● 文具に関しては,安物を侮ってはいけない。“安かろう悪かろう”は姿を消しつつある。
たとえば,ダイソーのダイスキンの品質がモレスキンに劣るとは思えない。プラチナのPreppy(200円の万年筆)の品質に問題があると言う人がいたら,価格に頼った価値判断しかできないお方だろう。
● けれども。文具好きはそれでは納まらないんだよね。微差が大差ということもあるし,いろいろと遊びたいもんね。
気づいたら,何でこんなにと思うほど,溜まっちゃってるんだよね。
● ところで,そのPreppy。中字と細字が200円で,極細が300円なんだけど,それぞれ100円高いのが登場してたんですな。
「ボディーを透明からインク色に合わせたカラー透明に一新」したやつ。「カラフルでよりポップな万年筆に生まれ変わりました」とある。
実質値上げだけれども,200円のも引き続き販売中。ありがたいや。
● 「累計販売1,000万本達成」か。ゲルや低粘度油性のボールペンに比べれば,万年筆はそれほど使われていないだろう。それでこれだけ売り上げるのは,価格がボールペン並みであることが一番だ。
でも,それだけではダメでしょ。機能がキチンとしていて,書くという行為をしっかり支えることができるからだ。
● でも,1,000万本というのは売れすぎのようにも思える。
樹脂製のキャップにはヒビが入りやすい。その時点でゴミにしてる人がいるんじゃないかなぁと気になる。もしそうなら,Preppyはかなり割高な筆記具になってしまう。
テープで補強してやればいいだけですよぉ。なだめたり,すかしたり,修理(?)しながら使えば,3年は使えますよぉ。
● Preppyはメインの筆記具として,充分に用を果たす。ぼくは何本かまとめ買いしてるので,Preppyを使い切る前に命が尽きると思うんだけど。
しかも,目下のところ,兄貴分のPlaisir(ペン先,ペン芯はPreppyとまったく同じもの)を使用中。PlaisirのあとはPreppyに戻って,手を入れながら使っていくPreppyライフを楽しみたい。
● 万年筆はね,安かろうと高かろうと,手入れが必要だね。でもって,最高の手入れは毎日使うこと。
インクを入れて,使わないまま放っておいてはいけないわなぁ。
0 件のコメント:
コメントを投稿