2019年5月25日土曜日

2019.05.25 宇都宮の福田屋で3つの文具店を覗く

● 久しぶりに福田屋に来た。福田屋での楽しみは文具店を覗くこと。LoFtと無印(の文具売場)が2階に,上野文具が3階にある。
 といって,買いたいものは別にないのだ。ノートはダイスキンでこと足りているし,手帳は当然にして1冊主義だし,ペンもダイスキンにはPlaisir,手帳にはハイテックCコレトで,それらを入れるペンケースも揃っている。
 それ以上,必要なものはない。しかも,道具は少ない方がいいとも思っている。

● 万年筆を何本も買って用途に応じて使い分けるなんてのは好事家の世界だろうし,それでは効率を落とすことになる。道具を使うために道具を使うことが悪いとは思わないけれども,自分がその世界に行くことはどうやらなさそうだ。

● が,ひとつだけあったら買おうと思っているものがある。測量野帳のクリアカバーだ。発売は7月8日なのだが,一部店舗で4月下旬から先行販売とある。
 LoFtにあれば買っておこうと思う。測量野帳は裸で使う方が格好いいと思うんだけど,このカバーを付ければチケットなんかを収納しておける。トラベラーズノートよりも便利なトラベラーズノートになりそうだ。
 値段は400円。測量野帳を2冊買えるけれども,ひとつは持っておいて悪くはないだろう。

● ただ,まぁ,絶対必要かと言われれば,いいえと答えるしかない。あと数年はダイスキン野郎のままだし,その後はCampusをシステミックに挟んで使うつもりなので,ヤチョラーにはおそらくならない。
 “Campus+システミック”でもたぶんトラベラーズノート的な使い方はできると思う。Campusは万能だと思っているんだよね。

● でも,測量野帳のクリアカバーがあれば買っておきたい。それほどに,買いたいものがないということ。
 が,宇都宮のLoFtは先行販売の店舗にはなっていないようだった。たぶん,地方で先行販売ってのはないんでしょうね。やるとすれば,東京や大阪などの大都市圏でしょうね。
 というわけで,これは7月8日以降に買うことにする。

● 次に無印。銀座の旗艦店には行かなきゃなと思ってたんだけど,錦糸町パルコの無印に2度行って,何だか気がすんでしまった。もはや錦糸町と言わず,宇都宮のこの店でいいかなと思っている。
 で,今回は文具売場のみならず,洋服や雑貨なんかも見て歩いた。とはいえ,やはり惹かれるのは文具。

● “未ざらし雑記帳”っていうのがありますよね。ラフなメモを取るのにこれはいいかもなぁ。中紙だけでできているんだから,裸で持ち歩くには抵抗があるかもしれないけれども,自宅や職場に置いて使うには何の問題もない。
 いや,薄いからごく短期間で使い切るだろう。手帳やノートに挟んで持ち歩くのもOKか。ネットを見たら,トラベラーズノートに挟んでる人もいた。
 値段も39円だったかな。気楽にポンポン使える。でも,96枚で100円のダイスキンの方が安さでは上。
 ただし,こちらは再生紙の混入率が非常に高そうに見える。エコ派であることをアピールできる(してもしょうがないだろうけど)。

● “再生紙 らくがき帳”にも注目。B5は80枚,B4は40枚で価格は100円に満たない。ダイソーにはA4で50枚のレポートパッドがあるけどね。
 無地の大きな紙に自由に何ごとかを書き(描き)つけるっていうそれそのものに憧れる。子供はやってるよね。自分も子供のようにそういうことができれば。そういうことをするのにこの“らくがき帳”はいいなぁと思う。

● 上野文具にも測量野帳のクリアカバーはなかった。っていうか,測量野帳じたいを発見できなかった(ないはずはないと思う)。
 ここには昔の文具店的な空気が残っている。ファッションとしてではなく,お役に立つものを提供しますよ的な。とはいっても,PLOTTER(デザインフィル)が売場の要所に置かれていたりということはある。

