,左手の人差し指が担当するキーだよねぇ。右側にあるってどういうことよ。
左側のShiftとVキーを小さくすれば,Bキーを左側に持ってくるのなんて,なんちゃなかったと思うんだけどねぇ。
● というわけで,この買物,はっきり失敗だった。4千円をドブに捨てちゃった。
現物を見ないで買うとこういうことがあるかねぇ。Bキーの位置くらいは事前に気づくべきだったねぇ。
とりあえず,BTキーボードは中華安物キーボードに戻すことにした。
2020年5月14日木曜日
2020.05.14 伊藤精哉 『振り返り手帳術』
書名 振り返り手帳術
著者 伊藤精哉
発行所 新泉社
発行年月日 2018.10.15
価格(税別) 1,600円
● 「その日の出来事を「マイニュース」として1行に要約して振り返ること」。類書にはない本書のオリジナリティー(?)はこの一点かと思う。
この手の本を読むのを趣味にしている人は(ぼくがそうなのだが),4頁に及ぶ「はじめに」を書店で立ち読みすれば,本書を読んだことになるのじゃないか。
● 要するに,新味はほぼないわけでね。すでにどこかで読んだことがあることばかりなんですよ。文章から察するに,書いている本人は誠実そうな人だと思う。自分の経験や知見を役に立てて欲しいという一念で,この本を出版した。
が,これって,すでに誰かが書いていることだよね,っていうね。「マイニュース」もネーミングは初出かもしれないけれども,内実にオリジナリティーがあるかというと,どうもそうは考えにくい。
● ということは,同じようなものが,手を変え品を変えて,何度も何度も出てきているということ。つまり,普及しない。なぜ普及しなかといえば,おそらく効果がないからなんだよね。
自分の手法は自分で編み出さなければいけない。そして,それは自分にはあてはまっても,他人にもいいとは限らないということ。
ま,それでも普遍性があると思いたくなるものかもしれないけれど。つまり,人に知らせたくなるものなんだろうけれど。
● 以下にいくつか転載するが,目標を立てるとか,それを達成できたかどうか振り返ることをやっているようでは,良くて二流の上ではないか。一流の人というのはごく少数だろうけれども,おそらく,目標だのToDoだのは考えていないのではないかと思う。
著者 伊藤精哉
発行所 新泉社
発行年月日 2018.10.15
価格(税別) 1,600円
● 「その日の出来事を「マイニュース」として1行に要約して振り返ること」。類書にはない本書のオリジナリティー(?)はこの一点かと思う。
この手の本を読むのを趣味にしている人は(ぼくがそうなのだが),4頁に及ぶ「はじめに」を書店で立ち読みすれば,本書を読んだことになるのじゃないか。
● 要するに,新味はほぼないわけでね。すでにどこかで読んだことがあることばかりなんですよ。文章から察するに,書いている本人は誠実そうな人だと思う。自分の経験や知見を役に立てて欲しいという一念で,この本を出版した。
が,これって,すでに誰かが書いていることだよね,っていうね。「マイニュース」もネーミングは初出かもしれないけれども,内実にオリジナリティーがあるかというと,どうもそうは考えにくい。
● ということは,同じようなものが,手を変え品を変えて,何度も何度も出てきているということ。つまり,普及しない。なぜ普及しなかといえば,おそらく効果がないからなんだよね。
自分の手法は自分で編み出さなければいけない。そして,それは自分にはあてはまっても,他人にもいいとは限らないということ。
ま,それでも普遍性があると思いたくなるものかもしれないけれど。つまり,人に知らせたくなるものなんだろうけれど。
● 以下にいくつか転載するが,目標を立てるとか,それを達成できたかどうか振り返ることをやっているようでは,良くて二流の上ではないか。一流の人というのはごく少数だろうけれども,おそらく,目標だのToDoだのは考えていないのではないかと思う。
ポイントは,その日の出来事を「マイニュース」として1行に要約して振り返ることと,最も需要な目標にフォーカスした予定を立てることの2点です。(中略)一見マイナスな出来事ばかりと感じた日だったとしても,その中からプラス面を探し出し,「グッドニュース」に転換して書くのがコツです。(p3)
手帳には予定を書くものとの意識が染みついている人にとってはピンとこないかもしれません。振り返りがすべてを制すると言っていいほど,手帳を活用して目標達成を目指すうえで最も重要な行為なのです。(p18)
