2026年10月10日土曜日

2026.10.10 リアルの女児が使いかけにした鉛筆に戻る

● 使いかけの Hi-uni B を使い終えたので,次は,リアルの女児が使いかけにした鉛筆に戻る。
 こういう鉛筆こそ,補助軸で絵柄を消してしまうのはイヤなのだが,そこを両立させるのがクツワのこいつ。が,頭が筒に入ってしまう程度に短くなると,グリップがガタつく。

● 絵柄が見えるのを択るか,ガタつかないのを択るか。いや,そこはガタつかないのを択ることになりますよ。
 鉛筆は書くための実用品だから。軸の絵柄を愛でるのは二の次であるべきですからねぇ。

● つっても,ジタバタはしてみますよ。両方択れるようにね。
 鉛筆に太さを補充することに固執しなければ,自由度はかなり高くなる。幸いにというか,別に幸いでもないのかもしれないが,デフォルトの太さのまま鉛筆を使うことにもだいぶ慣れてきた。特に丸軸の鉛筆の場合には,デフォルトのままで違和感を感じることはだいぶ減ってきた。
 そうなると,鉛筆が短くなっても,軸の絵柄を愛でることは難しくない。透明のキャップを付けてやるだけでいいからだ。
 
● リアルの女児が使いかけにした鉛筆をセカンドランナーとして引き継ぐ栄に浴しているわけだが,今の子供たちはいい鉛筆を使っているんだなぁと昭和原人の爺は思う。
 これらの絵柄鉛筆,すべてBなのだが,9800や8900だと2Bに当たる感じね。中にはHBだろうと思うのもあるが,これは鉛筆にはつきもの。メーカーが違うのだろう。同じHBやBでも,メーカーによって硬度や濃度は違うものだから。


(追記 2026.10.11)

● リアルの女児が使いかけにした鉛筆に戻ったわけだが(左の2本はクラスの男の子と取り替えっこしたものかと思う),絵柄はどれも強烈。パワー全開という感じ。男の子じゃこれは無理。

● 鉛筆として最も優れているのは,キティちゃんのやつ。紛うかたなきBで芯質も良し。
 もちろん,メーカーは不明。細かくググれば突きとめられるかもだけど,不明のままにしておきたい。
 他の鉛筆もかなりいい(左端の1本を除く)。この子はいい家のお嬢ちゃんだったのか。これが普通なのか。

2026年10月9日金曜日

2026.10.09 Hi-uni B,30本を使い終えた

Before
● メルカリで買った使いかけの Hi-uni B,30本。今日,使い終えた。めでたし,めでたし。
 最初から使いかけで,半分以上残ってたのは5本しかなかった。新品に置き換えれば10本程度だと思う。

● 使い始めたのは昨年の4月。その間,Hi-uni しか使わなかったわけではないけれども,1年半かかっている。
 鉛筆1本を使い切るのは大変だ。とにかく鉛筆ってのはモソい(こちらの方言で,長く保つという意味)。使っても使ってもなかなか減らないというのが,ぼくの実感だ。

After
● 世にある鉛筆はどのくらい短くなるまで使われるのだろう。メインユーザーは小学生のはずだが,彼ら彼女らはどのくらい使って,次の鉛筆に乗り換えるんだろう。
 ぼくが小学生のときには補助軸を使っている子はいなかった。ぼくは補助軸というものがあること自体を知らなかった。

● 絶滅危惧種と言いたいくらいに少ないであろう,大人の鉛筆ユーザーはどうなんだろう。ぼくは持ち前のケチ根性が発露してギリギリまで使っているのだが(補助軸を装着した状態の鉛筆が好きってのもある)。
 何のエビデンスもなく申し上げるのだが,半分になるまで使われる鉛筆はそんなにないんじゃないだろうか。

● なぜそうなるかというと,鉛筆があまりに安いからだ。あり得ないくらいに安いのだ。
 加えて,昔から実需以上に生産されてきて,中古品がダブついている。ボールペンやシャープペンに比べて鉛筆は製品寿命が長い。1世紀前に製造されたものでも,問題なく使えるだろう。
 フリマアプリができて,廃業した文具店のデッドストックや家庭に眠っていた鉛筆が表に出るようになった。それらがさらに安く鉛筆を提供するようになった。

