2023年9月29日金曜日

2023.09.29 ユニボールエアを買う

● いえね,欲しかったのはトラディオプラマンではなくて,三菱鉛筆のユニボールエアだったんですよ。
 それだけ持ってレジに行くのも気が引けたんで,抱き合わせにトラディオプラマンも買うか,と。いい客ですな。

● ボールペンなのに筆圧や筆記角度で字幅を変えられると聞いてね。不思議なボールペンもあったもんだと思ってさ。
 ネット情報によると直液水性でインクドバドバ系,というのもポイント。この代わり,裏抜けもけっこうあるよ,と。

● 直液水性のボールペンといえば,パイロットのVコーンを現在使用中。かなり気に入っていますよ。
 ユニボールエノのインクは顔料らしい。Vコーンは染料だから,両者のの違いはここと,ユニボールエアの価格がVコーンの倍の220円であること。インクの量が違いますけどね。

● 0.5㎜を測量野帳に合わせると,なるほど裏に抜ける。Vコーンは大丈夫なんだけどね。あと,滲む。標記幅よりだいぶ太くなる。
 ユニボールエアはB罫ノートには使用不可。

● 0.7㎜を便箋に合わせるとどうなるか。片面使用だから抜けてもいいんだけど,使用感などの問題ね。
 0.7㎜をコクヨの「書翰箋」に合わせてみたところ,裏抜けなし。滲みもなし。
 「書翰箋」の紙質の優秀さを感じてしまったのだが,0.7㎜を便箋で使うのは充分にあり。

● タッチは軟らかくてサインペンっぽい。プラマンやピグマのFINEよりは,ぼく的にはユニボールエアが好み。
 ただし,線幅を変えられるというところには過剰な期待を持たない方がいいと思う。

● けど,普通に文字を書くだけなら,Vコーンでいいんじゃね的な。
 大きめの文字を書くんでも,Vコーンノック(こちらはゲルだけど)の0.7㎜でいいかなと思った。

● というより,ユニボールエアは,自分しか読まない文字を書き連ねるためではなく,人に何かを伝える場面で,太くクッキリ書くための筆記具だといえるだろう。
 ぺんてるのサインペンと同じように使うのがいいかも。たとえば,学校の教師が答案の採点をするのに使うペンとしては,ユニボールエアの赤は最適なんじゃないかと思う。

● 丸善の売場ではユニボールエアはけっこう見つけづらいところに置いてある。一等地を占めているのは SARASA だったりエナージェルだったりする。Vコーンもだけど,直液水性はメジャーにはなりにくいようですな。
 ユニボールアイというのもあって,これも直液式のようなんだけど,どんな感じなのかい? こちらはスルーしたんだけどね。

2023.09.29 トラディオ・プラマンの逆輸入版を買う

● 7月末のこと。丸善の丸の内本店の文具売場を見ていたら,トラディオ・プラマンの限定カラーというやつがあった。

 買いませんでしたよ。価格は通常品の3倍超。その差は何なんですか。材質ですか,塗装ですか。

 てか,ぺんてるがフランスで生産したやつを逆輸入してるんですか。


● トラディオ・プラマンって,カートリッジが全体の8割で,カートリッジだけあればいいくらいのものだ。そのカートリッジも3倍する。

 誰が買うんだろうと思いましたよ。売れるから置いてあるんでしょうけどねぇ。世の中のことは不可解だ。

 にしても。中身は同じなのに,デザインと色で通常品の3倍の価格で売れるとしたら,ルックスって大したものなのだなぁ。


● その丸善本店の逆輸入版トラディオ・プラマンはこんなふうになってました。それなりに売れたってことでしょうかね。

 でね,国内版の3倍もするのに,1本買っちまいました。ピンクの方ね。赤がいいんですけどね。

 だったら,たっぷり残ってるときに赤を買っときゃよかったじゃんってことなんですけどね。いや,ここには最初から赤はなかったようですよ。


● 逆輸入版と国内版ではカートリッジの仕様が違うから,国内で売られてるカートリッジは逆輸入版では使えないよ,と聞いたような聞かなかったような。

 で,買う前に国内版のカートリッジをハメてみたんですが,これは問題なく使えますわ。


● 問題はそこではなくて,トラディオ・プラマンなんてそもそも使うのかってところなんですよねぇ。

 使うのか,俺よ。買っちまったんだから使えよ,わかったか,俺よ。



(追記 2023.10.01)