振り返りは反省ではありません。(中略)反省では,マイナス面ばかりに意識が向いてしまう懸念があると考えています。(p19)
夢や願望の「いつか」は永遠に来ません。実現したいことがあるのなら「今すぐ」取り掛かってください。手帳をうまく使えば,時間はいくらでも生み出せます。目標は達成機嫌を決めると強いモチベーションが維持できます。(p22)
物事には何でも二面性があると考えています。良い面もあれば悪い面もあります。表があれば裏もあるのです。どんなことがあっても,肯定的な側面から解釈するくせが付けば,自信にもつながります。(中略)最も重要なリールは,否定的な言葉は使わないよう思考転換すること。この点を忘れないでください。(p28)
手帳を使っていても充実感を感じていない人は,他人に合わせた「予定」しか書いていないのではないでしょうか? 本当にやりたい目標達成を最優先し,自分の時間として手帳にアポイントを入れることができたら,1日の充実感,満足感は非常に高いものになるに違いありません。(p30)
頭に思い浮かんだ「やりたいこと」「叶えたいこと」「ありたい姿」を片っ端から手帳やノートに書いていけばいいのです。100個の書き出しを目安にしてください。(中略)100リストを書くに当たり,次のルールを守ってください。 1 自分に不可能なことはないと思う 2 大きな夢も小さな夢も書く 3 できるだけ具体的に書く(中略)なぜ,たくさん書いたほうがいいかと言えば,「これ以上は書けない」と思った後から,普段は意識していない願望が出てくる可能性があるからです。(p32)
発想をポジティブにするのに効果的なのは人をほめることです。(p61)
ポジティブな言葉の貯金があれば,そのようなマイナス感情に陥りがちな場面でも,ただちに気持ちを切り替えることができます。(p74)
「仕事の量は,完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」という法則があります。(中略)人は与えられた時間を目いっぱい使ってしまうというのです。(p138)
メモの書き方にもマイルールを設け,徹底することに尽きます。(中略)特に大事な次の3点を実行してください。 1 メモを書く場所を決める 2 メモに目次を付ける 3 メモの日付とタイトルを書く位置を決める(中略)メモ帳の1枚目を目次ページとして,最初に全ページに番号を振ります。(中略)メモを書いたら,その都度,目次の戻ってタイトルとページ数を「後書き」して行きます。(p161)
スーツのポケットに入る小型メモ帳を補助的に使っています。(中略)とっさの場合に書くものがないとやはり困るわけです。(中略)忘れないうちに,メインのメモ帳に必要事項を書き込み,情報の一元化を図ります。手帳と情報は見返してこそ価値があります。(p162)
私が携帯用で愛用しているのは,(中略)「LAMY2000」。(中略)ただし,粘着性のある書き味は私の好みではないため,中の芯はジェットストリームなど他のメーカーのものと入れ替えています。同じ「4C規格」と呼ばれる替え芯ならメーカーが違っていても互換性があるのです。(p172)
2020年5月13日水曜日
2020.05.13 日経WOMAN編集部編 『書くだけで夢がかなう 手帳&ノート術』
書名 書くだけで夢がかなう 手帳&ノート術
編者 日経WOMAN編集部
発行所 日経BP社
発行年月日 2019.03.25
価格(税別) 1,300円
● 仕事力アップ編,夢をかなえる編,日々の記録編,箇条書き手帳編の4章で構成。手用ユーザー個々人を取材したもの。
日経WOMANのことゆえ,最も力が入っているのは仕事力アップ編かと思うのだが,ここに登場する女性たちはいずれもスーパーレディだ。手帳術以前に仕事に対する構えが違う。手帳術だけ真似してもどうにもならないでしょう。
● 夢をかなえる編から普通の人が登場する。2つほど,転記しておく。ひとつは,Emiさんの“心が動いた瞬間”の貯金ノート(p58)。
が,以上の3つとも,まったく新しいものではない。過去に同じようなものを読んだ記憶がある。
次々に同じようなものが繰り出されるってことだよね。ということは,この種のものに効果がないとまでは言わないけれども,その効果を証明した人はあまりいないってことだろうね。
● 日々の記録編には,TOUCH&FLOW日本橋高島屋S.C.店の店長が自社の商品を推奨する役で登場している。TOUCH&FLOWはデザインフィルのブランチのひとつですな。
