書名 手帳活用パーフェクトBOOK
編者 JMAM手帳研究会
発行所 日本能率協会マネジメントセンター
発行年月日 2012.09.30
価格(税別) 1,300円
● 本書でも紹介されているが,手帳を使っている人の9割はスケジュール管理のためと答えているそうだ。
自慢ではないが,ぼくの場合は,スケジュールを管理するのに手帳なんか要らない。小さめのカレンダーにチョコチョコと書いておけば足りる。さすがに寄る年波のせいで,頭の中だけですまそうとすると忘れてしまうことがありそうだけども,スケジュールを管理するのに手帳を使うのはいくらなんでも大仰に過ぎる。ぼくの場合は,ですけどね。
● でも,手帳はずっと使っている。はるかな昔は,当時は市販されていた新潮社手帳(ごく薄いやつ)とか,集英社の「PLAY BOY手帳」なんてのを使っていたこともある。けど,その後はずっと能率手帳。
紙質もいい,目も疲れない,造本もしっかりしていて,安心して1年間使い続けることができる。おそらく,部外者にはうかがい知れないノウハウがぎっしり詰めこまれているに違いない。
● 途中からシステム手帳に替えてみた。といっても,「Bindex」ひと筋。A5サイズを使ったこともあるけども,ここ数年はバイブルサイズを愛用。リフィルはNO.011。要するに,中身は能率手帳だ。
最近注目のバーチカルタイプなんてのは,ぼくには無用の長物。何せ,スケジュール管理に手帳を使っているわけじゃないから。
● スケジュール管理をしない? じゃ,手帳なんて要らないじゃん,と突っこまれそうだ。何に使っているかというと,はやりの言葉でいえば,ライフログを残すためってことでしょうか。日記がわりというか,その日のことをチョコチョコと書いておくわけです。
仕事についても会議の名前程度は書いているけど,それよりも昼や夜に食べたもの,読んだ本のタイトル,CDで聴いた音楽の曲名,そういうものを記録している。それについての感想などは書かない。あくまで,外面的な事実だけを記録しておく。
貼ることもよくする。食べたお菓子の包み紙を貼る。その日見たテレビ番組を新聞のテレビ欄から切り抜いて貼る。映画の半券を貼る。貼るのは好きだな。
コンサートの半券は貼るには大きすぎるので,パンチで穴をあけて綴じこんでいる。システム手帳にこだわっているほとんど唯一の理由がこれで,コンサートの半券を残さないのなら,システム手帳などかさばるだけの邪魔ものに過ぎなくなる。
● 仕事関係は黒,プライベートは緑,読んだ本のタイトルは赤で書く。ページが黒っぽいとイヤな気分になる。仕事,嫌いだもん。緑が多いのが嬉しい。
こうしておくと,記憶喚起力のある手帳ができあがる。数年前の手帳を取りだしてページをめくると,そのときの自分にすっと戻れる。
当然,過去の手帳は捨てない。百円ショップで売っている保存用のバインダーに綴じて本棚(カラーボックスだけど)に並べておく。
● のだが。では過去の手帳を手に取ることがあるのかというと,これが笑っちゃうほどないわけですよ。だったら保存する必要ないでしょ。われながらそう思う。
結局,何なんでしょうね。手帳に書いておくと安心する,その安心感を得るために手帳を使っているってことになりますか。馬鹿っちゃ馬鹿だよなぁ。
● というわけだ。ぼくの手帳の使い方はほぼ固定しているので,いまさら他人様のノウハウを知りたいとはあんまり思わないんですよ。
でも,本書のような手帳本を読むのは大好きだ。手帳というモノがモノとして好きなんでしょうね。
● デジタルに対するアナログ手帳の優位性を強調するのは,本書の性格上,当然のこと。ただ,それを割り引いても,手帳の代わりをスマホにさせるというのは,ぼく的にはあり得ない。
デジタルではコンサートチケットの半券を挟んでおくことはできないからね。スキャンすればいいじゃないかと言われるか。そこまでやれるか。
● こういうガイドブックには,でも,大きなお世話というか,それができりゃ苦労しないよっていうか,そんなことしないだろ普通っていうか,要は些末なことがらも書かれている。わかりきったことも書かれている。総花的ですよね。
ゆえに,本書は読み流すべきものだと思う。雑誌のようにパラパラとページを繰って,目に入ってきたところだけを摘まみ読みすればいい。
編者 JMAM手帳研究会
