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2023年4月19日水曜日

2023.04.19 パイロットの歴代キャップレス展

● 京橋のパイロット本社の1階ロビーで,歴代のキャップレスが展示されている。5月31日までやっているから,慌てることもないんだけれども,せっかく東京にいるのだから,見に行ってみよう。
 1963年に初代が出て,今年で60周年。これ以外に何かイベントがあるんだろうか。

● パイロットいえば,エリートSだ。大橋巨泉のハッパフミフミだ。中学校の入学祝いに親が乏しい稼ぎの中から買ってくれたのがこの万年筆だった。大事にしすぎてほとんど使わないまま,結局ダメにしてしまったけど。
 そんなわけでエリートSには思い入れがあるので,後継のミニ万年筆を買って,それは今も持っている。パイロットのインクは裏抜けしやすいから,プラチナのインクを入れて使うつもりでコンバータも買った。

● 両面使用が前提のノートにはパイロットのインクは向かないと思ってしまっている。最後の一滴がなくなるまでカスれることなく書けるとか,パイロットインクならではの凄いところもあるんだけどさ。
 パイロットのインクで抜けない紙っていうと,どんなのがあるんだろう。トモエリバーは大丈夫のようなのだが。昨年,能率手帳ゴールド60周年記念で,日本能率協会がパイロットとコラボして,記念のキャップレスを365本限定で販売した。能率手帳ゴールドの紙はパイロットインクでも抜けないのだろうね。

● キャップレスは1本も持っていない。ノック式の万年筆ではプラチナのキュリダスを買ったんだけど,これがノックが効かないという不良品(だと思う)。ノックするとペン先が出るのだが,もう1回ノックしても引っ込まない。原因はよくわからない。バネが弱いのか,他に理由があるのか。
 だもので,万年筆のノック式には少ぉし不信感を持っている。ボールペンはノック式にあらずんばボールペンにあらず,といくらいのもので,あのフリクションも本格的に売れだしたのはノック式が出てからだ。
 が,今のところは,万年筆も同じということにはなっていない。たぶん,ずっとならない。ボールペンとは訳が違うというのは,素人でも何点か思い当たるからね。

● 初号機が出た1963年にからの数年間が最も活発に製品が出ている。だんだん間遠くなる。完成形に近づく,あるいは成熟してきたということなんでしょう。改善すべきところは改善して,改善を要するところがだんだん見えなくなってきた,と。
 あの時代に戻れるなら,全部買い揃えたいですな。

2022年8月30日火曜日

2022.08.30 大正時代の万年筆展

パイロットコーポレーション本社 1階エントランスギャラリー

● 京橋に行って,パイロットの「大正時代の万年筆展」を見てきたんですけどね。この展示は6月1日から8月31日まで。明日で終わる。
 ギリギリ間に合ってよかった。何で知ったかというと,「Bun2」でだったと思う(定かではないけどね)。

● 半ズボンにサンダルといういでたちだったので,入るのにかなり気後れしましたよ。こんな恰好で相すみませんでした。
 展示もね,わかる人が見ないと無意味でしょうな。ぼくが見てもしょうがなかったかもです。美術品と同じですわね。
 ただ,どれほどの見巧者でも,初期にはわけがわからない期間があったでしょうからね。ごく短かかったと思うんですけどね。

● 今,この万年筆があっても使えない(使わない)でしょうね。手が混んでいる。もったいなくて使えないとなる可能性がある。工芸品として眺めて楽しむしかない。
 今の万年筆ならどんなに高価なものでも工芸品とみなすことはないんじゃないか。プラチナが自社の創業100周年を記念して,2019年に出した「Century “THE PRIME”」は100万円もするけれど,仕舞い込んで使わないなんてことにはならないと思う。ガシガシ使うだろう。
 買えっこないから,言えることかもしれませんがね。

● 機能的には今の万年筆の方がはるかに優れているはず。パイロットでいえば,ここに並んでいるどの万年筆よりも千円のカクノの方が使いやすいでしょ。
 大正時代から万年筆を作り続けてきたから,ノウハウがつながって今の万年筆がある。先人たちが積みあげてきた踏み石の上に立っているようなものではありますね。

● 「ケータイもメールもなかった時代」の万年筆なんだけども,この時代に万年筆を持てた人は国民のごく一部でしょ。庶民には高嶺の花だったはず。
 今は庶民がスマホで,TwitterでもLINEでも,文字を書いて意思や用件を伝えることができる。お互い,いい時代に生まれましたな,ご同輩。