高島屋にTOUCH&FLOWの店があるなんて知らなかった。今度行ったときに覗いてみよう。たぶん,ぼくが買えるようなものはないと思うんだけどさ。百円ショップで調達することを第一に考えちゃうタイプだからさ。
● 最後の箇条書き手帳編はバレットジャーナル解説編だね。短くまとまった解説になっている。
バレットジャーナルはメーカーにとっては神風だったのではないかと思うのだが,その流行もすでにピークアウトしているのではないか。
バレットジャーナルのどこにオリジナリティーがあるのかも,ぼくにはよくわからない。やりたい人はやれば,ってなもんだな。
編者 日経WOMAN編集部
発行所 日経BP社
発行年月日 2019.03.25
価格(税別) 1,300円
● 仕事力アップ編,夢をかなえる編,日々の記録編,箇条書き手帳編の4章で構成。手用ユーザー個々人を取材したもの。
日経WOMANのことゆえ,最も力が入っているのは仕事力アップ編かと思うのだが,ここに登場する女性たちはいずれもスーパーレディだ。手帳術以前に仕事に対する構えが違う。手帳術だけ真似してもどうにもならないでしょう。
● 夢をかなえる編から普通の人が登場する。2つほど,転記しておく。ひとつは,Emiさんの“心が動いた瞬間”の貯金ノート(p58)。
「書く内容は,自分の心が動いたことならなんでもOK。書く時点では,何の役に立つかは考えません。普通に生活しているだけで,日々,小さな発見や感動はたくさんある。通常は忘れてしまうようなこともマメに記録していくと,貯金のようにたまり,それが私の財産になります。企画出しの際も,過去のノートを見返せば,いくらでもアイデアを出せる自信があります」 コツは,仕事のこともプライベートのことも分けずに同じノートに書くこと。● もうひとつ,高嶋舞さんの“完コピ”ノート(p66)。
短期間で師匠のノウハウを吸収する鍵となったのが,師匠と相談者の対話を全部記録した“完コピ”ノートです。(中略)全部書くのは非効率なようで,振り返ったとき,客観的に捉え直せ,本当に重要な点に気づけます。● 夢をかなえる編の最後に永谷式「できたことノート」が紹介されている(p68)。
が,以上の3つとも,まったく新しいものではない。過去に同じようなものを読んだ記憶がある。
次々に同じようなものが繰り出されるってことだよね。ということは,この種のものに効果がないとまでは言わないけれども,その効果を証明した人はあまりいないってことだろうね。
● 日々の記録編には,TOUCH&FLOW日本橋高島屋S.C.店の店長が自社の商品を推奨する役で登場している。TOUCH&FLOWはデザインフィルのブランチのひとつですな。
高島屋にTOUCH&FLOWの店があるなんて知らなかった。今度行ったときに覗いてみよう。たぶん,ぼくが買えるようなものはないと思うんだけどさ。百円ショップで調達することを第一に考えちゃうタイプだからさ。
● 最後の箇条書き手帳編はバレットジャーナル解説編だね。短くまとまった解説になっている。
バレットジャーナルはメーカーにとっては神風だったのではないかと思うのだが,その流行もすでにピークアウトしているのではないか。
バレットジャーナルのどこにオリジナリティーがあるのかも,ぼくにはよくわからない。やりたい人はやれば,ってなもんだな。
2020年5月7日木曜日
2020.05.07 ダイソーのレターセット
● トナリエ宇都宮4Fに入っているダイソーへ定点観測(?)に行ってきたんですがね。96枚のA6ダイスキンは赤が1冊しかありませんでしたよ。なくなるんですかね,96枚ダイスキン。
前にもそう感じられることがあったんだけど,結局のところ,そうはならなかった。今回もたまたま1冊しかなかったということかもしれません。
● レターセットが出ておりまして。昔から便箋や封筒はダイソーにもたくさんあったし,レターセットもなくはなかったような気がするんだけども,こういう形で目立つ展示をダイソーがするということは,アナログな“手紙”が復活してきたってことなのだろうか。
たぶん,男は蚊帳の外だろうから,女性の間でということなのだが。
● 女性誌では数年前から手紙の特集記事を見かけるようになっている。たとえば,『OZ plus』(スターツ出版)の2017年1月号では「手紙って楽しい」と題する特集を組んでいる。
LINEやメールではなくて,便箋に万年筆か細字の筆ペンで手書きの手紙を書く。封筒に入れ,切手を貼ってポストに投函する。あるいは,自宅に届いた手紙を開封してゆっくり読む。そういう所作のある空間や時間。
