2026年10月18日日曜日

2026.10.18 uni の5本入りケース

● メルカリで買ったんですがね(写真は出品者様のを借用)。手持ちの鉛筆の3%しか使わないでぼくの人生は終わると思うので,uni が欲しかったのじゃなく,プラケースが欲しいなと思ったわけですよ。
 5本入りのケースですね。入手したところで使うことはないとわかってるんだけど。

● ところが。開封して早々にコンクリートの床に落としちゃいましてね。ご覧のとおりの破損。
 朝から最悪だ。こういう日は外を歩くんでも気をつけなくちゃいけないよ。

● 薄い樹脂製ですからね。しかも,5本入りで400円の値札があった。ずいぶん昔のもの。経年劣化してただろうし,ま,いずれ壊れるのは免れない。
 でも,開封して早々でしたからね。誰のせいでもなく,自分の不注意によるもの。いずれ壊れたはずと考えて自分を慰めるしかありません。

● uni のケースといえば,消しゴム付きの樹脂製ダース箱が思い浮かぶ。あれは頑丈にできてますな。昔は uni のケースを筆箱代わりに使う人が多かった。
 しかし,それ以外にも3本入りとか5本入りがあったわけね。3本とか5本単位で販売していた。今でも,鉛筆はばら売りとダース売りの他に,3本セットで売ってるのがありますもんね。

● その3本入りとか5本入りのケースは,ダースのケースに比べると華奢だし,元々の数量も少ないのだろうな。
 それだけに,せっかく手に入った5本入りのケースをオシャカにしてしまったのは,われながら残念なことでしたよ。

2026年10月16日金曜日

2026.10.16 SEED のハイパーメタルゴールド

● SEED のハイパーメタルゴールド,SとW。ヨドバシ(.com)で購入。
 鉛筆ではなく専用の消しゴムを挿し込んで使うためのもの。その専用消しゴムが2つ付いてくる。

● ポイント補助軸や伊東屋補助軸を作製しているところが,この製品も作っていると思われる。
 真鍮に透明塗装を被せている。そのため,グリップの指への吸い付きが弱くなっている。それと,ちょっとプラ感が出てしまう。
 ただし,この塗装は使っているうちに取れてくるらしいから,さほど問題とするには及ばない。

● Wは短くなった鉛筆を消しゴム付き鉛筆に仕立てることができる。が,あたりまえだが,頭が重くなる。
 消しゴムは硬いが消し味は無問題。そこは SEED ということ。

● その消しゴムを鉛筆削りで削って使うことを推奨しているようでもある。というか,それができるのがウリであって,細かい消し込みにピッタリですよ,と。
 そうしてくれれば,消しゴムの過半は削り捨てられることになって,消しゴムの売上げが増えると目論んでいるのか,と思うのは下衆の勘繰り。

● メーカーが想定する使い方をするにせよ,鉛筆補助軸として使うにせよ,そんなに売れるものではない。そこはメーカーも承知のはず。
 気になる方は早めに求められた方がよろしかろうと存ずる。

● SEED のハイパーメタルゴールドSに鉛筆を装着した暁には,つくし文具店のキャップ(ゴールド)をを合わせると,なかなか乙。
 このキャップにはクリップもあるから胸ポケットに挿すのも乙かと言うと,それはしない方がよろしかろう。このクリップは,実用に資するというよりも遊び心の発露のように思われる。自宅で使うのが吉かと思う。

2026年10月13日火曜日

2026.10.13 宇野千代の鉛筆の持ち方

● 右は世田谷文学館で開催中の「宇野千代展 わたしと生きて行く私」のチラシ。執筆中の写真。リアルに執筆中ではないんだろうけどね。

● Hi-uni を使っている。持ち方は独特の宇野流。こういう持ち方って,今どきの若者から始まったことじゃなくてね。昔っからあるんですよ。鉛筆の持ち方は最近乱れ始めたわけじゃない。
 筆圧がどうたらこうたら,小さい頃からスマホをいじっているから指の筋肉がどうたらこうたら,なんて関係ない。昔から乱れている。
 乱れているのが普通。いいと思うんです,それで。自己流に勝る正統なし。