● 一回使って捨ててしまっても惜しくない製品になってしまっている。いいことなのか悪いことなのか。
 たぶん,いいことでも悪いことでもないのだろうが,モノの乏しい(したがって,モノに希少性があった)時代を知っている昭和原人には,これがいいことだとは考えづらい。これも,自分は最後まで使おうとする理由のひとつになっていると思う。

● 鉛筆削りで削れなくなるくらいに短くなると,芯を長く出して芯研器で芯を尖らせながら使ってきたのだが,最後に軸を水平に削ろうとして,しばしば芯を折ってしまった。その名残りも露骨に残っている。
 ともあれ,1年半の間,国内最高峰の Hi-uni を満喫させてもらった。これが Hi-uni かというのはわかったつもりでいる。

2026年10月8日木曜日

2026.10.08 Musgrave は愛らしい

● まったく Musgrave ときたら,軸の印字は面白いように落ちるし,消しゴムには飾り以上の意味はないし,しょうがないヤツなんだけれども,全体的に愛らしい。無性に会いたくなることがある。

● Musgrave の名誉のために付け加えておくが,印字が消えやすいのは Musgrave のすべての鉛筆に当てはまることではない。
 たとえば BUGLE 1816 の印字は消えない。Musgrave の中で最も細軸ではないかと思うが,持ちにくいわけではない。気に入っている。上の写真の TEST SCORING 100 も消えない方に入る。

● ただし,ゴム付き鉛筆で消しゴムがまともなのは,ぼくの知る限りひとつもない。
 鉛筆に付いている消しゴムなんて使わないから,特段の問題はないんだが,なんで使えない消しゴムを付けているのだろうとは思う。半世紀前までは日本のゴム付き鉛筆もそうだったけどねぇ。

● であっても,Musgrave,ぼくは好きですよ。ただ,値段がね,あんまり可愛くないんだよね。
 余裕で uni が買えるくらいはするから(ものによっては Hi-uni も買える),そんなにポンポン買い込めるもんじゃないんだな。uni と比べてどちらがいいかと言われりゃ,そりゃあ uni でしょうからね。

● アメリカで買っても,けっこうするんですかね。日本は鉛筆の安い国なんだろうか。
 鉛筆や文具に限らず,日本は物価の安い国になったのは確かなんだろうけれども(昨今のインフレが日本だけの現象なら,日本の物価もいずれ欧米並みになるんだが),鉛筆は特に安いんだろうか。

● 鉛筆は安いものというぼくらの感覚は,世界の常識とはちょっとずれてるんだろうか。
 そんなことはなくて,欧米でも鉛筆は安いものなんだろうね。シャープペンと鉛筆の価格帯の違いは日本と同じなんでしょう。大本の物価が安いってことなんだと思うんですけどね。

● だとすると,三菱鉛筆やトンボ鉛筆は,Hi-uni や MONO100 を欧米で売れば,国内で販売するより利幅が取れるってことになるんですかねぇ。
 Hi-uni なんてアメリカでも高い評価を得ているのだから,ガンガン売ってガンガン儲けて欲しいものだ。

● というわけで,Musgrave から始まって,日本の鉛筆メーカーへのエールで終わる。

2026年10月6日火曜日

2026.10.06 速度が大事。グズグズするな

● 手書きで日記的雑記を書いている。A6 Campus で4枚(8ページ)のノルマを課している(実際には4枚目に入ればいいことにしている)のだが,下手するとそれで半日が潰れてしまう。
 結果,どんどんリアルから遅れることになる。その遅れが1ヶ月に到達しそうだ。少しずつ詰めて行きたいのだが,詰めるどころではない。1日に1日分を書き切ることができない。

● といって,1日4枚のノルマを変えるつもりはない。量を出すのは必須。書くことの醍醐味を味わおうと思うなら,まず量を出すことだ。
 量を出せば醍醐味を味わえるということではないが,量を出すことは必要条件ではある。