● 先日,丸善本店で買ったユーロ版のトラディオプラマン(左)と国内版のトラディオプラマン。これで価格差が3倍。フランスで生産して日本に輸入すると,そうなるわけね。姿形は全く同じなんだけどね。  文句があるなら買うなってことなんだけどさ。 ● ちなみに,プラマンは1979年の発売。インクは中綿式。トラディオプラマンは1993年の発売で,直液式。トラディオはカートリッジを交換できるというだけではないんですね。  にしても。ぺんてるにはロングセラー商品が多いですな。ぺんてるに限りませんかね。ロングセラー商品は各社持ってますかね。

● ユーロ版にはトラディオの万年筆もある。Amazon だとヴァーミリオン(朱色)が2,274円で買えるんだけとね。
 さすがに万年筆はね。使用中のものが3本あるし,インクを入れてないのが10数本あるので,これ以上買うのはゴミを増やす結果になりかねない。今あるものを使い倒すべし。

● というわけで,物欲を押し殺している。
 どんなものか使って確かめてみたいという理由で買ったものは,一度使っただけで気がすんでしまう。経験則でわかっているので。

2023年9月26日火曜日

2023.09.26 世界堂新宿本店

● 東京を代表する文具店といえば銀座伊東屋だと思っていたのだが,新宿には世界堂がある。画材店だと思っていたんだけど,通常文具も充実の品揃えらしい。しかも,定価販売ではなく,原則,割引き販売をしているようだ。
 では行ってみるかとなるところなのだが,新宿となると腰が重い。北関東の田舎者には山手線の西側,池袋,新宿,渋谷はとにかくカオスだ。上野,東京,品川とは一線を画している。あまり行きたくないところだ。
 が,たまたま東京にいるのだし,他にやることもないので,行ってみることにした。

● で,新宿へ。甲州街道を3丁目方面に歩いていくと,大きな看板が目に入るので,道に迷うことはない。
 噂どおりだった。昭和の大店の趣ね。カジュアルで敷居は高くない。文具はほぼすべて,ここで揃う。よほどの高級品志向か相当に尖った嗜好の持ち主以外は,ここで満足できるだろう。

● トラベラーズノートやモレスキンもあるけれども,そういうのが欲しい人はLoFtやハンズに行くだろう。NOLTYや高橋もあるけども,それが目当の人は丸善に行くだろう。
 何と言うのかな,ハミダシ者に相応しいというかね。孤高の文具好きが集まる感じ。

● あ,でも,ここでも外国人が多かった。日本文具は観光資源としても相当なもの。
 というか,彼らの国でも買えるんだろうけど,日本で買うと3分の1程度の価格になるのかな。

● 1階が文具売場で,2階以上が画材。上階になるほど画材成分が濃くなる。
 1階にはだいたい既視感があるものが並んでいるが,コレクトのメモパースがあった。これがあるところはそんなにないんじゃないか。改装前の伊東屋にはあったが,改装後は伊東屋でも見かけたことがない。

● 2階で,“描く” ための道具の中から “書く” ために使えるものはないかと探してみるのは楽しいんじゃないか。1日は無理でも半日は余裕で過ごせそうだよ。
 つけペン軸にオッと思うものがあったが,堪えておいた。

● FABER-CASTELL の12Bがあった。STAEDTLER に負けじと出したんですかね。
 Hi-uni の10Bを使っているので,STAEDTLER の12Bはどんなものなのか試してみるかと思ったこともあったのだが,YouTube にけっこう情報があるので,それらを見てわかった気になってしまった。興味が減退した。ぼくが “描く” 人ならまた違ったと思うんだけど。

● 3階以上には立ち入らず。ぼくが立ち入ってはいけないところのように思われたのでね。
 3階以上は絵を描く人たちの聖地ということにしておきたい。それ以外の人たちは立入禁止。

