2024年4月11日木曜日

2024.04.11 鉛筆の芯はなかなか減らない

● 先月からメイン筆記具を鉛筆に変えた。まずは使いかけの鉛筆から使っていこう(使い始めたのは30年前か40年前かわからないが),とりあえずBから,というわけで,Bの7本体制で出発。
 が,もう1本出てきたので,8本体制になった。

● しかし,鉛筆の芯って減らないな。もっと小気味よく減ってくれんかな。
 使いかけ鉛筆はまだまだあって,次は2B,HB,と使っていく予定なんだが,使いかけ鉛筆だけでぼくの人生は終わりそうだぞ。

● 測量野帳(LEVEL BOOK)を,びっしりと文字列を書きこむという使い方で(頁は両面使用),10日で1冊使うんだからけっこうなヘビーユーザーでしょ。受験生には負けるけど。
 それでも鉛筆ってなかなか減ってくれないねぇ。児童生徒は途中で鉛筆を失くしたりもできるんだろうけど,年寄りにはそれもできない。

● 鉛筆を使うようになって感じること,もう一点。
 文字を “書く” だけなら,鉛筆は小学校低学年用の “かきかた鉛筆” で充分だ。トンボ8900や三菱9800なら何の不足もない。その状況で,Hi-uni や MONO100 に誘導するのは難しかろう。
 普及品の硬度の幅を狭めて,Hi-uni や MONO100 に行かざるを得ないようにする方策が有効なのは,“描く” ために鉛筆を使っている人に対する場合だ。

● メーカーも販売店も,“書く” 人よりも “描く” 人が増えてくれた方が,ありがたいはずだが,鉛筆の使われ方はすでに “描く” がメインストリームになっているなのだろうな。
 伊東屋が鉛筆はすべて7Fの画材フロアに集めているが,それで正解なのだろう。

● となれば,業界としては,画才のないヤツをいかにその気にさせるかが重要課題となる。メーカーはとっくに色々やってますわね。そのための努力をしている。
 才能がないのにその気になっちゃってるのも,佃煮にするほどいると思う。その佃煮たちがメーカーや販売店の社員を養っている。

● この構造はジャンルを問わず同じ。裾野を広げるとはそういうことで,佃煮たちがいてくれないと,世界が干上がってしまう。
 佃煮たちもけっこう楽しんでいるんだから,この世は調和に満ちているのだ。

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