2026年9月29日火曜日

2026.09.28 般若心経の写経を始めてみた 2

● 写経の真似事を始めてみたのだが。硯で墨をすって筆で書くというところまでは入れ込めないので,鉛筆を使っている。まずは,北星クラフツマンの6B。Standard Products が誕生してすぐに買ったもの。
 他にも,三菱の筆鉛筆だの,Faber-Castell の全芯鉛筆の9Bだの,なぜ買ったのか今となってはわからないものが色々ある。そういうものをまとめて使えれば。

● uni の4B。塗装にクラックが入っている。塗装だけかと思ったら軸割れも始まっている。大したことにはならんと思うが,これも写経の真似事に使用する予定。
 三菱鉛筆の名誉のために言っておくが,これは昨日今日買ったものではない。前世紀の,しかも世紀末に至るはるか前のものだと思われる。

● 結局,軸割れを起こしかけている uni 4B の2本と北星クラフツマン6Bのトロイカ体制で行くことにした。写経の友はこの3本。
 実際に書いてみると,アレですよ。4Bは一般筆記でもギリギリ使えるので,そういうものでお経を書き写していても,気持ちが写経向きにならないってのはありますかね。思いっきり濃くて軟らかい方が,気分が乗りやすいと思う。

● 筆圧をかけずに大きくゆっくり書くことをしばらくは意識する必要がある。身につけば自然に意識から外れるだろう。
 あと,鉛筆を普段より立て気味にして,筆感覚に切り替えた方がいいかもしれない。ただし,立てすぎないように。

● 数年前に原稿用紙やら便箋やらをバカバカ買ったことがあった。A6ノートに鉛筆で文字列を埋めるというのが,手帳を除くと,ぼくの唯一の筆記シーンなのだが,別の筆記シーンも作りたいと思ったゆえだ。が,具体的にアテがあったわけではない。
 写経の真似事がいつまで続くかわからないが,原稿用紙や便箋を消費できそうだ。先に書いたように何で買ったのかわからないような10Bや9Bの鉛筆とともに,居場所を与えてやれれば,それが続ける動機にもなりそうな気がする。

2026年9月26日土曜日

2026.09.26 またやっちまった

● またやっちまった。人生,上手く行かないもんだ。こうやるとダメだとわかってるのに,誘蛾灯に吸い寄せられる蛾のように,同じ失敗を正確にやっちまう。
 根元を水平に削ろうとして芯を傷つけたわけではない(と思う)んですよ。それでもポキッと行ってしまった。

● 鉛筆が短くなると,芯を長く出すのがぼくの趣味(?)なんだけれども,根元を水平に削ろうとするのは,芯がもっと短くなってからの方がいいな。
 それもね,もう何度も学習してるんですよ。なのに待つことができないんですな。ままよと思ってやってしまう。

● 折れた芯は芯ホルダーに入れて使う。鉛筆の折れた芯を利用するようになってから,芯ホルダーも使うようになった。
 この uni ホルダーは40年前のもの。物持ちがいい。クリップははずしてある。というか,さっきはずした。

● さらに。その芯ホルダーを床に落として,さらに芯を折ってしまった。何をやってるんだか。
 いくら芯ホルダーに挟んで使ったとしても,何ミリかは使い残しが出る。折る回数に比例して棄てる芯が増える。ギリギリまで使うというポリシー(?)から遠ざかることになる。

● しかし,まぁ,芯を長く出し過ぎて折ってしまうというのも,鉛筆を使った楽しい遊びですよ。そう思うことにしてます。
 鉛筆を使っていればこそ,遊べる遊びね。

2026年9月22日火曜日

2026.09.22 小さな親切,大きなお世話

ネットから拝借した画像
● ANGERS 上野店で PAPIER TIGRE の製品を展示販売中。A6サイズのノートがあったので買おうかと思ったんだけどもね。
 中紙は72枚。MADE IN FRANCE(PARIS)。が,1,870円とあっては手が出なかった。48枚の Campus は百均で扱ってるから110円で買える。
 見る人が見れば,1,870円の価値はあるのだと思う。が,不粋な人間には・・・・・・

