2026年2月22日日曜日

2026.02.22 三越文具祭り

● こんなのもあるんですねぇ。16日から23日まで。日本橋三越の5階と7階。
 22日に上野に出る予定があるんだけどもね。たぶん行かないな。

● ほぼすべて,ぼくの筆記スタイルには関係のないもの。ガラスペンとかスタンプとか木軸ペンとかね。
 というか,Campusノートと鉛筆しか使わない人間に来られたって,先様のご迷惑でしょうよ。

● ところが。せっかく上野に来たんでね,寄ってみることにしました。
 上野から山手線で神田。神田駅から歩きましたよ。

● 5階はインクとガラスペン。依然として人気なんですな,ガラスペン。
 こういうところは秋葉原と同じオタクオーラを出してる人が多いのかと思ってたんですが,そんなことはないんでした。普通の人たちでした。

● 7階はスタンプ・はんこ と 木軸ペンがメイン。スタンプ・はんこ は女子御用達かと思ったら,これがそうでもない。
 奥さんや彼女に付いてきたのではなく,自分の意思で来たと思える男子がけっこういるんでした。

● 木軸ペンは少年たちに人気と聞いたんだけども,ぼくが行ったときには少年たちは見かけなかった。
 木軸なんて鉛筆だけで充分だろうよ。万年筆やボールペンを木軸にして何が楽しいのだ? と思う時点で時代に添えていないんでしょうな。仕方がない。
 滞在時間は30分程度。やっぱり,ぼくには無縁のものでした。すみませんでした。

● 日本橋三越は建物自体が国の重要文化財に指定されている。建築や近代遺産に興味のある人はもちろん,そんなのどうでもいいと思ってる人でもけっこう遊べるところなんだよね。
 日本橋にある老舗のデパートなんだから,集客力はある。しかも,富裕層を呼べているように見える。西武やそごうとは違う。
 催事も多彩だ。もちろん,律儀に付き合ったんじゃお金がもたない。チャッカリ付き合わないといけない。

● ここの屋上もぼくはわりと好きだ。立派な神社があり,日本庭園がある。天気が良ければ,ここでぼんやりするのも悪くない。平日ならぼんやりできる程度には空いていると思う。
 都市ならではの楽しみ方ができるんじゃなかろうか。というか,東京ならではの楽しみ方ね。

2026.02.22 横罫の測量野帳が出た

● 自治医大駅前の「うさぎや自治医大店」を覗いてみた。入口のほど近くに “コクヨ,春の Campus 祭り” のコーナーがありまして。
 そこに「ポケットノート」というのがありました。“スキマ時間で勉強できるポケットノート” とあります。

● 判型は測量野帳と同じ。表紙の硬さも測量野帳。8枚折丁を5つ重ねて製本するのも測量野帳と同じ。
 しかし,罫線は Campus 罫。B罫であります。23行。

● 要するに,横罫の測量野帳が出たって感じです。大昔にはありましたけどね,横罫の測量野帳。製品系列は「セ」ではなく「ノ」でしたけどね。
 お値段は418円。測量野帳よりチトお高い。

● 「ハーフサイズだから要点を一目で見返せる」と謳っておりますが,中高生には A6 Campus を使えばいいんじゃないですかと申しあげたい。Campus なら百円ショップでも買える。デキる受験生は安いノートを使うものでしょう。
 え? そんなことはないんですか。418円くらい気にしないんですか。そうなんですか。

● が,このノートは中高生よりも野帳好きの大人が買うかもね。ぼくも売場にあった全色を買いました。
 横罫の測量野帳? ダッセー,となりますかね。ぼくもこのノートをリピートすることはないと思いますわ。LEVEL BOOK を,左ページの縦線を無視して,横罫ノートとして使ってましたんでね。418円も出して,このノートを使う理由はないッス。

2026年2月21日土曜日

2026.02.21 アートに親しむ

● 今月11日に丸善本店でPENONのウッドポストカードを1枚買った。ゴッホの「夜のカフェテラス」。
 その「夜のカフェテラス」は雑に立て掛けている。毎日眺めてますよ。アートに親しんでる。

● 「鬼滅の刃」と同居しているんだけどね。ぼくの筆記空間は整理とか整頓とは無縁のとっ散らかりで満ちている。
 これでいいと思っているわけではないが,これじゃダメだと思っているわけでもない。

● A6 Campus の透明カバーに絵ハガキを挿し込む。アートに親しむってのは,この程度でいいと思うんだな。
 現在使用中の Campus の表紙も立派なアートだわ。してみると,女性の多くは普段からアートに親しんでそうだよ。

● こうした絵ハガキは,無料の展示即売会に出かけていくと何枚か手に入る。そういうものを捨てないで,有効(?)活用すればいいんだよね。
 作者も喜んでくれるだろう。展示している絵を買ってくれればもっと喜ぶだろうけどさ。