● 書くことの醍醐味とは,自分の意識に登っていなかったことを脳から引きずり出せることだ。滅多にないことだが,調子がいいと,芋づる式に引き出せることがある。
 引き出せたからと言って何がどうなるわけではないが,頭がスッキリする。こんなことがどうして自分の頭から出てくるのだと思うのは,けっこうな快感だ。

● もう一点。もう書くことはないとなったところが,“自分との対話” のスタート地点だ。そこからどれだけ吐き出せるかが勝負だ。そのためには量を出さなければならない。
 日記的雑記と言ったけれども,力点は日記にではなく雑記にある。日記なら1日の出来事ややったこと,考えたことを簡潔に書いておけばいいのだろうが,“自分との対話” をしようという場合は,そういうことになならない。

● ログを残すなら手帳でできる。A5のバーチカルを使っているのだから,そこに数行の文章を付け加えればいい。
 手帳とは別にノートを使っているのは,そういうことをするためではない。手書きが楽しいからなのだが,その楽しさを持続させるためには1日4枚のノルマを課してそれを果たした安堵を自分に味わわせることだ。
 何でもいいから,同じことを何度書いてもいいから,1日4枚書くこと。

● しかし,リアルからの遅れを取り戻すことができない。それどころか,どんどん遅れている。そんなことではダメなんだと思ってたんですよ。悶々とまではいかないが,どうにかしないとと思っていた。
 そんなときに,今日,𝕏 でこういうポストを見た。速度の大切さを指摘する内容ね。

● 時間をかけすぎたのでは “自分との対話” が始まらない。それは何となく感じてましたよ。速度なんだな,やっぱりな。
 脳ならの引き出し効果もダラダラと時間をかけて書いたのでは低下するだろう。短い時間に凝縮した方が,集中して書いた方が,引き出せるものが多くなりそうな気がする。
 ちなみに申しあげれば,“自分との対話” と脳からの引き出しは二にして一。

● となれば,改善の方法はたったひとつ。書くときには書くことに集中して,速度を上げること。それ以外に方法はない。小学生が考えてもわかることだ。
 最初にやることは,スマホを触りながらの “ながら書き” をやめることだ。スマホは “ながら” に好適すぎるから困るのだけれども,スマホが悪いのではない。ぼくがいけない。

● 書くときには書くことに集中せよ。書くことだけをやれ。
 「書く瞑想」と言った人がいたけれども,この集中がなければ書くことは瞑想にならない。没入しないといけない。
 ペンを止めるな。いや,ぼくの場合は鉛筆だけれども,ともかく手を止めないこと。

● 一度,その感覚を掴みかけたことがあったと思うのだけれども,結局,何も変わらいまま,今日に至っている。
 ともかく手を止めないで書き続けること。当面の課題はこれだ。集中,没頭,短時間が合言葉だ。そんなに難しいことではないと思っている。心がけてみよう。

● それができるようになれば,1日4枚など1時間もあれば書けるようにならないか。無理か。しかし,2時間もあれば書けるだろう。
 そうなればノルマを5枚にし,6枚にできるかもしれない。それ以上は厳しいだろうが,6枚にはできるんじゃないか。
 その暁には,48枚 Campus を1周間で使い切ることができる。30枚の薄い Campus ならば5日だ。ノートの消費ペースもグンと速まる。ノートを消費するために書いているのではないけれどもね。

● ぼくが書いているのは勉強のためではない。外部にある知識や情報を自分の内部に取り込むためではない。自分の脳内にあるものを吐き出すためだ。
 吐き出す手段としては,文章の形にするのがよいと思う。だから,A6の小さい横罫ノートを使っている。

● 吐き出すときには,一生懸命に吐き出すことに集中すればいいのだ。そうして,速度を出すことだ。
 こうして文字にしてみると,すこぶる当たり前のことだ。そんなことにも自力で気づけなかったのか,と言われそうだ。
 けれども,上の𝕏 のポストに背中を押してもらったと言いますかね。ベストのタイミングでこのポストに接することができました。有難いと思いますよ。

