2024年7月30日火曜日

2024.07.30 鉛筆のプラスチック製ダース箱

● 昔のMONOのプラ製ダース箱。中に入ってるのは8900の2Bだけど。
 蓋の表面が凹んでいるので,中の鉛筆と消しゴムを取り出して使っている最中はペン皿になる。メーカーもペン皿として使ってもらえるように,この形状にしたのだろう。

● ぼくは中の鉛筆を取り出さずに,そっくりそのままペン皿(鉛筆皿)として使っている。便利なものだ。
 その代わり,このダース箱ごとカバンに入れて持ち歩くと,簡単に蓋が外れてしまう。輪ゴムでとめる必要あり。自宅の卓上に置きっ放しにして使うものでしょうね。

● ぼくが子供の頃は,旧石器時代の話をして申しわけないのだが,ユニやハイユニのケースを筆箱代わりにするのが憧れだった。しかし,記憶をたぐってもしんなことをしていたクラスメートはいなかったような気がする。
 買ってもらえるものじゃなかったからね。第一,田舎のよろず屋ではそんなハイカラなものは売っていなかった。

● ユニやハイユニを手に入れるには町に行かなきゃいけなかった。町に行くと,文房具だけを扱っている専門店があるんだよ。えっ,本当か,すげえなぁ。
 そういうものだった。加えて,町に出ても手を出せるようなシロモノではなかったのだ。

● ぼくが長年の夢を実現できたのは,社会人になってからだった。この頃になると,さすがにユニもハイユニも相対的にだいぶ安くなっていて,パンピーでも買えるようになっていた。
 問題は,こちらが鉛筆からすっかり離れてしまっていたことで,ハイユニのプラケースを筆箱代わりにはできたけれども,それを鞄に入れて持ち歩くことはなかったと思う。

● 今の小学生はどうなんだろうか。ミッキーやキティちゃんをあしらった筆箱に飽きる4年生くらいになると,ハイユニのプラケースをランドセルにしのばすようになるんだろうか。
 何となくだが,そういうことはやっていないような気がする。プラケースは単なる鉛筆のダース箱であって,筆箱の代わりにするなんてことは考えもしないんじゃなかろうか。

● 諸行は無常。ユニもハイユニも,もはや特別なものではなくなっている。
 彼らの興味はクルトガダイブや,下手するとモンブランやペリカンに向かうのでは。ませるのが早くなっているような気がするね。

● そうして,人生は楽より苦に満ちているものであることを悟り,もはややり直しはできないと知らされる年齢になってから,彼らの一部は鉛筆に舞い戻るのだろう。
 そのときにユニやハイユニがあれば,そのプラケースをそっと筆箱の代わりに使う人も出てくるのだろう


(追記 2024.08.14)

● MONOのダース箱に代えて,帝国劇場サブレ(もらいもの)の蓋をペン皿に。
 ペン皿からしてカオスであります。整理整頓の神は,ぼくのところには降臨しない。

2024年7月28日日曜日

2024.07.28 伊東屋池袋店で

● 伊東屋池袋店。池袋に来たのでね,寄ってみた。ぼくが寄ることのできる店というと,文具店とか書店とか,口を開かないですむところになりますんでね。
 ところが,近頃は学童用品しか見なくなっているから,伊東屋はぼくにはオーバースペックということね。

● 仮に買うとすると,やはり鉛筆くらいしかない。学童用品の売場には,三角定規とかコンパスとか筆箱とかもあるけれども,さすがにそういうものは使わないのでね。
 鉛筆も再来世分まであるけれど,買ってしまうのをやめられない。ひとつには,財布があまり痛まないこと。鉛筆って安いから。

● もうひとつは,とにかく毎日使っていること。毎日使っているのだから,とにかく少しずつ減ってはいく。いずれは全部が消えるのではないかとどこかで思ってしまう。
 自分がいつまでも生きていると思ってしまうんですね。寿命をヴィヴィッドに感じることがまだできないんだな。

● 現在の伊東屋ブランド鉛筆は次の3種になるんだろうか。以前には「ROMEO-No.3」の鉛筆もあったが,現在は見かけることがなくなった(メルカリで買って,何本かは持っている)。
 ①紙のダース箱にはいったやつ
 ②プラケースのユニスターべースのもの
 ③Helvetica に変わったイートンペンシル

