2016年3月8日火曜日

2016.03.07 ペンのインクの色-なぜ黒を避けるのか

● 黒じゃないほうがいい。万年筆ならブルーブラック。ボールペンでもブルーブラックがあればそれを使う。なければ青がいい。

● 万年筆の場合,ブルーブラックといっても青に近いブルーブラックもあれば,くすんだ感じ(落ちついた,ともいう)のブルーブラックもある。
 そのあたりについても好みがないわけではないけれども,ぼくはPreppyしか使っていないので,選択肢は自ずと限られる。要するに,プラチナのカートリッジを使う以外にないので。

● Preppyにコンバーターを装着して,プラチナ以外のメーカーのインクを使っている人もいるんだと思うけれども,そこまでマニアックにはなれないでいる。
 なので,プラチナの一番普通の染料インクのブルーブラックを使用中。

● ボールペンだと,水性とゲルインクにはたくさんの色が用意されてますね。シグノとSARASAのブルーブラックは,替えリフィルも含めて常備している。
 ジェットストリームに代表される低粘度油性は色の調合が難しいんだろうか。赤,青,緑,黒の4色しかなかったですよね。これでブルーブラックが出ればまったく躊躇せずに買うところだ。

● いわゆるチップペンでは,ぺんてるのTradioをときどき使う。こちらも色は赤,青,黒しかなかったと思う。青を買ってみた。
 このペンも書き味はいいですよね。モレスキンにこのペンを使うと,モレスキン特有の裏抜け問題を回避できるというんだけど,本当だろうか。モレスキンよりははるかにマシと思えるダイスキンにTradioを合わせてみると,ところどころ裏に写る。にわかには信じがたいんだけど,紙との相性は単純ではないのかもしれない。

● ぼくの場合,筆圧をかけ過ぎるのかも。Tradioもそうなんだけど,万年筆もゲルボールペンも筆圧を書けずに軽く書けるところが,それぞれの真骨頂なんですかね。
 昔の油性ボールペンの癖がどうしたって残っていてね。知らず知らず筆圧をかけてしまうんですけどね。

● ところで,なぜ黒を避けるのか。これはぼくの書き方のせいだと思っている。ダイスキンに何かを書くときに,文章で書くんですよね。単語をポン,ポンと散らして,その間を線で結んだりっていうメモの取り方をほとんどしないんですよ。
 しかも,罫線にそって律儀に書く。空白行も入れるけれども,どうしたって全面にびっしり書いてあるって感じになる。

● こういう書き方をすると,ページに重量を感じる。これが黒だといっそう重苦しさを感じる結果になる。耐えがたい重苦しさ。
 それを避けるためにブルーブラックにする。あるいは青にする(青だと目に刺さる感があるので,できればブルーブラックがいいですな)。

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