2019年5月20日月曜日

2019.05.20 能率手帳は古女房

● 30数年,能率手帳を使っている。綴じ手帳から始まって,システム手帳のBindexに移った。BindexもA5とバイブルサイズを行ったり来たりしたが,ここ10年ほどはバイブルサイズで安定している。
 バイブルサイズのシステム手帳は,収納具としても具合がいい。コンサートのチケットを入れておくのにちょうどいい長さだ。図書館の利用者カードもここに入れている。

● 手帳を使ってる間は能率手帳を変えないと思う。古女房を捨てるなんて,男のすることではない。古女房が俺を捨てるのは仕方がないと思うけど。

● すでに何度か書いちゃってるんだけど,使い方は写真のとおりだ。
 予定を直接手帳に書くことはしない。付箋に書いて貼っておく。もちろん,インデックスのように脇からちょこっとはみ出るように貼る。
 手帳に書くのは,それが過去になってから。仕事絡みは黒で,プライベイトは緑で。読んだ本のタイトルを赤で書いておく(再読以降は青)。Amazonプライムで見た映画のタイトルは青で書くことにしている。映画館で見たものは緑。

● ペンはハイテックCコレトを10年ほど使っている。芯は赤,黒,青,緑のそれぞれ0.3mm。
 以前はシャープペンをメインに使っていたのだが,どうしてもページが汚れるので,ゲルインクボールペンに替えた。
 リフィルはもう何度も替えているが,“本体ボディ”はずっと同じもの。商品ロゴはすっかり消えて,塗装も剥げてきているが,まだまだ使える。バネの寿命が一番短いはずだけれど,たぶん死ぬまで使い続けることができると思う。パイロットクォリティー。

● 見開きの右ページはスクラップ用だ。ただし,気になった新聞記事はスキャンしてTwitterにあげている。Twitterが注釈付きのスクラップブックになっている。
 手帳に貼っておくのは,ほんとに身近な,バカバカしいほどに身近なものだ。誰かがくれたお菓子の包み紙,飲み屋の割り箸の袋,食べたパンの品書き。ぼく以外の人間には100%ガラクタでしかないものだ。

● 以前はコンサートや映画のチケットもパンチで穴をあけて手帳に綴じていた。が,これもスキャンしてブログにあげるようにして久しい。
 スキャンしたあとはパッと捨てる。現物は手元に残らないが,それで不都合はないわけでね。

● 以前は何でも手帳に貼って残していた。見たテレビ番組も新聞のテレビ欄を切り抜いて手帳に貼っていた。新聞記事も縮小コピーして手帳に貼っていた。
 それがテレビは見ないようになり,現物を画像にしてネットに保存するようになった。

● 手帳の比重はその分軽くなった。手帳ごとデジタルに移行してもいいではないかと思うこともあるようになった。
 けれどもなお,しばらくは紙の手帳を使い続けるだろう。

2019年5月19日日曜日

2019.05.19 日経WOMAN 2019年6月号-なりたい私にどんどん近づく! ノート&メモ術

編者 藤川明日香
発行所 日経BP社
発行年月日 2019.05.07
価格(税別) 630円

● ここに登場しているビジネスウーマンたちに自分は太刀打ちできないだろうなと,まず思った。ノート術やメモ術の以前に,仕事に向かう姿勢が違うのだ。充分に劣等感を刺激してもらえた。
 姿勢さえしっかりしていれば,術は自ずと編みだせるものだろう。自分に合ったやり方ができてきるはずのものだと思う。

● 特に記憶に残るのは,自分に手紙を書くというやつ。その日の学びや失敗の記録を手紙にして木箱に保存しておき,年に1回だけ見返すんだそうだ。
 このやり方だと,いくぶん自分から離れることができるだろうか。第三者として自分を見ることが可能になるかもしれないな。ノートにメモしておくとか日記に書いておくよりも。