● でも,モレスキンより安いんだよね。モレスキンはけっこう手元に在庫があるんですよ。
 何でこれが買えなかったかな。SDGs 臭が濃かったからか。

● いや,このノートは最初の見開きが目次用になっていて,次の見開きが年間計画表になっている。次からが横罫のページ。ページ数が印刷されている。
 ひと頃流行ったバレットジャーナルに最適化してるんですか。バレットジャーナルなんてものには1㎜も興味がないので(何せ,ぼくは隠居ジジイだからねぇ。必要ないンす),バレットジャーナルがそもそもどういうものなのかわかってないんだけどね。

● ただ,目次を書くページがあったり,ページ数が印刷されていたりすると,こう使えと使い方を指示されているような気がしてさ。大きなお世話だと思っちゃうんですよ。
 好きなように使わせろよ,と反応しちゃうわけです。気持ちが小さいんですよ。

● ノートはね,紙を束ねて綴じてあればいいんですよ。それ以外の余計なことをするな,と。
 余計なことをしているノートが,最近,多いじゃないですか。コーヒーを飲みながら読書記録を書くためのノートとか,やりたいこと100のリストだとか。こういうふうに使うんだったら,こうなってた方が使いやすいでしょ,というニッチ狙いのノートね。

● 需要があると見込んでいるのかもしれないけれども,実際に需要があるのかもしれないけれども,いい大人を子供扱いしているような気がするんだな。
 子供扱いされても仕方がないような大人もいますよ。それは確かにいるんだけどね。ひょっとすると(ひょっとしなくても)自分もそうかもしれないんだけどね。

● 予め使い方を指定して,それ以外の使い方を許さないノートもありますよ。日記帳とか家計簿とかね。日記帳を日記以外の用途に使うことはできるかもしれないけれども,家計簿をそれ以外の用途に転用するのはかなり難しいでしょ。
 そういうのは当然あっていいわけだけれども,ノートは基本,汎用性が最も大事でしょ。誰がどんな使い方をしてもそれらをすべて受け入れてくれるような。

● メーカーにはメーカーの事情があることはわかる。手をこまねいていてはジリ貧だと考えるのも重々理解申しあげる。
 しかし,そういうノートが増えるほど,Campus の汎用性が際立つ結果になる。ぼくの目にはそう映る。

2026年9月20日日曜日

2026.09.20 欲望を抑えたあとの清々しさを自分に教えよう

● クソの自慢にもならないのだが,手持ちの鉛筆のうち,生きてる間に5%も使えたら御の字だ。残りの95%は寄付を受け付けているところを探して引き取ってもらおう。
 けれども,この期に及んでなお,使ったことのない鉛筆があると欲しくなる。

● たとえば,三菱の9990だ。在庫管理というものを怠っているから,ひょっとすると何本かは手元にあるのかもしれないのだが,「かもしれない」ものは即ちないということだ。
 ないなら買って使ってみたくなる。使ってみて何がどうなるわけでもない。3分も使えば気がすむだろう。入手した瞬間に気がすんでしまう可能性もある。

● こういうとき,どうするか。そういうときは在庫の保管車(?)を見ることにしている。買ってはいかんと即座に結論が出る。
 鉛筆は使うものであって,語るものではないのだ。“語る” にはカタルシスがあるので,ついそちらに行きたくなるのだが。

● 考えてみるがいい。この世に存在した鉛筆で,現在入手可能なものをすべて使うなんてことはおよそ非現実的だ。
 それは世界には40億人の女性がいるのだから,その全員と付き合って,その中から結婚相手を探そうとするようなものだ。進捗率0.00000001%の状態で自分の寿命が尽きているだろう。
 鉛筆の場合はそこまでではないだろうけれども,もっと時間を大事にしろと言われて然るべきだ。

● この単純な理屈が,しかし,通用しないのが好き者の世界なのだな。そういうアホなことをやってようと本気で思ってしまったりする。軽い狂気だな。
 欲望を野放図に解放してしまうのだ。鉛筆は安いからなおさらだ。

● しかし,そうした欲望を抑えたあとの清々しさ,快感もある。それを自分に教えこまないといかんよね。
 でも,できるかな。何となく,何となくだけれども,自信がないんだよね。

2026年9月18日金曜日

2026.09.18 Hi-uni の価格について

● 諸々考えると,鉛筆の値上げは困難なのだろうけれども,Amazonだと北星9500が40円で買えることがある。
 Hi-uni なんか60年前の1.5倍にしかなっていないわけだが。