2023年9月19日火曜日

2023.09.19 コクヨのWPシリーズ

● 面白そうなのが出ましたな。何がというと,コクヨのWPシリーズ(ローラーボールとファインライター)。ネットで紹介されてるのを読んだだけなんですけどね。
 価格はそれぞれ4,000円程度になる。けっこうな高級品ですよ。

● 「ローラーボールは使用しているインクが万年筆と同じなので,インクの濃淡は出しやすい」とある。水性染料インクを使っているので,パイロットのVコーンと同じなのだが,Vコーンでインクの濃淡を出しやすいとは感じないんだが。
 いや,結果的に濃淡は出るんだけれども,狙って出すのはけっこう難しいという印象。

● 万年筆でも簡単ではないだろうけど。濃淡を意識してかなり使い込まないとね。
 Vコーンだとさらに難しい。書いている時点では濃淡はないので。もうひとつ,濃淡が出るまでに要する時間も万年筆より長くかかる。コクヨのローラーボールも同じじゃないかと思う。

● 紹介記事によると,「今や手書きは文字をたくさん書くというよりも,メモやラフアイデア,図やイラストなどを複合的に書くことの方が多いという状況を踏まえて,ペンを立てても寝せても書きやすいように作っている」とある。
 なるほどと思った。そうだよね。文字をたくさん書くんだったら,パソコンを使いますよね。

● ファインライターは,先代のPERPANEPのファインライターとは完全に別物ですな。先代はいわゆるミリペンに属するものだったが,今回のはペン先の強度を強化したサインペンのようなものですかね。
 それらの筆記具,ぺんてるの工場で作っているんですかねぇ。

● ところで,コクヨのWPシリーズをおまえは買うのかと問われれば,買いませんというのが答え。直液式の水性ボールペンなら,110円のVコーンで充分。基本,万年筆派なので,ボールペンはあまり使わないし。
 ファインライターはさらに使わない。トメ・ハネ・ハライの表現が得意と言われても,それが得意なのはぺんてるのプラマンやサクラのピグマファイン,呉竹のレターペンなど,他にもある。

● 結局ね,今回のコクヨの新製品もクリエイティブ系のできる人たちがお使いになるものという感じでね。横罫ノートに文字列を埋めていくだけの,ぼくのような人間にはあまり使い途がないような気がするんですわ。

2023.09.19 筆記具は人に従う

● 日本橋丸善を覗いてみた。丸善の販促ペーパーがあったのでもらってきた。
 表紙に「手にした瞬間インスピレーションがわいてくる,そんな筆記具体験はないだろうか?」とあるんですけどね。ぼくはないなぁ。ロクな筆記具を使ったことがないからだろ,と言われれば返す言葉もないんだけどさ。

● 高級だろうと高額だろうと高機能だろうと,筆記具は,基本,人に従うよねぇ。齢をとってもバカはバカ。モンブランを使っててもバカはバカ。
 ここは徹頭徹尾,冷徹だよねぇ。自分を顧みて,そう思いますよ。

● たとえば,著名な誰かさんが BLACKWING の鉛筆を使っているからといって,ぼくやあなたが同じものを使ってみても,ぼくやあなたには1ミリの変化も起きないとは,誰でもわかることだ。けれども,神頼みに似たあやかりたいという心理が働くことはある。
 それに近いことを言っているのかなぁと思ってみるんだけど,そうではなく,これは文字どおりに背中を押されるような筆記具体験はないかと言ってるんだよね。ぼくはないなぁ。

● ちなみに,このペーパーで紹介されているのは,丸善のオリジナル万年筆,三菱鉛筆のヘットストリームプライム,パーカーのジョッター,JOYAのノートカバーなど。高いのから300円程度の安いのまである。
 が,要は無駄遣いの勧めなんだよね。いや,それが悪いことだなんて思っていない。企業の広報やPRは畢竟するにそういうことだ。今のようにモノが家庭内や自分の手元に溢れている時代は,特にそう感じてしまう。しかし,それは社会の活力の源にもなっていて,無駄遣いを勧めない企業なんて存在価値がない。

