書名 手帳の選び方・使い方
著者 舘神龍彦
発行所 枻出版社
発行年月日 2016.12.30
価格(税別) 1,500円
● タイトルのとおりの内容。手帳=ビジネス用,というのは思いこみだと思う。けれども,手帳術の本のほとんどは,その図式で内容を作っている。スケジュールの組み方(移動時間も入れろとか),メモのとり方,手帳を使ってのアイディアの出し方,付箋との併用。
ぼくはすでに一線を退いているので,そういうのはもう半ばどうでもいい。いや,退く前もどうでもいいと思っていたかな。
● でも,この種の本が出ると,つい手に取ってしまう。おそらく,手帳をビジネスの道具というより,文具のひとつと捉えているんだと思う。あるいは,大人への梯子になるものだと考えていたのが尾を引いていたか。
初めての手帳を買って使いだしたときのことは,正直,記憶にない。大学生のときは小さいスケジュール帳を持ち歩いていたと思うけど,それが初めてだったか。
● ともあれ。手に取って読んでみましたよ,と。が,参考になりそうなものがないかと思って読むということはなくなっている。
と言いながら,以下にいくつか転載。
手帳は“自己開発ブームと文具ブームに挟まれた肥沃な三角州”なのです。(p20)
不確定な予定であっても,いったん記入することで,その予定をどこに入れるかを意識し,決められるようになります。(p68)
ふせんを使うことでこなせるタスクは増えたように思います。予定を入れるのは前後の事情からすぐには決められないこともありますが,不確定な事柄としてふせんに書くのは,心理的な負担も少なくなったから,こなせることが増えたのではないかと思っています。(p84)
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