● 万年筆も大衆化した。蒔絵が装飾された20万円の万年筆はなかなか買えないとしても,1万円と少しで買えるカスタムなら,ほとんどの人は文句ないでしょ。ぼくはカクノで充分だと思ってますけどね。
 万年筆以外の筆記具も格段の進歩を遂げ,誰でもペンを持てるようになった。大正時代の庶民と現在の庶民を比較して,最も異なるところは,現在の庶民はたくさん文字を書くようになったことかもしれない。
 TwitterやLINEはひとまず置いて,手書きに限ってみても,大正時代よりは書くようになってますよね。みんなが手帳を持つようになったし。

2021年6月9日水曜日

2021.06.09 Bun2 2021-6月号

● 横浜は伊勢佐木町,イセザキモールにある有隣堂でもらってきた。
 有隣堂といえば,東京や神奈川のアトレには必ず店を出していて,駅ナカ書店or文具店の巨人だと思っていたが,この伊勢佐木町の店が本店なんですね。開業は1909年というから(『文具店ガイド』玄光社 p54),老舗中の老舗だったわけね。

● 今回の特集は「描きをイロイロ楽しもう!」。年6回の隔月刊行。毎回,新味や鮮度を盛り込もうとすると,どうしても筆記具,とりわけボールペンが頼みの綱にならざるを得ない。
 最も変化が速い領域はここになる。が,定番もしっかり残っていて,ぼくは手帳用にパイロットの Hi-TEC-C COLETO を10年以上使い続けているが,リフィルの補充に問題はない。

● ともあれ。まず取り上げられているのは,ゼブラの SARASA R と三菱鉛筆の uni-ball one。どちらも濃い文字を書けるようにという製品。市場に出たのは uni-ball one が早く,SARASA R が後に続いた。
 正直,ぼくが使う分には,従来品との差はあっても微差という印象になるのだが(つまり,従来品でも濃いから。万年筆に比べれば段違い),主なユーザーである中学生や高校生にとってはそうではないらしい。君たちはすごいねぇ。

● ちなみに,この両者を比べると,先行者であることと,クリップのデザインが洒落ているという理由で,uni-ball one にアドバンテージがあると思う。SARASA R は模倣者と見られかねないのが辛いところ。決してそんなことはないのだと思うが。
 が,インクの色で SARASA R にも独自性がある。従来のSARASAとつなげてみると,大変な多色展開。
 ぼくはSARASAのグリーンブラック(0.5mm)を愛用中なのだけど,SARASA R のグリーンブラック(0.4mm)も購入した。

● パイロットの「パラレルペン」は,カリグラフィー文字を書くという用途に特化した割切りが肝なのだろうが,発売は1999年だ。その存在を今まで知らないでいた。知らないでいたのは自分には無縁なものだから。
 当初は海外で売れたらしい。そりゃそうだ。カリグラフィーってアルファベットじゃなきゃね。けれども,日本でも「最近のインクブームで注目度がアップ」したとある。そうなのか。ユーザーは主に女性でしょうね。サラッとした遊びは男性より女性が上手い。

● トンボのモノグラフライト。ニードルチップだと手元の視界が広くなって精密な筆記が可能になる。なるほど。
 さらに,「筆記ボールを後ろから押圧するためのスプリングをチップに内蔵している」のが低粘度油性ボールペンの標準だが,「モノグラフライトはスプリングレス化を実現」したとある。ゾクゾクするような話だけども,雑なイメージは湧くものの,なるほどとまで言えるほどにはわからない。

● 「軸色はモノカラーが一番人気」というのはよくわかる。トンボといえば青と白の縞々でしょ。MONO消しゴムで育ってますからね,ぼくら。
 現に自分も0.38mmのモノカラーのやつを購入している。まだ,使ってはいないんだけど。
 自分が使用しているボールペンの中でニードルチップは Hi-TEC-C のみで,他はコーンチップ。正直,チップの形状に注意を向けたことはほとんどなかったですね。ニードルチップって,極細のサインペン用のものだと思ってた。

● というわけで,ペンが主役なんだけども,その中で唯一,紙製品が登場している。コクヨのPERPANEP(ペルパネプ)。「ツルツル」「サラサラ」「ザラザラ」の3種の紙。「ツルツルは,思考の発散に最適という位置付け」らしいのだが,それは正しいのか。目下のところ,「ザラザラ」が一番人気。
 筆記具も併せて提案していて,「ツルツル」にはコクヨのファインライター(極細サインペン),「サラサラ」にはゼブラのSARASA(ゲルボールペン),「ザラザラ」にはプラチナのPreppy(万年筆)。多くの文具店で特設コーナーを設けているから,しばしば見かける。白いPreppyを買ってしまった。Preppyは何本も持ってるんだけど。ともあれ,筆記具はいずれも安いものだ。

