気にはなっていたけれども,どうしてもというわけでもなかった。
● 出会い頭の一目惚れが起きるかどうかが全て。異性との出会いと同じ。
理由があって好きになるのではない。まず好きになる。すると,脳が勝手にその理由を考え出す。
しかし,脳が考えた理由は,ほぼ百%デッチアゲだ。ここで脳を信用するとろくなことがない。
いざ付き合い始めたら3日で飽きることもあるが,それは仕方がない。渡世コストと割り切るしかない。
● ところが,ミミックがいいなと思ったのは写真を見てのことで,現物を見たことはない。唯一の不安がここで,買ってみないと一目惚れするかどうかわからないというところ。五十音に行けば現物あるんだろうけどね。
が,写真を見ての自分の感覚を信じることにする。Amazon をはじめ,ネットで買物するのがあたりまえになった今ではそれが普通にもなっているしね。
● “鉛筆を使う人” になりたいんですよ。“鉛筆を使っている自分” というイメージに負けたわけね。
何せ,鉛筆をかれこれ70ダースほども買っちゃってるんでね。それを「バカ」とも言うと思うんだけどね。
● ミミックがそこに向けての推進力になってくれればと思ってるわけですよ。
とりあえず,初期の「ペンギン」と「南天」を注文した。「パシフィック」と「テンピョウ」も良さげだ。
● ちなみに,パーフェクトペンシルのマグナムを買ったときには,あまりのバカバカしさにコンクリートに叩きつけてしまった(ファーバーアステルの名誉のために言っておくと,その程度のことで変形してしまうほど,パーフェクトペンシルはヤワではなかった)。
ああいうあざとさと毒々しさはミミックにはなさそうだ。洗練を極めているようなのだけど,それも写真でだけの印象なんですよね。