● 鉛筆としてなら Hi-uni の方がよほど上質だし,書くときにこの商品の本体であるキャップを付けると,頭が重くなりすぎて筆記具としての用をなさない。削り器は飾り以上のものではない。消しゴムは見事に消えない。
「書く」「消す」「削る」の3つができるから「パーフェクト」なのであるらしいのだが,「消す」と「削る」は実用性の最低限に達していない。UFOと9000はそうだったから,伯爵コレクションもおそらく同じだろう。
それで「パーフェクト」とは,ありていに申せば詐称ではないかと思う。
● それがわかっているのに何で? まったくバカにつける薬はないとは,ぼくのことですよ。虚栄心というやつですかねぇ。出来心というやつか。
そもそもが,後に残ってしまうモノにお金をかけるなんざ,愚中の愚。筆記具なんてものは一番安いのをひとつ買っときゃ,それでいいんですよ。後に残らない飲食や宿泊や遊びに使うものでしょ,お金ってのは。わかっていてもできないんですね,これが。
● 出来心であっても,ポチったからには何かに惹かれているわけですよねぇ。その何かってのは “シャレ” なんだろうかなぁ。
シャレだとしてもあまり質の良いシャレではないと思うんですよ。ポチってしまった後にこんなことを言っても仕様がないんですけどね。
● パーフェクトペンシルの伯爵コレクションを美しいと思って,それゆえに購入する(書き心地や使い勝手がどうであるかは二の次とする)人もいるようなのだけれども,そういう人からはいくらふんだくっても構わないと思うんですよ。そういう人って,ふんだくられるために存在しているようなものだから。
問題はね,頼まれたわけでもないのに自分から進んでそういう人たちの仲間になってしまった自分の訳のわからなさなんですよ。
● ということは,ぼくも伯爵コレクションのルックスに惹かれたってことなのかなぁ。情けないッス。
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