2026年10月2日金曜日

2026.10.02 地球鉛筆 GOLD&BLACK

● 地球鉛筆 GOLD&BLACK 9400。9300は手元にあるが,9200と9400は持ってない(ひょっとすると,あるかもしれない)。
 なくても全然かまわないんだが,メルカリで2ダース600円で出てたんで,ポチってみた。

● というわけで,地球 GOLD&BLACK。上が9300で下が9400。9300には〄があり,9400にはない。製造されたのが1998年3月より前か後かの違いでしょ。
 印字の違いは写真のとおり。伊東屋イートンペンシルの用語で言うと,9300はツヤケシ,9400はツヤアリ。

● 以上はどうでもいいことだが,9300の方が軸が太い。書き味≒芯質は9300がいい。9400は凡庸な鉛筆だ。
 GOLD&BLACK は地球鉛筆のフラッグシップだと思うのだが,9400はフラッグシップであることを諦めている。uni や MONO の対抗馬であることも諦めた。地球鉛筆の敗北宣言のようにも取れる。

● その代わり価格は安いもんね,という(当時の価格で1本40円。9300も安かったのだが)。
 uni や Hi-uni は三菱鉛筆に莫大な利益をもたらしたろうが,GOLD&BLACK は地球鉛筆を救わなかった。もの悲しさを感じるところがある。

● 書き味は硬めで,uni より MONO に近い。uni よりは MONO に近いと言っているのであって,9400の書き味が MONO に近いということではない。
 凡庸と言っては言い過ぎか。薄めのHBになっている。そこがぼくの好みに合わず,凡庸という表現になったかもしれない。

● 黒で塗装されているから,ルックスもMONOに近い。頭も丸めてあり,頭の3本の金線もクッキリしている。この佇まいを良しとする人は多いだろう。
 ぼくもその一人だけれども,では9400を使うかとなると・・・・・・

● いや,地球9400はとっくに生産されなくなっている。過去にはこういう鉛筆もあったという存在にすぎない。
 あまり情緒を入れ込んで,勝手な物語をでっち上げるのはよろしくないだろう。

2026年9月30日水曜日

2026.09.30 システム手帳のバインダー

● 手帳をバイブルからA5に替えて3年目。A5に替えた理由の一番目は,手帳を “旅するように日常を生きる” ための “トラベラーズ手帳” として使うには,「貼る」ためのスペースがたっぷりある方がいいと思ったことだ。
 が,それだけではなくて,A5バインダーを持っていたのも理由だ。10年以上前に Filofax のバインダーを買っていた。

● 何でそんなものを買ったのかは,今となっては思い出せないんだけど,システム手帳はA5から入ってるんですよね。当時(40年ほほど前か)は予定を書くだけだったから,A5だとスカスカになっちまって,それでバイブルに移行したんでした。
 またA5に戻ることがあるかもなと思ったんですかねぇ。戻ると決めたときに買えばよさそうなものだがな。

● ともかくあるんだから使わなきゃなということ。ちょうどバイブルサイズのバインダーが寿命を迎えたので,じゃあA5に移るか,と。 
 ところが,このバインダーは重かった。半年間は我慢して使ったのだが,ビニール製の安いの(色は赤)を買って,そちらに乗り換えた。

● 見た目にこだわる方ではないので,軽くていいやとこいつを使ってきたんだけれども,今年の8月に手帳のバインダーを変てた。600円台のビニール製から Bindex へ。大出世。
 最初に買ったA5バインダーも Bindex だったし,3冊使ったバイブルサイズバインダーも2冊は Bindex だった。今だとデザインフィルの PLOTTER なんかが人気なのだと思うんだけども,質実剛健さで Bindex でしょう。

● しかし,道具じゃないんですよ。使い手の頭と使い方なんですがね。それは変わらないわけだから,トホホのまんま。
 が,この程度の贅沢を自分に許しても良かろうと思いましてね。ビニール製で問題はなかったけど,Bindex に替えてから手帳を触る回数が増えたような気がしますよ。

● ところが,同じ8月に川崎アザレアにある高級ダイソーこと Standard Products を覗いたら,「6穴リングノートA5 100枚 イエロー」というのがありましてね。税込み550円。ビニール製より安い。はい,お買い上げ。
 A5システム手帳なんてこれで充分じゃね,ってことで。あとは百均のA5手帳を買ってきて,パンチで穴開けて綴じればいいんだよな。

