2025年8月6日水曜日

2025.08.06 同種の鉛筆を使い比べてみる?

● トンボ8900に代表されるオリーブグリーンの鉛筆をまとめて使い比べてみようかと,ふと思いましてね。並べてみましたよ。

 トンボ8900
 三菱8800
 アイボール ジャノメ555
 北星9800
 太陽8000
 地球200,8800,9000
 キューピー9600
 チェリーヨット641
 LOND8600
 色味は違うけど,水月3510

 他に名山があったはずだが,どこかに紛れこんでしまって出てこない。

● こうして並べてみると,トンボのグリップ力は凄かったんだなと思いますわ。地球が番号を変えていった程度の品質改定は,トンボも8900の中でやってるはずだからね。
 8900で通してきたのは,今から振り返るとクリーンヒットですわね。

● 三菱9800という好敵手がいたこととか,自社のブランド展開との関係とか,偶然性はあるんだろうけど,それにしても,8900を70年以上変えなかったのは凄いですよ。トンボの無形資産でしょうね。

● その代わり,ダース箱の意匠や,軸に印刷される文字の書体,大きさ,内容が微妙に変わっている。8900という大枠を維持することと引換えに,細部を変えるのは避けられないよね。
 むしろ,必要でしょ。それをやるから大枠を維持できる。

● 並べてみたんだけど,これらを使い比べるなんて,クソの意味もない気がして,やめることにした。何になるの,そんなことをして,って感じね。
 体感できるほどの違いはおそらくない。あったとしても,それが何なのよ,ってね。

● ついでに,黄色軸(アメリカ色と呼びたくなるが)の消しゴム付き鉛筆。

 トンボ2558
 三菱9852
 アイボール ジャノメ GOLDEN SWORD
 コーリン710
 ムーンラビット3600
 キリン6000
 同じくキリン 型番不明のノベルティ
 参考に北星のOEM製品とロディア。

● 同様に使い比べてみるつもりはないが,使った限りで言うなら,HBならトンボ2558が出色(Bだと,三菱9852もかなりいい)。コーリンは半世紀以上前の書き味。
 論外なのはロディア。中華製だろうが,よく恥ずかしげもなくこんなのを市場に出してきたな,というのが率直な印象。

● この分野では,黄色ではないが,北星の9606がある。2558と9606が双璧と思う。
 書き味は僅差で9606。消しゴムの出来は2558。

● ただし,消しゴム付き鉛筆の消しゴムはまず使わない。まるで石かと思うほどに消えなかった大昔のトラウマがある。
 今のはきちんと消えることは知っているんだけども,単体の消しゴムを使う方が気分がいい。

● だからと言って,トンボや北星に,ゴムなしの2558や9606を出してくれ,価格はゴムありと同じでいいから,などとリクエストするつもりはない。
 実際にそれが出ても買わないと思う。ゴム付きだからこその2558であり9606なのだ。そんなリクエストをするよりMONOやクラフツマンを使ってろ,という話。

● これらの鉛筆を引っ張り出すために,鉛筆の保管庫(?)に手をつけるわけですよ。ひとつのボックスに,こんなに鉛筆があってどうしろってんだよ,一生かかっても使い切れねーじゃねーかよ,ってういくらいの鉛筆が詰まっている。
 それが8つあるんだよね。一生どころか十生かけても使い切れないわ。

● というわけで,朝から嫌ァな気分になりました。憂鬱の帳が降りてくる。
 これから宇都宮に出て,ひとり日高屋をやってくるかな。昼間から飲みたくなってきたよ。

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