● ぼくは買わないけどね。理由は単純で,胃袋の容量には限りがあるから一度に食べられる食物の量も限られるように,人の一生にも限りがあって,一生の間に使える筆記具にも限りがあるからだね。
 ぼくの年齢になると一生の終点が見えてくるというか,考えざるを得ないというかね。手元にある筆記具が,その限りを超えているのが明らかなので。これ以上持っても,限りを超えちゃっているんだから,意味がないわけだよね。

● 実際には,その限りを超えて生産され販売されていると思うんだけどね。だものだから,使われないで死蔵されている筆記具が大量にあるだろうし,まだまだ使えるものがこれまた大量に廃棄されていると思うんだけどさ。そこが筆記具の悲しさというか。
 もちろん,使われることを前提としていない,工芸品あるいは芸術品的な筆記具もあるわけだけど。

2023年9月17日日曜日

2023.09.17 Vコーンに「ぷにゅグリップ」を

● パイロットのVコーン,かなりいいんだけど,グリップが細いのが難。鉛筆ほどではないけどね。

 着脱可能なグリップがあるといい。もしくはホルダー的なもの。伊東屋のペンジャケットのようなド太くてド重いのじゃなくて,ピグマホルダーのようなものがあれば。


● つっても,そんなものをわざわざ出すほどには売れてないだろう。

 Vコーンってそれなりに大きめの文具店に行かないと置いてなかったりするからね。


● んで,鉛筆用の「ぷにゅグリップ」(クツワ)を半分に切って装着してみた。それなりに良くなる。

 が,鉛筆よりはやや太いので,着脱がけっこう大変。実用にはならんね。見ため的にもね。


● ところが,「ぷにゅグリップ」にミニサイズがあるのを知ったんで,買ってきた。

 Vコーンに装着するとこんな感じ。上記のとおり,着脱はけっこうきつめ。繰り返しているうちに「ぷにゅグリップ」が伸びてくれればいいんだが。

 見ためはだいぶ改善されるので,とりあえず使ってみることにする。


● まぁね,伊東屋のペンジャケットがVコーンにも使えるのであれば,それでもいいかと思わぬでもない。使えるかどうか,誰か人柱になって試してみてくれないか。

 でも,そんな大げさなものより,補整は最小限の方がスマートでしょ。しばらく,これで試行してみますわ。



(追記 2023.09.19)


● ミニグリップを装着した状態で3時間ほど使ってみた。結論は,装着すべし。

 着脱は面倒だが,グリップを太くした方が楽だ。少なくとも,文字を書き続けるという使い方なら,その面倒さを引き受けてもお釣りが来る。


● が,Vコーンの細さが限界かもね。これよりもちょっとでも太いペンだと,着脱の面倒さに負けそうだ。

 けれども,Vコーンはこれによって常用筆記具に昇格。ミニグリップと一緒にペンケースに入れておくことにした。

2023.09.17 鉛筆を使うときにはグリップが必須

● 上からHi-uniの10B,FABER-CASTELLの9Bと8B,MONOの6B,北星クラフトマンペンシルの6B。
 大きめの日本語を書くんだったら,6B以上がいい。小学生の子どもたちも,原稿用紙の升目いっぱいに文字を書くのであれば,6B以上を使うのが吉。消しゴムで消えにくいのがやや難ではあるが。

● 日本語を書くというのは,どうしても毛筆に還る気味合いがあって,柔らかめのタッチが合うようだ。
 小さい字を高速で書くのであればHBが勝るかもしれないが,その場合はそもそも鉛筆じゃない方がいい。今は明治の御代じゃないのだ。それに相応しい筆記具は他にいくらでもある。

● ちなみに申せば,鉛筆の正しい持ち方というのをぼくは信じない。“正しい” と名乗るものは,たいていの場合,どこか胡散臭いものだ。
 そんなものに気を取られるのは時間の無駄。そんなものの習得に時間を費やせるほど,君の人生,長くはないぞ。

● もうひとつ。鉛筆はデフォルトで使うな。地獄を見るぞ。
 必ず鉛筆グリップを装着して太さを補ってやること。鉛筆が短くなったら,補助軸がその代わりをしてくれる。
 “描く” 場合はこの限りではないかもしれないが,“書く” のであればこれは必須。正しい持ち方を憶えるより,百倍は大切なことだ。


(追記)

