● 先日,八重洲ブックセンター本店で,中牟田洋子『モレスキンのある素敵な毎日』を見かけた(地元の書店では見たことがない)。少し,立ち読みをした。
が,立ち読みで終わってしまった。『モレスキン「伝説のノート」活用術』と『モレスキン 人生を入れる61の使い方』は買って読んだんだけど,もういいかな,と。
● モレスキンに思い入れを持ったことがないためでもある。モレスキンには他にはない何かがあると思ったこともない。
モレスキンで享受できるものは,そのほぼすべてをダイスキンでも享受できる。モレスキンのある生活が素敵なら,ダイスキンのある生活も素敵なはずだ。
● モレスキンユーザーは,しかし,ダイスキンがいくらあったって,素敵な生活とは思わないだろう。モレスキンでなければならないわけだろう。
ダイスキンにはなくてモレスキンにある魅力というのが,ぼくにはわからないわけだけれども,モレスキンでなければならないというそこのところが,モレスキンユーザーにとってはモレスキンの持つ固有の価値ということになる。
● ぼくには,モレスキンユーザーは裸の王様に見える。モレスキンが魅力的に見えるのは,高価だからではないか。もし,モレスキンが300円で買える商品になっても,彼らはモレスキンを使い続けるのだろうか。
付加価値というのは,実質がある必要はないのかも。100円のものに2,000円の値札を貼れば,そこに1,900円分の付加価値が生まれることがある,と思っておくのがいいのかも。
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