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2025年10月27日月曜日

2025.10.27 日本文具資料館

● 浅草橋の日本文具資料館に来た。住居表示は柳橋になる。最寄駅が浅草橋。黄色い総武線が停まる駅ね。
 ここに来るのは3回目。が,前回は休館だったので,展示を観るのは2回目。

● 感じたことは2つ。散逸を防ぐためにはこうした博物館は必須だということ。個人が史料になるような貴重品をいつまでも抱えていてはいけない。
 もう1つ。博物館は観る人を選ぶということ。ぼくも文具好きで,文具に関する知識は世間一般の水準より少し上だと思うのだが,手も足も出ないというか,歯型もつけられないなと思う分野が多々ある。

● 博物館は何かを教えてくれると言うよりも,自分で自学自習するキッカケをくれるところなんでしょう。
 が,そのキッカケを得られる人と得られない人がいるわけで,博物館に来る前に,ある程度の自学自習はやっておくべきなんでしょうな。

● 最初に金印のレプリカ(純金製)が出迎える。インパクトはあるが,展示の仕方はこれでいいのか。
 徳川家康や伊達政宗の鉛筆のレプリカもあるが,内部がちょっと暗くて,細部がよく見えない。こちらの老眼の問題か。

● ここに展示されているもので自分も持ってるのがある。ゼブラのミリペンだ。
 これは展示に値するものなのか。極細サインペンの嚆矢になったんでしょうかね。ミリペンって,今は一般名詞になっているからな。

● 現存する文具メーカーの宣伝機関という側面が全くないわけではない。運営主体を考えれば,純粋な学術機関になれと言うのは無理な注文かもしれない。
 が,宣伝臭が鼻につくことはない。文具の歴史をザクッと辿ることはできそうだ。ザクッとね。

● 電卓を含めた計算機と算盤の展示が多い。筆記具に偏っているわけではない。明治期のノートもある。
 各年代を万遍なくフォローしているわけではない。古代と近現代は豊富に展示しているが,中間があまりない。仕方がないと思うけれども。
 つまり,中間は遺物自体があまり残ってないんじゃないか。画期となる製品がないんですかね。

● 今行くと,記念のボールペンがもらえるよ。こんな安物要らねーや,なんて言わないでもらってくださいね。記念ですからね。

2021年4月1日木曜日

2021.04.01 日本文具資料館

● JR総武線の浅草橋駅から歩いて,柳橋の日本文具資料館にやってきた。多少は文具に興味があるというか,同年代の男どもの中では,ノートやペンを使っている方だろう(勉学に使っているのではないが)。
 ので,とつないでいいのかどうか,一度この資料館を見ておきたかった。

● 去年の1月25日に,浅草から日本橋まで隅田川を歩いたことがあった。そのときに,資料館の前を通っている。
 再訪することがあるとは正直思わなかったので,入ってみるかと思ったものの,土日祝日は休館なのでそれも叶わなかった(この日は土曜日だった)。

● けれども,こうして再訪して,今度は入館が叶ったわけだ。これもぼくが清廉実直(?)に生きてきたからでありましょう。
 順路のスタート地点に金印(漢倭奴国王)のレプリカがある。ホントに小さな印だ。といっても,純金製だからね。そんなに大きくはできませんやね。
 当時の中国は華夷秩序を確立する代償に,こんなのを夷の小さなエリアの統治者に与えたわけか。

● 次は大昔の硯。中国から来ている。文人志向の強い人は親中国になりやすいのか,と思ったりしましたよ。文人を以て良しとする性向はまだまだこの国にはあるでしょ。文人というのは旧来型の教養を備えている人っていうかね。
 政治家にも文人政治家であることを求めたりする。最近では(といっても,だいぶ昔になるが)宮沢喜一首相がそのタイプだったかもしれない。だいたい政治家としては有能ではない場合が多い。
 書が達筆だったり,詩を作るのが巧みだったりするのと,彼の職能とは関係ないからね。旧来型教養の価値はだいぶ下がっていると思うんだけども,まだまだ下げなきゃねぇ。

● 昭和50年代の電卓も展示されている。これ,俺,使ってたよ,と。
 ペン修正液など現役で使われているのも展示されているんだけども,この資料館は多くの文具メーカーが集まって作った業界団体が運営しているわけだから,どれを展示するかに関しては各社のバランスも考えないといけないよね。

● あと,多いのはタイガー計算機。電卓の前に会社や役所で使われていたようなんだけども,答えを出す仕組みはぼくにはわからない。
 が,頭のいい人がいたんだよねぇ。手動で計算できる機械を作ったんだから。
 このタイガー計算機はヤフオクにもかなり出品されている。3千円くらいで落札されてたりする。

● 一度見て気がすんだ。ガラスケースに入っている実物よりもカタログ的な書物の方が,時間をかけて好きなだけ鑑賞するのに適している。
 美術館が典型的なんだけど,こういうところを見て歩くと,ズンズンズンと疲れが溜まってくる感じがするのはどういうわけのものだろう。