2019年12月30日月曜日

2019.12.30 大手町の丸善

● 文具売場では手帳の陳列が圧巻。チャラチャラしたのじゃなくて,NOLTY,高橋,DAIGO,サンノー,田辺経営,三菱総合研究所といったビジネス手帳。
 場所がら当然。丸善はこうでなくっちゃ。

● ところで,NOLTYで最も売れてるのは能率手帳ゴールドらしいのだ。さすがは大手町の丸善と言うべきでしょうかねぇ。
 ホントなのかとも思ってしまうんだが。ホントなんでしょうねぇ。何だかすごいなぁ。

● 丸善がもし口をきけるなら,お前のような下賤な者はここに来るな,と言われるかもしれないよ。能率手帳ゴールドとは全く無縁な人間だもん,俺。
 しかしだね,いかな大手町の丸善といえど,NOLTY製品の中で最も売れているのだとすると,千円の普及版でいいじゃんと思うような人もゴールドを買っているってことだろうな。それが悪いかといえば,ちっとも悪くはないわけだが。

● イギリスのレッツも置いてある。当然,英語仕様。世界初の手帳がレッツなんでしょ。今でも掌サイズを守っているんですな。
 手帳は大きく分厚くなる傾向だと思うんだけど,小さなレッツが潔くも美しくも見えてきますなぁ。

2019年12月28日土曜日

2019.12.28 DAIGOの「すぐログ」

● 川崎に来た。といって,川崎の名所旧跡を見て歩こうとは思っていない。
 まず行ったのは,ダイソーのラゾーナ川崎プラザ店。文具売場を見にいったんだけど,新しい発見は特になし。
 が,別の売場にこんなのが。抜かりはありませんなぁ。ってか,誰が思いつくんだろう。どれほど売れるんだろうなぁとも思う。

● 次に,川崎丸善。こちらは大人の文具店ってことになりますね。女子高生が商品を物色してたりもするけれど。
 ここで,最も気を引かれたのがこの商品。DAIGOの「すぐログ」。土橋正さんのプロデュース。手書きユビキタスを実現するにはこれしかないかなと。

● サッと取りだしてすぐにメモできる道具。これ非常に大事。バッグから出す,開く,ペンを取りだす・・・・・・という工程が必要になっては,ユビキタスは実現できない。
 ぼくはダイスキンをこよなく愛用する者だけれども,ダイスキンでもユビキタスを実現するのは難しいと感じている。ゴムバンドをはずすという工程がある。ポケットに入れておくにはやや大きすぎる。バッグに収納するしかない。当然,モレスキンも同じだろう。

● この「すぐログ」の特長は,専用の鉛筆が付いていることとサイズが小さいこと。
 3つのサイズを用意しているが,3サイズを使い分けようなどと考えてはダメだよね。使い分けなければいけないという時点で,ユビキタスからはだいぶ離れてしまう。
 どれが1つに決めて,その1つを汎用するというのでなければいけない。もちろん,「すぐログ」からの展開は別のノートなりパソコンでやればいい。

● 土橋さんがもともと使っていたのはDAIGOの「ジェットエース」。鉛筆付きの小型手帳。「ジェットエース」でいいかもしれないね。鉛筆付きの小型ノートならなんでもいいわけだから。
 この「ジェットエース」は今でもあるのかどうかは知らない。が,鉛筆付きの小型手帳はDAIGOが孤塁を守っている感じだ。

● ま,ぼくなら最も小さい「IDEA」を選ぶと思う。ダイスキンやシステミックではカバーできないところをカバーしてくれそうだ。
 にもかかわらず買わなかったのは,自分が鉛筆とノートを肌見離さずにいるとは信じられないからだ。それはおそらくぼくだけではない。大人になってもノートを使っている人じたいが少数派だと思うが,その少数派の中でも,ユビキタス派は圧倒的に少数だろう。

● 肌見離さずノートと鉛筆を持ち歩いて,思いついたことをその都度書き留めている「IDEA」ハンターはめったにいない。多くの人はひらめきや思いつきなど自分には湧いてこないと思っているだろう。
 通路を作ってやれば案外出てくるものだと思うが,それを習慣にできている人は,それだけで尊敬に値する。少なくとも,ぼくは尊敬する。
 ので,「すぐログ」に飛びつける人は,相当な知の使い手のはず。つまり,そんなにたくさん売れる商品ではない。