墨をすって筆で書くというところまでは行かなくとも,万年筆で,自分しか読まないノートやメモではなくて,相手に届くはずの便箋に文字を書いていくという行為。源氏物語的なそうした色彩に憧れるということなんだろうか。
● 自分が毎日何をしてすごしているか,どんな出来事があったか,自分はそれに対してどう考えたか。そういうものを誰かに知ってもらいたいと思うのは,自然の情というものだろう。
日記に書いてしまっておくのではなくて,誰かに知ってもらいたい。その誰かというのは誰でもいい。1人でもいいし,2人でもいい。
● そのための方法は今ならいくらでもある。Facebookはまさにそのためのツールだろうし,Twitterも同じだ。
が,不特定多数に対して一瞬にして開かれるような世界ではなく,2人だけの秘め事といった色合いを帯びた手紙のやり取り。そういうものへの回帰願望があるんだろうか。
もしそうなら,アンシャン・レジーム回帰願望の裏側には,SNS疲れに代表されるネット不適応症候群(?)があるのかもしれないなぁ。換言すれば,“つながりたい”や“絆”に疲れたということ。
● ぼく一個はネットで個対個のコミュニケーションを深めるのは不可能だと思っているので,それを主目的にしているやに思われるFacebookは放棄した。繋がるにはリアル世界でなければならない。
リアル世界だと繋がれる相手は限られた数になる。だからいいのだ。してみると,SNS疲れはむしろ自然の理に添うものだし,レターセットが売れるのも,人が本来いるべき野生に戻るための具体的な動きなのかもしれないよ。
● ネットはネットで,もはやなくてはならないものになっているが,ネットでは代替できない個人世界がある。その個人世界の関係性の上を便箋に書かれた文字が行き来する。
これからは,文通とかペンパルという言葉が復活するんだろうか。そこまでは行かないだろうな。基本的にはニッチな動きにとどまるはずだ。
ちなみに,自分が便箋や封筒を買って手紙を書くことがあるかといえば,おそらくないだろう。理由は単純で,手紙を書く相手がいないからだ。大半の男性が同じはずで,「男は蚊帳の外」というのはそういうこと。
前にもそう感じられることがあったんだけど,結局のところ,そうはならなかった。今回もたまたま1冊しかなかったということかもしれません。
● レターセットが出ておりまして。昔から便箋や封筒はダイソーにもたくさんあったし,レターセットもなくはなかったような気がするんだけども,こういう形で目立つ展示をダイソーがするということは,アナログな“手紙”が復活してきたってことなのだろうか。
たぶん,男は蚊帳の外だろうから,女性の間でということなのだが。
● 女性誌では数年前から手紙の特集記事を見かけるようになっている。たとえば,『OZ plus』(スターツ出版)の2017年1月号では「手紙って楽しい」と題する特集を組んでいる。
LINEやメールではなくて,便箋に万年筆か細字の筆ペンで手書きの手紙を書く。封筒に入れ,切手を貼ってポストに投函する。あるいは,自宅に届いた手紙を開封してゆっくり読む。そういう所作のある空間や時間。
墨をすって筆で書くというところまでは行かなくとも,万年筆で,自分しか読まないノートやメモではなくて,相手に届くはずの便箋に文字を書いていくという行為。源氏物語的なそうした色彩に憧れるということなんだろうか。
● 自分が毎日何をしてすごしているか,どんな出来事があったか,自分はそれに対してどう考えたか。そういうものを誰かに知ってもらいたいと思うのは,自然の情というものだろう。
日記に書いてしまっておくのではなくて,誰かに知ってもらいたい。その誰かというのは誰でもいい。1人でもいいし,2人でもいい。
● そのための方法は今ならいくらでもある。Facebookはまさにそのためのツールだろうし,Twitterも同じだ。
が,不特定多数に対して一瞬にして開かれるような世界ではなく,2人だけの秘め事といった色合いを帯びた手紙のやり取り。そういうものへの回帰願望があるんだろうか。
もしそうなら,アンシャン・レジーム回帰願望の裏側には,SNS疲れに代表されるネット不適応症候群(?)があるのかもしれないなぁ。換言すれば,“つながりたい”や“絆”に疲れたということ。
● ぼく一個はネットで個対個のコミュニケーションを深めるのは不可能だと思っているので,それを主目的にしているやに思われるFacebookは放棄した。繋がるにはリアル世界でなければならない。