● Hi-uni の価格がわかりやすいので,Hi-uni を基準しがちなのだが,Hi-uni より高価な国産鉛筆はチラホラある。たとえば,ホクサイン。他にも,あるのだろうし,現在は消えてしまったが,過去に存在したものもある。
 ただ,ホクサインはポリマー芯で,黒鉛+粘土 で作られた芯の鉛筆では,依然としてHi-uni(と MONO100)が最高額であり続けているのではないか。

● 60年前は官製ハガキが7円だった。現在は12倍になっている。大卒初任給は24,000円だった。これも10倍にはなってるんじゃないか。しかも,当時の大卒は今よりずっと少ない。
 現在の貨幣価値なら Hi-uni は1,200円になる。

● ただし,ここが不思議なところなのだけれども,Hi-uni が世に出た60年前は Hi-uni は頭抜けた存在だったのだと思う,たぶん。
 けれども,現在の目線だと,50円や70円の鉛筆と比べて Hi-uni がそれほど突出しているとは思えない(微差が大差ではあるんだろうけれども)。Hi-uni の稀少性が減少したことによるのか,他の鉛筆が Hi-uni に近づいているのか。

● と言っても,たとえば三菱9800は現行品の Matured より 昔の Patented の方が一格上という感じがする。uni や Hi-uni を出したあと,三菱鉛筆は9800の質を落としたんじゃないかと疑っているのだが,リアルの鉛筆の状況は60年前と現在とでさほど変わっていないと見るのが正解なんだろうか。
 となると,Hi-uni が相対的に大幅安となり,大衆品の仲間入りをした結果,Hi-uni の有難味が薄れたことが使用感に影響を与えているんだろうか。

● uni もそうだが,Hi-uni もよく売れて(時代の追い風を存分に受けた気がする)初期コストの回収は短期間で終わっていると思われる。以後,Hi-uni は三菱鉛筆にたんまりと利益をもたらしたに違いない。
 60年前に比べると Hi-uni は破格に安くなっているのだが,それでも算盤には合っているのだろう。ドル箱ではなくなっているのだろうが。

● 1992年のバブル崩壊以降,日本経済が長期デフレに沈んだにもかかわらず,公共料金だけはジリジリと上げてきた。2017年以降は郵便ハガキを上げすぎとも言える。
 ので,郵便ハガキを基準にして Hi-uni が安くなったと言うのは正確に言えば正しくないのかもしれないけれども,それにしたって60年前の1.5倍にしかなっていないわけだからね。Hi-uni が相対的に高価だった頃にセッセと使ってくれた人たちのおかげで,今のぼくらが安くなった Hi-uni を使えているのだとも言える。

● が,コロナ収束後,Hi-uni に限らず,鉛筆の値上げがないのは異常事態で,それだけ需要が弱いんですかねぇ。
 三菱とトンボの大手2社は,鉛筆依存度はかなり低いだろう。ジェットストリームやクルトガ,ZOOMといった,鉛筆以外の柱を何本も持っている。だから,大手2社は埒外に置くとしても,鉛筆専業を張ってきたメーカーはかなり辛いでしょう。

2026.09.18 川崎の丸善が半額セール

● 昨日,ラゾーナ川崎に入っている丸善に行ったら,全製品(来年の手帳やカレンダーは例外)3割引きセール実施中。
 閉店するのかと思ったのだが,それなら閉店セールと打つだろうから,在庫を減らして改装するんでしょうかね。だいぶ売れたみたいで,棚はスカスカになっていた。川崎丸善がどんなふうに変わるのか楽しみですわ。

● せっかくだからなんか買ってくかと,けっこう粘って探してみたんだけどね。いくら3割引きでも欲しいものはそんなにないんですわ。
 買ったのは uni の2㎜芯(B,2B,3B),uni Palette 鉛筆削り,ZENTO のリフィル(0.38㎜の青,2本)。すべて三菱鉛筆の製品になった。鉛筆削りは使えると思うのだが,あとは使うかどうかわからない。

● 今日行ったら5割引きになっていた。長期休業に入るらしい。その後,再開するかどうかはわからない由。
 店全体がなくなるわけではない。どうやら,文具部門は消えるんじゃないかという印象を持ったのだが,確たることはわからない。

● 5割引きとなると,何か買わなきゃ損と思ってしまうのは貧乏人の性。スーパーのタイムサービスと同じね。
 総菜が半額になると,要らぬものまで買ってしまう。食べ切れないで棄てるか,それじゃもったいないからと無理に食べて太ることになる。そんなことをしてたんじゃいつまで経っても貧乏のままだし,身体にも悪い。わかっちゃいるけど止められない。貧乏人あるある。
 要らないだろうなぁと思いながら,5割引きなんだから買わなきゃ損と思っちゃうところが,われながら何ともなぁ。