● 宇都宮東武百貨店の文具売場で,Hi-uni の9Bと8Bを購入。特段の必要はなかったんだけどね。
 芯の太さが9Bと8Bではかなり違う。8Bと7B,6Bの間にはそんなに差がない。

● Hi-uni の10Bと9B,8Bの区別がぼくにはつかない。ナンタルチア。
 いずれも快感を覚えるほどになめらかで,黒さの違いもわからん。色覚の解像度が恐ろしくお粗末君。っていうか,ホントにわからないよ。

● クツワのぷにゅグリップにミニサイズがあったのね。知らんかったよ。
 ソニックのキュポットグリップも買い増しておこう。鉛筆には必須だからね。

● ぷにゅグリップ,ミニより普通サイズの方が使いやすい。言うまでもないですかね。小学生ならなおのこと,普通サイズがいいと思う。
 国産六角軸に合わせているので,STAEDTLER にはユルユルだ。けど,FABER-CASTELL にはどうにか使える。

2023年9月12日火曜日

2023.09.12 上野文具のご当地野帳を買う

● 宇都宮は福田屋インターパーク店の上野文具で,こんな測量野帳を購入。660円。上野文具がデザインを公募して作った,ご当地野帳というんですかな。

 8月23〜28日に「とちぎ文具博」というのが上野文具の主導で開催されたのだが,それに合わせて用意したもの。


● その「とちぎ文具博」にはぼくは行けなかったのだが,そこで販売された残りがあったということでしょう。

 上野文具も文具博で完売するとは思っておらず,その後も店舗で販売するのは当初からの予定だったらしい。


● この類の野帳でこの価格は仕方がないんだけど(宇都宮駅ビルで丹波屋が扱っているご当地野帳は550円だったかな),レギュラー野帳は,値上がったとはいえ,カウネットでまとめ買いすれば1冊180円ですよ。

 集める人ではなく,使う人でありたいと思うわけですよ。180円のをガンガン使う人でありたいわけですよ。だって,その方が断然カッコいいじゃないですか。


● 大の男が表紙のデザインが違う野帳をシコシコ集めてるなんて,みっともないったらありゃしない。

 でもって,660円だの880円だのの野帳を大事にシズシズと使うなんて,貧乏臭いにもホドがあるってもんだ。


● でも,買っちゃったよ。しかもね,けっこう集めちゃってるんですよ。いわゆる限定野帳というやつ。
 困ったものですよ。

2023年9月7日木曜日

2023.09.07 測量野帳に復帰

● 4月に測量野帳からダイスキンに出戻った。6冊使ったところで,測量野帳に復帰することにした。
 レギュラー野帳の LEVEL BOOK。いったん在庫を使い切れたんだけど,その後,メルカリで6冊ほど買ってしまった。まず,それから使っていく。消費見込みは2ヶ月で5冊。

● というわけで,測量野帳をさっそく。
 その名のとおり,屋外で立って使うのにピッタリの造りなんだろうけど,デスクやテーブルで使っても心地いい。
 薄いからページの中央から端に向かって勾配(段差)がつかない。180度パタンと開いて,手を離しても開いたままでいる。

● すぐに使い終えるから,こまめに達成感を得られる。ここは飽きやすい人間には大事なポイント。
 300冊の在庫一掃に向けて,これから10数年にわたる奮闘が始まるわけですよ。ボチボチやっていきますよ。

● 以前は無印のしおり紐を付けたりしてたんだけど,スピンなんて邪魔なだけ。今はクリアカバーを装着しただけで使っている。
 モレスキンよろしくゴムバンドを付けたり,ペンホルダーを加えたりしてる人もいるようだけど,わざわざ使いづらくしていないか。これだけ薄ければ,デフォルトのまま使うが吉。

● が,このあたりはその人の使い方によるでしょうな。特にワーク中にメモを録るとかだと,スピンはあった方がいいのかも。
 ただし,ゴムバンドやペンホルダーなどで凹凸をつけるのは避けた方がいいんじゃないか。デメリットが勝るような気がするが。厚みを加えてしまう皮カバーも不可と存ずる。