● ①は買ってある。②を買うくらいなら,ユニスター買っとけよ。③は先代のが50本ほどある。
 ので,何も買わず。ただし,③の質感にはちょっと気持ちが動いた。特に赤。

2024年7月27日土曜日

2024.07.27 いくつかの鉛筆 2

● 三菱9800。Matured の上2本と下の2本では印字が違う。下の2本は〄が別の側面に印字されている。
 Patented もそうだから,上の方が新しいのだろうけど,詳しい人はもっとたくさん見えるものがあるんでしょうな。

● 三菱5406。FOR SCHOOL,簡明直截でいいですなぁ。惚れちゃいそうですよ。

● これは何だ? 墨付け鉛筆のTajimaとトンボの共同開発製品ということですか。

● 三菱の2800。“かつらぎ町内小学校陸上競技大会”。昔はありましたねぇ,こういうの。今は田舎だと小学校の統廃合が進んで,小学校は町内に1つしかなくなったから,こういう行事も消滅したんだと思うんだけどね。
 ちなみに申すと,ぼくはこの種の行事が大嫌いな子供でしたね。

● 素人写真では分かりづらいんだけども,HBは金文字,Fは銀文字。
 硬度によって色を変えてたのか,そうじゃなくて一斉に変えたのか,それはいつか。そういうのはメーカーもわざわざ記録は残していないだろうから,素人探偵が暗躍できる分野だね。

● この鉛筆は野村證券のノベルティ。かすかにトンボのロゴが残っている。
 元になった鉛筆は,当時の8900か8800だと思うんだけども,こういうふうになると風格を帯びて来ますな。人間だと,齢をとっても風格を帯びることは極めて稀だけど。

● こちらはトンボの8900。〄があるので前世紀に生産されたものだけれども,H.O.P.(Harunosuke Ogawa Pencil)をずいぶんあとまで使っていたんだな。
 現在でも創業者の子孫が経営のトップにいる。正直,創業者一族からずっと人を得続けるのは無理だよね。
 今の兵庫県じゃないけど,大バカを撒き散らすトップと,社員の間に挟まれて,自殺したくなるほど苦悩した幹部も過去にはいたのではないかと拝察つかまつる。

2024年7月25日木曜日

2024.07.25 個体間差異の少ない鉛筆にもこだわりは生じる

● 鉛筆で文字を書いていると,鉛筆にこだわるのは無益なことだなという気がする。現在使っているのは,自分が昔使いかけにしたものだ。三菱の 9800EW,トンボの ippo! など。安い普及品だ。
 巷には BLACKWING や Hi-uni など,もっと高品質の鉛筆があまたある。鉛筆だから価格はしれているのだが,一方でダイソーで4本組で110円で売られているものであっても,安かろう悪かろうという時代ではとっくにない。

● 安くても不満を感じることはない。高級鉛筆をと呼ばれるものは何種類か持っていて,いずれ使うことになるはずだが,早く使ってみたいとはまったく思わない。
 9800EW や ippo! で何も不足を感じないからだ。ippo! は児童向けのかきかた鉛筆だが,今の児童はいい鉛筆を使っているなと思う。

● ぼくが子供の頃に使っていた鉛筆はもっとザラザラした書き味だった。その頃の鉛筆も大量に抱えているので,時々,引っぱりだして使ってみるのだが,あえてわざわざ使ってみるほどのものでもない。
 ただし,人には好みという摩訶不思議なものがあって,硬質でザラザラした書き味を良しとする人もいるだろう。ぼく自身,それはそれでいいものだくらいには思っている。ノスタルジアも与っているだろうけど。

● 万年筆は,メーカーによって,というよりも同じメーカーでもシリーズによって,持った感じや書き味がかなり違うものだが,鉛筆は万年筆ほどの差はない。
 第一,軸の太さはどれも同じだ。国産と海外産では若干違うし,国産鉛筆でも70年前のものは今よりわずかに太いものがあったようだが(経年劣化で軸が浮いてしまったのかもしれない),基本,メーカーを超えて軸の太さと長さは同じだ。
 芯の成分や製法も基本は大昔に完成している。大きくは変わりようがないわけだし,仮に変わることがあれば,それは鉛筆とは別の筆記具になっているだろう。

