● 「365日右肩上がりの手帳術」という手帳特集。
次の年の手帳が文具店や書店に並ぶ時期って,どんどん早くなってる。9月にはもう出てきてない? せっかちだねぇ。悪いことじゃないけど。
● その時期に,雑誌が手帳の特集を組むのも,例年の約束事。売れるんでしょうね。
でも,毎年毎年,次から次へとこうした雑誌特集とか手帳本が刊行されるのは,要するに決定版はないってことの証明でもある。
● どうなんだろ? こういうものを実用記事として読んでる人と,この種の記事を読むこと自体が好きっていう人と,どちらが多いんだろう。
ぼくはどちらかというと,後者に属すると思う。どの手帳を買うかは決まっている。毎年同じものを使っていて,変える気はサラサラない。進取の気性に乏しい。
● でも,こうした記事を読むのは好きだ。ま,昨年10月に買ったのを,今まで放っておいたくらいだから,好きといっても度合いはしれているんだけどさ。
人さまがどんな手帳をどんなふうに使っているのかって,興味がありますよね。かなり下世話な覗き趣味ではありますけどね。
● この気分をさらに掘りさげると,手帳が人生を変えるって,どこかで思っているのかもしれない。手帳の使い方にもデキる人の共通点があって,それを知れば,そしてそれを真似れば,自分もデキる人になれるかもしれないと思っている,と。
んなこたぁ,ないわけですけどね。
● こうした雑誌特集って,どうしたって宣伝臭が入りこむことは避けられない。メーカーからお金が出ているんだろうからね。
それでもちゃんと読ませる誌面作りのノウハウは,各社とも蓄えているんでしょうねぇ。
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