2023年9月6日水曜日

2023.09.06 銀座 LoFt と丸の内の ANGERS

● 銀座 LoFt でほぼ日手帳を見てきた。平日の12時5分,4人のお客さんが熱心に商品を手にとって見ておられた。全員が女性。

● ほぼ日手帳を買ったことは,過去に3回ある。いずれも贈答用で,自分で使ったことはない。
 が,カバーは3つ持っている。岡本太郎の「建設」,「おちつけ」,ドラミちゃん。
 文庫本サイズだから使い途なんていくらでもあると思いきや,今は3つとも眠らせている。

● ぼくはダイソー手帳をA5システム手帳に仕立て上げたので,来年の準備は完了しておりますけどね。
 ジブン手帳だのモレスキンダイアリーだのも勢揃い。手帳は秋の季語になりますな。

● 東京駅前の KITTE 4F の ANGERS。ここにも,ほぼ日手帳の weeks と HON があった。
 でも,ほぼ日手帳を買うなら,皆さん,LoFt に行かれるでしょうな。

● ぼくは ANGERS 大好き人間。包装袋のデザインもいいじゃないですか。京都に用はないけれども,もし行くことがあれば,ANGERS の本店には立ち寄りたい。
 ただし,あまり買わない。だいたいは通行人で終わる。毎度毎度の通行人では申しわけないので,時々は買うようにしている。

● 今日はその “時々” に該当。ミドリの便箋と FABER-CASTELL の9Bのグラファイト鉛筆を購入。
 グラファイト鉛筆は「スケッチやグラフィックデザインに最適です」とあったのだが,ぼくはどちらもやらん(できん)。便箋に大きめの日本語を書くのに使うしかない。

● で,書いてみたんだけども,まぁまぁ悪くはない。
 ただし,字を書くだけなら普通の鉛筆でよろしかろう。どうせ削るんだから全部が芯である必要はなし。重くなるし。
 これは典型的に描くためのものですな。ぼくには過ぎた鉛筆でござんした。

2023年9月5日火曜日

2023.09.05 イオン版の測量野帳が投売りされてるとの噂を聞いて

● 5日前のことなんだけど,𝕏 でイオン版の測量野帳が50円で投げ売りされてるって情報を見てね。これは買わなくちゃとなった。
 表紙がイオンのオリジナルデザイン。夏の柄なので,販売期を過ぎたということなんでしょう。

● けど,こっちは使う人だからね。表紙の柄なんかどうだっていい。50円ならすべて買いたい。あるだけ全部かっ攫ってやろうじゃないか。
 昨日も100円で買ったというTweet(今はポストというんでしたっけ)が上がったぞ。

● たまたま品川に来ている。せっかく東京にいるんだから,どこかのイオンに行ってみるか。ググってみたら,ここから行きやすいのは品川シーサイドか南砂町にあるイオンだな。
 南砂町に行くにはメトロ利用になるが,メトロ24時間券がたんまりある。そろそろ使っておかないと,また使用期限が迫ってバタバタすることになる。

● が,結局,品川シーサイドの方に行ってみることにした。最寄駅はりんかい線の「品川シーサイド」。
 品川駅からだと京浜東北線でひと駅乗って大井町。大井町でりんかい線に乗り換えて,またひと駅。そこが品川シーサイド。
 京急で「青物横丁」まで行っても,距離を短縮できるようだ。

● でも,歩いていくことにしましたよ。散歩を兼ねてね。運動もしておかないとね。
 モノレール駅の天王洲アイルまでは何度か歩いたことがある。品川駅から近い。
 が,ここからがけっこうあるんでした。モノレール駅とりんかい線の天王洲アイル駅はだいぶ離れている。そこからさらにひと駅分,歩くのだ。

● ところが。なかったですね。さすがに売り切れましたかね。
 でも,さほどにガッカリはしなかった。というのもね,野帳も300冊の在庫を抱えているので,これ以上買ってはならんぞ,という神様の声なのだろうと思えるんでさ。
 せっかく来たのになかったよぉ,という残念感はあまり湧いてこないんでした。

● でも,イオンの文具売場,大したもんですな。これじゃ,街の文具店は消えるしかなかったね。
 A6の Campus ノートが140円だから,安いってわけでもないんだけどね(アメリカだと500円か600円はすると思うんだが)。市中の文具店価格ですよ。
 でも,品揃えは充分。文具探索もできるでしょうよ。高級品を求める向きには他の店に行ってもらうとしてもさ。