● しかし,その枠の中で,メーカーは研究開発と創意工夫を重ねてきた。その結果ゆえか別の理由によるのかはわかりかねるが,世の中には三菱の9800しか使わない人や,uni(Hi-uni ではダメ。ノーマルの uni)しか使わない人,トンボの MONO100 オンリーの人もいると聞く。あるいは,ケロさんのようなコーリン鉛筆フリークもいる。
 ぼくのような凡俗の徒には,彼らがなぜそうなったのか見当がつかないのだが(正直に言うと,大した理由があってのことでもあるまい,と思っているのだが),特定のメーカーや特定の鉛筆にこだわる人がいるという事実が存在するのは面白い。

● どの鉛筆もまったく同じということはないわけなので,“この1本” に拘ることも,そりゃあるんだろう。現行製品に限れば,万年筆ほどメーカーも種類も多くはないから,とりあえず全種を試すこともできるだろう。
 過去の製品も比較的入手しやすいから,よほどの暇人はそれらも試してみればよろしかろう。

● 要するに何が言いたいのかというと,鉛筆のような個体間の差異が少ないものでも,こだわりを持とうと思えば持ててしまうということだ。どれだけ微細な差異にこだわれるかを競争しているように見えることもある。
 愚かにも見えるが,人間はこだわりたい生き物なのだろう。ホモ・コダワリンス。それあるゆえに,芸術や分類学も成立するのであるから,あまり揶揄してはいかんのだが。

2024年7月24日水曜日

2024.07.24 Campus Junior Pencil で良し

● この10日間,使い続けたコクヨの Campus Junior Pencil。途中,鉛筆を買ったが,結局,こちらを使っていた。
 本格的に使ったのは今回が初めて。けっこう以上に使いやすかった。
 芯は0.9㎜。長めに出しても芯が折れる気遣いは無用。字を書くだけなら,シャープペンは安くて軽い鉛筆シャープでよろしい。

● が,帰ってからも使うかと問われれば,答えはNo!
 これは鉛筆が使えないときの緊急避難用。筆記時の安定感で鉛筆が勝る。

● ただし,鉛筆は鉛筆単体では完結しない。環境が整っていなければならない。キャップやら補助軸やら鉛筆削りやらの補装具が揃ってないとね。
 現地で鉛筆を買ってもほぼ使わずじまいだったのも,それが理由。

● 特に鉛筆削りが重要で,携帯用ではどうもシックリ来ない。単純に慣れの問題かもしれないけどね。
 あるいは,好みの問題。つまり,角度の好みね。角度を調整できる携帯用削り器もあるが(100円ショップにもある),どうしても大型になるので携帯にそぐわない。
 鉛筆削りなど使わないでナイフで削れば問題解決なのだが,猿より不器用だと自認しているのでね。まぁ,削り器を使うのが無難でしょう。

● ゆえに,鉛筆は主には自宅で使うことになるが,環境ごとペンケースに入れることはできるはずなので,試行錯誤してみるかと思案中。
 肝心の削り器だけは携帯用で妥協することになりますけどね。


(追記 2024.07.24)

● はい,こういう感じで,筆記環境は自宅が一番。あり得ないほどカオスではありますが。

2024年7月23日火曜日

2024.07.23 ホテル備付けの筆記用具

● ホテル備付けのメモパッドとボールペン。持って帰りたいと思わせるのは,そんなにないよね。
 “書く” という行為に関してはかなりのところまでカスタマイズされたスタイルを各個人が持っているだろうから,ちょっとでも合わなければ気が動かない。タダでやると言われても,いや要らんよ,となるでしょ。

● 那覇で3つのホテルに泊まってみたんだけど,これは「リーガロイヤルグラン沖縄」のもの。
 細身のボールペンと小さめのメモ紙。文字どおり,ちょっとメモしておくためのもの。本格的に書くためのレターセットのようなものもあったのかもしれないが。