2019年12月24日火曜日

2019.12.24 連用手帳への未練

● 竹林の福田屋に行ったので,くまざわ書店の手帳売場と上野文具とLoFtを行きつ戻りつして,数年連用帳を物色した。
 NOLTYの3年連用ウィック,ほぼ日5年手帳,博文館の5年日誌などを手にとって,どれがいいかなと。

● 書くことはわずかなのだ。「手帳に書いた中から,読んだ本のタイトル,聴いた楽曲のタイトル,見た映画のタイトル。この3つを5年手帳に書き写して,5年分を概観できたら面白かろうと思った」だけなのだ。
 ので,ほぼ日5年手帳では大きすぎる。博文館の5年日誌も同じだ。

● NOLTYの3年連用ウィックは実用的なサイズだけれども,これは時間メモリもあるので,メインの手帳として使いたくなる。
 それで何か問題があるのかと言われれば,特にこれといった問題はなさげだ。なさげだけれども,メインの手帳はすでに用意してある。ダイソーのバイブルサイズ週間リフィル。これを使わねば。バイブルサイズの保存用バインダーも4冊残っているので,それも使わねば。3年連用ウィックをメイン手帳にするわけにはいかないのだ。

● 書くことはわずかなのだから,掌サイズで5年連用がいい。21日にJOYFUL-2で買ったのは,5年分の同一日を一覧できる仕様ではないので,残念ながら使えない。
 さてさて。結局,決められなくて,連用手帳は使わなくてもいいかという結論になった。っていうか,そういう結論にした。ないと困るものではない。あると面白そうだというだけで。

● この連用手帳というやつ。ひょっとして,日本だけに存在するものだろうか。どうもそんな気がしてきた。
 アメリカや欧州にこういうものがあるとは,ちょっと想像しにくい。いや,あるのかもしれないけどさ。

2019年12月21日土曜日

2019.12.21 Seriaインターパーク店でダイソーを思う

● なんだかんだ言って,百円ショップはダイソーが面白いと思う。百円でよくぞここまでと感心するのはダイソーでのことが多い。大きなロットで発注できるからかなぁと思っている。シェア1位の役得のようなもの。
 ぼくは基本的に百円ショップでも文具売場しか見ないんだけど,ここでの百円ショップの強みというのは,ダイスキンに代表されるものだと思う。すでに文具メーカーから販売されているものをパクッて安く売る。ダイスキンはそれの際立った成功例だが,上手くいかないで消えたものもあるに違いない。

● で,Seriaもその路線でよく健闘しているといえばいえるかもしれない。が,Seriaの路線は百均の安っぽさを消す方向での商品展開のようにも思われる。
 その分,割安感ではダイソーに遅れを取る。やむを得ないところだろう。

● インターパークビレッジのSeriaを覗いた。ホワイトボード用のペンとポチ袋を購入。ペンはダイソーのホワイトボードノートに合わせようと思って。レイメイ藤井の製品。レイメイ藤井,こんなのも作ってたのね。
 基本,文具は百均で足りる。コスパとかそういう問題ではなく,百均で足りる。実用に徹すればそういうことになる。

● と,ここまで書いて,ダイソーのホワイトボードノートはパクリじゃなくてダイソーの創作だよなと思った(でも,ま,Amazonを覗くと,nu boardやKINSKIの製品が出てきますからね。ダイソー以前にあったんでしょうね)。これは文具店で見かけた記憶がない。
 実際のところ,そんなに使うわけではないんだけど,買っておきたくなる製品だ。ダイソーの商品開発力をなめてはいけないよね。いや,全然なめてないけどさ。

2019.12.21 JOYFUL-2の文具売場

● 天体望遠鏡にはなにがしかの憧れのようなものを感じる。小学生の頃,欲しかったのに買ってもらえるはずがないと諦めていたものの筆頭が,天体望遠鏡。「科学」の付録に付いてくるのを知って,「学習」から「科学」に替えたんだけども,残念ながら間に合わなかった。
 自分で買えるようになっても,結局買わなかったから,小学生の頃の本気度もどの程度のものだったかは疑わしいんだけどさ。

