● 今回は「手書きを楽しむための新提案」。まず,ゼブラの「ワントーンコーデ手帳術」が紹介される。これがどういうものかというのは,名前からわかると思うので,説明は省略。
ゼブラには美文字練習セット「ビモア」というセット商品もあるようで,こちらの紹介も。字が汚いからパソコンが救世主になったという人もいるだろうけれども,手で美しい文字を書くというのがトレンドなんですかねぇ。
嫌なトレンドだね。ぼくはそんなのには乗らないぞ。っていうか,これは女性文化の話になるねぇ。
● パイロットには「ILMILY」というブランドがあるらしい。“手書きの時間を,もっとすてきに,らしく,楽しく” をコンセプトにしてるんだそうだ。
いや,いいんですけどね。手書きの眼目は美文字を書くことではなく,吐き出すことで脳内を整理整頓することにあると思うのでね。吐瀉物を美しくする必要はないんじゃないかね。
● トンボのZOOMのリブランディングも記事になっている。ZOOMは505,606,707をいくつか持っているが,505を除いて人を選ぶ製品だ。文具に求めるのは実用性だけという人は,手を出さないのが正解だ。手を出そうとも思わないだろうけど。
そのZOOMのコンセプトは “筆記遊具” であるとのこと。1986年に誕生した。
● 三菱鉛筆の社員によるナイフでの鉛筆削り講座(?)もある。大事なのは「道具をきれいな状態にしておくこと」。「少しずつ角を落としていく感覚で削る」。
ぼくはもちろん,ハンドル式の鉛筆削りを使っている。携帯用の手回しの削り器もどういうわけか10個ほど転がっている。
● 外海君子さんの連載もの「ニューヨーク文具レポート」から,いくつか転載しておく。
いまだよくわからないのが,アメリカでは,去年,自殺を含め,5万人近い人が銃弾によって死亡しているのに,銃規制がなかなか進まないということだ。
ほかにもよくわからないのが,アメリカ人が労力を費やすことを極力避けたがることだ。散歩に行くのに,散歩をする場所まで車で行く知人がいる。
自給自足をしなければならなかったフロンティア時代はとっくに終わったのだけれど,その名残があたかもDNAに刻まれているかのように,アメリカ人はモノづくりが好きだ。
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