● 「沖縄かりゆしリゾートEXES那覇」の客室にあったメモパッド。このタイプが一番多いですかね。
 当然ながら,卓上に置いて使うもの。持って帰りたくはならないやつ。

● この種の備品って,どんどん重厚さをなくす方向で来てますよね。盗難被害を少なくするため?
 ホテルに泊まっててどうにかならんのかと思う第一は,髭剃り用のカミソリなんだけど(どうにかなってるところもある),二番目がこれかな。自宅で使ってるのより安っぽいものを何でホテルで使わなくちゃなんないんだよ,って。

● デスクのないところも増えた。ホテルでは “書く” なんて無粋なことはしないで,ゆっくりお寛ぎ下さい,と言われてる気分になる。
 無粋で悪かったな,と拗ねてやるぞ。寛ぐための手段が書くことだって人間もいるんだよ,ってさ。
 まぁ,しかし。その方向は間違っていないとは思いますよ。

● 「Southwest Grand Hotel」のメモパッド。ボールペンは三菱鉛筆の BOXY100。メモ紙は8cm四方の画用紙並みの厚さのが4枚。
 やはり,欲しくなるものではない。

● ということで,この種のホテルの備品は緊急避難的に使うもの。普段使ってるものを持ちこむのが吉。
 筆記具も然り。というか,筆記具はメモパッド以上に然り。

2024.07.23 沖縄県立博物館・美術館

● 沖縄県立博物館に来た。地元の県立博物館には一度も行ったことがないのだけど,沖縄県立博物館はこれが二度目。
 つっても,展示は観ないんだよね。目的はミュージアムショップ。
 で,前回も買った測量野帳を買いましたよ。入国スタンプも押してくれる。日付はないけど。

● あと,こんなのも。『高等学校 琉球・沖縄の歴史と文化』。沖縄ではこういう授業が選択科目の中にあるんですか。
 沖縄の高校生がどれほど熱心に学んでいるかといえば,失礼ながら,あまり興味を持たないんじゃないかと推測する。爺たちが笛を吹いても若者は踊らん。

● 人間が歴史を振り返る以上,必ず偏向が生じる。客観的とされる事実を解説するだけでも,説明文の長さ,単語の選び方に解説者の主観は現れる。
 ゆえに,こういうのをあまり真に受けてはいかんと思っている。距離を置かないとね。
 その上で,沖縄の高校生と同じ程度の熱心さで読んでみようと思うよ。

● 沖縄ではこういう催事が行われてるんですねぇ。今年で18回目というから,だいぶ続いている。
 大昔から琉球列島と朝鮮半島の独自の交流があったんでしょうかなぁ。中国や台湾,奄美諸島ならわかるんだが,古代の海洋交流は相当広域に及んでいたんですかな。

● こちらは博物館の敷地にある沖縄の伝統家屋。畳の部屋と板敷きの縁側。
 瓦の色や屋根の勾配以外に,日本家屋との違いが那辺にあるのか。日本家屋も基本的に夏対応だから。
 沖縄でも本土でも,こういう家に住めたのは庄屋さんとか大店の旦那さんですかね。ぼくの祖先は住めなかったと思うな。

2024年7月22日月曜日

2024.07.21 学園青春もの

● 昨日(7/20),カルトレリアで STAEDTLER の tradition 4B を買ったとき,併せてこんなのも買ってみましたよ。
 ナカバヤシの「あの・とき・いろ」の消しゴム。220円。

● 郷愁誘う中学校(高校かもしれないけれども,この空気感はたぶん中学校だろう)の校舎とあの頃の自分。
 戻りたいとは思わないけれども,かつ,ここに描かれているようなシーンが自分にあったとも思えないけれども,何なんですかねぇ,こういうのに惹かれてしまうのは。

● この消しゴムを選んだのは,12あるイラストの中で最も惹かれるやつだったから。
 当然,どこかのメーカーのOEMなんでしょうけど,ペンケースの中に忍ばせておくことにしますわ。

● 軸は韓国製で,消しゴム本体は日本製とあるのだけれども,実際に使ってみて,消しゴムとしては凡庸だと思った。偏差値50。
 形状からして普通の消しゴムのようには行かないのかもしれないけれども,勉強や仕事には向かないのじゃないかな。普通にMONO消しゴムや “まとまるくん” を使う方がいいような気がする。