● というわけで,Bindex から Standard Products で買った「6穴リングノートA5 100枚 イエロー」に替えてみましたよ。中身をそっくり替えたので,イエローもクソもなくなったけどね
 システム手帳の機能だけを取りだせば,税込み550円のこのバインダーで充分。とは言うものの。どちらの使い勝手がいいかと言えば,Bindex。Bindex をボロボロにしてから550円に移ることにするか。

● ということで,結局,Bindex を継続使用中です。

2026年9月29日火曜日

2026.09.29 高橋書店と NOLTY

● 「有隣堂しか知らない世界」の手帳特集を You Tube で見た。特集っていうのも変か。手帳を取り上げている。いや,参考になりました。
 有隣堂が取引している手帳メーカーが約40社。その中で高橋と NOLTY で売上の75%を占める。パレートの法則がきれいに成り立つどころではない寡占状態なんだな。でも,これは驚くにあたらない。そうでしょうともという感じね。

● 両社のシェアはほぼ拮抗。これはちょっと意外。高橋の方がだいぶ上なんじゃないかと思っていたので。NOLTY もよく健闘していたわけだ。
 どちらもビジネス手帳だから,そうそうチャラチャラした POP 広告は出さないが,高橋の方がより地味な感じ。NOLTY は毎年,メッセージカードを挟んだりして,少ぉし華やぎを演出している印象。

● ちなみに,NOLTY のこのメッセージカードを楽しみにしているユーザーは多いと思う。これを作品と見るならば,今年(2027年版)のはちょっと駄作かなと失礼ながら思っている。
 でも,NOLTY のメッセージカード戦略はなかなかいいなぁと思っておりますよ。高橋も真似したいと思ってるんじゃないか。が,さすがにそれはできない。

● ぼくは社会人になってから能率手帳ひと筋。能率手帳以外は使ったことがない。途中から Bindex になったが,スケジュールリフィルは能率手帳型の週間レフトを使い続けた。
 引退してからは百均手帳になっちまった。そういうことでいいのかと思うこともなくはないが,いいに決まっているという以外の結論は出て来ない。

● 能率手帳といえば能率手帳ゴールドがある。かつてはエグゼクティブ御用達だったのかもしれないが,今はその辺のオバチャンやアンチャンも使っている。
 ぼくは使ったことはないが,メモティのゴールドは持っているぞ。まだ箪笥の奥にしまったままだが。

● 来年の手帳が出揃って,𝕏 でも購入報告で賑わっている。ぼくは百均手帳ですませているので,こうした輪に入る資格はないのだが,読んでいて一番面白いのは,能率手帳ゴールドのユーザーのものだ。
 小さい手帳の方が使い方にユニークさをもたらすんだろうか。

2026.09.28 般若心経の写経を始めてみた 2

● 写経の真似事を始めてみたのだが。硯で墨をすって筆で書くというところまでは入れ込めないので,鉛筆を使っている。まずは,北星クラフツマンの6B。Standard Products が誕生してすぐに買ったもの。
 他にも,三菱の筆鉛筆だの,Faber-Castell の全芯鉛筆の9Bだの,なぜ買ったのか今となってはわからないものが色々ある。そういうものをまとめて使えれば。

● uni の4B。塗装にクラックが入っている。塗装だけかと思ったら軸割れも始まっている。大したことにはならんと思うが,これも写経の真似事に使用する予定。
 三菱鉛筆の名誉のために言っておくが,これは昨日今日買ったものではない。前世紀の,しかも世紀末に至るはるか前のものだと思われる。

● 結局,軸割れを起こしかけている uni 4B の2本と北星クラフツマン6Bのトロイカ体制で行くことにした。写経の友はこの3本。
 実際に書いてみると,アレですよ。4Bは一般筆記でもギリギリ使えるので,そういうものでお経を書き写していても,気持ちが写経向きにならないってのはありますかね。思いっきり濃くて軟らかい方が,気分が乗りやすいと思う。

● 筆圧をかけずに大きくゆっくり書くことをしばらくは意識する必要がある。身につけば自然に意識から外れるだろう。
 あと,鉛筆を普段より立て気味にして,筆感覚に切り替えた方がいいかもしれない。ただし,立てすぎないように。

● 数年前に原稿用紙やら便箋やらをバカバカ買ったことがあった。A6ノートに鉛筆で文字列を埋めるというのが,手帳を除くと,ぼくの唯一の筆記シーンなのだが,別の筆記シーンも作りたいと思ったゆえだ。が,具体的にアテがあったわけではない。
 写経の真似事がいつまで続くかわからないが,原稿用紙や便箋を消費できそうだ。それ以外にも救えそうなノートがけっこうある。先に書いたように何で買ったのかわからないような10Bや9Bの鉛筆とともに,居場所を与えてやれれば,それが続ける動機にもなりそうな気がする。

2026年9月27日日曜日

2029.09.27 いい鉛筆って何だろう?

