2026年10月10日土曜日

2026.10.10 リアルの女児が使いかけにした鉛筆に戻る

● 使いかけの Hi-uni B を使い終えたので,次は,リアルの女児が使いかけにした鉛筆に戻る。
 こういう鉛筆こそ,補助軸で絵柄を消してしまうのはイヤなのだが,そこを両立させるのがクツワのこいつ。が,頭が筒に入ってしまう程度に短くなると,グリップがガタつく。

● 絵柄が見えるのを択るか,ガタつかないのを択るか。いや,そこはガタつかないのを択ることになりますよ。
 鉛筆は書くための実用品だから。軸の絵柄を愛でるのは二の次であるべきですからねぇ。

● つっても,ジタバタはしてみますよ。両方択れるようにね。
 鉛筆に太さを補充することに固執しなければ,自由度はかなり高くなる。幸いにというか,別に幸いでもないのかもしれないが,デフォルトの太さのまま鉛筆を使うことにもだいぶ慣れてきた。特に丸軸の鉛筆の場合には,デフォルトのままで違和感を感じることはだいぶ減ってきた。
 そうなると,鉛筆が短くなっても,軸の絵柄を愛でることは難しくない。透明のキャップを付けてやるだけでいいからだ。
 
● リアルの女児が使いかけにした鉛筆をセカンドランナーとして引き継ぐ栄に浴しているわけだが,今の子供たちはいい鉛筆を使っているんだなぁと昭和原人の爺は思う。
 これらの絵柄鉛筆,すべてBなのだが,9800や8900だと2Bに当たる感じね。中にはHBだろうと思うのもあるが,これは鉛筆にはつきもの。メーカーが違うのだろう。同じHBやBでも,メーカーによって硬度や濃度は違うものだから。


(追記 2026.10.11)

● リアルの女児が使いかけにした鉛筆に戻ったわけだが(左の2本はクラスの男の子と取り替えっこしたものかと思う),絵柄はどれも強烈。パワー全開という感じ。男の子じゃこれは無理。

● 鉛筆として最も優れているのは,キティちゃんのやつ。紛うかたなきBで芯質も良し。
 もちろん,メーカーは不明。細かくググれば突きとめられるかもだけど,不明のままにしておきたい。
 他の鉛筆もかなりいい(左端の1本を除く)。この子はいい家のお嬢ちゃんだったのか。これが普通なのか。

2026年10月9日金曜日

2026.10.09 Hi-uni B,30本を使い終えた

Before
● メルカリで買った使いかけの Hi-uni B,30本。今日,使い終えた。めでたし,めでたし。
 最初から使いかけで,半分以上残ってたのは5本しかなかった。新品に置き換えれば10本程度だと思う。

● 使い始めたのは昨年の4月。その間,Hi-uni しか使わなかったわけではないけれども,1年半かかっている。
 鉛筆1本を使い切るのは大変だ。とにかく鉛筆ってのはモソい(こちらの方言で,長く保つという意味)。使っても使ってもなかなか減らないというのが,ぼくの実感だ。

After
● 世にある鉛筆はどのくらい短くなるまで使われるのだろう。メインユーザーは小学生のはずだが,彼ら彼女らはどのくらい使って,次の鉛筆に乗り換えるんだろう。
 ぼくが小学生のときには補助軸を使っている子はいなかった。ぼくは補助軸というものがあること自体を知らなかった。

● 絶滅危惧種と言いたいくらいに少ないであろう,大人の鉛筆ユーザーはどうなんだろう。ぼくは持ち前のケチ根性が発露してギリギリまで使っているのだが(補助軸を装着した状態の鉛筆が好きってのもある)。
 何のエビデンスもなく申し上げるのだが,半分になるまで使われる鉛筆はそんなにないんじゃないだろうか。

● なぜそうなるかというと,鉛筆があまりに安いからだ。あり得ないくらいに安いのだ。
 加えて,昔から実需以上に生産されてきて,中古品がダブついている。ボールペンやシャープペンに比べて鉛筆は製品寿命が長い。1世紀前に製造されたものでも,問題なく使えるだろう。
 フリマアプリができて,廃業した文具店のデッドストックや家庭に眠っていた鉛筆が表に出るようになった。それらがさらに安く鉛筆を提供するようになった。

● 一回使って捨ててしまっても惜しくない製品になってしまっている。いいことなのか悪いことなのか。
 たぶん,いいことでも悪いことでもないのだろうが,モノの乏しい(したがって,モノに希少性があった)時代を知っている昭和原人には,これがいいことだとは考えづらい。これも,自分は最後まで使おうとする理由のひとつになっていると思う。