● 手帳売場ではすでに来年の手帳の一部が20%引きになっている。もともとここは定価販売を採用しているわけではなかったと思う。手帳は例外なのだろうか。
 ほぼ日手帳weeksも扱っている。weeksのクリアカバー,追加のメモ帳,下敷もある。ここまで揃っていればweeksを使ってみたくなるが,いやいや,そう簡単に転んではいかん。

● 能率手帳の70周年記念限定品も,ここにあった。宇都宮で見るのは初めてだ。ちゃんと宇都宮にもあったんだな。上野文具にもLoFtにもなかったんだけどね。
 しかも,この時期になっても売り切れないで並んでるんだね。しかし,デイリーブックは1冊しかなかった。一番売れているんでしょうね。4年日誌はかなり潤沢に残っていた。
 ぼくはメモティを1冊買ってある。これはその名のとおり,手帳ではなくメモ帳だけれども。

● JOYFUL-2では,文具と一緒に関連書籍も置いてあるのが特徴。文具本はだいたいJOYFUL-2で入手可能かと思う。ほぼ日やジブン手帳の公式ガイドブックも置いてある。
 宇都宮で文具を探すんだったら,最初からここに来るのが正解ですかね。画材の充実度は図抜けているし,ここが栃木県では売場面積最大の文具店。

● そのJOYFUL-2で買ったのはこれ。掌サイズの5年手帳。1,500円+税。そうだよ,こういうのが欲しかったんだよ。
 ところが。ビニール袋に密閉されていたので,中身を確認しないままに買ったんだけど,2020年1月分が見開き2頁,次に5mm方眼のメモが見開き2頁。次が2020年2月分。次に5mm方眼のメモが見開き2頁・・・・・・というわけで,5年分の手帳を重ねたような造り。

● つまり,5年分の同一月日を一覧できるという仕様ではない。これでは5年手帳の意味がない。
 手帳に書いた中から,読んだ本のタイトル,聴いた楽曲のタイトル,見た映画のタイトル。この3つを5年手帳に書き写して,5年分を概観できたら面白かろうと思ったんだけど,それはこの仕様ではダメなんだな。どうしようかな。捨てるしかないかな。

2019年12月15日日曜日

2019.12.15 “スマホ+BTキーボード”がかなりいい

● “スマホ+BTキーボード”はずいぶん前から試していたんだけども,どうもピンと来ないところがあった。一度,カップリングすれば次からは自動的に接続されるというわりには,その都度カップリングし直さなければならなかったり,途中で断線したり。
 そのころ使っていたのは・・・・・・って,まぁそれはどうでもいい。ともかく,“スマホ+BTキーボード”に一抹以上の不信感を持っていたわけだ。

● ところが,スマホを ZenFone Max Pro(M2)に換えたら,折りたたみ式のキーボードを開くと文字どおり瞬時につながるようになった。キーボードは中国製のすこぶる安いやつなんですけどね。
 そうなってみるとこれはホントいい。パソコンは家にあればいい。持出すものじゃない。下手すると家でも“スマホ+BTキーボード”で足りる部分が相当ある。

● パソコンじゃないとできないこともあるので,“スマホ+BTキーボード”が完全にパソコンを代替することはあり得ないけれども,スマホでかなりのことができるってことね。こりゃいいや,と思っている。
 となると,タブレットはまず要らない。スマホの画面で入力には支障がない。ま,これはね,ぼくの場合はTwitterへの入力が過半を占めるからでもあるんだけど。

● そうしてまた昔に思いを馳せている。年寄りの繰り言じみるんだけど,ぼくがまだ20代の頃,始めてワープロ専用機が職場に導入されたときの衝撃(?)を思いだしているのだ。OASYS100Gだった(と思う)。ン百万円はするシロモノだった。
 キーボードで日本語の文書を作れるというのがまず衝撃だった。つまり,かな漢字変換という仕組ね。挿入や削除が自在にできて,その痕跡が残らないことも。
 そして,その文書をフロッピー(当時はペラペラの5インチフロッピー)に保存できるのだと知ったときの驚き。いつでもそれを呼びだして続きを書いたり訂正したりすることができる。
 夢が形になった。さすが富士通。