● この種の製品は機能よりも気分を買うもの,と割り切らないとね。消しゴムとして求められる機能の最低限は満たしているから,それで良しとしないと。
 というか,こういった形状の消しゴムでもこれより使い勝手のいいものはあると思うんだけども(ひょっとしたら,ダイソーにもあるかもしれない),使い勝手を重視する人はそもそもこういうものには目をくれないと思うんですよ。

● で,今日。ローソンに行ったら,指定されたお菓子を3つ買うとこのクリアファイルをもらえるというので,食べたくもないのに買いました。「劇場版すとぷり はじまりの物語」ってやつのイラストらしい。
 最近,学園青春イラストに惹かれるのは,どういうわけのものかなぁ,と,またしても思ったんでした。


(追記 2024.07.22)

● 「劇場版すとぷり はじまりの物語」のクリアファイルは何種類かありまして。全部集めようとは思わないけども,もう1枚ゲットです。
 はい,これで終わりにします。


(追記 2024.07.25)

● 
「あの・とき・いろ」の消しゴムなんですけどね,やっぱり常用するには少々キツい。消しカスにふっと息をかけて床に飛ばしてしまえる環境ならいいんでしょうけどね。ペンケースに入れておくのも普通の消しゴムがいいと思いますね。
 左のやつはたまたま持っていたもの。中華製なんだけども,こちらに代替することにしましたよ。

2024年7月21日日曜日

2024.07.21 モンブランが70%OFF

● 妻に引かれて,DFS。那覇のDFSのモンブランでは,万年筆とノートの一部を70%OFFで販売中。
 目ぼしいものは既に売れてしまっているようだけどね。万年筆はEFはなし。

● モンブランで日本語を書くのにEF以外は使う気にならん。B罫に小さな文字で書きたいのでね。
 かつ,それ以外の筆記シーンをぼくは持たないので。

● ノートはB6くらいの赤表紙のが3冊残ってる。他の色は売れたらしい。
 小型のノートもあったらしいのだが,同様に売れたようだ。これはね,去年の今頃だったか,ここで買ってるんですよ。何らかの割引があったはずだ。
 使いやすませんよ。測量野帳から動きやしない。あえて,測量野帳ではなくモンブランの小型ノートを使ってみようとするインセンティブが働かない。

● どっちにしても,買う気はありません。70%OFFだろうとね。
 ぼくごときがモンブランだなんて畏れ多い。身の程を弁えているつもりでありますよ。

● 最近はもっぱら鉛筆を使っているけれども,万年筆に戻ることがあっても(あると思うが)ラミーサファリで充分。正直,Preppy でも足りるなと思っているくらいだから。
 今のモンブランにモンブランならではの良さがあると思う人は買って使えばいいんですよ。個人の選択の自由は絶対的に尊重されなければならない。
 が,ぼくはそっち側の人間ではない。ブランドにはある種のいかがわしさを感じてしまうタイプだ。

● でも,家人は70%OFFに惹かれるらしく,使ってみたらとけしかける。気持ちはありがたいんだけどね。
 この間もエルメスのノートカバーを買ってきて,使ってみたらと渡されたんだけども,それも使う気にならないものだつた。
 馬子にも衣装ということはあるかもしれないとしても,どうしても気持ちが乗らない。

● 一応,ニブの太さなどについて売り子さんに確認してみたのだが,彼女は,たぶん,万年筆を使ったことがない人っぽい。
 それで支障がないから,ここで売り子をしてるんだと思う。皮肉ではなく,支障などないはずだと思える。

2024.07.21 ダイソーの IT 機器

● ダイソーはこんなのも売ってるんですね。12桁の電卓と電子メモパッドが一緒になったやつ。
 中国製。こういうものが550円で買えるようになってるんですなぁ。

● 買いませんけどね。こんな小さなものでも持ち歩くとなると面倒だし,手書きメモはスマホでもできるので。
 買わないけれども,わずかな間にとんでもないことになってるなぁ,と思わないわけにはいきませんよねぇ。