● が,ノートの方はA5サイズ60枚で900円(ペンを作るより紙製品を作る方が,利益の源泉を見つけやすいんですかねぇ)。ウルトラフラットに開くので中央の段差が気にならない。A4の1枚の用紙とみなした使い方も可という。
 900円では高級ノートの部類に入る。Campusでいいじゃん,となりそうだ。つまり,PERPANEPにはCampusという強大な敵がいる。
 罫線は5種。3mm方眼,4mm方眼,5mm方眼,4mmドット方眼,6mmステノ罫(真ん中に縦線が1本入った横罫)。4mmドット方眼が最も売れているらしい。

2016年9月6日火曜日

2016.09.06 エリート万年筆は気がすんだ。三菱鉛筆ノートも気がすんだ

● 三菱鉛筆の「創業130年限定セット」に付いていた「プレミアムノートブック」にパイロットのエリート万年筆を合わせているんだけど,ジークエンスのときと同じで,数日間何も書かないで過ぎることがあった。
 これ,身体が正直に反応しているのだと思う。身体が使いたくないと言っている。ダイスキン+Preppyに戻してくれ,と。

● 三菱鉛筆ノートは「中紙には,なめらかな書き心地を徹底的に追求した紙を使用しています」とある。鉛筆で書くのに最適な紙を追求したんだろうけど,万年筆で書いてもそのことは感じる。
 エリート万年筆を合わせるとヌラヌラスルスルと滑らかだ。Preppyで書いてもダイスキンより抵抗なくペン先が滑っていく。

● が,ダイスキンにPreppyで書いたときの文字を刻む感じ,カリカリというほどよい抵抗感。そちらの方に,ぼくは快を感じる。
 したがって,三菱鉛筆ノートを使い終えたら,ダイスキン+Preppyの300円システムにいったん戻すつもりだ。

● 身体感覚にしたがってそうするわけなんだけど,そこにあえて頭で考えた理屈を乗せると次のようになる。
 万年筆は筆圧を書けずに自重を利用して書いていくものだと,何かで読んだことがある。そのためにはある程度重くなければならない。
 Preppyはオールプラスチック製で大変軽い。自重で書くなんてのはとても無理。この点,エリート万年筆ならそれができると思われる。
 だけど,ぼくにはできないんだな。単純に重いと感じるだけ。軽いPreppyがいいかなと思ってしまうのだ。

● エリート万年筆を使ってみようと思ったのは,はるかな昔,中学時代へのノスタルジアからだった。で,少し使うとそのノスタルジアが満たされて,気がすんでしまったようなところもある。

● 三菱鉛筆ノートでもエリート万年筆だとときに裏に写ったり,滲むこともある(ダイスキンほどではない)。この点でノートに不満を鳴らすつもりはない。鉛筆を使って書いてくれと念じて作られたノートだろうから。
 パイロットのインク(ブルーブラック)の性質ゆえかもしれないし,エリート万年筆のインクの出が良すぎるからかもしれない。いや,これくらいは出てくれていいのかもしれないけれど。

● 三菱鉛筆ノートは正規のA6サイズ。対して,ダイスキンはA6を下回る独自の(というよりモレスキンを真似た)サイズだ。
 しかも,三菱鉛筆ノートにカバーをかけて使っているので,ダイスキンより相当大きくなっている。ダイスキンのサイズの絶妙感を感じる結果になる。
 この点はモレスキンの功績? いや,モレスキン以前からあったのだろうな。

2016年8月24日水曜日

2016.08.23 パイロットのエリート万年筆にトラブル

● インクが漏れていたんですよ。ペン先から滴ることはなかったんだけど,タンクの内部にインクが溢れていた。カートリッジがきちんと装着されていなかったのかな。
 パイロットがカートリッジの形態をしばしば変えていて,最新型ではないカートリッジを使った? 逆にエリート万年筆がだいぶ前のものだから,最新型のカートリッジに逆に合わなかった?
 どちらもあり得ないね。

● たださ,これじゃ使えないよ。中古で1,400円で買ったものだからあまり文句は言わないけれど,こういうことでは200円のPreppyに劣ることになってしまう。
 質感とか書き味は大事なものに違いないけれども,何より大切なのは万年筆の基本的なメカニズムが破綻せずに動いてくれることだ。

● 今,手元にあるカートリッジではなく,文具店でひとつ買い求めて,それを使ってみよう。それでダメならパイロットには愛想を尽かすことにするぞ。
 前にパイロット製のボールペンでも痛い目にあっているので。Hi-Tec-Cは何年も頑張ってくれているのだが。

● ともあれ。という状態なので,カートリッジを抜いた。あたりまえっちゃあたりまえなんだけど,抜いたあともしばらくは使える。ヌルヌルスラスラと書ける。
 インクが切れるそのときまでインクの出がまったく変わらなかった。徐々に出が悪くなり,かすれるようになり,ということがなくスムーズに筆記できた。そして突然,まったく書けなくなった。
 いいぞ,いいぞ,エリート万年筆,と思った。