● それから幾星霜。当時のン百万円のワープロなんか足下にも及ばないようなことを数万円のスマホと数千円のキーボードでできるようになったのだ。何という時代だったのか。
 それでも,初めてワープロ専用機に接したときに受けた衝撃をその後,感じたことはない。Windows95のときも,ニフティでパソコン通信を試したときも,インターネットに初めて接したときも,初めてスマホを使ったときも,あれほどの衝撃は感じなかった。
 結局,ぼくにとってのAIとは,日本語をキーボードで入力し,それを質量なしで保存できることだったのかと思う。

2019年12月14日土曜日

2019.12.14 能率手帳への思い入れ

● 右の写真は人形町の文教堂にあったNOLTYの広告。ものごころついてからっていうか,社会人になって数年後に能率手帳を使い始めて,ずっと同じものを使ってきた。
 途中でシステム手帳版のBindexのA5サイズやバイブルサイズに移り,ここ10年ほどはバイブルサイズのNo.011を使っている。ともかく,ずっと能率手帳のあのレフトタイプの1週間見開き2ページを使ってきたのだ。

● しかし,来年はその能率手帳から離れることにした。3月末で仕事を辞めることもあって,手帳ももっとアッサリしたものに変えようと思ったのだ。
 いずれはA6サイズの薄いマンスリーにしたいのだが,とりあえずあと数年はシステム手帳を使い続けることにして,リフィルはダイソーでいいよな,と。
 で,ダイソーの週間リフィルを買ったんだけど。見開き2週間。時刻メモリがないので,それを補うために1日を3等分する点を打ってみたり,手をかけていると,百円リフィルにも愛着が湧いてきてね。

● もう来年はこれで行こうと決めている。だけれども,長年使ってきた能率手帳を切ってしまうってのに抵抗があってさ。長年連れ添ってきた古女房を離縁する的なね。
 能率手帳との付き合いは,奥様よりも長いわけで。擬人的な思い入れができてしまっているんだよね。
 “メモティ”を買ってるからね。来年もNOLTYを使うよ,と強弁もできるんだけど,“メモティ”はメモ帳だもんね。やや苦しい答弁なんですなぁ。

● 世に手帳はあまたある。その中には“ほぼ日手帳”やトラベラーズノートなど,ユニークで魅せられるものもあるんだけれども,手帳といえばやっぱり能率手帳だよね,と。
 基本,それしか使ってこなかったわけだからね。だものだから,こういう広告を見ると,後ろ髪を引かれる思いがするんですよ。

2019年12月9日月曜日

2019.12.09 ブログは終わったツール?

● ところでこのブログ,以前よりも明らかに読まれなくなっている。つまらなくなっているのかとか,自分でも飽いているところがあってそれが文章に出てしまっているのかとか,ま,色々と考えるところがあったのだが,そいういうことではなくて,ブログ一般が読まれなくなっているということだね。
 ブログはもう終わったツールなのかもしれない。読んでもらいたかったらSNSの方がいいというのは間違いないでしょ。ブログサービスを止めるところも出ている。

● 書く側とすれば,しかし,ブログにはメリットがある。TwitterのTweetをまとめてブログにすることがしばしばあるのだが,ブログにしたあとはTweetは削除したくなる。
 自分的にはブログが残っていればTwitterは要らない。ブログになっていればGoogleの検索エンジンで全文検索ができるし,それをしなくてもブログ側が整然とした形に整えてくれる。

● 自分が書いたものをデータベース化するにはブログが一番。今はデータベースとかアーカイブという概念自体が古いと言われることがあるようだけれども,書いた側とすればやはり残しておきたいのだ。
 われながら古い人間だと思うのだが,残らないのならブログにすることをしないだろう。端末のハードディスクに溜めておけばいい。
 アナログで残るのは厄介だが,デジタルは質量がないのだから,いくら残っても困らない。

● というわけなので,読まれなくなってもブログがなくなることはないと思う。
 読まれることの他に,書き手にとってはデータベース自動生成機能がブログの魅力であるからだ。

2019年12月8日日曜日

2019.12.08 Bun2 12月号

● 隔月刊のフリーペーパー。今回の特集はBun2大賞。映画の賞は日本アカデミー賞をはじめいくつもある。クラシック音楽のコンクールも数え切れないほどある。文具の賞も近年,いくつもできた。
 いずれも,業界の業界による業界のための話題作りであるに違いはないが,だからといって斜に構えて見ているだけではつまらない。