2026.10.05 コクヨのSYSTEMIC,2冊目を購入

● コクヨのノートカバー,SYSTEMIC。ノートカバーとしては機能において最も優れる。さすがコクヨと言いたくなる。細部まで考え抜かれている。
 ただし,A6はだいぶ前に廃番。流通在庫処分のためかバーゲン価格で売られていたのを1つ買った。けど,そんなには使っていない。表紙が見えるクリアカバーを好むので。

● レギュラー Campus ではなくて,限定表紙柄のを連続して使っているからでもある。限定表紙の絵柄もアートでしょ。そのアートを楽しむためには,絵柄を見えなくするカバーであってはいけない。透明なビニールカバーでなくては。
 ので,コクヨ純正の “Campus ノートカバー<クリア>” を使っているわけだ。

● その A6 SYSTEMIC がメルカリに出ていたのでポチってしまった。状態は非常にいい。ほとんど未使用。買ってはみたものの,ほとんど使わないままメルカリに放出というパターンのようだ。
 LIHIT LAB.の Pastello ツイストノートが付いている。これで500円だった。

● しかし,使うのか。“安さに惹かれて買ってしまう” のを続けているから,いつまで経っても貧乏なんだぞ,俺よ。
 実際さぁ,それを買った理由が安かったからというのは,買物の仕方としては最悪だよね。欲しけりゃ(あるいは必要なものなら)定価であっても買え。そうじゃないものはタダでも引き取るな。わかっちゃいるけど,それができない。

● ところで。コクヨと LIHIT LAB.のA6リーフで穴のピッチが異なる件。色々と理由はあるんだろうけど。大人の事情もあるんだろう。
 そうした理由や事情はあるんだろうけれども,ここは企画を統一してもらった方がありがたいのは言うまでもない。

2026年10月4日日曜日

2026.10.04 ANGERS で BLACKWING の取扱いを再開

● ANGERS 丸の内店。BLACKWING が常設コーナーにあった。先日までの企画展「BLACKWING POP UP」で売れ残ったものを処分しようとしているのか,再び BLACKWING を扱うことになったのかは不明。

● 以上は9月27日のこと。今日,ANGERS 上野店を覗いてみたら,上野店にも BLACKWING が並んでいた。
 定番4種は揃っているようだ。オリエンタル産業の高級芯のシットリとした書き味を味わってくれたまえ,諸君。
 想像で言うのだが,Eberhard Faber のオリジナルの BLACKWING を凌ぐ書き味のはずだ。そりゃそうだろ。芯も含めて MADE IN JAPAN なのだから。

● 北星のクラフツマンもほぼ同じ書き味なのだが,BLACKWING ユーザーは,芯だけではなくフォルムにも惹かれているんだろうから,これは言っても仕方がない。
 クラフツマンを硬度別に購入するのはほぼ不可能だし。12硬度セットで買うしかない状況だ。安直にはクラフツマンを勧めにくい事情がある。

● ANGERS はいわゆるセレクトショップになるのだろうが,極端に高価なものはない。一方で,実用文具というよりは,遊びのあるものを多く採用しているようでもある。
 しかし,ボールぺんてる や ぺんてるサインペンを切らさず置いている。コクヨの Campus はないが,測量野帳はある。

● このあたりに ANGERS のこだわりというか哲学というか,上手く言えないが,ANGERS が想定する顧客層,文具を使って何をどうして欲しいと思っているのか,が垣間見えるような気がするのだが,垣間見えるところを具体的に述べてみよと言われても,何も述べることができない。
 そこを強いて言うと,30〜40代の仕事をしている女性,しかも生活をおざなりにしないで丁寧に暮らしていこうとしている女性,が顧客対象。富裕ではないけれども,地に足が着いた堅実さを備えている。情報感度も高い。整えることが好きだし,お洒落も手を抜きたくないと思っている。
 そういう女性が選びたくなる文具や雑貨。価格的に若干の背伸びは必要だが,実用的でいて,ありふれていないものを日本国内はもちろんのこと,アメリカや欧州,アジア圏域で探している。

● 店内の空気感がとてもいい。ジャズが静かな音量でかかっているのだが,それだけが理由ではない。
 売場面積が広すぎないことか。書籍も扱っているからか。置かれている商品や陳列の妙もあるのか。しかし,そのいずれも ANGERS の専売特許ではないからなぁ。