● 乱れているというのを多様性に富むと言い換えても同じことだが,その多様性に耐えられない人が時にいる。多様性に正否というモノサシを当てて正の一色に染めたいと考えてしまう人だ。
 多様性というのは散らかっているということだが,その散らかりに耐えられない。整理したいと思ってしまう。
 整理するのはいいことだという世間一般の認知があるから,勇んで整理にかかろうとする。以上をひっくるめて,頭が弱いのだと思う。

● 乱れている=多様性に富む=散らかっている のが自然であって,自然を相手に喧嘩しても始まらない。
 したければすればいいのだが,その矛先がこちらに向かってくると,迷惑なことこの上ない。

● もう一点。どうでもいいことをどうでもいいと見切れないところ。
 専門家というのは(自称も含めて)些末なことにこだわることがある。自分が専門にしていることは重要なことなのだと思いたいんだろうか。分業化の最大の弊害はここだと思っている。

● バカには「総合職」が向いているのだ。分業化,専門化に逃げる方がじつは楽なので,バカほどそっちに行きたがる。バカでも務まるのは専門職の方であることを,バカなりにどこかでわかっているんだろうな。
 そうして,どうでいいつまらないことで声をあげて,自分の存在価値を作ろうとする。騒々しい社会になる。

2026年10月10日土曜日

2026.10.10 リアルの女児が使いかけにした鉛筆に戻る

● 使いかけの Hi-uni B を使い終えたので,次は,リアルの女児が使いかけにした鉛筆に戻る。
 こういう鉛筆こそ,補助軸で絵柄を消してしまうのはイヤなのだが,そこを両立させるのがクツワのこいつ。が,頭が筒に入ってしまう程度に短くなると,グリップがガタつく。

● 絵柄が見えるのを択るか,ガタつかないのを択るか。いや,そこはガタつかないのを択ることになりますよ。
 鉛筆は書くための実用品だから。軸の絵柄を愛でるのは二の次であるべきですからねぇ。

● つっても,ジタバタはしてみますよ。両方択れるようにね。
 鉛筆に太さを補充することに固執しなければ,自由度はかなり高くなる。幸いにというか,別に幸いでもないのかもしれないが,デフォルトの太さのまま鉛筆を使うことにもだいぶ慣れてきた。特に丸軸の鉛筆の場合には,デフォルトのままで違和感を感じることはだいぶ減ってきた。
 そうなると,鉛筆が短くなっても,軸の絵柄を愛でることは難しくない。透明のキャップを付けてやるだけでいいからだ。
 
● リアルの女児が使いかけにした鉛筆をセカンドランナーとして引き継ぐ栄に浴しているわけだが,今の子供たちはいい鉛筆を使っているんだなぁと昭和原人の爺は思う。
 これらの絵柄鉛筆,すべてBなのだが,9800や8900だと2Bに当たる感じね。中にはHBだろうと思うのもあるが,これは鉛筆にはつきもの。メーカーが違うのだろう。同じHBやBでも,メーカーによって硬度や濃度は違うものだから。


(追記 2026.10.11)

● リアルの女児が使いかけにした鉛筆に戻ったわけだが(左の2本はクラスの男の子と取り替えっこしたものかと思う),絵柄はどれも強烈。パワー全開という感じ。男の子じゃこれは無理。

● 鉛筆として最も優れているのは,キティちゃんのやつ。紛うかたなきBで芯質も良し。
 もちろん,メーカーは不明。細かくググれば突きとめられるかもだけど,不明のままにしておきたい。
 他の鉛筆もかなりいい(左端の1本を除く)。この子はいい家のお嬢ちゃんだったのか。これが普通なのか。