リアル世界だと繋がれる相手は限られた数になる。だからいいのだ。してみると,SNS疲れはむしろ自然の理に添うものだし,レターセットが売れるのも,人が本来いるべき野生に戻るための具体的な動きなのかもしれないよ。
● ネットはネットで,もはやなくてはならないものになっているが,ネットでは代替できない個人世界がある。その個人世界の関係性の上を便箋に書かれた文字が行き来する。
これからは,文通とかペンパルという言葉が復活するんだろうか。そこまでは行かないだろうな。基本的にはニッチな動きにとどまるはずだ。
ちなみに,自分が便箋や封筒を買って手紙を書くことがあるかといえば,おそらくないだろう。理由は単純で,手紙を書く相手がいないからだ。大半の男性が同じはずで,「男は蚊帳の外」というのはそういうこと。
2020年5月6日水曜日
2020.05.06 Bluetoothキーボードを物色中
● ネットでこんな記事を見た。スマホがあればパソコンは要らないという説。ホリエモンがパソコンを使わなくなったのは,ぼくも知っていたくらいだから,けっこう知られていることだろう。
自宅を持たず,ホテル暮らしをしているのも,理由のひとつかもしれないが,主たる理由はそれではないことは明らかでしょ。
● スマホは閲覧用の端末としては秀逸極まるものの,スマホ単体で入力マシンにするのはちょっと無理だ考えるのが,まぁ普通でしょ。
ところが,ホリエモンはパソコンのタッチタイピング並みの速度でフリック入力ができるらしい。だったら,入力マシンとしてもスマホで足りる。
● ぼくとしては,パソコンはもう要らないと思うのが50%,いやいやこういう言説にのせられるなよと思うのが50%。
が,スマホのみでやるにせよ,BTキーボードは必須だろう。フリックだけでは辛い。音声入力があるじゃないかと言われても,それだけで仕上げるのはしんどいでしょ。最後はキーボードのお世話になるだろう。
● というわけで,キーボードの話だ。
かつてのBTキーボードはしばしば断線するので,使いものにならないと思っていた。接続のたびにペアリングをやり直さなければならないこともあった。バッテリーも消耗する。
スマホにつないで使うにしても,BT接続ではなく有線接続の方が間違いないだろうと思って,有線接続のThinkPadキーボードを買った。どういうわけか2台持っている。
● が,今は安定するようになった。で,目下は中国製の安物を使っている。ヤフオクで千数百円で買った。
その安物キーボードで大きな問題はないのだけども,英語キーボードなので,Enterキーが小さくて下のShiftキーを打ってしまうことが多いのが難。あと,( )なんかはキーボードのとおりじゃないのも,時にイライラする。
● ので,新しいのを買おうか,と。日本語配列であることは必須。英字配列でも日本語を入力できるし,むしろ英字配列の方がいいという人も多いのだけど,ぼくは慣れている日本語配列を希望。
ポインティングデバイスもあった方がいい。キーボードとタッチペンの両刀使いは少々鬱陶しいので。
● BT接続のThinkPadキーボードももちろんある。近々,新しいのが出るようだ。自宅でしか使わないのなら,それで決まりかなと思う。
外に持ちだすなら,折り畳めるキーボードがよろしからん。折り畳めて,日本語配列で,ポインティングデバイス搭載となると,エレコム TK-FLP01 PBK はどうか。ただいま,検討中なり。
自宅を持たず,ホテル暮らしをしているのも,理由のひとつかもしれないが,主たる理由はそれではないことは明らかでしょ。
● スマホは閲覧用の端末としては秀逸極まるものの,スマホ単体で入力マシンにするのはちょっと無理だ考えるのが,まぁ普通でしょ。
ところが,ホリエモンはパソコンのタッチタイピング並みの速度でフリック入力ができるらしい。だったら,入力マシンとしてもスマホで足りる。
● ぼくとしては,パソコンはもう要らないと思うのが50%,いやいやこういう言説にのせられるなよと思うのが50%。
が,スマホのみでやるにせよ,BTキーボードは必須だろう。フリックだけでは辛い。音声入力があるじゃないかと言われても,それだけで仕上げるのはしんどいでしょ。最後はキーボードのお世話になるだろう。
● というわけで,キーボードの話だ。
かつてのBTキーボードはしばしば断線するので,使いものにならないと思っていた。接続のたびにペアリングをやり直さなければならないこともあった。バッテリーも消耗する。