● ターミナル駅で乗換の折など,文具店や書店の文具売場を覗くことはしばしばあるのだが,見る棚は決まっている。手帳とノートの棚だ。だから,ボールペンやマーカーの新製品に気づくことはあまりない。
 文房具屋さん大賞や日本文具大賞は,こんな製品が出ていたのかと後から知るための,いい機会になる。Bun2大賞も同じ。

● で,Bun2大賞の結果はというと,第1位はZEBRAのボールペン「ブレン」。高畑文具王は「ブレないといっても,他の筆記具も言うほどブレていたわけじゃない」「こういう製品が出てきたことで,これまでの筆記具がブレていたということが分かってしまった」とコメント。
 第2位もZEBRAで「クリッカート」。ノック式のサインペン。インクが乾かないというのがウリらしい。
 第3位はぺんてるの「エナージェルインクフリー」。ゲルインクのボールペン。
 
● というわけで,3位までは筆記具。やっぱりね,文具の王者といえばペンってことになるんでしょう。
 で,それらを今日,この記事を読んで知ったわけだから,ぼくは買ったことも使ったこともない。保守に凝り固まった爺さんですからね。ペンはプラチナの千円万年筆(Plaisir)しか使わないし,手帳にはパイロットのハイテックCコレトをかれこれ10年近く使い続けている。これからも変わらないと思いますよ。

● 「ブレン」は別として,「クリッカート」や「エナージェルインクフリー」は色の展開にも重きを置いているっぽい。となると,女性がメインユーザーでしょうね。
 文具業界は女性ユーザーが支えていますな。極論すると,男が文具店に行くのは翌年の手帳を買うときくらいではないか。若い男性諸君においては,彼女に引っ張られて来ることがあるかもしれないけどね。

● 第5位にセーラーの「四季織」。「万年筆用ボトルインクと同じカラーを採用した水性ツインマーカー」で「20色をラインアップしている」そうだ。ぜんぜん知らなかったのだが,今はサインペンブームであるらしい。
 マーカーにとどまっている分には「浅いインク沼」ですんでいるけれども,「深い方のインク沼に引きずり込まれる可能性もある」と文具王は言う。そちらを深いインク沼と言うらしい。
 これまた,女性の世界だろう。女性の世界はカラフルであり豊かである。視神経のありようがそもそも男性とは違うんだろうかねぇ。

● 第10位が学研ステイフルの「STUDY STATIONERY SERIES」。スタディプランナーというジャンルがあるようだ。勉強の計画を立てつつ,勉強ノートになるという。
 文具王によれば,「女の子ばっか流行っていた」ようだ。そこに東大クイズ王を持ってきてプロデュースした製品。男子を取りこむことにも成功した?

● 第28位にレイメイ藤井の「decona」。「システム手帳好きの女性たちのために,本体のつくり方やリフィルの紙などにこだわって創り上げたライフログノート」というふれこみ。
 システム手帳が久しぶりに盛り上がっているんだよね」と文具王。これはわかる。牽引しているのは,デザインフィルのPLOTTERだろう。
 「女の子のデコレーション手帳として,システム手帳が再認識されている」という。となれば,システム手帳という名前では体を表さない。硬すぎる。リング手帳と呼ばれるようになるのではないか,と。

● 広告でオッと思ったのは,ヒサゴの「Copy Memo」。その名のとおり,複写できるメモ帳なのだが,コピー機が登場する前はカーボン紙を挟んで,コピーを作っていた。はるかな昔のことを思いだした。
 オフィスには必ずコピー機があって,スマホのカメラでPDFファイルで保存できるようになっても,こういうものに対する需要が一定程度あるんですね。
 というわけで,無料のフリーペーパーながら情報がぎっしり詰まっている。タダで一夕の歓を尽くすことができる。

2019年12月5日木曜日

2019.12.05 電子ノート

● シャープに続いてキングジムも電子ノートを出すらしい。究極の万能ノートに思えて,心は千々に乱れる。結局は紙から離れることはないのだけれども,心が乱されるのが困る。ほんと,困る。

● 何せ紙のノートを大量に買ってしまっているのだ。使わずに死ねるかということだ。
 手持ちのノートがなければ電子ノートに手を出していたかもしれない。でも,電子ノートはあくまで端末であって,その端末の世界に留まることになる。