● ジェットストリームの替芯SXR-60が紹介されていた。ジェットストリームの替芯にしてはけっこうお高い600円なのだが,国際規格に準拠していて,パーカーのJOTTERやペリカンのスーべーレーンと互換性がある。0.5㎜や0.38㎜もあり。
 パーカーやペリカンがジェットストリームになるということだ。パーカーもペリカンも持っていないぼくには関係のないことだけれども,舶来品ユーザーにとっては朗報だろう。

● 小日向京さんのエッセイ。仕事がらだろうけれども,たくさんのペンと紙を使い分けている。思いついたことはコレクトのメモパースに収納している5×3サイズの情報カードに鉛筆で書き,思索を深めたいときにはA7リングノートに文章にしながら万年筆で書く。情報的なものはM5システム手帳にボールペンで書き留める。旅の記録はトラベラーズノートに万年筆で書く。
 うぅむ,仕事がらでしょうね。ぼくには面倒くさくてとてもできない。道具は絞った方がいいと思う。

● 今をときめく『メモの魔力』の前田裕二さんも登場している。この本はいずれ読もうと思っているのだが,まだ読んでいない。
 変わったやり方ではないらしい。要は,自分の気づきを書くということ。彼自身のメモノートも写真で紹介されている。モレスキン(たぶん,ラージ)の方眼を使っている。
 見開き2ページに,「ファクト-抽象化-転用」を展開する。抽象化しないと転用できない。変わったやり方ではないのだけれども,このフォームは常人には思いつかない。

2019年5月13日月曜日

2019.05.13 宇都宮の文具店を巡る

● まず,上野文具の本店。コクヨ祭りというのをやっていて,コクヨのテープ糊が半額。が,買わず。使わないからだ。

● プロッターのリフィルが売場の一等地にあった。メーカーはデザインフィルだったか。トラベラーズノートと同じく,ミドリの派生会社。今,一番勢いがあるのはミドリグループだろうか。
 が,買わず。使わないから。

● それにミドリグループの製品は高いし。
 が,この高いから使わないというのは一番つまらないかもしれない。モレスキンのように高くても品質粗悪とわかっているものは,使わないことに充分すぎる理由があるのだが,プロッターにしてもトラベラーズノートにしても,品質は値段に見合っているんだろうから。それに,文具の場合は,高いといったってタカが知れているわけだしねぇ。

● にもかかわらず,試しもしないで安きにつくというのは何だかなぁと,自分でも思わないわけではない。
 が,自己弁護しておくと,安価な製品でも実用上何の問題もないのだよね。ダイスキンに何か問題があるだろうか。Plaisirに何か問題があるか。じつにもって,まったく何も問題はない。だったらそれでいいじゃないかとなるのは理の当然。

● 自己イメージの低さってのもあるかもね。自分は高価なノートに見合ったものを書くだろうか。高価なペンに見合った使い方をするだろうか。
 どう考えても答えはノーなんだよね。俺には安物で充分だっていう結論に至る。そこをもう少し甘く見てあげた方がいいのかもしれない。

● 逆にいうと,皆さん,そういう高価なノートをお買いあげになるけれども,少し自己認識が甘すぎない? とか思ったりするわけですよ。そんなに大層なものを書くのかよ,って。遊びにお金をかけすぎなんじゃないの,って。
 いや,わかっているんですよ。遊びにお金を使わなくて何に使うんだってことなんだよね。わかっているんだけど,そっちに舵を切れないのが,貧乏性というものかなぁ。

● 東武百貨店5階の文具店。ペンケースごと職場に忘れてきたのでボールペンを1本買っとこうかと思ったんだけど,ここで百円や2百円のペンを1本だけ買うのはためらわれた。
 ので,少し高級なものをと物色してみたんだけども,結局,買わなかった。家には得るほどのボールペンやシャープペンが転がっているのだし,じつはこれから飲みに行くんで,たぶん使うことはないだろう,と。