スマホにつないで使うにしても,BT接続ではなく有線接続の方が間違いないだろうと思って,有線接続のThinkPadキーボードを買った。どういうわけか2台持っている。
● が,今は安定するようになった。で,目下は中国製の安物を使っている。ヤフオクで千数百円で買った。
その安物キーボードで大きな問題はないのだけども,英語キーボードなので,Enterキーが小さくて下のShiftキーを打ってしまうことが多いのが難。あと,( )なんかはキーボードのとおりじゃないのも,時にイライラする。
● ので,新しいのを買おうか,と。日本語配列であることは必須。英字配列でも日本語を入力できるし,むしろ英字配列の方がいいという人も多いのだけど,ぼくは慣れている日本語配列を希望。
ポインティングデバイスもあった方がいい。キーボードとタッチペンの両刀使いは少々鬱陶しいので。
● BT接続のThinkPadキーボードももちろんある。近々,新しいのが出るようだ。自宅でしか使わないのなら,それで決まりかなと思う。
外に持ちだすなら,折り畳めるキーボードがよろしからん。折り畳めて,日本語配列で,ポインティングデバイス搭載となると,エレコム TK-FLP01 PBK はどうか。ただいま,検討中なり。
2020年5月5日火曜日
2020.05.05 ダイソーのホワイトボード 2
● 1日に地元のダイソーに行った。最初に覗くのは文具売場であるのはいつものごとし。
ホワイトボード関連を集めたコーナーがある。が,WHITEBOARD NOTEBOOK はなかった。もう廃番になったんだろうか。ま,すでに購入済みだからぼく的にはOKなんですけどね。
っていうか,WHITEBOARD NOTEBOOK を使っているかっていうと,あまりというかほぼまったく使ってはいないんですけどね。
● ダイソーのホワイトボードは,その WHITEBOARD NOTEBOOK を含めて3つ持っている。ペンやイレーサーもいくつか買った。
が,やはり,ほぼ使っていない。使わないけど買ってしまう商品の代表がこれ。
● うまく使えば何かを産みだせそうな気にさせるんですよね,ホワイトボードって。それゆえ,具体的な使途がないのに買ってしまうんですよ。ダイソーだったら100円で買えるんだし。
100円のホワイトボードから10万円のパソコンに至るまで,道具で自分のクリエイティビティーが上がるなんてことのあるはずがないことはわかっているんだけども,なんか錯覚させるんですよ,ホワイトボードって。っていうか,自分の方から錯覚したがっているんだと思うんだけど。
● 今日は氏家のダイソーに行った。ここにもホワイトボードコーナーがあった。こちらには WHITEBOARD NOTEBOOK がちゃんとあった。廃番になったわけではないんですね。
黒板シートなんてのもありましてね。チョークもある。これを使うのは個人経営の居酒屋がメニューを書きだすときくらい? 誰が使うんだ
ろうかな。でも,何気に気になる製本ではあるんだよね。下手すると,買ってしまいそうになる。
● ホワイトボードとは関係ないんだけど,子供向けの自宅学習グッズのコーナーを入口の近くに作っている。こういうところ,抜かりはないねぇ。どれくらい売れているのかは知らないけれども,ためらいのなさは清々しいほどですよ。
ホワイトボード関連を集めたコーナーがある。が,WHITEBOARD NOTEBOOK はなかった。もう廃番になったんだろうか。ま,すでに購入済みだからぼく的にはOKなんですけどね。
っていうか,WHITEBOARD NOTEBOOK を使っているかっていうと,あまりというかほぼまったく使ってはいないんですけどね。
が,やはり,ほぼ使っていない。使わないけど買ってしまう商品の代表がこれ。
● うまく使えば何かを産みだせそうな気にさせるんですよね,ホワイトボードって。それゆえ,具体的な使途がないのに買ってしまうんですよ。ダイソーだったら100円で買えるんだし。
黒板シートなんてのもありましてね。チョークもある。これを使うのは個人経営の居酒屋がメニューを書きだすときくらい? 誰が使うんだ
ろうかな。でも,何気に気になる製本ではあるんだよね。下手すると,買ってしまいそうになる。
● ホワイトボードとは関係ないんだけど,子供向けの自宅学習グッズのコーナーを入口の近くに作っている。こういうところ,抜かりはないねぇ。どれくらい売れているのかは知らないけれども,ためらいのなさは清々しいほどですよ。