2026年10月2日金曜日

2026.10.02 地球鉛筆 GOLD&BLACK

● 地球鉛筆 GOLD&BLACK 9400。9300は手元にあるが,9200と9400は持ってない(ひょっとすると,あるかもしれない)。
 なくても全然かまわないんだが,メルカリで2ダース600円で出てたんで,ポチってみた。

● というわけで,地球 GOLD&BLACK。上が9300で下が9400。9300には〄があり,9400にはない。製造されたのが1998年3月より前か後かの違いでしょ。
 印字の違いは写真のとおり。伊東屋イートンペンシルの用語で言うと,9300はツヤケシ,9400はツヤアリ。

● 以上はどうでもいいことだが,9300の方が軸が太い。書き味≒芯質は9300がいい。9400は凡庸な鉛筆だ。
 GOLD&BLACK は地球鉛筆のフラッグシップだと思うのだが,9400はフラッグシップであることを諦めている。uni や MONO の対抗馬であることも諦めた。地球鉛筆の敗北宣言のようにも取れる。

● その代わり価格は安いもんね,という(当時の価格で1本40円。9300も1本30円と安かったのだが)。
 uni や Hi-uni は三菱鉛筆に莫大な利益をもたらしたろうが,GOLD&BLACK は地球鉛筆を救わなかった。もの悲しさを感じさせるところがある。

● 書き味は硬めで,uni より MONO に近い。uni よりは MONO に近いと言っているのであって,9400の書き味が MONO に近いということではない。
 凡庸と言っては言い過ぎか。薄めのHBになっている。そこがぼくの好みに合わず,凡庸という表現になったかもしれない。

● 黒で塗装されているから,ルックスもMONOに近い。頭も丸めてあり,頭の3本の金線もクッキリしている。この佇まいを良しとする人は多いだろう。
 ぼくもその一人だけれども,では9400を使うかとなると・・・・・・

● いや,地球9400はとっくに生産されなくなっている。過去にはこういう鉛筆もあったという存在にすぎない。
 あまり情緒を入れ込んで,勝手な物語をでっち上げるのはよろしくないだろう。

2026年9月30日水曜日

2026.09.30 システム手帳のバインダー

● 手帳をバイブルからA5に替えて3年目。A5に替えた理由の一番目は,手帳を “旅するように日常を生きる” ための “トラベラーズ手帳” として使うには,「貼る」ためのスペースがたっぷりある方がいいと思ったことだ。
 が,それだけではなくて,A5バインダーを持っていたのも理由だ。10年以上前に Filofax のバインダーを買っていた。

● 何でそんなものを買ったのかは,今となっては思い出せないんだけど,システム手帳はA5から入ってるんですよね。当時(40年ほほど前か)は予定を書くだけだったから,A5だとスカスカになっちまって,それでバイブルに移行したんでした。
 またA5に戻ることがあるかもなと思ったんですかねぇ。戻ると決めたときに買えばよさそうなものだがな。

● ともかくあるんだから使わなきゃなということ。ちょうどバイブルサイズのバインダーが寿命を迎えたので,じゃあA5に移るか,と。 
 ところが,このバインダーは重かった。半年間は我慢して使ったのだが,ビニール製の安いの(色は赤)を買って,そちらに乗り換えた。

● 見た目にこだわる方ではないので,軽くていいやとこいつを使ってきたんだけれども,今年の8月に手帳のバインダーを変てた。600円台のビニール製から Bindex へ。大出世。
 最初に買ったA5バインダーも Bindex だったし,3冊使ったバイブルサイズバインダーも2冊は Bindex だった。今だとデザインフィルの PLOTTER なんかが人気なのだと思うんだけども,質実剛健さで Bindex でしょう。

● しかし,道具じゃないんですよ。使い手の頭と使い方なんですがね。それは変わらないわけだから,トホホのまんま。
 が,この程度の贅沢を自分に許しても良かろうと思いましてね。ビニール製で問題はなかったけど,Bindex に替えてから手帳を触る回数が増えたような気がしますよ。