● 宇都宮駅ビルに入っている八重洲ブックセンターの文具売場で,パイロットのカートリッジを購入。5本入りで200円。カクノを扱っているので,カートリッジもあったんですね。
 近くのモスバーガーに入ってさっそく装着してみた。すぐに書ける状態になった。今度はどうか。インク漏れはしないでくれよ。


(追記 2016.08.24)

 今にいたるまでインク漏れは発生せず。前回はキチッと挿せてなかったんだろうな。パイロット製品に不具合があったのではなく,ぼくの装着ミスということ。

2016.08.20 三菱鉛筆のプレミアムノートを使い始める

● 先日購入した三菱鉛筆の「創業130年限定セット」に付いていた「プレミアムノートブック」を使ってみることにした。合わせるのはパイロットのエリート万年筆。
 ダイスキンでエリート万年筆を使うと少し裏写りが起きてしまうが,このノートではそういうことはまったなし。ちょっと厚めの紙だ。どんな筆記具を使っても大丈夫だろう。

● エリート万年筆は滑るように紙の上を走って行く。こういうのをなめらかな書き味というのだろうな。ヤフオクで入手した中古品だけれども,大いに満足している。
 もっとも,Preppyで書いてもこのノートだと滑りがよくなる。紙のツルツル度が高いんだな。
 したがって,インクの吸収に難がある。吸収がちょっと悪い。インクが乾かないうちにページをめくることがあって,そうすると前のページにインクが移る。

● それがこのノートの傷なのかといえば,それはちょっと違う。
 なぜなら,このノートは三菱鉛筆の「創業130年限定セット」に付いていたものだからだ。ユニの付属品なのだ。鉛筆で書くときに最適化するように設計されているはずだ。
 試みに鉛筆で書いてみたんだけど,ほどよく滑る。スラスラと書ける。HBでも筆圧をかけないで書いていける感じ。疲れない。
 このノートはどこが作製したんだろうか。アピカか,コクヨか。

● このノート以外にもこのクオリティを保ったノートはいくつもあるに違いない。それなのに何でモレスキンなんぞというバッタモン(じゃないけど)に惹かれる人がこんなにいるのかねー。しかも,バッタモンの方が圧倒的に高価なのに。
 おまえはダイスキンなんぞというバッタモンのバッタモン(じゃないけど)を使っているじゃないか,と言われてしまうけどさ。

● でも,ま,ぼくは万年筆で書いていきたいわけでね。このノートにエリート万年筆で書くのと,ダイスキンにPreppyで書くのと,どちらがいいか。
 現時点では,後者。ずっと使ってきて,慣れているせいもあるんだと思うけどね。

2016年8月10日水曜日

2016.08.02 PILOT「Elite」は毎日使っている

● ともかく毎日使うことにしている。実際,毎日使っている。ダイスキンにはPreppyだから,ダイスキン以外に書くときは,仕事で使うときも含めて,「Elite」で書くようにしている。

● ボールペンじゃないと不都合がある場合を除いて,「Elite」を使うようにしている。毎日使わないと傷むからだ。
 はるか昔の中学1年生だったときのを繰り返すまいっていうか,そのときの自分の馬鹿さ加減を,今さらだけれども「Elite」に謝りたいというわけなのだね。

● 職場で伝言メモを書くときも,自分に捨てメモを書くときも,「Elite」を使っている。少しでもいいから,使わない日はないようにすること。

● 今のところはそれがうまくいっているんだけど,「Elite」の書き味はなめらかヌラヌラで,かなりいい。ので,もっと使う時間を増やしたい。
 何かいい手はないものかなぁ。

2016年7月29日金曜日

2016.07.29 PILOT「Elite」とPreppyの使い分け

● PILOT「Elite」のスムーズで滑らかな書き味,かなり魅力的。でも,ダイスキンで使うと,少々だけれども裏写りが見られるよ,と。
 その点,Preppyの書き味は素朴で無骨ながら,ダイスキンでも裏写りはなくきれいに書けるんだよ,と。Preppyで書くとダイスキンが喜んでいるような気がする。

● ということなので,ダイスキンには今までどおりPreppyを使い,それ以外の用途にはEliteを使っていくことにする。
 それ以外の用途ってことになると,主には仕事で使うってことになるね。

● ということは,つまり,仕事で使っていた低粘度油性ボールペンの使用が減ることになる。使用量の合計は一定だから。
 もっとも,ボールペンじゃないと困ることも,仕事だとあるんだけどね。2枚複写になっている紙がまだあるしね。

