● アトレ恵比寿の5Fにある有隣堂。最近,書店でも書籍ではなくて文具売場で過ごす時間が長くなった。
昨日の三省堂書店もそうだったけれども,有隣堂も文具売場が充実。けっこう時間をかけて見て回った。
● 高級ノートコーナーというのがあった。ロイヒトトゥルム1917,モレスキン,ミドリの「理由がある」ノート,トラベラーズノートなどが並べられている。
だっかっらっ,モレスキンを高級ノートコーナーに置いてはダメだろう。何をもって高級とするのか。販売する側が“高価=高級”という発想ではどうにもならない。
● まぁ,そういう言い方が幼稚というかナイーブに過ぎることはわかっている。モレスキンは販売側にとっても利幅が大きい。同じ手間なら,利幅が大きいものを売りたいのは当然の話だ。
しかし,だ。本当にそれでいいのか。販売者として,モレスキンを売るくらいだったらこれを売りたいというものはないのか。
あるんだったら,それに従った方がいいのでは。それが個の誇りというものではないか。
● エンドユーザーが欲しがるなら,つべこべ言わずに欲しがるものを売るのは,それ自体,1㎜も間違ってはいない。
そもそも,エンドユーザーを販売側が啓蒙するということをやっていいのかどうか。なかなか微妙なところがある。
● しかし,モレスキンを高級ノートコーナーに置いてはいけないような気がする。エンドユーザーがモレスキンを選択するかしないか。それは究極はそれぞれの好みによる。
が,紙質や製本の状態,ゴムバンドの質など,モレスキンの品質が高級かどうかは,好みの問題ではない。客観的に決まるものではないか。
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