● 鉛筆削りで削れなくなるくらいに短くなると,芯を長く出して芯研器で芯を尖らせながら使ってきたのだが,最後に軸を水平に削ろうとして,しばしば芯を折ってしまった。その名残りも露骨に残っている。
 ともあれ,1年半の間,国内最高峰の Hi-uni を満喫させてもらった。これが Hi-uni かというのはわかったつもりでいる。

2026年10月8日木曜日

2026.10.08 Musgrave は愛らしい

● まったく Musgrave ときたら,軸の印字は面白いように落ちるし,消しゴムには飾り以上の意味はないし,しょうがないヤツなんだけれども,全体的に愛らしい。無性に会いたくなることがある。

● Musgrave の名誉のために付け加えておくが,印字が消えやすいのは Musgrave のすべての鉛筆に当てはまることではない。
 たとえば BUGLE 1816 の印字は消えない。Musgrave の中で最も細軸ではないかと思うが,持ちにくいわけではない。気に入っている。上の写真の TEST SCORING 100 も消えない方に入る。

● ただし,ゴム付き鉛筆で消しゴムがまともなのは,ぼくの知る限りひとつもない。
 鉛筆に付いている消しゴムなんて使わないから,特段の問題はないんだが,なんで使えない消しゴムを付けているのだろうとは思う。半世紀前までは日本のゴム付き鉛筆もそうだったけどねぇ。

● であっても,Musgrave,ぼくは好きですよ。ただ,値段がね,あんまり可愛くないんだよね。
 余裕で uni が買えるくらいはするから(ものによっては Hi-uni も買える),そんなにポンポン買い込めるもんじゃないんだな。uni と比べてどちらがいいかと言われりゃ,そりゃあ uni でしょうからね。

● アメリカで買っても,けっこうするんですかね。日本は鉛筆の安い国なんだろうか。
 鉛筆や文具に限らず,日本は物価の安い国になったのは確かなんだろうけれども(昨今のインフレが日本だけの現象なら,日本の物価もいずれ欧米並みになるんだが),鉛筆は特に安いんだろうか。

● 鉛筆は安いものというぼくらの感覚は,世界の常識とはちょっとずれてるんだろうか。
 そんなことはなくて,欧米でも鉛筆は安いものなんだろうね。シャープペンと鉛筆の価格帯の違いは日本と同じなんでしょう。大本の物価が安いってことなんだと思うんですけどね。

● だとすると,三菱鉛筆やトンボ鉛筆は,Hi-uni や MONO100 を欧米で売れば,国内で販売するより利幅が取れるってことになるんですかねぇ。
 Hi-uni なんてアメリカでも高い評価を得ているのだから,ガンガン売ってガンガン儲けて欲しいものだ。

● というわけで,Musgrave から始まって,日本の鉛筆メーカーへのエールで終わる。

2026年10月6日火曜日

2026.10.06 速度が大事。グズグズするな

● 手書きで日記的雑記を書いている。A6 Campus で4枚(8ページ)のノルマを課している(実際には4枚目に入ればいいことにしている)のだが,下手するとそれで半日が潰れてしまう。
 結果,どんどんリアルから遅れることになる。その遅れが1ヶ月に到達しそうだ。少しずつ詰めて行きたいのだが,詰めるどころではない。1日に1日分を書き切ることができない。

● といって,1日4枚のノルマを変えるつもりはない。量を出すのは必須。書くことの醍醐味を味わおうと思うなら,まず量を出すことだ。
 量を出せば醍醐味を味わえるということではないが,量を出すことは必要条件ではある。

● 書くことの醍醐味とは,自分の意識に登っていなかったことを脳から引きずり出せることだ。滅多にないことだが,調子がいいと,芋づる式に引き出せることがある。
 引き出せたからと言って何がどうなるわけではないが,頭がスッキリする。こんなことがどうして自分の頭から出てくるのだと思うのは,けっこうな快感だ。

● もう一点。もう書くことはないとなったところが,“自分との対話” のスタート地点だ。そこからどれだけ吐き出せるかが勝負だ。そのためには量を出さなければならない。
 日記的雑記と言ったけれども,力点は日記にではなく雑記にある。日記なら1日の出来事ややったこと,考えたことを簡潔に書いておけばいいのだろうが,“自分との対話” をしようという場合は,そういうことになならない。

● ログを残すなら手帳でできる。A5のバーチカルを使っているのだから,そこに数行の文章を付け加えればいい。
 手帳とは別にノートを使っているのは,そういうことをするためではない。手書きが楽しいからなのだが,その楽しさを持続させるためには1日4枚のノルマを課してそれを果たした安堵を自分に味わわせることだ。
 何でもいいから,同じことを何度書いてもいいから,1日4枚書くこと。