2019年5月7日火曜日

2019.05.07 Googleニュースがモレスキンの「エクスパンデッド・ノートブック」を

● Googleニュースは,こちらの好みを分析して,ニュースを選んで提示しているらしい。Google検索の状況や,Twitterでの書きこみや,ブログの投稿など,ぼくのネットでの行動をすべて把握したうえで,気味が興味があるのはこれだろう,とピックアップして示しているような。
 しかし,百発百中というわけではない。時々,外す。現状では仕方がない。検索した動機が親和性を感じてなのかアンチとしてなのかというところまでは,Google先生にもわかりようがないからだ。

● ここ数日,モレスキンの「エクスパンデッド・ノートブック」に関する記事がトップで表示されていた。ぼくが買うはずがないものだ。このノート,現物を見たこともあるんだけど,こんなもの誰が使うのだとしか思わなかった。
 モレスキンでこの厚さでは,必ず背割れを起こすだろう。これほど厚いと持ち歩き気にはならないだろうから,家に置いて日記を書くくらいの用途しか思いつかない。
 日記を書くならもっといいものがあるだろう。たとえば100枚のCampus。持ち歩かないなら,こちらの方がずっといいのではないか。

● が,そのように思ってしまう自分は,商品開発には典型的に向いていないタイプだなとも思うわけだ。ニッチ需要を見逃す。モレスキンにこだわる人がいることも見逃す。400ページの厚さ自体に惹かれる人がいることを見逃す。
 それ以前に,世の中の誰もがコストパフォーマンスだけで動いているわけではないことに,思いが及ばない。

● 世の中の人々がすべてぼくのようなタイプだったら,文具店は全部つぶれてしまう。残るのは百均の文具売場だけになる。そういう世の中にはなるわけがないし,もしなったらかなり味気ないことだろう。
 味気ないテイストしか持たない人間に商品開発はできない。消費者にとどまるしかない。

2019年5月6日月曜日

2019.05.06 Windows10の憂鬱

● 黄金週間の終盤,東京のロイヤルパークホテルに2泊した。今回はパソコンを持っていった。
 Chromebookではなくて,WinのタブレットPC。たまには使わないと。もともと,宿泊を伴う外出に持っていこうと思って買ったものなのだから。

● が,まもなく持っていかなくなった。スマホで充分であることがわかったからだ。スマホにBTキーボードで充分。
 そのうち,キーボードも持たなくなった。スマホでフリック入力すれば足りる。結局,その程度にしか使わないのだ。

● が,今回,久しぶりに持っていって触ってみて,使わなくなったもうひとつの理由を思いだした。使いづらいんだ。
 まず,Win10の使いづらさ。“最近使ったファイル”はワンクリックで呼びだせるようにして欲しいんだが。できるんだろうけど,その設定の仕方を調べなきゃいけない時点で何だか。
 っていうか,少しは調べて試してみたんだけど,どうもダメなんだよね。“Classic Shell”を入れるしかないのかなぁ。

● クリックボタンのないタッチパッドの使いづらさ。2本指クリックすればいいのは,もちろんわかっている。わかっているんだけれども,長年続けてきた作法(?)を体が覚えてしまっている。
 Enterキーが小さく,Deleteキーがないのも効いてるかな(Back spaceの他にDeleteがあるのは,Winの日本語キーボードだけなんだろうか)。要は慣れなんだろうけどさ。
 あと,何もしないのに勝手にカーソル位置が飛んでしまう。これはWin10とは関係のない話なんだが。

