2026年9月27日日曜日

2029.09.27 いい鉛筆って何だろう?

● 丸の内オアゾの Can★Do に行ったら,4本セットの中華鉛筆があった。
 最近まであった「Be Natural」のゴムなしという趣なんだけど,だとすると4本110円でも文句はない。が,3倍の値上げではある。

● ダイソーにはアイボール製のゴム付き4本セットがまだ売られている(→ 地元のダイソーでは消えていた。さすがに厳しいか)。
 芯は中華製だと思うんだが,今のうちに買い占めておきたくなるな。こんなに安くていいものを他のヤツに使わせてなるものかってなもんだ。

● 今のところ,家では Hi-uni のBを主に使い,外に持ち出す筆箱には北星の9606を入れている。どちらにも不満はない。だから使っている。
 けれども,「Be Natural」やダイソーアイボールでも,無印の2本で70円の鉛筆でも,特段の不満があるわけではない。それどころか,よくできてるなぁと感じる。

● 昔の鉛筆も使ってみた。戦前,戦中,戦後間もない頃の鉛筆は,首を傾げたくなるものが多いが,鈴木鉛筆の「海洋鉛筆」など,頑張ってるなと思えるものもある。
 戦後10年も経つと,日本の鉛筆はがぜん良くなってくる。たとえば三菱9800で言えば,現行の Matured より昔の Patented の方が格上のような気がする。このあたりで国産鉛筆の水準が一気に上がり,それについて行けないメーカーがバタバタ倒れ出したのではないかと推測している。

● という意味では,新しいものほどいいと言い切ることには躊躇いもあるのだけれども,それでもザックリと見れば,時代が下るに連れて品質は良くなっているように見える。
 正確に言うと,足切り線が高くなって,ダメな鉛筆が淘汰されてきた。その淘汰されたダメ鉛筆に郷愁を感じる人も世の中にはいるようだけれども,それは別の世界の話になる。

● 外国の鉛筆もいくつか使ってみた。ドイツ,アメリカ,台湾,韓国,中国,ブラジル,フランス,イギリス,デンマーク,インド,旧ソ連。
 率直に申して,黙って国産使っとけと思うのだが,外国の鉛筆はダメかと言えば,そんなことはなかった。旧ソ連を例外として,いずこの国の鉛筆も鉛筆として欠けるところはない。快適に使えるはずだ。特に,インドの鉛筆には予想を裏切られた。かなりいい。

● アメリカの鉛筆も使っていて楽しい。アメリカではゴム付きがメジャーなんだろうか。消しゴムの取り付け方には強引なところがあるし,消字力は使い物にならないラベルで,往年の国産ゴム付き鉛筆を彷彿とさせる。軸の塗装も丁寧さに欠ける。
 のだが,そのこだわらないところが味というか,野に吹く風のようで,なかなかに気持ちがいいのだ。芯質に問題はないと思う。Musgrave は好きな鉛筆メーカーのひとつになった。

● この鉛筆を使ったらもう他の鉛筆は使えないというくらいの,自分にとってのこの1本があるんじゃないか,と見果てぬ夢を見ていたいのだが,どうもそうは問屋が卸してくれなさそうだ。
 ま,これは鉛筆に限らず,万年筆やシャープペンでも同じだろうし,文具に限らず,他の雑貨や洋服,車などでも同じなんじゃないかと思うんだが。

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