● microSDカードも。こちらは台湾製。64GBが770円ですよ。鬼のような価格低下ですな。
 そんなに長く使えるものではないから,もちろん価格低下はありがたい。ま,TBのSDカードが出ているわけですからね。

● 初期の iPod classic のハードディスク容量は80GBでしたっけ。それでコレクションの全てを持ち歩くと謳ってたんですよ。
 そのうち128GBのもダイソーに登場するんでしょう。あの頃の iPod を凌ぐ容量が100円ショップで買えるんですからねぇ。

● スマホやタブレットのスタンドも使いやすそうなのが出てきましたよ。端末の最下部とテーブルの間に充分な隙間ができるのは有難いッス。
 スマホの接続ポートは最下部に1つあるだけのことが多いから,たとえば充電しながら使うときにこの隙間が必要なんスよね。

2024年7月20日土曜日

2024.07.20 STAEDTLER の tradition を買う

● 先日はこらえた STAEDTLER の tradition 4B,結局,買いました。はい,こうなると思ってましたよ。
 Mars Lumograph aquarell も一緒に。tradition が132円,aquarell が242円。

● 同じ4Bでもずいぶん違う。芯の太さがまず。軸も tradition がひと回り細い。方や勉強系(事務系),方や芸術系。
 ノーマルの Mars Lumograph の芯は tradition と同じくらいなんですけどね。aquarell と black の違いが,軸色の他にあるのかどうかはわからない。

● さっそく tradition 4Bを使ってみる。国産鉛筆の硬度に換算すると,2BとBの間くらいか。
 悪くはないが,132円出して買うほどのものではない。国産の77円の方がいい。わかっていたことだ。話のネタだね。

● けれども,軸色やデザインでこの鉛筆を選ぶ人がいるはずだ。はっきりとヨーロピアン。
 あの寒くて暗ったいドイツで,こういう鮮やかで小洒落た個物が産まれるのは不思議でもあり,逆に風土のなせる業なのだろうなと納得もしたり。色のない自然が,こういう色が過剰な人工物を作るんだろうな,と。

● 国産鉛筆にはもっと安くて高品質のものがある。が,どんなに頑張って使っても,鉛筆は月に1本消費するのがせいぜいだ。月の筆記具代が132円か77円かの違いは,誤差ですらない。
 普段,どれだけの無駄遣いをしているか,を省みれば明らかだ。毎月,万単位の無駄遣いをしてるでしょ。
 好きなものを使えばいいのだ。以上,念のため。

2024年7月19日金曜日

2024.07.19 那覇空港にて

● 今日は那覇空港に来て,測量野帳を広げている。ずっといると,ここが那覇なのか宇都宮なのかわからなくなる。
 まったくね,那覇まで来て家にいるのと同じことをずっと続けていますよ。家にいろよ,と自分に言いたくなりますよ。

● ここのデーブルは3人掛けの向かい合わせなのだが,ぼくの前にいたのは40代の男性と20代の女性の2人組。
 3人とも電話しながらリモートワーク中だった。

● 男性氏は結婚式場かホテルかレストランに勤務しているようだった。どこかに催事の企画を作らせているようで,相手方の提案に盛んに注文を付けていた。
 味と値段が彼の思惑に一致しないらしい。要は,もっと鳴けと言ってるんだと思う。

● 聞いてる分には面白いと言えば面白い。おまえな,自分で思ってるほど大した男じゃないんだぞ,その万能感はどこから来るんだよ,ドラマじゃないんだからそんな口のきき方じゃ浮きまくってないか,と言いたくなったりもした。
 何と言うかな,どこかで大人になり切れていない感じっていうかね。

● 女性の2人組は韓国語を話していた。仕事ではないのかもしれない。時々,電話に対応し,2人で喋ったりもする。
 自身の鞄を対面のテーブルにドカンと置いてるのは迷惑だ。誰もいないんだからいいじゃないかじゃなくて,そんなのを置いてるから誰も来ないのかもしれんじゃないか。鞄くらい下に置け,そんなことも知らずに社会人が務まるのか,このボケッ,と思った。