● ところが,同じ8月に川崎アザレアにある高級ダイソーこと Standard Products を覗いたら,「6穴リングノートA5 100枚 イエロー」というのがありましてね。税込み550円。ビニール製より安い。はい,お買い上げ。
 A5システム手帳なんてこれで充分じゃね,ってことで。あとは百均のA5手帳を買ってきて,パンチで穴開けて綴じればいいんだよな。

● というわけで,Bindex から Standard Products で買った「6穴リングノートA5 100枚 イエロー」に替えてみましたよ。中身をそっくり替えたので,イエローもクソもなくなったけどね
 システム手帳の機能だけを取りだせば,税込み550円のこのバインダーで充分。とは言うものの。どちらの使い勝手がいいかと言えば,Bindex。Bindex をボロボロにしてから550円に移ることにするか。

● ということで,結局,Bindex を継続使用中です。

2026年9月29日火曜日

2026.09.29 高橋書店と NOLTY

● 「有隣堂しか知らない世界」の手帳特集を You Tube で見た。特集っていうのも変か。手帳を取り上げている。いや,参考になりました。
 有隣堂が取引している手帳メーカーが約40社。その中で高橋と NOLTY で売上の75%を占める。パレートの法則がきれいに成り立つどころではない寡占状態なんだな。でも,これは驚くにあたらない。そうでしょうともという感じね。

● 両社のシェアはほぼ拮抗しているそうだ。これはちょっと意外。高橋の方がだいぶ上なんじゃないかと思っていたので。NOLTY もよく健闘していたわけだ。
 どちらもビジネス手帳だから,そうそうチャラチャラした POP 広告は出さないが,高橋の方がより地味な感じ。NOLTY は毎年,メッセージカードを挟んだりして,少ぉし華やぎを演出している印象。

● ちなみに,NOLTY のこのメッセージカードを楽しみにしているユーザーは多いと思う。これを作品と見るならば,今年(2027年版)のはちょっと駄作かなと失礼ながら思っている。
 でも,NOLTY のメッセージカード戦略はなかなかいいなぁと思っておりますよ。高橋も真似したいと思ってるんじゃないか。が,さすがにそれはできない。

● ぼくは社会人になってから能率手帳ひと筋。能率手帳以外は使ったことがない。途中から Bindex になったが,スケジュールリフィルは能率手帳型の週間レフトを使い続けた。
 引退してからは百均手帳になっちまった。そういうことでいいのかと思うこともなくはないが,いいに決まっているという以外の結論は出て来ない。

● 能率手帳といえば能率手帳ゴールドがある。かつてはエグゼクティブ御用達だったのかもしれないが,今はその辺のオバチャンやアンチャンも使っている。
 ぼくは使ったことはないが,メモティのゴールドは持っているぞ。まだ箪笥の奥にしまったままだが。

● 来年の手帳が出揃って,𝕏 でも購入報告で賑わっている。ぼくは百均手帳ですませているので,こうした輪に入る資格はないのだが,読んでいて一番面白いのは,能率手帳ゴールドのユーザーのものだ。
 小さい手帳の方が使い方にユニークさをもたらすんだろうか。


(追記 2026.10.09)

● 本文のとおり,「有隣堂しか知らない世界」で NOLTY vs 高橋書店 を取り上げていたのだが,今度は実際に両社の手帳を販売しようという企画。
 それぞれ2,500冊の手帳を用意して,どちらが多く売れるかという企画だったのだが,どちらも完売。が,高橋の方がかなり早く完売した。

● 前回の動画で,有隣堂の社員が有隣堂で両社の売上げは拮抗していると語っていたんだけれども,今回の即売会の動画を見ていると,高橋の方に勢いがあるよねぇ。
 たぶん,女性からの支持の差。高橋は torinco をはじめ,女性に宛てた製品が成功しているっぽい。

● NOLTY もそこはよくわかっていて,色々と対応しているんだけども,いかんせん能率手帳のイメージが強すぎる。
 といって,能率手帳を消すわけには行かない。NOLTY の方が背負っているものが多いんだと思う。そこの違いかな,と。