● ダイスキンではなく,Campusや無印「開きやすいノート」なら,「Elite」を使っても裏写りはないんだろうな。
 「Elite」を使うためだけに,次はそれらのノートに変えてみるかな。

2016年7月28日木曜日

2016.07.28 PILOT「Elite」が届いたよ

● ヤフオクで落札した「Elite」が27日に届いた。わが家にはパイロットのショートカートリッジ(“ダブルスペアインキ”)があってね,それを挿してみたんだけど,挿さらないんだな。
 で,翌日(つまり今日),文具店で売られている普通の長さのカートリッジを買った。こちらは問題なく使えたんでした。
 “ダブルスペアインキ”は捨てるしかないしろものですな。わが家にあったのもだいぶ古そうなものだ。

● ダイスキンに書いてみた。たぶん細字だと思う。が,同じ細字のPreppyよりだいぶ細い。
 ダイスキンに書くと,少し裏に写るようだ。Preppyではまず出ない現象なんだが。
 耐えがたいほどの裏写りではない。たとえば,Preppyで書いたときのモレスキンのような裏写りではない。
 ダイスキンで裏写りが出るという報告を,いくつかのブログで読んだことがあるんだけど,なるほど写るインクもあるんだぁと思いましたよ。

● さて,どうするか。このままダイスキンで使い続けるか。それともダイスキンはPreppyにして,それ以外の用途に「Elite」を使うか。
 耐えがたいほどではないし,気にしなければ気にならない程度ではあるんだけど,気にし始めると気になるんだよねぇ。
 ダイスキンに合わせるのは,今までどおりPreppyにするかなぁ。

● 書き味は「Elite」の方が滑らかだ。18金ペンの然らしめるところですか。
 Preppyでダイスキンの表面を刻むように感じる書き味も悪くないんだけど,「Elite」は刻むというよりスラッと流れるように書ける。この味もけっこうなものだ。

2016年7月27日水曜日

2016.07.26 PILOT「Elite」が届いたら

● パイロットの「Elite」が届けば,あたりまえだけれども,「Elite」を使うことになる。Preppyにはしばらく休んでもらわなければならない。
 が,「Elite」の書き味がPreppyに劣るようなら,遠慮なくPreppyに戻すことにする。

● Preppyで困ることは何もないのだからね。Preppyの見るからにチープな外見だけれども,外見のチープさなどもともと気にしちゃいないし。

● それとも1日おきに使おうか。つまりね,Preppyにずっと触れないでいることができるだろうか,ってことなんですけどね。
 「Elite」だって1年やそこらでおシャカになるわけではないだろう。ペンでもパソコンでも,ぼくが使うと長持ちするようなんだよねぇ。5年は使えるだろうな。いくら中古だといっても。
 5年もPreppyから離れているなんて,できそうにないなぁ。

● 中1のとき,「EliteS」を買ってもらった。もったいなくて使えなかった。まったく使わなかったのならいいんだけど,ちょっとしか使わず,高校生になってからも少し使ったんだけど,全部あわせてもカートリッジ1本分にもなっていないのではないか。
 それで,使えなくなってしまったのだった。
 いくらノスタルジーを覚えるとはいっても,Preppyはすでに35本目のカートリッジになっている。「EliteS」とは比べものにならない。

● ノートがダイスキンなら,Preppyでも「Elite」でも同じことのような気がする。ダイスキンにはボールペンより万年筆が似合う。といって,100円のノートなのだから,あまり高価な万年筆は不似合いだ。
 「Elite」も1,400円で落としたものなので,ダイスキンに似合う範囲に充分収まっている。

● カジュアルという言葉を思いだした。カジュアルが好きなのだな,ノートもペンも。
 ただ,ぼくの場合は,カジュアルというときにユルさも込めてしまっている。構えない,やせ我慢をしない,だらしなくてもいい,といったのも含めてカジュアルと言ってしまっているかもしれない。

2016年7月25日月曜日

2016.07.25 PILOT「EliteS」を入手

● 大橋巨泉さんが亡くなって,それを機にPILOT「EliteS」を懐かしんでますよ,と。ヤフオクを覗くと,いくつも出物が出てますよ,と。
 厳密にいうと,パイロットのショートサイズの万年筆の出物がいくつもあるということであって,それがすべて「EliteS」あるいは「Elite95S」なのかどうかはわからない。

● でも,ま,そういうことだとしておこう。そのうちのひとつに入札しておいた。110円で終了間際まで最高額入札者でしたよ。
 もうすぐ終了というところから,グングン値が上がり始めて,結局,これは深追いせずに撤退。太さがM(中字)だったのもその理由のひとつ。FかEFがいいかなと思っておりまして。日本語を書くにはね。