● まぁ,しかし。日本人はそういうことをしないのかと言えば,そんなことはないわけでね。
 この点に関して,日韓の違いはない。

● この3人も飛行機に乗るために来ているのではないのじゃないか。あるいは,今しがた飛行家で那覇に着いたというわけでもなさそうだ。
 もし飛行機に乗るのなら,チェックインを終えて,荷物は預けているはずだ(手荷物しか持ってないから)。だったらこんなところにはいないで,搭乗口に向かっているだろう。

● 要するに,ぼくと同じ暇人なのだろう。寸暇を割いて仕事をしている切迫感は微塵もなかったしね。
 というわけで,空港は飛行機に乗るためだけに来るところではないのだな。色々と面白いところなのだ。

2024年7月18日木曜日

2024.07.18 那覇の無印良品

● リウボウの8階には無印が入っている。7階までは行くのだが,8階まで上がるのは今日が初めて。
 無印の中でも大規模店になるんでしょうね。ここが沖縄の無印ファンの付託に応えているのかと思って,いくつかの売場を見て歩いた。

● 沖縄では,無印にこだわる人は本土ほど多くはなさそうに見える。ぼくの目が節穴なのかもしれないけどね。
 たとえば,沖縄にはかりゆしウェアがある。かなり浸透している印象。制服にしているホテルもけっこうありそうだし,私的に選んで来ている人も多い。このかりゆしウェアと無印の衣類はけっこうバッティングするんじゃないか。

● ぼくは文具売場しか見ないのが基本なんだけども,無印文具はゲルインクボールペン,無印版Preppy,ノート,鉛筆など,それなりに持っている。しかぁし。
 今あるものを使わないとね。新たに買うものはもうない。
 だけど,“買う” という行為をしたいときがあるんだよね。何でもいいから買いたぁぁぁい,というやつ。買わずにいられない気分のときはノートを買うことにしている。

● 同じ階にシェアオフィスもあるんだけども,利用者はほとんどいないようだ。We Works も破綻して,なかなか難しい商売であることはわかっているのだが,コロナ収束後,リモートワークはどの程度残っているのだろう。
 スタバとかネカフェとか,競合相手も多いだろう。スタバを仕事の場にするのはどうかと思うんだけれども(守秘義務を全うできるのか),だからといってこういうところでレンタル料を払える人はそんなにはいないのだろうなと思っている。
 この商売は富裕層ビジネスなのかもしれないね。であれば,最初から多くの顧客は見込めないよねぇ。

2024.07.18 無料のワークスペースが那覇にはたくさんある

● 16日。那覇バスターミナルがあるビルの2階(OPA)にこんなフリースペースがあってね。座って休むためのテーブルと椅子。
 ところが,ここで測量野帳を広げることがてきるわけでね。野帳を広げられるところがあれば,それだけで幸せを感じるというね。
 唯一,鉛筆を持ってくればよかったなぁと思うんですけどね。

● Campus Junior Pencil も全然いいんだけども,ここまで使ってきて,何回鉛筆を削れたかなと思うんですよ。
 Campus Junior Pencil に感じる不満は,鉛筆を削る機会を奪うことなんですよ。

● 17日。昨日は午前中に行ったのだが,今日は午後に行ってみた。
 前のテーブルに座ってくれたのが,地元のたぶん女子高生の二人組。彼女たちと一緒に勉強している気分?
 那覇の美人度がかなり高いのは以前から感じていたが,不思議なのは南国で日差しが強いのに,色白な子が多いことだ。

● こういうことを,たとえばスタバでやろうとは思わない。ぼくの地元では,スタバやタリーズ以外に,ノートを広げて何事かを書くことができる場所ってあまりない。
 ところが,那覇では女子高生と一緒にノートを開いて,やってることは違っても,同じ行為をすることができる。ビバ! 那覇!