● 一種の手帳が2,500冊も出るなんて,リアル店舗ではまずないことらしい。この企画ならではのオマケがあったのが効いたのだろうけど,全体の売上げは変わらないだろうから,ここで合計で5,000冊も出ればどこかで割を食うところが出るよな。
 有隣堂はしてやったりかもしれないけれども,利益は圧縮されているだろう。しかし,呼び水的な効果もあるんだろうかな。

● スケジュール管理もデジタルという人が増えているはずだが,にもかかわらず紙の手帳の売上げは落ちないどころか増えていると聞いていた。
 が,少なくともビジネス手帳に関してはその影響が出ているといった意味のことを有隣堂のスタッフが語っていた。そうだよなぁと思った。

2026.09.28 般若心経の写経を始めてみた 2

● 写経の真似事を始めてみたのだが。硯で墨をすって筆で書くというところまでは入れ込めないので,鉛筆を使っている。まずは,北星クラフツマンの6B。Standard Products が誕生してすぐに買ったもの。
 他にも,三菱の筆鉛筆だの,Faber-Castell の全芯鉛筆の9Bだの,なぜ買ったのか今となってはわからないものが色々ある。そういうものをまとめて使えれば。

● uni の4B。塗装にクラックが入っている。塗装だけかと思ったら軸割れも始まっている。大したことにはならんと思うが,これも写経の真似事に使用する予定。
 三菱鉛筆の名誉のために言っておくが,これは昨日今日買ったものではない。前世紀の,しかも世紀末に至るはるか前のものだと思われる。

● 結局,軸割れを起こしかけている uni 4B の2本と北星クラフツマン6Bのトロイカ体制で行くことにした。写経の友はこの3本。
 実際に書いてみると,アレですよ。4Bは一般筆記でもギリギリ使えるので,そういうものでお経を書き写していても,気持ちが写経向きにならないってのはありますかね。思いっきり濃くて軟らかい方が,気分が乗りやすいと思う。

● 筆圧をかけずに大きくゆっくり書くことをしばらくは意識する必要がある。身につけば自然に意識から外れるだろう。
 あと,鉛筆を普段より立て気味にして,筆感覚に切り替えた方がいいかもしれない。ただし,立てすぎないように。

● 数年前に原稿用紙やら便箋やらをバカバカ買ったことがあった。A6ノートに鉛筆で文字列を埋めるというのが,手帳を除くと,ぼくの唯一の筆記シーンなのだが,別の筆記シーンも作りたいと思ったゆえだ。が,具体的にアテがあったわけではない。
 写経の真似事がいつまで続くかわからないが,原稿用紙や便箋を消費できそうだ。それ以外にも救えそうなノートがけっこうある。先に書いたように何で買ったのかわからないような10Bや9Bの鉛筆とともに,居場所を与えてやれれば,それが続ける動機にもなりそうな気がする。

2026年9月27日日曜日

2029.09.27 いい鉛筆って何だろう?

● 丸の内オアゾの Can★Do に行ったら,4本セットの中華鉛筆があった。
 最近まであった「Be Natural」のゴムなしという趣なんだけど,だとすると4本110円でも文句はない。が,3倍の値上げではある。

● ダイソーにはアイボール製のゴム付き4本セットがまだ売られている(→ 地元のダイソーでは消えていた。さすがに厳しいか)。
 芯は中華製だと思うんだが,今のうちに買い占めておきたくなるな。こんなに安くていいものを他のヤツに使わせてなるものかってなもんだ。

● 今のところ,家では Hi-uni のBを主に使い,外に持ち出す筆箱には北星の9606を入れている。どちらにも不満はない。だから使っている。
 けれども,「Be Natural」やダイソーアイボールでも,無印の2本で70円の鉛筆でも,特段の不満があるわけではない。それどころか,よくできてるなぁと感じる。

● 昔の鉛筆も使ってみた。戦前,戦中,戦後間もない頃の鉛筆は,首を傾げたくなるものが多いが,鈴木鉛筆の「海洋鉛筆」など,頑張ってるなと思えるものもある。
 戦後10年も経つと,日本の鉛筆はがぜん良くなってくる。たとえば三菱9800で言えば,現行の Matured より昔の Patented の方が格上のような気がする。このあたりで国産鉛筆の水準が一気に上がり,それについて行けないメーカーがバタバタ倒れ出したのではないかと推測している。