● で,すぐさま別の出物に応札。こちらも間際に少し競ったものの,1,400円で落札できた(ほかに,送料が360円)。
 万年筆に限らず,筆記具は高価なものでも,一度使ってしまうと経済的価値はガクンと下がってしまうんだね。
 自分の名前を入れているのをヤフオクに出品している人もいるんだけど,名前を入れてしまったんだったら,飽きても我慢して使い倒すか,捨てるかした方がいいんじゃないかと思いますね。名前を入れた時点で流通価値は削ぎ落としたことになるからね。

● 今日,代金と送料を振りこんだ。パイロットのショートサイズの中古万年筆が手に入ることになる。これを使うということは,イコールPreppyを使わないこと。
 どうしようか。買っておいて何なんだけど。

● 買った以上は毎日使っていないと調子が悪くなるだろう。Preppyはカートリッジをはずして,ペン先を洗って,しばらく休んでいてもらうことになるか。

2016年7月23日土曜日

2016.07.23 PILOT「EliteS」熱,再び

● 以前,Preppyから出るとすれば,どんな万年筆になるかと考えてみたことがある。そのとき,候補のひとつにあげたのが,PILOTの「EliteS」だ。
 理由はたんなるノスタルジー。中学生になるときに,親に買ってもらった初めての万年筆という,それだけの理由。

● あのCMはかなりインパクトがあって,今も憶えている。先日,その大橋巨泉さんが亡くなった。巨泉さんはPILOTにとって救世主だったに違いない。
 ので,再び,「EliteS」に気が行っている。ヤフオクを見ると,復刻版ではなく当時「EliteS」の出物があるんでした。

● しかも,1,000円で落とせるんじゃないかと思えるようなのもある。カクノと同じ値段だ。もちろん,中古ではあるわけだが。
 その程度の贅沢は自分に許してもいいだろう。

● 「EliteS」はPreppyよりインクが詰まりやすいと思う。毎日使うのが最良の手入れ,というのはPreppyより「EliteS」により一層あてはまりそうだ。
 「EliteS」を使いだしたら,毎日使わなければならない。つまり,Preppyは使えなくなる。

● 毎日使っている方が,週に2日しか使わない場合よりも,製品寿命が長くなる。中学生のときの自分は,使用時間を短くした方が傷みが少なく,したがって寿命が減らないだろうと単純に考えていたバカ者だった(そんなのは鉛筆か消しゴムくらいなんだぞと,当時の自分に教えてやりたいよ)。
 そのために,せっかく買ってもらった「EliteS」に辛い思いをさせてしまった。

2015年5月27日水曜日

2015.05.27 Preppyから出るとすれば 2

● さっそくヤフオクを見てみましたよ。したらば。パイロットのエリート95s,95sじゃなくて大昔のエリートSがけっこう出品されているんでした。
 だいぶ売れたんだろうね。ザクザクといっていいほど出ている。

● 万年筆なんていうのは,ちょっとでも使ってしまえば,経済価値は限りなくゼロに近づく。エリートSなんて,大量に生産されているわけで,骨董品的な価値などあるわけない。
 なんだかんだ言って,昔のヤツなんだから,今どきの製品に比べれば(未使用品であっても)使い勝手は劣るだろう。

● というわけで,安い値段で出てますな。パパパッと買ってしまおうかいね。どこの誰が使ったものかわからない中古品。ぼくはまったく抵抗がない。ぼくもまた,ぼく以外の人間からすれば,どこの誰かもわからないヤツなんだから。

● が,自分からPreppyを捨てることはないと,このブログでも宣言(?)してたんでした。忘れてたんだけどね。
 それを自分で読み返して,おっとそうだった,今さら宗旨替えはダメだろ,と自分に言い聞かせている。

2015年5月26日火曜日

2015.05.26 Preppyから出るとすれば

● Preppyをやめて,他のペンに移ることがあるかもしれない。その場合,候補として考えているのは次の3つだ。
 ひとつ目は,プラチナの♯3776センチュリー。理由はスリップシール機構。インクが乾かない。
 Preppyにも搭載されているところがにくいんだけど,Preppyがことのほか気に入っちゃっているのは,これも大きい。
 色はこだわらないけど,ターコイズブルーあたりか。

● ふたつ目は,パイロットのエリート95s。これは単純にノスタルジア。初めて持った万年筆がエリートSだった。中学生になったとき。
 ろくに使わないでダメにしてしまったんだけど,もう一度あの頃に帰りたい。帰ったうえで今度はキチッと使い倒したい。