● アートに親しむのにお金は要らない。美術館にわざわざ出かけていくこともなければ,分厚い画集を買って部屋を狭くする必要もない。
 あんまりシャカリキにならないで,ゆるーくいい加減にやってけばいいんじゃないですかね。

● ぼくの場合だと,必要なのはA6ノートの透明カバーだけ。ここで調子こいて,革製のカバーなんか買ってカッコつけちゃったりすると,アートに親しむことは難しくなる。
 アートにはチープが似合うんでさぁ。力まないことですよ。

● でもって,アートに親しむと何が変わるかといえば,そんなもの,何も変わらない。アートに親しめば何かが変わるなんて考えるのは,人生を舐めてるでしょうよ。
 コンマ何秒か,かすかにホッとする。それだけです。本物の作品を見て深い啓示を得たなんてのは,偉大な芸術家の伝記にしか出てきませんよ。オレはには間違っても起きませんよ。

● たとえば,これだってアートだよなぁ。弘前の平山萬年堂のカレンダーのに印刷されていた。そこだけ切り取ってクリアケースに入れて,時々眺めている。
 アートに親しんでいるわけね。

● ちなみに,そのときに買った「弘前煉瓦レッド」のインク。サファリに吸わせて使ってみようと思ってるんだけども,なかなかその機会がない。

2026年2月20日金曜日

2026.02.20 上田健次 『銀座「四宝堂」文房具店Ⅴ』

書名 銀座「四宝堂」文房具店Ⅴ
著者 上田健次
発行所 小学館文庫
発行年月日 2025.04.09
価格(税別) 710円

● 『Ⅴ』の小道具は “ものさし” “カード” “ナイフ” “サインペン” “絵具”。
 “ものさし” では中学生コンビの瑛太と晴菜が再登場する。

● 「定番品というのは,その豊富な販売量もあって,価格を抑えながら高品質なものが多いのです」(p203)と主人公に言わせている。ぺんてるのサインペンとボールぺんてるについて主人公が語る場面。
 定番品の代表が Campus ノートだと思うのだが,Campus に限らず,素直に定番品を使った方がいいとぼくも思う。マイナーにこだわるのも別に悪くはないんだけれども。

● 他に以下のような金言も出てくる。こういうのも尖り過ぎてはいけないし,あたりまえ過ぎてもインパクトに欠ける。基本,ある程度に流布しているものである必要があるだろう。
 お客さんの代わりはいくらでもいるけれど,一緒に働いてくれる人の代わりを見つけるのは大変だもの。(p88)
 研ぐのはお前じゃなくて砥石の仕事だ。強く押しつけたからって,うまく研げる訳じゃない。(p160)
 そう,残酷なまでに努力だけでは,どうしようもないものが芸術にはあって,持たざる者が持つ者を超えることはない。(p271)
 好きなことで食べていける生活を羨む人がいるけれど,俺に言わせれば何も分かっちゃいない。好きなことは好きなことにしておくべきだ。日々の糧を得る手段となった瞬間に,そこにはある種の計算が生まれてしまうし,そうあって然るべきだ。(p291)
● ライトノベルだろうと純文学だろうと,小説を読むなんて何十年ぶりだろう。だんだん読み方を思い出してきたというか,早く読めるようになってきた(早く読めても仕方がないのだが)。ストーリーの展開に慣れてきたせいもある。
 本というのは移動中の電車の中でしか読まない(読めない)ものになっていたが,今回は家でもチョコチョコ読めた。

2026年2月18日水曜日

2026.02.18 上田健次 『銀座「四宝堂」文房具店Ⅳ』

書名 銀座「四宝堂」文房具店Ⅳ
著者 上田健次
発行所 小学館文庫
発行年月日 2024.10.09
価格(税別) 730円

● Ⅳの小道具は “リボン” “スクラップブック” “ボールペン” “クリップ” “奉書紙”。4巻目にもなれば,これらを咬ませたストーリーを作るのも手慣れたものだなという印象になる。

● 「糊やペンなどはコンビニでもお求めいただけます。さすがにスクラップブックは置いてないでしょうが・・・・・・。けれど,ネットショップなどであれば当店を遥かに超える品揃えをしておりますし,翌日にはご自宅にお届けするなど配送サービスも充実しております。当店のような小さな文房具店などは,せいぜい丁寧な応接に務めるぐらいしか差別化できる要素がないのが実情です」(p82)と主人公の宝田硯に言わせているのだが,丁寧な応接というのはリアルの文具店ではなかなかないな。
 店員はレジにしかいないもん。こちらに近づいてきて,何かお探しですかと訊いてくる店員はいない。

● そんなことをしたらお客は逃げそうだしね。丁寧な応接を差別化要因にするのは,実際には難しそうだ。
 ただ,店内の空気感がいいなと思うことはある。空気感を作るものは何なのか,ぼくにはよくわからないのだけれども,店主の性格とか人間性が空気に滲みだすってのはたぶんあるのだと思う。とすると,これは技術の問題ではないことになる。

