● 渋谷 LoFt に来ている。一番面白い,というか,LoFt らしい LoFt はこの渋谷 LoFt ですかねぇ。
お客さんがバラけている。夏休みのこととて,中学生や高校生の女の子が多い。LoFt はね,客層が若めなのが特徴ですよね。爺婆は丸善にでも行ってろってことですよ。扱っている商品はそんなには違わないと思うんだけどね。
手帳がこれほど愛好されるのは日本だけだと聞いたことがある。手帳を使うと自分の能力が拡大すると錯覚させる何物かを,手帳は持ってるんですかねぇ。
● 女性を中心にデコを愉しむための道具にもなっている。この流れは相当なもので,能率手帳ゴールドさえそのための道具にされてしまう。
コロナでビジネス手帳の売上はかなり減ったらしいのだけど,これはメーカーと販売店の背中を押しているだろう。
● ぼくのような隠居者はビジネス手帳なんて関係ない。少なくとも必須ではない。
しかし。定年退職して暇になった人ほど手帳を使えという意見の,ぼくは持ち主だ。なぜかといえば,暦と繋がっていられるからだ。
世間とは畢竟,暦のことであって,暦の感覚を失わなければ,それはすなわち世間と繋がっているということだ。近所付き合いや自治会活動など,やらんでもいいのだ(やってもいいけど)。
● 高価な手帳である必要はないし,紙の手帳である必要もない。Googleカレンダーでもいいと思うけれども,ぼくは紙派。それもシステム手帳派。
ずっと “バイブル+ウィクリー” でやってきたが,それは今年で止める。来年は “A5+マンスリー” にすると決めている。
ダイソーのA5サイズのマンスリー手帳でいいかなぁと思っちゃってる。手帳で人生決まらんからね。百円ですむなら百円ですませればいい。
● 百円手帳を使うと自分の人生まで安っぽくなるように感じるのは,第1に知性の欠如により,第2に自信の欠如による。
そして,第3には,たぶん,金銭の欠如による。百円手帳なんか使うと‥‥‥と発想しがちなのは,言葉を選ばずに言ってしまうと,貧乏だからだ。元々,安っぽいからだ。想像だけで言うのだが,富裕層はそういうことを考えないと思う(ま,わからんけどね)。
● だから,ぼくは堂々とダイソー手帳を使おうと思っている。たとえリアルでは貧乏であっても,心構えだけはそうではないと装おう,と。
今のところは,ね。
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