● 来年1月でWin7のサポートは終了するんだから,ネットにつないで使う以上は,10に移行するしかない。ぼくが自宅でメインに使っているのはThinkPad X61。2007年に発売されたものだ。X61はかなり気に入って,2台続けて使っているんだけども,いくら何でもそろそろ退役だ。ガタが来てるのも確かだし。
 で,このタブレットPCをメインマシンにしようと目論んでたんですよ。が,さすがにどうだかな。いくらライトな使い方しかしないといってもな。画面が小さいのはべつにいいんだけどね。

● くっそー。ChromebookでScanSnapと光学ドライブが使えれば,Win10なんか相手にしてる必要ないんだがな。
 っていうか,スマホでそれができるんだったら,家でもスマホ+外付けキーボードでいけると思ってるんだが。

● ちなみに,MS-Officeは必要ない。WordとPowerPointはまったく無用の長物。Excelを時々使う程度だから,Googleのスプレッドシートに置き換えてしまっても,何も問題はない。スプレッドシートでExcelファイルを直接編集できるようになったらしいし。
 MSのAndroid用Officeは使う気にならない。ので,スマホとの連携ってことになれば,パソコンでもGoogleのOfficeアプリを使うのが正解。サラリーマンは会社でMS-Officeを使っているだろうから,なかなかMSから離れられないかもしれないけれど。

2019年5月2日木曜日

2019.05.02 上野駅構内のANGERSを覗く

● 上野東京ラインの開通以後,上野駅で降りることはめっきり減ったけれども,上野で下車するとどうしたってここにフラッと入ってしまう。滅多に買わないんだけど。
 文具は基本,どこで買っても値段は同じだから,買いたいところで買うってことになる。伊東屋の人,LoFtの人,そしてANGERSの人。お気に入りの店を持っている人が多いのだろう。
 地元で長くやっている文具店を贔屓にしている人もいるだろうし,それ以上に文具店をハシゴするのが趣味という人もいるだろうけれど。

● 最近は書店の文具売場でも,手帳は通年で置かれるようになっている。さすがに,年があらたまると面積は縮小するけれど。年の途中から手帳を使い始める,途中で手帳を変える,ということが,普通になってきたんだろうか。
 ここANGERSでは,さすがにそれはしていない(ただし,トラベラーズノートのスケジュール帳はある)。面積が限られているのも理由だろうけど,そんなイージーなことはしないという挟持もあるんだろうかね。
 たいだい,ビジネスマンが実務的な文具を買いにくるところじゃないっぽいからね。高橋やNOLTYは最初から扱っていない。

● ANGERSは文具店ではない。文具がメインだけれども,文具以外の雑貨,書籍,CD,オーディオ機器(Bluetoothスピーカー)も取り扱っている。
 というか,予め取り扱う品目を決めているわけではない。こういう生活はいかがですか,と商品で提案を形にして差しだす。それに必要な品物を持ってくるのだろう。

● こういうデザイン系,ライフスタイル提案型の店は,これから難しくなるんじゃないかなぁと思っている。
 消費者は自分が何を欲しいのかわからない。具体的に現物を示されて初めて,これが欲しかったんだと気がつく。それはそうなんだけど,提案されたくないって人がこれから増えるんじゃないかと思ってるんだよね。

● なぜそう思うのかといえば,自分がそうだからだ。用があればこちらから出向く,用もないのにおまえの方から来るな,と思うことが増えていて,それは営業とかセールスに限らない。
 ライフスタイルの提案? 大きなお世話だ。どんなスタイルにするかは自分で決める。自分以外の人間に決めてもらう必要はない。と,思うことが増えたんですよね。
 他者は他者,自分は自分。人がどうやっているかなんて興味ねーよ。そういう人がこれから増えてくるんじゃないかと思うんですよ。自他を比べない境地に進む人が増えるように思えるんだよね。

● 知識人や文化人やオピニオン・リーダーは,昔からそうなれと言ってきてたわけだけど,実際に誰もがそうなると,彼らの足場は崩れてくるよね。
 彼らの活躍の場,たとえば雑誌とかテレビとか,は,どんどん狭まることになるだろう。慶賀に耐えない。こいつら,ほんと,うるさいからね。