● 丸の内オアゾの Can★Do に行ったら,4本セットの中華鉛筆があった。
 最近まであった「Be Natural」のゴムなしという趣なんだけど,だとすると4本110円でも文句はない。が,3倍の値上げではある。

● ダイソーにはアイボール製のゴム付き4本セットがまだ売られている(→ 地元のダイソーでは消えていた。さすがに厳しいか)。
 芯は中華製だと思うんだが,今のうちに買い占めておきたくなるな。こんなに安くていいものを他のヤツに使わせてなるものかってなもんだ。

● 今のところ,家では Hi-uni のBを主に使い,外に持ち出す筆箱には北星の9606を入れている。どちらにも不満はない。だから使っている。
 けれども,「Be Natural」やダイソーアイボールでも,無印の2本で70円の鉛筆でも,特段の不満があるわけではない。それどころか,よくできてるなぁと感じる。

● 昔の鉛筆も使ってみた。戦前,戦中,戦後間もない頃の鉛筆は,首を傾げたくなるものが多いが,鈴木鉛筆の「海洋鉛筆」など,頑張ってるなと思えるものもある。
 戦後10年も経つと,日本の鉛筆はがぜん良くなってくる。たとえば三菱9800で言えば,現行の Matured より昔の Patented の方が格上のような気がする。このあたりで国産鉛筆の水準が一気に上がり,それについて行けないメーカーがバタバタ倒れ出したのではないかと推測している。

● という意味では,新しいものほどいいと言い切ることには躊躇いもあるのだけれども,それでもザックリと見れば,時代が下るに連れて品質は良くなっているように見える。
 正確に言うと,足切り線が高くなって,ダメな鉛筆が淘汰されてきた。その淘汰されたダメ鉛筆に郷愁を感じる人も世の中にはいるようだけれども,それは別の世界の話になる。

● 外国の鉛筆もいくつか使ってみた。ドイツ,アメリカ,台湾,韓国,中国,ブラジル,フランス,イギリス,デンマーク,インド,旧ソ連。
 率直に申して,黙って国産使っとけと思うのだが,外国の鉛筆はダメかと言えば,そんなことはなかった。旧ソ連を例外として,いずこの国の鉛筆も鉛筆として欠けるところはない。快適に使えるはずだ。特に,インドの鉛筆には予想を裏切られた。かなりいい。

● アメリカの鉛筆も使っていて楽しい。アメリカではゴム付きがメジャーなんだろうか。消しゴムの取り付け方には強引なところがあるし,消字力は使い物にならないラベルで,往年の国産ゴム付き鉛筆を彷彿とさせる。軸の塗装も丁寧さに欠ける。
 のだが,そのこだわらないところが味というか,野に吹く風のようで,なかなかに気持ちがいいのだ。芯質に問題はないと思う。Musgrave は好きな鉛筆メーカーのひとつになった。

● この鉛筆を使ったらもう他の鉛筆は使えないというくらいの,自分にとってのこの1本があるんじゃないか,と見果てぬ夢を見ていたいのだが,どうもそうは問屋が卸してくれなさそうだ。
 ま,これは鉛筆に限らず,万年筆やシャープペンでも同じだろうし,文具に限らず,他の雑貨や洋服,車などでも同じなんじゃないかと思うんだが。

2026年9月26日土曜日

2026.09.26 またやっちまった

● またやっちまった。人生,上手く行かないもんだ。こうやるとダメだとわかってるのに,誘蛾灯に吸い寄せられる蛾のように,同じ失敗を正確にやっちまう。
 根元を水平に削ろうとして芯を傷つけたわけではない(と思う)んですよ。それでもポキッと行ってしまった。

● 鉛筆が短くなると,芯を長く出すのがぼくの趣味(?)なんだけれども,根元を水平に削ろうとするのは,芯がもっと短くなってからの方がいいな。
 それもね,もう何度も学習してるんですよ。なのに待つことができないんですな。ままよと思ってやってしまう。

