● 那覇に来ている。那覇にはジュンク堂書店が進出しているのだね。おそらく沖縄一の大型書店なんでしょう。モノレールの美栄橋駅の近く。D-NAHAというビルの地階から3階までを占有している。
そのジュンク堂書店の1階の一画が丸善の文具売場になっている。で,その文具売場を覗いてみたわけなんでした。
● 天下の丸善ですからね,そりゃあ見がいがあるといいますか。問題は,こちら側がダイスキン+Preppyの300円システムに安住しきっていて,それを変える必要はないと思っているものだから,何かを買うという消費行動に至らないことだ。
これでは文具売場を見て歩いていても面白くない。売場は買う気で見ないとね。
● しかし,目についたものはいくつかあった。その筆頭は「沖縄手帳」。
栃木にも「栃木県民手帳」というのがあるんだけど(若い頃に使ったことがある),県民手帳の沖縄版なのだろうか。いや,沖縄県民手帳というのは別にあるようだ。
サイズはA5とポケット。だいぶとんがったコンテンツを収録している。干支や六曜のほかに,沖縄の年中行事やイベント情報が載っている。
● 中は週間見開きのレフトタイプになっているのだが,沖縄の歴史上の出来事も日付の下(正確には,各日のスケジュール欄の下方)に小さい活字で印刷されている。
たとえば,詩人の誰某死去とか。太平洋戦争の末期,沖縄決戦での動きも。何某少将が本隊をどこそこに移動,といった。
この手帳は沖縄歴史年表にもなっているわけだ。ちょっと変わった仕様の年表だけど。
● つまり,読む手帳だな。沖縄に相応の関心がある人なら,読む手帳として持ってもいいかもしれないと思った。
結局,ぼくは買わなかったんだけど。
0 件のコメント:
コメントを投稿