● ともあれ。ぼくはダイスキンとPlaisirですんでしまう人間だから,ANGERSに置いてあるような品々とは基本,無縁な生活をしている。
 だけども,時々,ツボに落ちることがある。これらの品々を見ながら,それを使っている自分を妄想したり,自分だったらこれをどう使うかを考えこめることがある。
 今日はそうだった。そういうときは,店側には迷惑ながら,滞在時間が長くなる。

● しかし,妄想はあくまで妄想であって,自分には過ぎたものだと現実に立ち返る。
 文具で自分に付加価値を付けるのはイヤだ。お客様にサインしてもらうのにこのペンでは失礼だというような場面に出くわす仕事もしていない。実用一辺倒でいいのだ。

2019年5月1日水曜日

2019.05.01 『輝くあの人の手帳ワザ』

編著者 日本能率協会マネジメントセンター
発行所 日本能率協会マネジメントセンター
発行年月日 2018.11.10
価格(税別) 1,200円

● 女性のための手帳本。日本能率協会の出版だけれども,登場する手帳はNOLTY以外のものが多い。ほぼ日手帳やジブン手帳など。
 自社製品の拡販よりも,業界全体を盛りあげたいということか。

● 手帳をどんなふうに使っているか,現物を紹介している。全員が女性。
 複数使いが多い。既婚女子の多くはビジネスウーマンであり家庭の責任者兼管理人でもあるから,扱うフィールドが男性より多いゆえか。にしても,器用なものだ。ぼくには考えられない。
 ので,32ページで紹介されている“おふゆさん”にシンパシーを持った。彼女は能率手帳ゴールド小型にすべてを詰め込んでいる。スケジュールは月間のガントチャートに。ウィークリーページはログに使用。欄外も効果的に使っている。
 工夫してるって感じがする。ついでにいうと,頭がいい人だなという印象を受ける。複数の手帳を使うってちょっとイージーな感じがする。

● デコってるのも登場する人たちに共通する特徴。手帳を楽しんでいるということだろうし,手帳に遊びを取り入れているということでもあるのだと思う。
 総じて,男性には苦手な領域だろう。特に中高年にはね。ぼくなんかも,“飾ってはいけない”を信条にしちゃってる。
 ちなみに申しあげると,この本にはぼくの知らない言葉も出てくる。収納具の名前らしいんだが。女性はみんな知っているのだろう(だから,この本でもそのまま使っている)。女性の世界に付いていくのはなかなか骨が折れる。

● 使っている筆記具も紹介されている。0.28mmのシグノが人気のようだ。しかし,一番人気はやはりフリクション。スタンプまでできたんですね。そのスタンプも含めて,フリクションが強い。
 傾向ペンではゼブラのマイルドライナーを使っている人が圧倒的に多い印象。

● 全体のテイストは「ほぼ日手帳公式ガイドブック」に近い。デコるとか貼るという使い方を認知させたのも,ほぼ日手帳の功績だろうかなぁ。
 もちろん,ほぼ日以前からあったものだけれども,認知させた功績は大きいでしょうねぇ。

● 菅未里さんのインタビューもあり。彼女によると,ここに来てシステム手帳が復権しつつあり,第二次ブームの様相を呈しているらしい。たしかに,デザインフィルも「PLOTTER」を投入し,それが文具店でも目立つ位置に置かれていることが多い。
 菅さんによれば,バレットジャーナルと重なるのではないかということ。ライフログを書くためのシステム手帳。となると,メインユーザーはやはり女性ということになるだろう。

● 「日経WOMAN」の手帳特集に登場する女性たちはバリバリと仕事をする“やり手”が多いのだが,この本ではそれよりは普通っぽい人たちが紹介されている。
 そのせいか,心穏やかに楽しんで見ていくことができる。