2018年1月13日土曜日

2018.01.13 福田屋の上野文具を覗く

● 暗くなってから,宇都宮の福田屋(竹林の方)に行った。その福田屋の3階に上野文具がある。ゆっくりめに売場を見て歩いた。
 本店よりもこちらの方が,ゆっくり見られる。本店は売場面積が狭いんですよね。その代わり,ビル一棟まるごと売場って感じなんだけど,階段を昇ったり降りたりするのは,かなり億劫だからね。
 めくるめく文具のワンダーランド。いくらでも時間をつぶせるわけだ。

● この世界でも上を見たらキリがない。わかりやすいのは万年筆。が,千円ので事足りている人間が10万円のに手をだす必要はない。
 もちろん,10万円どころかもっと高い製品が数え切れないほどあるけれど,今のところ,自分に10万円の万年筆を許す気分にはなれない。根が貧乏性なんだろう。現実問題として,10万円で万年筆を買うなら,ほかに買いたいものがあるわけでね。

● たくさんの文具が並んでいるけれども,売れ筋というのは決まっているんでしょうね。たとえばフリクションの売上は,ボールペン全体の何割を占めるんだろう。だいぶになるんじゃないかと思うんだけどね。
 ノートだったら,やっぱりCampusなんだろうね。だから,売れ筋だけ置いておくんだったら,コンビニの売場面積があればいい,ということになってしまう。
 が,それ以外のものがいろいろ並んでいて,それらを見て歩くこと自体が,娯楽として成立する。

● トラベラーズノートの広報誌(?)TRAVELER'S TIMES があったのでもらってきた。メインの記事はトラベラーズノートに合うというペンの紹介。もちろん,自社製品。
 良くできてるなぁ。コマーシャルペーパーなんだけど,読み物として楽しめるよね。良さを語っているだけで,売ろうとしてないから。
 旅するように毎日を過ごしてほしい,というトラベラーズノートのキャッチコピーも,つくづく秀逸だと思いますよ。
 トラベラーズノートは,ひとつの世界を作ることに成功している。他のどれでもない独自の世界。やっぱりね,あの革カバーの風合いが大きいよね。

● 最近,ダイソーがダイソー版トラベラーズノートを出した。250円だった。250円でこれを作るとはさすがにダイソーだと思った。
 カバーは合皮だけれども,その分,軽い。気軽に使えるだろう。耐久性も本家本元のトラベラーズノートとさほど変わるまい。タフに使われても大丈夫だろう。
 というわけで,売行きは好調だったらしいけど,売れたあとの補充がない。縦の長さがトラベラーズノートより短いので,替えのリフィルがないというのが原因か。

● それよりも,トラベラーズノートの牙城には食い込めなかったのかもしれないね。ダイソー版はあくまでダイソー版であって,トラベラーズノートの世界とは別物ということ。そこが,モレスキンに対するダイスキンとは違う。
 ダイスキンがこれほど使われているのは,モレスキンが大したものじゃないことが大きい(と思う)。トラベラーズノートは大したものだから,ダイソー版では取って代わることはできなかったのかもね。
 もっとも,ダイソーのことだから,さらにブラッシュアップした商品を出してくるんだろうけど。

● Preppyが値上したようだ。200円→300円。さすがに,200円を維持するのは難しくなったか。しかし,300円でも文句は出まいと思う。
 ぼくはPlaisirに移ってしまったので,それとPreppyは在庫があるので,しばらくPreppyを買うことはないと思うんだけど。

0 件のコメント:

コメントを投稿