2017年5月13日土曜日

2017.05.13 ジョイフル2

草間彌生っぽいけど,どことなくイミテーションの風情
● 相方が仕事で使うものをいくつか買うというので,ぼくも付き合った。喜んで。

● 宇都宮のジョイフル本田の2階にある“ジョイフル2”は,たぶん,栃木県で最大面積を誇る文具売場だ。
 何でもある。万年筆の修理部門も持っている。文具関係の書籍も置いてある。枻出版社から出ている文具関係のムックは,おおよそここで手に入る。あんまり古いのはさすがにないけれど。

● 文具というときにぼくの頭に浮かぶのは,ノートだったりペンだったり,要は字を書くためのもの,あるいはいわゆる事務用品だ。
 が,ここには,ぼくには無縁な,絵画用品,額,クラフト用品,手芸用品も豊富にある。少なくとも栃木県では,隔絶した充実ぶりだ。

● “旅×文具”なんていうコーナーもあって,当然,トラベラーズノートが並べられている。その隣はモレスキン。ノートのみならずバッグ類も展示されている。
 モレスキンというのはほんとに不思議だ。これだけ粗悪でこれだけ高価なのに,世界中に信者が満ちている。文具界の七不思議の筆頭というより,まったく不可解な唯一の現象だ。これだけはぼくには理解できない。
 が,それゆえ,そこがモレスキンの凄さなのだろうとも思う。

● フランクリンプランナーの充実度も特徴のひとつ。けれども,これに対してもぼくはわりと冷淡だ。できる人はこういうものは使わないような気がする。
 一流に憧れる三流が市場を支えているに違いない。一流は少なく,三流は多い。したがって,フランクリンプランナーの顧客予備軍は永遠に不滅だ,ということになる。
 急いで付け加えておかなければならないのだが,ぼく自身は四流か五流だ。謙遜ではない。四流や五流になってしまうと,そもそも自分がこういうものを使っても始まらないと思える。気楽なもんだ。

● ノートにしてもペンにしても,一度買えばかなり長く使えるものだ。百円のジェットストリームだって,リフィルを交換しながら1年や2年は使えるだろう。
 だから,実用的に使う文具しか買わないとなると,そんなにたくさんは売れないはずじゃないのか。売る側としてはそれでは困る。だから,文具で遊ぶことを提案するというか,あの手この手で誘ってくる。文具店に行くと,それを感じる。

● 百円ショップも含めて,これだけの文具店があるんだから,相当売られているのだろう。ひょっとすると,必要なときに買って,一回使ったらどこかに紛れてしまって,次に必要になったときにまた買う,という買われ方をしているんだろうかと思うほどだ。

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