● しかし,リアルからの遅れを取り戻すことができない。それどころか,どんどん遅れている。そんなことではダメなんだと思ってたんですよ。悶々とまではいかないが,どうにかしないとと思っていた。
 そんなときに,今日,𝕏 でこういうポストを見た。速度の大切さを指摘する内容ね。

● 時間をかけすぎたのでは “自分との対話” が始まらない。それは何となく感じてましたよ。速度なんだな,やっぱりな。
 脳ならの引き出し効果もダラダラと時間をかけて書いたのでは低下するだろう。短い時間に凝縮した方が,集中して書いた方が,引き出せるものが多くなりそうな気がする。
 ちなみに申しあげれば,“自分との対話” と脳からの引き出しは二にして一。

● となれば,改善の方法はたったひとつ。書くときには書くことに集中して,速度を上げること。それ以外に方法はない。小学生が考えてもわかることだ。
 最初にやることは,スマホを触りながらの “ながら書き” をやめることだ。スマホは “ながら” に好適すぎるから困るのだけれども,スマホが悪いのではない。ぼくがいけない。

● 書くときには書くことに集中せよ。書くことだけをやれ。
 「書く瞑想」と言った人がいたけれども,この集中がなければ書くことは瞑想にならない。没入しないといけない。
 ペンを止めるな。いや,ぼくの場合は鉛筆だけれども,ともかく手を止めないこと。

● 一度,その感覚を掴みかけたことがあったと思うのだけれども,結局,何も変わらいまま,今日に至っている。
 ともかく手を止めないで書き続けること。当面の課題はこれだ。集中,没頭,短時間が合言葉だ。そんなに難しいことではないと思っている。心がけてみよう。

● それができるようになれば,1日4枚など1時間もあれば書けるようにならないか。無理か。しかし,2時間もあれば書けるだろう。
 そうなればノルマを5枚にし,6枚にできるかもしれない。それ以上は厳しいだろうが,6枚にはできるんじゃないか。
 その暁には,48枚 Campus を1周間で使い切ることができる。30枚の薄い Campus ならば5日だ。ノートの消費ペースもグンと速まる。ノートを消費するために書いているのではないけれどもね。

● ぼくが書いているのは勉強のためではない。外部にある知識や情報を自分の内部に取り込むためではない。自分の脳内にあるものを吐き出すためだ。
 吐き出す手段としては,文章の形にするのがよいと思う。だから,A6の小さい横罫ノートを使っている。

● 吐き出すときには,一生懸命に吐き出すことに集中すればいいのだ。そうして,速度を出すことだ。
 こうして文字にしてみると,すこぶる当たり前のことだ。そんなことにも自力で気づけなかったのか,と言われそうだ。
 けれども,上の𝕏 のポストに背中を押してもらったと言いますかね。ベストのタイミングでこのポストに接することができました。有難いと思いますよ。

2026.10.05 コクヨのSYSTEMIC,2冊目を購入

● コクヨのノートカバー,SYSTEMIC。ノートカバーとしては機能において最も優れる。さすがコクヨと言いたくなる。細部まで考え抜かれている。
 ただし,A6はだいぶ前に廃番。流通在庫処分のためかバーゲン価格で売られていたのを1つ買った。けど,そんなには使っていない。表紙が見えるクリアカバーを好むので。

● レギュラー Campus ではなくて,限定表紙柄のを連続して使っているからでもある。限定表紙の絵柄もアートでしょ。そのアートを楽しむためには,絵柄を見えなくするカバーであってはいけない。透明なビニールカバーでなくては。
 ので,コクヨ純正の “Campus ノートカバー<クリア>” を使っているわけだ。

● その A6 SYSTEMIC がメルカリに出ていたのでポチってしまった。状態は非常にいい。ほとんど未使用。買ってはみたものの,ほとんど使わないままメルカリに放出というパターンのようだ。
 LIHIT LAB.の Pastello ツイストノートが付いている。これで500円だった。

● しかし,使うのか。“安さに惹かれて買ってしまう” のを続けているから,いつまで経っても貧乏なんだぞ,俺よ。
 実際さぁ,それを買った理由が安かったからというのは,買物の仕方としては最悪だよね。欲しけりゃ(あるいは必要なものなら)定価であっても買え。そうじゃないものはタダでも引き取るな。わかっちゃいるけど,それができない。

● ところで。コクヨと LIHIT LAB.のA6リーフで穴のピッチが異なる件。色々と理由はあるんだろうけど。大人の事情もあるんだろう。
 そうした理由や事情はあるんだろうけれども,ここは企画を統一してもらった方がありがたいのは言うまでもない。