● みっつ目は,やはりパイロットのキャップレス。ノック式の万年筆。これもすごい技術だ。死ぬまでに一度は使ってみたいかなと思っているんですが。

● 以上,いずれも国産品。万年筆に限らず筆記具は国産に限る。ただし,このあたりが何といいますかね,実利一辺倒というかね,堅実さが勝ちすぎるというか。
 国産品だったら品質に間違いはない。これはもう,圧倒的に信頼している。
 が,品質とか実用性とか,そういうもののほかに,使っていて楽しいとか,五感が刺激されるとか,そういうことがあるのだろう。で,そっちになると,ヨーロッパやアメリカの製品に面白そうなものがたくさんあるんでしょうね。

● 自動車と同じかもね。安心して乗れるのは国産車。燃費もいい。
 でも,総合的なバランスでは国産車に遅れをとるとしても,運転する楽しさとか,メカ好きを刺激する尖りがあるとか,騙しだまし乗らなければならないんだけど,そのことにすら魅力を感じさせるとか,そういうものはイタリアやドイツに一日の長があるようだ。

● が,そういう車を乗りこなせる,乗りこなしたいと思う人は,まぁ,マニアと言いますか,運転じたいを趣味にしている人といいますか,そういう人たちなんだと思う。
 車を移動の手段としてしか考えていない人は,普通に国産車に乗る。

● 筆記具にも似たところがあるように思う。筆記具じたいを愛でる趣味を持った人と,筆記具はあくまで字を書くための道具と心得ている人とでは,選ぶ筆記具が違ってくるだろう。
 ぼくは後者だ。

2015年5月16日土曜日

2015.05.16 パイロットの筆記具

● フリクションに引っぱられて,文具店の筆記具コーナーを見てみると,パイロットの製品がいい場所を占めていることに,あらためて気づく。
 フリクションを先頭に,ハイテックCやドクターグリップが,いい場所に並んでますよ。

● 千円万年筆のカクノもそうだ。宇都宮の文具店だと,Preppyを見かけることはないけれども,カクノはたいていある。
 200円のPreppyよりはカクノのほうが,販売店にとっても美味しいんだろうけどね。

● ハイテックCは,ここ数年間,毎日使っている。けれども,パイロット製品で使っているのは,そのハイテックCだけだ。
 三菱鉛筆が最も多くて,あとはプラチナとゼブラとぺんてる。 

● だから何を言いたいのだ? 別にこれからパイロット製品に比重を移していこうとか,そういうことじゃないんですよ。
 パイロットというと万年筆のイメージが強くて,それ以外の製品に対する目配りに,少々,抜かりがあったかなと,ちょっと思っただけです。

2015.05.15 パイロットのフリクション

● 知らない人はいないくらいに有名で,非常によく売れているのに,あまり食指が動かないものがある。それがフリクション。
 自分は使っていないし,これからも使うことはないんじゃないかと思う。

● なぜというに,いったん書いたものを「消す」ことがないから。仕事で外に出す書類はパソコンで作る。
 手書きはプライベートの範囲に収まっている。つまり消す必要がない。誰も読まないんだから。
 プライベートで外に出すのは手紙くらいか。手紙を書くなんて,10年に1回あるかどうかだけど,間違いなくパソコンを使うと思う。
 であれば,インクは外部環境の変化に強いものであったほうがいい。従来型のインクですね。

● あと,消す=鉛筆&消しゴム=小学生,という今どきちょっとどうなのよと思われる固定観念に縛られているせいもあるかもしれない。

● けれども,完全に消せて,しかも消しカスが出ない。こりゃ助かるという人が相当いるに違いない。書き損じを消せるというのが絶対必要だという仕事もある。
 売れるものは売れる理由があって売れている。

● 流行りには乗ってみろとも思う。ぼくもまた,自分で気づいていないだけで,消せると助かると思う筆記場面を抱えているかもしれないしなぁ。

2015年3月22日日曜日

2015.03.22 パイロットのペン・ステーションミュージアム

● 某日,株式会社パイロットコーポレーションが運営する「ペン・ステーション」に行ってみた。
 ちょっと敷居が高いと感じてたんですよね。っていうか,自分で勝手に敷居を作ってしまっていた。俺,パイロットの万年筆,使ってないし,とか。プラチナのPreppyが愛用の1本なんだからね。
 でも,ま,ハイテックCコレトは4年間使い続けているし,初めての万年筆はエリートSだったし。

● 最初は蒔絵が施された万年筆が展示されているコーナー。が,照明の反射のせいか,こちらの視力が落ちてきたせいか(遠視,乱視の進行がすごい),よく見えないのが残念だった。
 ただし,見えたとしても,ぼくにその美がわかるかどうかは,われながら疑問でありますな。

● あとは,パイロットの歴代製品の展示,万年筆の製作過程の解説,筆記具の歴史をラスコー壁画の時代から紹介するパネル展示など。
 さほど時間をかけないでサラッと見せてもらった。時間をかけたところで,さほどに情報量が増えるわけではない(ぼくの場合は)。