● 銀座について「とても不思議なところよね。モダンなのに日本らしさもあって,気品にあふれているのに親しみやすい,高級なのにお買い得な気持ちにさせて,懐かしい雰囲気なのに新しさを感じさせる」(p246)と登場人物に言わせている。
 ぼくに銀座について語る資格があるとは思えないが,この指摘に概ね賛成だ。ぼく自身,池袋でも新宿でも渋谷でも六本木でもなく,銀座に出ることが多い。銀座が一番カンファタブルだ。
 ただし,ぼくが入れるのは文具店だけ。銀座で飲んだり食べたりしたのは,トータルでも片手で数えられるくらいしかない。飲食は新橋ってことになっちゃうんだわ。

● 「新入りの一番の仕事は元気な挨拶と返事をすることだ」(p148)などとも言わせている。誰からも異論がでないであろう教訓も所々に散りばめて,ストーリーを流していく。
 この教訓が登場するのは今回が初めてではない。これが語られやすい場面設定が何度かあった。

2026年2月17日火曜日

2026.02.17 オープンスペースでペコちゃん缶ペンケース

● 宇都宮テラス2階にあるレストコーナーでノートを広げる。ここ,曜日や時間帯を問わずたいてい混んでいて,空席がないことが多い。
 今日は一席だけ空いていた。平日の正午を30分ほど過ぎた頃なんですけどね。

● 高校生が勉強してることはあるけれども,ほとんどの人はパソコンを広げて仕事をしているか(といっても,左隣の人はネットでたっぷり遊んでから仕事を始めたようだ),スマホをいじっているか,居眠りをしているかで,ノートを広げる人はまず見かけない。
 まして,鉛筆を使ってる人なんていない。高校生も鉛筆は使っていない。シャープペンとボールペンだ。そういうところでノートを広げ鉛筆を持つのは,むしろ望むところというものだ。

● 家でやっているのと同じことを場所を変えてやるのはいいものだ。それもホテルの客室より,自分以外の人間がいるオープンスペースの方がいい。景色と空気が変わるからだ。
 中学生や高校生が図書館で勉強したがるのもわかる。プロの作家でもファミレスを仕事の場にしている人がいるらしいのも納得だ。

● しかし,一方で自宅が一番いいのも事実。一番いいから自宅じゃないと作業ができないという人もいるかもしれない。
 が,大方の人は時々,景色と空間変えてみたくなるだろう。最近はこうしたオープンスペースが増えたから,それがしやすくなった。

● ファミレスを仕事場にするのは,いくら朝昼晩と食事や飲物を注文しても,気が引けるところがある(やったことはないけど)。こういうところならタダだし,そうした気遣いをしなくてすむ。
 ただし,長居はしづらい感じね。

● ちなみに,こういうところでペコちゃん缶ペンケースを使うことに,まったく抵抗を感じないタイプでありますよ。
 誰も自分のことなんか注目してませんからね。注目されたって全然かまいませんけどね。

2026年2月15日日曜日

2026.02.15 再び,鉛筆を持ち出した

● 今どきは小学生の女児でも使わないであろう,ペコちゃん缶ペンケース。ハサミを携帯用の小さいものにすれば,鉛筆とその一族郎党を収納できる。字消板も入る。
 で,今回はハサミを小さいのに替えて,久方ぶりにシャープペンではなく鉛筆を持ってきた。出先ではシャープペンの方が世話なしでいいかとも思うんだけど。

● 北星9500を3本,たんぽぽ補助軸,uni Palette(無印版)を持ってきた。他に両面テープも別のポーチにいれて持参。
 これだけあれば,ノート,手帳,連用日記のすべてに対応可能。

● あらためて,それらを眺めながら,これだけあればいいのか,余計なモノを色々と持ち過ぎているなぁ,と思っている。
 反省せよ。人生やってくのに,そんなに荷物は要らないよ。

● それなのに文具に限ってみても,どうしてたくさん抱えてしまうのか。只今現在も “たくさん抱えてしまう” は進行中だ。歯止めがかからない。
 生きてる間に使えるのは,さてどのくらいだろう。1割程度か。2割は使えるだろうか。

● そもそも,ぼくは文字しか書かない。文字しか書かないのだから書ければ何でもいい,という方向に行くのが,ある意味,健全でもあると思うんですよ。
 何でもいいんだから,そもそも選ぶ必要なんてない。たぶん辿り着けることはないだろうけれども,いわゆるひとつの理想の境地。

● で,北星9500 をたんぽぽ補助軸に入れて使っているわけだけどね。何気ない顔をした逸品というのがあるもので,9500はそのひとつ。
 Hi-uni や MONO100 は最初から逸品の面構えだが,普通の顔をした逸品があるわけだよね。