2026年10月4日日曜日

2026.10.04 ANGERS で BLACKWING の取扱いを再開

● ANGERS 丸の内店。BLACKWING が常設コーナーにあった。先日までの企画展「BLACKWING POP UP」で売れ残ったものを処分しようとしているのか,再び BLACKWING を扱うことになったのかは不明。

● 以上は9月27日のこと。今日,ANGERS 上野店を覗いてみたら,上野店にも BLACKWING が並んでいた。
 定番4種は揃っているようだ。オリエンタル産業の高級芯のシットリとした書き味を味わってくれたまえ,諸君。
 想像で言うのだが,Eberhard Faber のオリジナルの BLACKWING を凌ぐ書き味のはずだ。そりゃそうだろ。芯も含めて MADE IN JAPAN なのだから。

● 北星のクラフツマンもほぼ同じ書き味なのだが,BLACKWING ユーザーは,芯だけではなくフォルムにも惹かれているんだろうから,これは言っても仕方がない。
 クラフツマンを硬度別に購入するのはほぼ不可能だし。12硬度セットで買うしかない状況だ。安直にはクラフツマンを勧めにくい事情がある。

● ANGERS はいわゆるセレクトショップになるのだろうが,極端に高価なものはない。一方で,実用文具というよりは,遊びのあるものを多く採用しているようでもある。
 しかし,ボールぺんてる や ぺんてるサインペンを切らさず置いている。コクヨの Campus はないが,測量野帳はある。

● このあたりに ANGERS のこだわりというか哲学というか,上手く言えないが,ANGERS が想定する顧客層,文具を使って何をどうして欲しいと思っているのか,が垣間見えるような気がするのだが,垣間見えるところを具体的に述べてみよと言われても,何も述べることができない。
 そこを強いて言うと,30〜40代の仕事をしている女性,しかも生活をおざなりにしないで丁寧に暮らしていこうとしている女性,が顧客対象。富裕ではないけれども,地に足が着いた堅実さを備えている。情報感度も高い。整えることが好きだし,お洒落も手を抜きたくないと思っている。
 そういう女性が選びたくなる文具や雑貨。価格的に若干の背伸びは必要だが,実用的でいて,ありふれていないものを日本国内はもちろんのこと,アメリカや欧州,アジア圏域で探している。

● 店内の空気感がとてもいい。ジャズが静かな音量でかかっているのだが,それだけが理由ではない。
 売場面積が広すぎないことか。書籍も扱っているからか。置かれている商品や陳列の妙もあるのか。しかし,そのいずれも ANGERS の専売特許ではないからなぁ。

2026年10月2日金曜日

2026.10.02 地球鉛筆 GOLD&BLACK

● 地球鉛筆 GOLD&BLACK 9400。9300は手元にあるが,9200と9400は持ってない(ひょっとすると,あるかもしれない)。
 なくても全然かまわないんだが,メルカリで2ダース600円で出てたんで,ポチってみた。

● というわけで,地球 GOLD&BLACK。上が9300で下が9400。9300には〄があり,9400にはない。製造されたのが1998年3月より前か後かの違いでしょ。
 印字の違いは写真のとおり。伊東屋イートンペンシルの用語で言うと,9300はツヤケシ,9400はツヤアリ。

● 以上はどうでもいいことだが,9300の方が軸が太い。書き味≒芯質は9300がいい。9400は凡庸な鉛筆だ。
 GOLD&BLACK は地球鉛筆のフラッグシップだと思うのだが,9400はフラッグシップであることを諦めている。uni や MONO の対抗馬であることも諦めた。地球鉛筆の敗北宣言のようにも取れる。

● その代わり価格は安いもんね,という(当時の価格で1本40円。9300も1本30円と安かったのだが)。
 uni や Hi-uni は三菱鉛筆に莫大な利益をもたらしたろうが,GOLD&BLACK は地球鉛筆を救わなかった。もの悲しさを感じさせるところがある。

● 書き味は硬めで,uni より MONO に近い。uni よりは MONO に近いと言っているのであって,9400の書き味が MONO に近いということではない。
 凡庸と言っては言い過ぎか。薄めのHBになっている。そこがぼくの好みに合わず,凡庸という表現になったかもしれない。

● 黒で塗装されているから,ルックスもMONOに近い。頭も丸めてあり,頭の3本の金線もクッキリしている。この佇まいを良しとする人は多いだろう。
 ぼくもその一人だけれども,では9400を使うかとなると・・・・・・

● いや,地球9400はとっくに生産されなくなっている。過去にはこういう鉛筆もあったという存在にすぎない。
 あまり情緒を入れ込んで,勝手な物語をでっち上げるのはよろしくないだろう。