● 各階にテーマを設けてテーマにそった製品を集めている。各階のテーマや商品群を解説したのが『銀座・伊東屋 文房具 BETTER LIFE』で,この本は昨日,電車の中で読んだばかりだ。
● セレクトショップ的な指向を強めたのだろうか。ゆったりと商品を見られるようになった。対客比の従業員数も増えたように思えるけど,これはたんに錯覚かもしれない。
お客からの質問に答える,あるいは提案する。そっち方向に舵を切ったのかなと思えたんだけどね。
● 伊東屋って東京のみならず,全国からお客さんが来る文房具の聖地っていうイメージ。その伊東屋に来るほどの人っていうのは,文具に関しては一家言を持っているだろうし,実際に使ってきて自分の流儀を固めている人が多いのだろうと思う。
ぼくにしたって,ダイスキン+Preppyの300円システムを是としているわけで,これって貧乏くさいだけではないと自負しているぞ。
● そういう人たちの質問に答えたり,提案していくっていうのは,なかなか大変ではあるんだろうな。伊東屋の知的資産に厚みを加えていくことにもなるんだろうけど。
って,“セレクトショップ的な指向を強めた”って決めつけてますな。
● 途中から,見る対象を商品ではなくお客さんに切り替えた。ANGERSもそうなんだけど,大人のお客さんが多い。
文具に興味を持つ人=知的生産性が高い人,ではない(少なくとも,ぼくはそうではない)。優れて生産性が高い人って,道具なんかに興味を持たないものかもしれない。その次の人たちが道具にこだわる。そういうもののようにも思える。
● けれども,文具に興味を持つ人の中に悪人はいないよね,たぶん。自分と同質な人たちという安心感のようなものを感じるんですよね。
それが文具店詣でをやめられないでいる理由のひとつかもしれない。
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