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| この出物は3,900円で売れた |
● 国内販売が再開されたのが影響してるのかどうか,メルカリでもリーズナブルな価格の BLACKWING の出品が増えたような気がする。
が,安い BLACKWING なんて三文の値打ちもないというかな。BLACKWING の価値は法外に高価なところにあるのではないか。というか,そこにしかないのじゃないか。
● BLACKWING はいい鉛筆には違いない。書き味も Hi-uni を凌ぐかもしれない。凌がないまでも肉薄しているとは言える。
しかし,BLACKWING が今ほどの注目を集めているのは,ルックスと価格によるのではないか。特に後者。高いんだから相当いいんだろう,と。
● 消しゴムが消しやすいと言ったって,BLACKWING ユーザーでも普通の消しゴムを使っている人の方が多いだろう。消しやすさで選ぶならそういうことになる。
ぼく一個は鉛筆は消しゴム付きである必要はないという意見だ。その消しゴムを使う場面はないからだ。
● アメリカにはゴム付きの鉛筆が多い。が,Musgrave に代表されるように,その消しゴムは使いものにならない。ルックス(フォルム)を整えるためのパーツに過ぎないように思われる。
日本のゴム付き鉛筆の消しゴムは,さすがに消しゴムとしての使用に耐える。筆頭はトンボの2556だけれども,北星9606も三菱9852も消しゴムとして使える消しゴムを付けている。しかし,消し味が単体の消しゴムを上回るということではない。
● BLACKWING の消しゴムはベトナム製のものだが,おそらく日本の消しゴムメーカーのベトナム工場で製造されたものだろう。
消し味に問題はない。形状からして細部を消すのに向いてもいるだろう。しかし,単体の消しゴムには及ぶまい。
● 結局,高価だというところが BLACKWING の価値なのかな,と。逆に,あの価格を市場に納得させているのが,
BLACKWING の凄いところでもある。もちろん,納得していない人もたくさんるだろうけれども,そういう人はそもそも市場に参入しない。
日本の鉛筆メーカーが自社の鉛筆を作る傍らに BLACKWING を製造しているのだから,供給量は多くはないはずだ。が,ブランドを継続できるだけのユーザーを確保しているやけだ。大したものだ。
● しかし。そういうものはいずれ飽きられる。コアなファンがいるとしても,コアなファンだけでは BLACKWING を支えることはできない。ミーハーがいなくては。SNS で BLACKWING を吹聴している人たちも,大半はミーハーの範疇に属する人たちだ。自分ではコアなファンのつもりでいるのだろうけど。けれども,ミーハーはいずれ離れていくだろう。
今年来年の話ではないが,静かにフェイドアウトするだろう。その過程がすでに始まっているのかどうかはわからない。