2017年7月31日月曜日

2017.07.31 ダイソーの蛍光カラー極細インデックス

● ダイソーのフィルム蛍光付箋。本を読むときに使う付箋はこれに落ち着いた。
 ダイソーからはポップアップ式のフィルム付箋もあるけど,それを持ち歩くより,この蛍光付箋を2束くらい,本の表紙裏に貼っておく方が,取り回しが断然ラクだ。

● メモを書くための付箋ではなく,あくまで目印用だ。目印として使うには,これくらい細い方がいい。ぼくは,本に線を引いたりページを折ったりする代わりにこの付箋を貼り付けている。

● 初めてこれを使ったときには,使いづらいと感じたものだった。寝転んで本を読んでいるときに,特に。1枚ずつ剥がすのが難しかった。細すぎてうまく扱えなかった。貼りたいところに貼るのに,少々手間を要した。
 しかし,こういうものはすべからく慣れの問題。慣れがすべてを解決する。

● ただし,たとえば3Mのフィルム付箋に比べると,色が落ちやすい。意外に簡単に透明フィルムになってしまう。
 ただし,読書のときの目印であれば,そうなったろころで別に支障はない。色に応じて使い分けるなんてことは,もちろんしていない。気になった箇所に次々に貼っているだけだから,色落ちなんて気にならない。

● 600枚とたっぷりあるのもありがたい。それでも,最も消耗が大きい文具が,ぼくの場合はこれだ。
 他の文具は一度買えば長く使える。ぼくは文具は道具だと思っていて,機能以上のものを文具に求めない。文具で遊びたいとか,文具に癒されたいとはあまり思わない。
 というわけで,一度買ってしまうと,次に買う機会がなかなか来ない。百円ショップでもこれは同じであって,安いからといって要らないものまで買いこむことには抵抗がある(要は,ケチなのだ)。

● ダイソーに行っても買うものがないときは,この極細付箋を買うことにしている。ので,この付箋,けっこう溜まってしまっている。

2017年7月27日木曜日

2017.07.27 また,上野駅構内の「ANGERS」に

● 京都に本店のある文具店。上野駅で降りれば,改札を出る前にどうしても覗いてしまう。ただし,購入に及ぶことはあまりない。申しわけない。

● 入ってすぐのところにあったのは,ペリカンの「Pelikano Up」。ペリカーノジュニアは前からあるけど,これはその大人版ですか。色は黒とシルバー。軸はアルミのようだ。ペン先はステンレス。3千円。
 プラチナのプレジールを使ってますのでね,これは買わず。

● 文具をコレクションする趣味はない。文具はあくまで道具であって,道具は多すぎてはいけない。
少数精鋭がよろしいな。
 初めから精鋭でなくてもいい。文具(特に筆記具)は,使いこんでいくうちに,自ずと精鋭になってくれるものだ。よほど相性が悪くなければ。

● 100円のボールペンであっても,これは同じだ。だから,使い捨てないで,長く使いこんでいくこと。安いボールペンでも,リフィルを交換できるものがいいと思う。

● 「Angers」は文具を並べているだけではない。文具以外のものも置かれている。この日は登山(トレッキングといった方がいいだろうか)をテーマにしていたようだ。リュックなんかも並べていた。
 でも,登山でもメモすることはあるでしょ,そのときにこんなのが便利ですよ,という形の展示。リュックは噛ませ犬なんでしょう。

● 書籍もある。以前は文具関係のものが多かったように思うんだけど,今は文具関係はごく一部。
 生活提案的なというか,ライフスタイルはこんなんではいかがでしょうか的な書籍が多い。衣食(酒)住の各分野の書籍。あるいは,『暮しの手帖』や松浦弥太郎さんの本。
 ぼくも何冊かはここで買ったことがあるんだけど,本はやはり書店の方が買いやすいような気がする。

2017年7月22日土曜日

2017.07.22 ダイスキンを開かない休日

● 以前は,たとえばモスでダイスキンを開いて何事かを書きつけるのが楽しくて,ダイスキンに書くためにモスに入ることがあった。
 ところが,最近は,そういうことがなくなってしまった。だから,モスに入ることも減ったけれども,入ってもダイスキンを開かなくなった。

● その代わりになっているのがTwitterだ。Twitterについては,ぼくはヘビーユーザーの部類に入るかもしれない。1日平均8ツイートくらいなんだけどね。ライトヘビーくらいか。
 これは何のためかといえば,メモ代わり。人に見られてもかまわないメモは,Twitterにあげておく。あるいはスクラップブックの代わり。新聞切抜きをスキャンしてTwitterにあげておく。

● すると,ダイスキンに書くことがなくなる。以上は,主に休日のことなんだけど。
 もちろん,ネットに上げるわけにはいかないこともあるんだけど,それはあまり多くないってことでしょうね。