発行所 日本能率協会マネジメントセンター
発行年月日 2012.09.30
価格(税別) 1,300円
● 本書でも紹介されているが,手帳を使っている人の9割はスケジュール管理のためと答えているそうだ。
自慢ではないが,ぼくの場合は,スケジュールを管理するのに手帳なんか要らない。小さめのカレンダーにチョコチョコと書いておけば足りる。さすがに寄る年波のせいで,頭の中だけですまそうとすると忘れてしまうことがありそうだけども,スケジュールを管理するのに手帳を使うのはいくらなんでも大仰に過ぎる。ぼくの場合は,ですけどね。
● でも,手帳はずっと使っている。はるかな昔は,当時は市販されていた新潮社手帳(ごく薄いやつ)とか,集英社の「PLAY BOY手帳」なんてのを使っていたこともある。けど,その後はずっと能率手帳。
紙質もいい,目も疲れない,造本もしっかりしていて,安心して1年間使い続けることができる。おそらく,部外者にはうかがい知れないノウハウがぎっしり詰めこまれているに違いない。
● 途中からシステム手帳に替えてみた。といっても,「Bindex」ひと筋。A5サイズを使ったこともあるけども,ここ数年はバイブルサイズを愛用。リフィルはNO.011。要するに,中身は能率手帳だ。
最近注目のバーチカルタイプなんてのは,ぼくには無用の長物。何せ,スケジュール管理に手帳を使っているわけじゃないから。
● スケジュール管理をしない? じゃ,手帳なんて要らないじゃん,と突っこまれそうだ。何に使っているかというと,はやりの言葉でいえば,ライフログを残すためってことでしょうか。日記がわりというか,その日のことをチョコチョコと書いておくわけです。
仕事についても会議の名前程度は書いているけど,それよりも昼や夜に食べたもの,読んだ本のタイトル,CDで聴いた音楽の曲名,そういうものを記録している。それについての感想などは書かない。あくまで,外面的な事実だけを記録しておく。
貼ることもよくする。食べたお菓子の包み紙を貼る。その日見たテレビ番組を新聞のテレビ欄から切り抜いて貼る。映画の半券を貼る。貼るのは好きだな。
コンサートの半券は貼るには大きすぎるので,パンチで穴をあけて綴じこんでいる。システム手帳にこだわっているほとんど唯一の理由がこれで,コンサートの半券を残さないのなら,システム手帳などかさばるだけの邪魔ものに過ぎなくなる。
● 仕事関係は黒,プライベートは緑,読んだ本のタイトルは赤で書く。ページが黒っぽいとイヤな気分になる。仕事,嫌いだもん。緑が多いのが嬉しい。
こうしておくと,記憶喚起力のある手帳ができあがる。数年前の手帳を取りだしてページをめくると,そのときの自分にすっと戻れる。
当然,過去の手帳は捨てない。百円ショップで売っている保存用のバインダーに綴じて本棚(カラーボックスだけど)に並べておく。
● のだが。では過去の手帳を手に取ることがあるのかというと,これが笑っちゃうほどないわけですよ。だったら保存する必要ないでしょ。われながらそう思う。
結局,何なんでしょうね。手帳に書いておくと安心する,その安心感を得るために手帳を使っているってことになりますか。馬鹿っちゃ馬鹿だよなぁ。
● というわけだ。ぼくの手帳の使い方はほぼ固定しているので,いまさら他人様のノウハウを知りたいとはあんまり思わないんですよ。
でも,本書のような手帳本を読むのは大好きだ。手帳というモノがモノとして好きなんでしょうね。
● デジタルに対するアナログ手帳の優位性を強調するのは,本書の性格上,当然のこと。ただ,それを割り引いても,手帳の代わりをスマホにさせるというのは,ぼく的にはあり得ない。
デジタルではコンサートチケットの半券を挟んでおくことはできないからね。スキャンすればいいじゃないかと言われるか。そこまでやれるか。
● こういうガイドブックには,でも,大きなお世話というか,それができりゃ苦労しないよっていうか,そんなことしないだろ普通っていうか,要は些末なことがらも書かれている。わかりきったことも書かれている。総花的ですよね。
ゆえに,本書は読み流すべきものだと思う。雑誌のようにパラパラとページを繰って,目に入ってきたところだけを摘まみ読みすればいい。
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