2026年10月9日金曜日

2026.10.09 Hi-uni B,30本を使い終えた

Before
● メルカリで買った使いかけの Hi-uni B,30本。今日,使い終えた。めでたし,めでたし。
 最初から使いかけで,半分以上残ってたのは5本しかなかった。新品に置き換えれば10本程度だと思う。

● 使い始めたのは昨年の4月。その間,Hi-uni しか使わなかったわけではないけれども,1年半かかっている。
 鉛筆1本を使い切るのは大変だ。とにかく鉛筆ってのはモソい(こちらの方言で,長く保つという意味)。使っても使ってもなかなか減らないというのが,ぼくの実感だ。

After
● 世にある鉛筆はどのくらい短くなるまで使われるのだろう。メインユーザーは小学生のはずだが,彼ら彼女らはどのくらい使って,次の鉛筆に乗り換えるんだろう。
 ぼくが小学生のときには補助軸を使っている子はいなかった。ぼくは補助軸というものがあること自体を知らなかった。

● 絶滅危惧種と言いたいくらいに少ないであろう,大人の鉛筆ユーザーはどうなんだろう。ぼくは持ち前のケチ根性が発露してギリギリまで使っているのだが(補助軸を装着した状態の鉛筆が好きってのもある)。
 何のエビデンスもなく申し上げるのだが,半分になるまで使われる鉛筆はそんなにないんじゃないだろうか。

● なぜそうなるかというと,鉛筆があまりに安いからだ。あり得ないくらいに安いのだ。
 加えて,昔から実需以上に生産されてきて,中古品がダブついている。ボールペンやシャープペンに比べて鉛筆は製品寿命が長い。1世紀前に製造されたものでも,問題なく使えるだろう。
 フリマアプリができて,廃業した文具店のデッドストックや家庭に眠っていた鉛筆が表に出るようになった。それらがさらに安く鉛筆を提供するようになった。

● 一回使って捨ててしまっても惜しくない製品になってしまっている。いいことなのか悪いことなのか。
 たぶん,いいことでも悪いことでもないのだろうが,モノの乏しい(したがって,モノに希少性があった)時代を知っている昭和原人には,これがいいことだとは考えづらい。これも,自分は最後まで使おうとする理由のひとつになっていると思う。

● 鉛筆削りで削れなくなるくらいに短くなると,芯を長く出して芯研器で芯を尖らせながら使ってきたのだが,最後に軸を水平に削ろうとして,しばしば芯を折ってしまった。その名残りも露骨に残っている。
 ともあれ,1年半の間,国内最高峰の Hi-uni を満喫させてもらった。これが Hi-uni かというのはわかったつもりでいる。

2026年10月8日木曜日

2026.10.08 Musgrave は愛らしい

● まったく Musgrave ときたら,軸の印字は面白いように落ちるし,消しゴムには飾り以上の意味はないし,しょうがないヤツなんだけれども,全体的に愛らしい。無性に会いたくなることがある。

● Musgrave の名誉のために付け加えておくが,印字が消えやすいのは Musgrave のすべての鉛筆に当てはまることではない。
 たとえば BUGLE 1816 の印字は消えない。Musgrave の中で最も細軸ではないかと思うが,持ちにくいわけではない。気に入っている。上の写真の TEST SCORING 100 も消えない方に入る。

● ただし,ゴム付き鉛筆で消しゴムがまともなのは,ぼくの知る限りひとつもない。
 鉛筆に付いている消しゴムなんて使わないから,特段の問題はないんだが,なんで使えない消しゴムを付けているのだろうとは思う。半世紀前までは日本のゴム付き鉛筆もそうだったけどねぇ。

● であっても,Musgrave,ぼくは好きですよ。ただ,値段がね,あんまり可愛くないんだよね。
 余裕で uni が買えるくらいはするから(ものによっては Hi-uni も買える),そんなにポンポン買い込めるもんじゃないんだな。uni と比べてどちらがいいかと言われりゃ,そりゃあ uni でしょうからね。