● そんな中にあって,FABER-CASTELL の60色の色鉛筆(缶ケース入り)が2,000円。値札を見ると通常価格のようなんだよね。投売り価格なんでしょうかねぇ。
 中華製なんですかね。だとしても,安くないですか。買わなかったけど。

● 雨があがったらやっぱり暑い。残暑という趣きではありますけどね。
 暑いさなかを歩き回ったら,さすがにくたびれた。遊歩道のベンチで休憩ダス。
 日陰になってるし,風があるんで,いい気持ち。もうこのまま動きたくないッス。

2023年9月3日日曜日

2023.09.03 ドイツ製鉛筆の困ったところ

● STAEDTLER と FABER-CASTELL のそれぞれ8Bを使用中。Hi-uni や MONO100 と比べる気はないが(つまり,黒鉛鉛筆は日本製が圧倒的にいいですから),軸の細さだけはなんとかならんか。国産鉛筆より細いので,合う鉛筆グリップがない。
 短くなれば補助軸で対応できるが,短くなるまでがどうにもならん。

● 鉛筆の最大の問題点は軸が細すぎることだと思ってるんでね。これだけ細いと,鉛筆の持ち方がドーダコーダと言ってみてもほぼ意味を持たない。
 ドイツ人の指は日本人よりもだいぶ太いし長いだろうに,鉛筆がこんなに細身なのはどうしてなのかね。

● つーか,文字を書くのに使われるとは想定していないのかもしれんな。描画用と割り切っている。
 あるいは,アルファベット語圏では “描く” ように “書く” ことができるんだろうかな。

● ともあれ。ドイツ製鉛筆は日本語を書くには向かないという結論。
 ピッタリ合うグリップがあれば話は違ってくるのだが,ドイツにはグリップはないんだろうかね。キャップや補助軸など,鉛筆の補装具は色々とある中で,最も必要なのはグリップだと思うんだけどね。

● おっと。MONO100 に8Bはありませんでしたな。6Bまで。
 けど,ドイツ製の8Bは国産の6Bより硬いですからね。

2023.09.03 北星鉛筆のクラフトマンペンシル

● ダイソープロデュースのスタンダードプロダクツ。コロナ禍全盛の2011年3月に1号店がオープンしてるんですな。
 最近,けっこう聞くようになったのは,だんだん店舗が増えてきたからでしょう。イオンモールを始め,ショッピングセンターに出店してるらしい。
 といっても,北関東にはまだないです。栃木と茨城はゼロ。群馬にはひとつある。

● たまたま,今日は川崎に来たんだけど,川崎にはさすがにあった。駅地下のアザレアに。
 ただし,川崎でもオープンしたのは今年の4月らしい。

● 覗いてみましたよ。事前情報なしにポンと連れてこられたら,10人中10人とも,ここは無印かと思うだろうな。
 といっても,ぼくが見るのは文具売場だけ。で,その文具売場の主役は北星鉛筆のようだ。北星の鉛筆が平積みになっていた。

● 左の写真で,「日本で唯一,国産の鉛筆芯を製造しているメーカー」とは北星を指しているんだろうか。
 とすると,BLACKWINGをOEM生産しているのは北星ということ? いや,詮索するつもりはないんだけどね。

● いや,このメーカーとは三菱鉛筆でしょうねぇ。三菱が製造した国産芯を使って,北星が製品にしたのが,このクラフトマンペンシルなんでしょう(→ そうではなくて,このメーカーとはオリエンタル産業のことだと,𝕏 で北星鉛筆の社長さんにご教示いただいた)。
 BLACKWING の OEM をやってるのはどこなのか。それはわからないということですね。業界の人間は知ってるんだろうけど,公にはわかりませんということで。

● その北星鉛筆のクラフトマンペンシルの6Bを購入。6本で550円。頭を丸めてあって,高級感がある。
 6Bは普通は “描く” のに使われるのだろうが,ぼくに絵を描かせたら,猿より下手だ。便箋なんかに大きめの字を書くのに柔らかめの鉛筆がなかなかいいことを,最近知った。
 ので,その用途に使おうと思って。ダイソーで3本セットで売られている4Bでもいいんだけどね。

