書名 家しごとがもっと楽しくなるノート術
編者 家しごとのノート研究会
発行所 KADOKAWA
発行年月日 2016.10.31
価格(税別) 1,200円
ノートを書くのにかける時間は? という質問事項がある。「日によって15~30分くらい」「5分くらい」という回答が普通にあって。「メモすること自体に時間をかけることはありません」(p87)って。
もちろん,何を書く(描く)か,どれくらい書くかによって違ってくるわけだが,この程度ですませているっていうのは,それだけで何だかカッコいい。ノートを道具として使いこなしている証拠(しかも,かなり証明力が高い)の1つだ。
● 毎日が日曜日のぼくなんか,1日,台所のカウンターにノートを広げて,ダラダラとどうでもいいことを書いていたりすることが,しばしばあるんだよね。
今日やったことは,ノートに数ページ分,どうでもいいことを書いただけです,ってことが。
● 以下にいくつか転載。
もうひとつの心がけが “はりきって暮らすこと”。「いやだな,と思うことも,はりきったほうが楽しくなると思うんです」(p21)
普通だとやらないようなことを「とっておきの家事」にして,その日のイベントとして,ゲーム感覚でやっているのだそう。(p25)
モレスキンのノートに使われている紙が好みで,愛用している。(p33)
いるんだ,こういう人が。モレスキンの何がダメって,紙が全然ダメだと思っていたんだけど。そうなのか。うぅぅん,世の中は広いんだなぁ。
「理想の過ごし方」を緑色のペンを使って完了形で書く。「あらかじめ書いておくことで,理想の暮らしを意識できて,それが行動できるようになった気がします」(p47)
“成功哲学” によく出てくる手法なんだけど,あらかじめ頭が考えた理想なんてものにあまり縛られない方がいいんじゃないか,という気もする。
ちょっと予定を盛る,これが村井さんの家しごと術。「そこまでできるとかなり気持ちよくて,120%やったわ! と喜びがわく。その気持ちよさのためだけにやっています」(p59)
以前はお料理のときに調味料などはすべて目分量で量っていたのですが,味が定まらず,せっかくおいしくつくれても次につくったときに同じように再現できないことなどもありました。それがきっかけで材料と分量はこまめにメモを取るようになりました(p85)
1週間の献立を先に決めるメリットはお金の節約だけでなく,時間の節約にも。(p96)
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