● アメリカで買っても,けっこうするんですかね。日本は鉛筆の安い国なんだろうか。
 鉛筆や文具に限らず,日本は物価の安い国になったのは確かなんだろうけれども(昨今のインフレが日本だけの現象なら,日本の物価もいずれ欧米並みになるんだが),鉛筆は特に安いんだろうか。

● 鉛筆は安いものというぼくらの感覚は,世界の常識とはちょっとずれてるんだろうか。
 そんなことはなくて,欧米でも鉛筆は安いものなんだろうね。シャープペンと鉛筆の価格帯の違いは日本と同じなんでしょう。大本の物価が安いってことなんだと思うんですけどね。

● だとすると,三菱鉛筆やトンボ鉛筆は,Hi-uni や MONO100 を欧米で売れば,国内で販売するより利幅が取れるってことになるんですかねぇ。
 Hi-uni なんてアメリカでも高い評価を得ているのだから,ガンガン売ってガンガン儲けて欲しいものだ。

● というわけで,Musgrave から始まって,日本の鉛筆メーカーへのエールで終わる。

2026年10月7日水曜日

2026.10.07 BLACKWING 短命説

この出物は3,900円で売れた
● 国内販売が再開されたのが影響してるのかどうか,メルカリでもリーズナブルな価格の BLACKWING の出品が増えたような気がする。
 が,安い BLACKWING なんて三文の値打ちもないというかな。BLACKWING の価値は法外に高価なところにあるのではないか。というか,そこにしかないのじゃないか。

● BLACKWING はいい鉛筆には違いない。書き味も Hi-uni を凌ぐかもしれない。凌がないまでも肉薄しているとは言える。
 しかし,BLACKWING が今ほどの注目を集めているのは,ルックスと価格によるのではないか。特に後者。高いんだから相当いいんだろう,と。

● 消しゴムが消しやすいと言ったって,BLACKWING ユーザーでも普通の消しゴムを使っている人の方が多いだろう。消しやすさで選ぶならそういうことになる。
 ぼく一個は鉛筆は消しゴム付きである必要はないという意見だ。その消しゴムを使う場面はないからだ。

● アメリカにはゴム付きの鉛筆が多い。が,Musgrave に代表されるように,その消しゴムは使いものにならない。ルックス(フォルム)を整えるためのパーツに過ぎないように思われる。
 日本のゴム付き鉛筆の消しゴムは,さすがに消しゴムとしての使用に耐える。筆頭はトンボの2556だけれども,北星9606も三菱9852も消しゴムとして使える消しゴムを付けている。しかし,消し味が単体の消しゴムを上回るということではない。

● BLACKWING の消しゴムはベトナム製のものだが,おそらく日本の消しゴムメーカーのベトナム工場で製造されたものだろう。
 消し味に問題はない。形状からして細部を消すのに向いてもいるだろう。しかし,単体の消しゴムには及ぶまい。

● 結局,高価だというところが BLACKWING の価値なのかな,と。逆に,あの価格を市場に納得させているのが,BLACKWING の凄いところでもある。もちろん,納得していない人もたくさんるだろうけれども,そういう人はそもそも市場に参入しない。
 日本の鉛筆メーカーが自社の鉛筆を作る傍らに BLACKWING を製造しているのだから,供給量は多くはないはずだ。が,ブランドを継続できるだけのユーザーを確保しているやけだ。大したものだ。

● しかし。そういうものはいずれ飽きられる。コアなファンがいるとしても,コアなファンだけでは BLACKWING を支えることはできない。ミーハーがいなくては。SNS で BLACKWING を吹聴している人たちも,大半はミーハーの範疇に属する人たちだ。自分ではコアなファンのつもりでいるのだろうけど。けれども,ミーハーはいずれ離れていくだろう。
 今年来年の話ではないが,静かにフェイドアウトするだろう。その過程がすでに始まっているのかどうかはわからない。