● まず,ZENTO のスタンダードと青の替芯4本(昨日も2本買ってる)。
 ZENTO はたぶんスタンダードが一番使いやすいんじゃないかと思う。シグニチャーモデルなどと騒いでいる輩は何のために ZENTO を買おうとしているのか。って,ぼくも買っちゃったんだけど。

● 次にトラディオ・プラマンのリフィル,黒5本。リフィルといっても,リフィルだけで使える。本体要らず。本体も持っているけれども。
 最近始めた写経に使えるかなと思って買いました。プラマンはトメ・ハネ・ハライがちゃんと表現できるというので。そこまでの字を書くわけじゃないんだけどね。
 あと,携帯用のハサミを買い増した。いくら携帯用といっても紙を切るには向かないかもしれない。

● 昨日も買った uni の2㎜芯(B,2B,3B)を追加購入。これなんか典型的にアレですよ。昨日より安く買えるんだから買っとかなきゃ,という発想ですよ。
 ぼくは鉛筆小僧(じゃなくて,鉛筆爺)なので,2㎜芯のシャープペンや芯ホルダーなんか使いやせんのですよ。なのになぜ買う? われながら不可解ですわ。

● 他に,STAEDTLER の芯ホルダーや OHTO の極々細シャープペンもいったんは手に取ったのだが,冷静にも元の棚に戻した。使うかもと思っちゃうんですな。買うかという気持ちがそう思わせる。
 実際には使いやしない。何度も経験してわかっている。だったら,今回買ったすべてのモノを押し戻すべきなんですけどねぇ。

2026年9月17日木曜日

2026.09.17 手帳に過度な期待を持たないこと

● “初めて1年間 使い続けられた 手帳” というのがキャッチコピーになるのだな。1年間使い続けられない人が多いってことか。
 それって,斬新な使い方をしようとするからなんですかね。あるいは,手帳の複数使いをしてそれぞれの顔を立てようとするとか。要は難易度の高い使い方を試みるから途中でやめてしまう,ってことなんですかねぇ。

● そうではなくて,単純に続かないってことですか。その場合,ビジネスマン(ウーマン)なら予定の管理はどうしてるんですか。続かないではすまないはずだよなぁ。
 総務的な仕事であっても毎日同じことの繰り返しではなく,年度を通じて波はあるだろうし,プライベートの予定もあるはずでね。

● 続かないってのはアレか,途中で手帳を変えるってことか。この手帳が自分に合わない(と思った)から別のに変えるという意味ですかね。
 それならいくら変えてもかまわないんじゃないのかなぁ。別にどうということでもないんじゃないか。

● “初めて1年間 使い続けられた 手帳” というのは,あなたに合う初めての手帳になりますよと訴求しているんですかねぇ。これを使えば途中で変えなくてすみますよ,と。
 この手帳,週間バーチカルを主体にして,いくつかの書式を付加した自己実現系の手帳のようなんだけどね。

● 手帳は凡庸な使い方でいいと思うんですよね。したがって,極論すると,手帳なんかどれでもいい。
 手帳に過度な期待をしちゃいけない。手帳を使うことで,夢が叶ったり,なりたい自分になれたりすることはないんだしね。

● もし手帳に対してそこまでの期待を持っているんだとすれば,人生を舐めすぎているか,人生から逃げる構えがあるんだと思うんですよね。
 何をすべきか本当は気づいているのに,それをやりたくないから,手帳を使うことによって自己実現できますよという誘い文句に乗ろうとしている。

● 自己実現系の手帳の中には有料のセミナーを開いたり,コンサルティングをやっているところもある。体のいい詐欺だと思うけれども,この種の詐欺には引っかかる方が悪い。
 よくできた愚者ビジネスで,犯罪性はない。網を張ってるだけで,自ら能動的に動くことはないんだし。

● 手帳に過度な期待を持たないことが肝要だと思う。手帳の他にはない特徴は,予め日付けと曜日が印刷してあることだ。手帳によっては時刻も。
 それによる便利さを享受すればいいのであって,手帳を使うとはその便利さを享受する,それだけのことだ。構えるような話ではない。
 手帳の使い方は凡庸でいいのだ。そう割り切れば,続かないことはないはずなのだ。