● ただし,昼に赤ワインを飲んでて,けっこうフラフラしてた。消しゴムをここに置き忘れてきた。
 トラベラーズファクトリーの役立たずの消しゴムケースも一緒に忘れてきたわけだが,そうなると,役立たずなのに惜しくなるのはなぜだ。根がケチだからか。

● 18日。3日連続で今日も。が,長居はせずに15分程度で切り上げ。今日は飲んでないからチョンボもしないですみそうなんだけどね。

● 消しゴムはなくてもあまり支障はないんだけども,全くないわけではないので,すぐそこにあるダイソーで買っておくか。
 が,消しゴムが増えてしまうのはヤだな,と思って,消しゴム付きの鉛筆を買った。今回,鉛筆は置いてきたのだけど,やっぱ鉛筆の方が落ち着きがいいわってこともあって。
 その代わり,鉛筆削りを増やすことになってしまった。

● 素直に消しゴムを買っておいた方がよかった感じね。と言うのはですね,鉛筆一族を家に置いてきてるので,鉛筆だけあっても,家でやってるようなわけには行かないってことでね。貫通式補助軸がないのが効いてますね。
 結局,軸が鉛筆よりやや太い Campus Junior Pencil に戻っちゃうんですよ。何だかチグハグなことをやってますなぁ。

● 北星の朱藍も購入。簡単な絵を描いて朱藍の2色だけで着色するなんて粋なことをやれるといいんだけどねぇ。

● ちなみに,昨日失くしたトラベラーズファクトリーの消しゴムケースがひょっとして届いていないかと思ってね,落とし物を取り扱っているところに行ってみたんですよ。
 届いてませんねぇということでした。そりゃそうでしよね,消しゴムですからね。

2024.07.18 カルトレリア那覇店で

● リウボウ7階にあるカルトレリア那覇店。前回は品切れになっていた STAEDTLER の tradition 4B,今回はありました。
 ただし,1本だけ。国産鉛筆換算で2Bになるのが一番出るんですかね。

● Mars Lumograph の Jumbo 4B と合わせて買っておくかと思ったんだけど,堪えました。要不要で判断すれば不要なんでね。

● STAEDTLER のシャープペン。無骨なスマートさとでも言いますか。
 パソコンで言うと,往年の Think Pad のような感じ。いいですな。買わないけど。

● トンボのMONO100。紙ケースに MADE IN VIETNAM の文字あり。
 ベトナムで生産しても Highest Quality を確保できる仕組みを作り上げているのだろうから,問題はない。生産地が日本であることにこだわることはない。

● しかし,こだわる人が多いだろう。トンボの戦略がどうだったのか,いずれ答えが出る。
 ぼく一個は,国内に踏みとどまって生産を続けてきた三菱鉛筆との格差がさらに拡大し,三菱一強時代が来てしまうのじゃないかと思っているが。

2024年7月17日水曜日

2024.07.17 沖縄のご当地野帳

● せっかく那覇にいるんだから,手に入れたいものがあるんス。何かと言えば,沖縄のご当地測量野帳なんスよ。
 これは沖縄県立博物館のミュージアムショップで売ってるもの。すでに入手済みッス。

● これは LoFt。この2種しかないと思うんス。ひょっとしたらあるのかもしれないけど,情報は掴んでないんスよね。
 2種しかないのであれば,2種とも持っているってことね。

● 問題はこちら。これ以外に確実にあと1つあるんスよ。もっとあるのかもしれないけれども,あと1つは確実にある。
 空港や国際通りの売店を覗いてみるんだけど,まぁどこにもないんですよ。

● どこで手に入るのか。もうなくなっていて,メルカリに出るのを待つしかないのか。
 後者だと思うんスけどね。期間限定で販売して,今はもう扱っている店はないんじゃなかろうかと思うわけです。ずいぶん探したのにないんだからね。

● 沖縄のご当地野帳をコンプリートしたからといって,何が変わるわけじゃありません,もちろんね。ぼくの生活も1㎜も変わらない。
 測量野帳は使うものであって,集めるものじゃない。レギュラー野帳はカウネットで百数十円で買える。ご当地野帳も中身は同じなんだから,使い勝手も同じ。

● にも拘らず集めたくなるのは,どういう訳の訳柄なんでしょうかなぁ。腹の足しにならないことをやっても仕方がないのにねぇ。
 人はパンのみにて生くるにあらずと言っても,収集癖はほどほどにしときなさいよ。あの世に行くときには全部置いてかなきゃならないんだからね


(追記 2024.07.19)

● 那覇空港の売店に文具はもちろんあるんだけどね。沖縄の御当地野帳はありませんなぁ。