● もちろん,企業のミュージアムだから,あざとくならない程度に,自社製品のカタログも置いてある。じつは,これが一番ありがたかったりする。
 全部,もらってきた。これをスキャンして,Googleドライブに保存して,スマホでながめるのが,ぼくのささやかな趣味のひとつなので。

● 豪華な造りのカタログもある。昔はパソコンや携帯電話のカタログにもありましたね。今だと,音響関係にあったりしますかねぇ(いくら豪華だからといっても,車のカタログには興味なし)。
 出来のいいカタログをながめるのは楽しいですな。ただし,ながめるだけで,買うことはない。

● プラチナの「スリップシール」機構は素晴らしいと思う。使わないで放っておいてもインクが乾かない。万年筆を使うことの敷居を低くしたと思う。
 ところが,パイロットには書き味の硬軟を調整できる技術があるんですね。その前に,キャップレスを実現したのがすごい。いまだに,ここはパイロットのオンリーワン。

● ミュージアムは2階にあって,1階はカフェになっている。昼どきだったんだけど,空席はあった。が,遠慮してしまった。あまりのアーバンな雰囲気に臆するところがあったわけです。
 で,銀座まで歩いて,別のところで食べたんだけど,失敗だった。ここで食べておけばよかった。優雅な時間を過ごせたろうに。

2015年1月16日金曜日

2015.01.16 PILOT「エリートS」の教訓

● 大橋巨泉の「はっぱふみふみ」のCMとともに,記憶に残っているPILOTの万年筆。ぼくが初めて持った万年筆がこれだった。
 中学校の入学祝いに親が買ってくれた。楽じゃなかったろうによく買ってくれたな,と今は思っている。中学校の入学祝いは万年筆,高校は腕時計というのが,当時,もっとも普及していたパターンでしたか。

● 中学生に万年筆を使うシーンがそんなにあるわけじゃない。学校のノートは鉛筆でとるんだし(シャープペンを使うと,怒る先生がいた。運動部だと練習中は水を飲ませてもらえなかったのと同じで,今から見れば低レベルの思いこみだよな)。せいぜい,ボールペンの代わり。
 で,買ってもらったエリートS。ぼくはもったいなくて使えなかった。

● 当時,学研や旺文社から,“中1コース”とか“中1時代”っていう学習雑誌が発行されていて,1年間予約すると,万年筆がもらえた。この万年筆が欲しくて,年間予約をしたんだった。
 当時の少年にとって,万年筆はそれくらいアピールする商品だったってことね。

● で,その景品の万年筆を使っていたわけですよ。エリートSは大切にしまっておいたんでした。
 今思えばね,その景品の万年筆なんてロクなものじゃなかったはずだけどね。そうは思わないで(比較対象がないわけだ),大切に使っていたね。

● エリートSを使いだしたのは,高校に入ってからだったかな。まったくの未使用でとっとけばまだしも,ちょこっと使った状態で保存しておいたわけだから,万年筆にすればたまったものじゃない。今はそういうことがわかるんだけど,当時は思いもしなかった。
 結局,いくらも使わないでなくしたか,どこかに紛れてしまったか。とにかくエリートSを使ったという記憶がない。

● そこで教訓。大切だと思うモノから使った方がいいよね。とっとかないで。ここ一番というときに使おうとか,よそゆきにしようとか,ダメだよね。
 ロレックスの腕時計を持っているんだったら,とにかく毎日使う。普段はセイコーにして,ロレックスはここぞというときのためにとっておこう,なんていうのはよくないね。普段から使いなさいよ。
 ヴィトンやシャネルのバッグもそうだ。普段から使わなきゃ。

● 普段から使うことが,支払ったコストを回収する最も確実な方法だね。たまにしか使わないんじゃ,1回あたりの利用料金がとんでもなく高いものになってしまう。
 いいものを少なく持つというのが,一番経済的。少なくしか持っていなければ,使用頻度があがるわけだから。

● ケチなぼくとしては,良くなくてもいいから少なくしか持ちたくない。それが言うほど簡単ではないことも,わかっているつもり。
 難しいよね。よくないものを少なくしか持たないってね。百均に行くと,要らないものまでついつい買ってしまうという一事をとっても,その難しさがわかる。
 だから,高価ないいものに切り替えていった方がいいのかもしれない。安い商品は使わないって決めてしまった方が経済的かもね。

● そうはいっても,消費の楽しみ,買うこと自体の楽しみってあるからなぁ。それを味わおうとすると,そうそう高額商品への切り替えってできないや。
 貧乏性が染みついているなと言われるね。