● クラウドに置くということはできないから(PCを介してできるのだろうが,ノートをそっくりクラウドに持っていくっていうのもね。PCにバックアップを録っておくに留まりそうだ),SiriやGoogleアシスタントがそれを認識することはない。
 つまり,将来の話相手になるかもしれないスマートフォンがそれを参照することはない。ということは,話相手としてスマホを賢くするのを手助けすることはない。

● PDFで保存するなら紙であってもスキャンすることはできるわけだ(やる気はしないが)。
 電子ノート側に手書きをテキストファイルに変換してくれる機能があるといいのだが,さすがにそこまではなさそうだ。電子ノートに書かれるのは文字だけではないだろうから,その機能を搭載してもあまり意味はないのかもしれないが。

● 様々はフォーマットが用意されているので,電子ノートが1冊あれば手帳を持つ必要もない。となると,電子ノートの対抗馬は何かというと,ポメラではないかと思う。ポメラでもカレンダーにテキストで予定を書きこむことができる。
 入力するのが主に文章だという人は(ぼくはそうなのだが),ポメラを選んだ方が正解ではないかと思う。

● もうひとつの対抗馬は,今さらだけれどもスマホだ。キーボードのタッチタイプ並の速度で入力できる人がいる。フリックに習熟してスマホを入力マシンとしても使えるようになることが,電子ノートを不要にするだろう。
 スマホならGoogleカレンダーも使えるし,各種アプリを駆使して入力できる。将来の話相手としてどんどん成長させることができる。

2019年12月4日水曜日

2019.12.04 SYSTEMICスタイルを携えて外に出よう

● SYSTEMICスタイル,かなりいいのだ。ずっとこのままでいいと思えてきた。だから,ダイスキンの在庫を積み増すことは厳禁。
 SYSTEMICスタイルの最終版(Campus&マンスリー手帳)に移行するのにあと4年の猶予がある。その間にダイスキン(及びダイスキン類似のノート)を使い切ってしまわなければならない。4年で使い切れるかどうかはけっこう微妙なのだ。

● ダイスキンの大きさは持ち歩くことが前提。カフェとかで開いても支障なく書ける大きさだ。持ち歩かないならB5なりA4の方が使いやすいだろう。
 で,来年4月から完全引退となると,持ち歩く機会も減るはずだ。となると,ダイスキンでは小さすぎることになるかも。っていうか,A6のSYSTEMICの必要性すらなくなるかもしれないな。

● けれども,正規のA6はけっこう広い。見開きでA5になるわけで,これだけのスペースがあれば,ま,充分か。
 ちなみに,SYSTEMIC(A6)にCampus2冊を挟んだ重さを測ってみたら,191グラム。缶コーヒー1本分。

● ノートに何事かを書くのは,必ず自分との対話になる。会議ノートや打合せメモは別だけれど。で,ぼくはそういうノートは録らないことに決めているんだけど。
 自分との対話が自分の脳を刺激して何事かが誘発されることはたしかにある。そして,その誘発効果はキーボードよりも手書きの方がより多くあるように感じる。

● けれども,他人との雑談は自分との対話の数倍の誘発効果があるようだ。雑談の内容にかかわらず,雑談それ自体が脳を刺激してくれる。
 友だちはいなくていいとしても,雑談できる相手はいた方がいい。配偶者以外に。それゆえ,あまり頑なに人を避けない方がいいだろう。

● 固定的な関係(永続的なというか,日常的なというか)を結んでいる必要はないので,雑談のチャンスは外に出ることの中にありそうだ。
 知り合いを増やすという発想ではなく,外に出るのを億劫がらないことが必要かと思う。

● たとえばTwitterでこの誘発効果を受けることができるか。できる。できるけれども,その効果は限定的だろう。生の雑談を完全に代替することはあるはずがない。ライヴとCDの関係に似ている。
 ゆえに,SYSTEMICスタイルを携えて外に出るようにしよう。

2019年12月2日月曜日

2019.12.02 来年も紙の手帳を使うよ

● 12月になったのだから,来年の手帳をどうするかの最終結論を出さないといけない。Googleカレンダーに時々,鋭角的に惹かれるんだけども,来年も紙の手帳を使うよ。
 GoogleカレンダーとKeepの合わせ技ではなく,ダイソーで買った週間リフィルをシステム手帳バインダーに挟んでね。何よりそれが簡便だから。