● ネットに上げてはいけないことっていうのは,まず自分以外の人のこと。これは内容にかかわらず,ダメでしょう。家族は例外ってことになりそうだけど,それも基本は本人の了解が必要でしょ。
 もうひとつは仕事に関わること。これもダメだろう。職場の自分の机の様子を写真に撮って上げるのもNGだと思う。

● で,それらについてダイスキンにあまり書いてないってことなんですよね。自分のプライベートのことしか書かない傾向にある。
 そのプライベートも大したものではないから,上げてしまってもだいたい支障はない。ま,上げたところでほとんど読まれないんだけどね。

2017年7月20日木曜日

2017.07.19 Preppyに新種が出てたのを知った

● 文具に関しては,安物を侮ってはいけない。“安かろう悪かろう”は姿を消しつつある。
 たとえば,ダイソーのダイスキンの品質がモレスキンに劣るとは思えない。プラチナのPreppy(200円の万年筆)の品質に問題があると言う人がいたら,価格に頼った価値判断しかできないお方だろう。

● けれども。文具好きはそれでは納まらないんだよね。微差が大差ということもあるし,いろいろと遊びたいもんね。
 気づいたら,何でこんなにと思うほど,溜まっちゃってるんだよね。

● ところで,そのPreppy。中字と細字が200円で,極細が300円なんだけど,それぞれ100円高いのが登場してたんですな。
 「ボディーを透明からインク色に合わせたカラー透明に一新」したやつ。「カラフルでよりポップな万年筆に生まれ変わりました」とある。
 実質値上げだけれども,200円のも引き続き販売中。ありがたいや。

● 「累計販売1,000万本達成」か。ゲルや低粘度油性のボールペンに比べれば,万年筆はそれほど使われていないだろう。それでこれだけ売り上げるのは,価格がボールペン並みであることが一番だ。
 でも,それだけではダメでしょ。機能がキチンとしていて,書くという行為をしっかり支えることができるからだ。

● でも,1,000万本というのは売れすぎのようにも思える。
 樹脂製のキャップにはヒビが入りやすい。その時点でゴミにしてる人がいるんじゃないかなぁと気になる。もしそうなら,Preppyはかなり割高な筆記具になってしまう。
 テープで補強してやればいいだけですよぉ。なだめたり,すかしたり,修理(?)しながら使えば,3年は使えますよぉ。

● Preppyはメインの筆記具として,充分に用を果たす。ぼくは何本かまとめ買いしてるので,Preppyを使い切る前に命が尽きると思うんだけど。
 しかも,目下のところ,兄貴分のPlaisir(ペン先,ペン芯はPreppyとまったく同じもの)を使用中。PlaisirのあとはPreppyに戻って,手を入れながら使っていくPreppyライフを楽しみたい。

● 万年筆はね,安かろうと高かろうと,手入れが必要だね。でもって,最高の手入れは毎日使うこと。
 インクを入れて,使わないまま放っておいてはいけないわなぁ。

2017年7月9日日曜日

2017.07.09 ayaco 『ayacoの手帖のつくりかた』

書名 ayacoの手帖のつくりかた
著者 ayaco
発行所 ワニブックス
発行年月日 2014.04.30
価格(税別) 1,350円

● イチから手帳を手作りするというよりは,既存の手帳に細工を加えて,自分だけの手帳を作るという内容。
 その実例と作り方の解説。

● 基本的にこれは女性の世界だと思う。自分は刺繍とかできないし。
 ただ,最近はこの世界でも男女差というのは縮まっていると思える節もある。男性でもこういうことをやっている人がいるかもしれないね。
 自分はダメだ。手帳に限らず,文具はデフォルトで使うものになっている。

● けっこう,ディープな世界だなと思う。一方で,実際にやっている人が少ないから,希少性があって,この手の本が読者を獲得できるのだろうな,とも思う。

2017年7月6日木曜日

2017.07.06 ダイソーの「文庫本と同じサイズのノート」

● 行きつけのダイソーに行ったら「文庫本と同じサイズのノート」というのがあった。少なくとも5月には出ていたようなんだけど,ぼくは初めて見た。中紙は144枚の無地。真ん中を開いても180度パタンと開く。充分に使えそうだ。
 紙質はザラ紙っぽいところもある。ペラペラの紙ではない。万年筆を使うと裏に抜けるかどうか。これは実際にやってみないとわからないけれど,たぶん大丈夫っぽい。

● テイストは無印のパクリ。ただ,無印でもこのノートは150円程度で買えたんじゃなかったか。モレスキンに対するダイスキンほどの衝撃がないのは,パクリ元との価格差があまりないことにある。
 ぼくは無印の文庫本ノートも使ったことがないんだけど,ひょっとするとダイソーのこのノートの方が使いやすいかもしれないと思った。パタンと開くというところで。無印のはこうはいかなかったんじゃなかったっけ。