● 折れた芯は芯ホルダーに入れて使う。鉛筆の折れた芯を利用するようになってから,芯ホルダーも使うようになった。
 この uni ホルダーは40年前のもの。物持ちがいい。クリップははずしてある。というか,さっきはずした。

● さらに。その芯ホルダーを床に落として,さらに芯を折ってしまった。何をやってるんだか。
 いくら芯ホルダーに挟んで使ったとしても,何ミリかは使い残しが出る。折る回数に比例して棄てる芯が増える。ギリギリまで使うというポリシー(?)から遠ざかることになる。

● しかし,まぁ,芯を長く出し過ぎて折ってしまうというのも,鉛筆を使った楽しい遊びですよ。そう思うことにしてます。
 鉛筆を使っていればこそ,遊べる遊びね。


(追記 2026.09.29)

● 本文に書いたように,鉛筆が短くなると芯を長く出し過ぎて,最後の最後で芯を折ってしまうことがしばしばある。
 折れた芯はモッタイナイから芯ホルダーに挿して使うんだけれども,鉛筆を補助軸に装着して使うのと芯だけを芯ホルダーに挿して使うのとでは,体験としては全然別のものになるんだな。

● 芯ホルダーで使うのはまるで楽しくない。原初の鉛筆の直系の子孫は芯ホルダーだと思うのだが,木軸で覆って軸ごと削りながら使うという現在の鉛筆の形になったのは,おそらく必然だったのだろう。
 こっちの方が断然楽しいんだわ。

2026年9月22日火曜日

2026.09.22 小さな親切,大きなお世話

ネットから拝借した画像
● ANGERS 上野店で PAPIER TIGRE の製品を展示販売中。A6サイズのノートがあったので買おうかと思ったんだけどもね。
 中紙は72枚。MADE IN FRANCE(PARIS)。が,1,870円とあっては手が出なかった。48枚の Campus は百均で扱ってるから110円で買える。
 見る人が見れば,1,870円の価値はあるのだと思う。が,不粋な人間には・・・・・・

● でも,モレスキンより安いんだよね。モレスキンはけっこう手元に在庫があるんですよ。
 何でこれが買えなかったかな。SDGs 臭が濃かったからか。

● いや,このノートは最初の見開きが目次用になっていて,次の見開きが年間計画表になっている。次からが横罫のページ。ページ数が印刷されている。
 ひと頃流行ったバレットジャーナルに最適化してるんですか。バレットジャーナルなんてものには1㎜も興味がないので(何せ,ぼくは隠居ジジイだからねぇ。必要ないンす),バレットジャーナルがそもそもどういうものなのかわかってないんだけどね。

● ただ,目次を書くページがあったり,ページ数が印刷されていたりすると,こう使えと使い方を指示されているような気がしてさ。大きなお世話だと思っちゃうんですよ。
 好きなように使わせろよ,と反応しちゃうわけです。気持ちが小さいんですよ。

● ノートはね,紙を束ねて綴じてあればいいんですよ。それ以外の余計なことをするな,と。
 余計なことをしているノートが,最近,多いじゃないですか。コーヒーを飲みながら読書記録を書くためのノートとか,やりたいこと100のリストだとか。こういうふうに使うんだったら,こうなってた方が使いやすいでしょ,というニッチ狙いのノートね。

● 需要があると見込んでいるのかもしれないけれども,実際に需要があるのかもしれないけれども,いい大人を子供扱いしているような気がするんだな。
 子供扱いされても仕方がないような大人もいますよ。それは確かにいるんだけどね。ひょっとすると(ひょっとしなくても)自分もそうかもしれないんだけどね。

● 予め使い方を指定して,それ以外の使い方を許さないノートもありますよ。日記帳とか家計簿とかね。日記帳を日記以外の用途に使うことはできるかもしれないけれども,家計簿をそれ以外の用途に転用するのはかなり難しいでしょ。
 そういうのは当然あっていいわけだけれども,ノートは基本,汎用性が最も大事でしょ。誰がどんな使い方をしてもそれらをすべて受け入れてくれるような。

● メーカーにはメーカーの事情があることはわかる。手をこまねいていてはジリ貧だと考えるのも重々理解申しあげる。
 しかし,そういうノートが増えるほど,Campus の汎用性が際立つ結果になる。ぼくの目にはそう映る。