● 来年3月には仕事を完全引退して隠居するという大きな変動要因があるのに,結局,何も変わらないね。
 ズボラを決めこんでいるだけかもね。ズボラは保守の温床になる。

● でもさ,それがアナログとデジタルの役割分担が最もスムーズというか,つなぎ目が滑らかというか。つまり,Twitterやブログと紙の手帳,ノートの役割分担ということなんですけどね。
 ダイソーの週間リフィルと100枚98円(イオンで買うとね)の無地リフィルで180度対応可能。

● ノートとペンでよしなし事を書き連ねていく。このスタイルが馴染んでいる。自分に向いているから馴染んだのだろうから,無理に変える必要はないのだ。

● 人生も長くやっていると,たいていのことにはロマンなど求めなくなる。書くということにおいてもそうだ。
 書く道具としてPCの比重が大きくなっていることもあるのだろうが,書くという行為にことさら情緒的なものは求めなくなっている。いい紙に書くと気分が違うとか,文は人なりとか,そういう言い方には感応しなくなっている。

● 実用的な紙と実用的なペンがあれば充分だ。CampusとPlaisirは充分にその役割を果たすから,態勢や準備はとっくにできあがっていて,ずっとその上に立ってやってきているのだ。
 その継続でできあがっているバランスをことさらに揺さぶってみようとは思わない。でも,まぁ,進取の気性というのを失ったと言ってもいいのかもね。

2019年12月1日日曜日

2019.12.01 川崎駅前の丸善

● 川崎駅前に丸善がある。高級文具ならここで買えという丸善が川崎に。
 ってか,おまえは川崎をバカにしてるのか。川崎を風俗の街だと思ってないか。とんでもないぞ。川崎の人口を知っているのか。丸善ひとつくらいは養えるわ,このドアホッ。

● もちろん,能率手帳ゴールドもドサッとある。この手帳,今ではチンピラも普通に使っているようなのだが,年収1千万円以上の個人限定にしてはどうかね。所得証明書を持ってこないと販売しない。
 そうするとステイタスが保たれる。その代わり,売れなくなって能率手帳ゴールドがこの世から消滅してしまうかもしれない。
 こういうものは,それに相応しいとされるエグゼクティブに憧れているノン・エグゼクティブに支えられているものだ。

● ところが,最近はさらに進化していて,能率手帳ゴールドが(建前上)誰に訴求しているとか,どういう人が使うのかとか,そんなことにはまったく頓着しない人たちが増えているような気がする。インスタを見ていると,それを感じる。
 能率手帳ゴールドはもはや大衆品になっていて,手触りがいいからとか,紙質がいいからとか,単純にそういう理由で大衆に買われているようなのだ。

● バブル以降の日本は相対的に貧困化が進み,経済格差が拡大しているとされるけれども,能率手帳ゴールドを買える大衆ってね,ちょっと凄くない?
 かつての貴族財であるクラシック音楽や高級アルコール,ホテル,旅行などがどんどん大衆化し,もはや行くところまで行った感がある。能率手帳ゴールドもその中にある。
 これがつまり進歩史観であって,良い方向に時代は進んできたのだ。これからもっと良くなるだろう。ぼくはそう思う。

● 考えてみれば(考えてみなくても)紙や筆,ペンそれじたいが,かつては一部の教養階級のものだった。今では百均で買えるのだ。本もそうだ。今じゃ本なんか近くの図書館に腐るほどあって,タダで読むことができる。
 煙草なんぞは貧困層が吸うものだとされるに至っている。時代は流れ流れてどこまで行くの,ってなものだ。

● 能率手帳ゴールド以外にも,NOLTYと高橋の品揃えは圧巻。巷ではオヤジ手帳などと貶められてきたものだが,大人はそういうものを使うのだ。ほぼ日手帳やEDiT,Quo Vadis,各種システム手帳など,お洒落な手帳は山ほどある。そんなことは知っている。
 でも,能率手帳の大判のやつを会社のデスクに置いておいたり,黒い表紙の一見何の変哲もない手帳を使うのが,大人というものだよ。そういう大人が地道にやっているから,この国はもっているのだよ。ガキはLoFtに行っとけ(LoFtにも能率手帳はあるけど)。