● 12本セットも買った。6B〜4Hの12本が缶ケースに入っている。
 北星がすでに出しているアートセットと同じもの(だと思う)。価格も同じ1,100円。ただし,アートセットはAmazonだと823円で購入可。

● “ペンシルガード” との相性は,当然,問題なし。
 MADE IN TOKYO にも洒落っ気がある。が,葛飾は千葉県であるのが本当だと思っててね。荒川の向こうにあるんだもん。
 総武線に乗って荒川を渡ると,どうしたって東京を抜けたと思うわけですよ。荒川は人工の放水路なんだろうけど,江戸川よりずっと大きいんでねぇ。
 ともあれ,今から使ってみる。

● はい,6Bで少し書いてみた。比較対象はトンボのMONO。
 滑らかさは全くのイーブン。どちらも文句なし。
濃さは北星の方がわずかに濃いような気がしたが,錯覚かもしれない。
 結局,甲乙つけがたい。

● となると,ルックスで決めることになるか。北星クラフトマンペンシルの,差し色すらない黒一色の,パソコンでいえば Think Pad のような,シックな佇まいを採るか。MONOの華やぎを採るか。
 北星は芯の濃さと軸色の黒さが対応している。6Bは漆黒だが,HBはグレー,4Hは白っぽくなる。
 6Bに限れば北星の黒を採りたいと思うんだけどね。

2023年9月1日金曜日

2023.09.01 A5手帳の百均システム

● 手帳については物心ついた頃(?)から能率手帳派。ここ20年は Bindex バイブルサイズの能率手帳レイアウト版を使ってきた。
 が,来年はA5にしようと思う。というのも,10数年前からこんなのが手元にあるからだ。ファイロファックスの一番安いバインダーだと思うんだが。あるんだから使わなきゃ。

● 持ち歩くにはだいぶ重くなるんだが,仕方がない。
 で,中身をどうするか。超絶暇人のぼくには,A5ならマンスリーで充分という判断。ので,ダイソーのA5手帳を買ってきた。

● オーソドックスというかお決まりの構成。来年と再来年のカレンダー,年間計画表,マンスリー,メモの4つ。
 まず,このダイソー手帳のホチキスを外して,真ん中を切り離して,バラバラにする。次に,専用パンチで穴を開ける。バイブルサイズの前にA5を使っていた時期があるので,専用パンチはそのときに買っていた。

● 同じくダイソーで買っておいたA5コピー用紙にも穴を開けて,一緒に綴じる。コピー用紙は “貼る” に使う。
 さらに,これまたダイソーの便利グッズを挿し込んで,立派なA5システム手帳の完成。というか,このケード入れとか書類収納のためのファイルはなくてもいいですかね。バインダーの表紙の内側に付いてるんでね。

● 仕上げに,これまたダイソーで売っているニチバンのインデックス紙片を使って,月毎のインデックスを付ける。間に諸々貼られたコピー用紙がけっこうな枚数挟まる見込みなので,こうしておかないと目指す日付けに辿り着くのに手間がかかるのだ。
 これで準備完了。いつ来年になっても大丈夫。

● ちなみに,メモ的なことは手帳には書かない。手帳とメモ帳は分けるのが鉄則。
 保存用バインダーも百均にあり。何から何まで百均で揃う(厳密には,専用パンチだけは百均にはない)。まさしく,A5手帳の百均システムだ。

● 高価な手帳は要らんと思っているので,バイブルサイズのウィークリーを使っているときにも,二度ほど,ダイソーの週間リフィルを使おうと試みたことがあった。結局,時刻メモリがないのが使いづらく,すぐに Bindex に戻した
 予定管理なら時刻メモリはなくてもいいのだが,ログを残しておくときに時刻メモリがないのはなんとも不便なのだった。

● 今度はマンスリーなので時刻メモリなどは問題にならないわけだが,ひょっとするとマンスリーに対応できなくて,ウィークリーに戻す可能性がゼロではない。
 その場合であっても,バイブルサイズには戻らず,A5で通すつもり。