● 自分はダイスキン派。ゆえに,買わず。
 ダイスキンにも無地や方眼をと言う,うるさいハエ(と言っては無礼千万ですな)がたくさんいそうなので,この紙でダイスキンを仕立てることはできないものかと思った。できるくらいなら,とっくにやっているか。

● ダイソー文具はたくさんあるけれど,売れているのは先行商品をパクったものが多いような印象ですな。ダイスキンしかり。ライフ似のメモパッドしかり。
 だからダイソーの商品開発力に疑問符が付くということではないけどね。販売価格百円という制約の中でこれだけの商品を展開できていれば,相当なものでしょうからね。

2017年7月5日水曜日

2017.07.05 モノ・マガジン 2016.5.16号-オーディオ・万年筆・日本のジーンズ

編者 前田賢紀
発行所 ワールドフォトプレス
発行年月日 2016.05.02
価格(税別) 590円

● プラチナのPreppy。これまでに(今からだと1年前)630万本を出荷しているらしい。もちろん,出荷本数は世界一。
 200円なんだから,財布は痛まない。どんどん買える。おそらく,使い捨て感覚で使われているのかもしれない。
 しかし,ぼくの経験からすると,Preppyは充分に本格的な万年筆だ。高価な万年筆と書き味は遜色ないとまで言い張るつもりはないけれど,これまで使った万年筆の中では最も長く使えた1本だった。

● この本でも紹介されているんだけど,万年筆は毎日使っていれば,そうそう故障は起こらない。毎日使うことが最良の保守になる。
 ただし,Preppyはオールプラスチックだから,キャップや軸にヒビが入りやすい。そこは予めテープを巻いて補強しておく。キャップは嵌合式。その嵌合を司る突起も樹脂だから摩耗しやすい。摩耗したら瞬間接着剤で突起を補充する。

● そうしてまで200円の万年筆を使うことにこだわるのかと言われれば,こだわった方が面白いと答えておきたい。
 今はPlaisirのノバオレンジに惹かれて,Plaisirに乗り換えているんだけど,ペン先,ペン軸はPreppyと同じものだ。Plaisirがダメになったら,再びPreppyに戻るつもりだ。
 っていうか,何本かまとめ買いをしているので,全部使い切った暁には,ぼくの寿命も尽きているだろう。

● つまり,それ以外の万年筆は使うことなく人生を終えると思う。が,もし使うとすれば,やはりプラチナの#3776センチュリー(シャルトル・ブルーの細軟)にするかな。パイロットのキャップレスも使ってみたい万年筆だ。
 モンブランを含めて外国製には興味がない。二,三本使って,こりゃダメだと刷りこまれてしまった。

● 万年筆に合わせるノートは何がいいか。この特集でもライフやコクヨを筆頭に色々あげられている。
 ペンがPlaisirやPreppyなんだから高級ノートは似つかわしくないなんてこともあるまいと思う。アンバランスを楽しむのも悪くはない。
 しかも,この場合のアンバランスとは価格に着目したものであって,機能に目を向ければ,高級ノートとPreppyがアンバランスになるかどうかはかなり微妙だと思う。

● ノートの方も価格差ほど機能差があるかといえば,たぶん答えは否だろう。モレスキンとダイスキンの間に機能差があるとは思えない。
 というわけなので,ぼくはPlaisirをダイスキンに合わせている。結果において,安いペンに安いノートを合わせていることになる。
 それで特に不満はない。いろいろ試してみようという向上心もない。

2017.07.05 装苑8月号-紙と文房具

編者 児島幹規
発行所 文化出版局
発行年月日 2017.06.28
価格(税別) 552円

● 紙を使うプロ-漫画家やイラストレーター-が紙や自身の仕事の仕方について語っている。横山裕一さんは「局線も文字もほとんど定規で描いています」という。
 どの道であれ,プロは大変だなぁと思う。ぼくは自分の仕事でもプロではなかったなぁ。

● 祖父江愼さんの意見。
 本来,植物由来の生き物と言ってもいい紙が人工的で病気にもならず,なかなか死なないという状態を見るのは,何とも寂しい気がしませんか。
 「表裏の差がない平滑な本文用紙ばかりが好まれる現代」を憾んでいるようだ。といっても,この雑誌もまた「なかなか死なない紙」でできているわけだ。

● ぼくはもう,“ダイスキン+PreppyあらためPlaisir”で死ぬまで行こうと決めている。いや,堅く決めているわけではないんだけど,たぶん,そうなると思う。
 だから文具店に行っても通行人にしかなれない。そういう人間があまり頻繁に文具店に行ってはいけない。

● とはいえ,文具の世界も動きは細かくあるので,そうした情報には付いていきたい。付いていかなくても困ることはないけれども,付いていくのは楽しいので。
 そこで,文具を扱った雑誌には目を通しておきたいと思うわけです。