● 丸善といえば万年筆だろう。重厚な万年筆を修理しつつ長く使い続ける紳士御用達の店。それができる人に憧れる部分もあるのだが,自分はそういうタイプにはなれない人間だと諦めている。安物を次々に使っていくタイプなんですよ。
 こんなのもあった。今上陛下御即位を機に,こういうのを1本買って大切に使うってのもいいよね。しかも鳳凰ですよ。しかし,15万円。今日のところはやめておいてやった。
 こういうのは眺めて楽しむものかい? いや,使うよね。万年筆だもんね。

● 丸善にほぼ日手帳は置いてないが,ほぼ日のアースボールはあった。
 何気に欲しいのが地球儀。昔買ったのは小さかった息子が火に近づけてくれてグニャグニャになった。その後,小さいのを1個買ったけれど,やはり大きなのが欲しい。クルクルと回して“世界百周旅行”をしたいものだ。

● ほぼ日のアースボールはアプリでいろんな情報を引きだすことができるのが,他の地球儀にはない独特なところ。
 そのアプリで地球を見ることができるっぽい。たぶん,これは買うことになると思う。平たくいうと,大人の玩具だ。色々と遊べそうだ。
 ので,これが丸善にあることについては,あまり違和感がない。

● 今はたいての書店で文具コーナーを併設している。のだが,丸善の場合は本も文具も本格的。お金がなくても半日は遊べるところだよね。
 こんなところは栃木にはないけれども,TSUTAYA+うさぎや書店+TULLY'S の複合施設はいくつかあるから,そういうところで代用する。お金がなくても遊べるところはけっこうあるんだよね。

2019.12.01 個人の名を冠した手帳

● 最初は大昔のことながら竹村健一さんの「これだけ手帳」だったか。邱永漢さんの「実務手帳」というのもあった。
 しかし,この頃はまだ竹村さんならではの,邱さんならではの,特徴はなかったような気がする。お勧めのレストランの電話番号が載っていたりする程度で,年末年始に配られる年玉手帳と同じようなものだった。

● それから,和田裕美さんとか陰山英男さんとかの手帳が出てくる。これもずいぶん前からあるんだけど,中身はおおよそ共通で,方眼&バーチカル。
 よく廃れないで残っているものだというのが,正直な感想だ。今年も手帳売場の一角をしっかりと占拠しているわけだが。

● 独創性という点では野口悠紀雄さんの超整理手帳が際立っていると思うが,収束してしまったようだ。お忙氏には恰好のアイテムだと思うのだが,野口さんほど忙しい人はそんなにいなかったのだろう。
 ともあれ。独創的なのが消えて,どうでもいいものが残る。ありがちなことではある。

● 他に,藤沢優月さんを嚆矢とすると思うのだが,夢を叶える系の手帳を何人もの人が出している。これもすっかり定着した感がある。
 おそらく,営業手帳や陰山手帳よりは命を長らえるのではないかと思う。楽してお金持ちになりたい人や,楽して成功者になりたい人は,永遠に不滅だからだ。後から後から湧いてくる。そういう人たちが買う。

● ジブン手帳はどうだろうか。個人の独創による卓越した手帳だと思うが,おそらく現状を越えて大きくユーザーが増えることはあるまい。
 超整理手帳と同じく,人を選ぶ手帳だからだ。ぼくは超整理手帳もジブン手帳も使ったことはないし,これからもないと思うのだが,それはぼくがそれらの手帳を選ばなかったからではなくて,それらの手帳にぼくが選ばれなかったからだと思っている。

● 自分の名前が冠されている手帳が文具店や書店に並んでいて,たくさんの人が買って使ってくれているというのは,気分のいいものだろうね。
 しかし,だ。たとえば,ほぼ日手帳がイトイ手帳という名前だったらここまで成功しただろうか。個人の名を冠してしまうのは,大きな枷をはめることでもあるのだろう。

● ので,超整理手帳やジブン手帳が,個人名を冠さなかったのは大正解だと思う。それでもなお,なかなか長続きはしないものだ。
 となると,日本能率協会や高橋書店が積み重ねてきたノウハウというのは,相当に大したものなのだといえるだろう。

● ちなみに,野口さんの場合は「超」という文字を自身のアイコンにすることに成功した。最初に企んだわけではないと思うのだけども,これは凄いことだ。