● という意味では,新しいものほどいいと言い切ることには躊躇いもあるのだけれども,それでもザックリと見れば,時代が下るに連れて品質は良くなっているように見える。
 正確に言うと,足切り線が高くなって,ダメな鉛筆が淘汰されてきた。その淘汰されたダメ鉛筆に郷愁を感じる人も世の中にはいるようだけれども,それは別の世界の話になる。

● 外国の鉛筆もいくつか使ってみた。ドイツ,アメリカ,台湾,韓国,中国,ブラジル,フランス,イギリス,デンマーク,インド,旧ソ連。
 率直に申して,黙って国産使っとけと思うのだが,外国の鉛筆はダメかと言えば,そんなことはなかった。旧ソ連を例外として,いずこの国の鉛筆も鉛筆として欠けるところはない。快適に使えるはずだ。特に,インドの鉛筆には予想を裏切られた。かなりいい。

● アメリカの鉛筆も使っていて楽しい。アメリカではゴム付きがメジャーなんだろうか。消しゴムの取り付け方には強引なところがあるし,消字力は使い物にならないラベルで,往年の国産ゴム付き鉛筆を彷彿とさせる。軸の塗装も丁寧さに欠ける。
 のだが,そのこだわらないところが味というか,野に吹く風のようで,なかなかに気持ちがいいのだ。芯質に問題はないと思う。Musgrave は好きな鉛筆メーカーのひとつになった。

● この鉛筆を使ったらもう他の鉛筆は使えないというくらいの,自分にとってのこの1本があるんじゃないか,と見果てぬ夢を見ていたいのだが,どうもそうは問屋が卸してくれなさそうだ。
 ま,これは鉛筆に限らず,万年筆やシャープペンでも同じだろうし,文具に限らず,他の雑貨や洋服,車などでも同じなんじゃないかと思うんだが。

2026年9月26日土曜日

2026.09.26 手帳はスケジュール管理をするだけのものに非ず

● YouTube のこのショート動画は,ほぼ日手帳6冊使いの人がどう使っているのかを紹介しているもの。
 手帳を複数使いするっていうのが理解できなかった。仕事とプライベートを分けるってこと? そんなことをしたらスケジュールミスが増えるだけだろ。
 しかし,時代はぼくを置き去りにして進んでいたんですねぇ。手帳をこんなふうに使う時代なのか。

● 手帳の特徴は,日付けと曜日,時刻などが予め印刷されているところにある。したがって,どうしたってスケジューリングと結びつく。
 該当する日付のところに予定を書いておくのが,プリミティブな手帳の使い方だし,いつの時代でもその使い方が手帳の肝心の要であるはずだ。

● でも,手帳の本質的な特徴とはあまり関係のない使い方が,色々と登場して市民権を得ているのだった。
 日記を書くなんてのは手帳と親和性が高いが,それ,手帳じゃなくて普通のノートでいいんじゃね,と思うものもある。
 が,YouTube 動画の彼女にしたら普通のノートではダメで,ほぼ日手帳でなければならない理由があるのだろう。

● こちらは,「じぃテレ」氏が使っているトラベラーズノートを紹介している動画。68歳にしてこのトラベラーズノート愛。
 68歳で仕事の現役を張っているのもすごいが,飄々とした感じがいい。自然体で無理をしていない感じが。
 こういう68歳なら,若い人たちも敬して遠ざけるなんたことをしないで,普通に付き合えると思ってくれるだろう。実際,若い人たちと対等に付き合えてるんじゃないだらうか。そういうところもなかなかすごいじゃないか。

● 年齢に関係なく,仕事をしている人は手帳やノートの複数使いに馴染みがいいんだろうか。ぼくは仕事でノートを使ったことなんてなかったダメダメマンだったが。
 しかし,仕事に使うだけなら,こんなにたくさんのトラベラーズノートは要らんでしょうよ。これらのトラベラーズノートをすべて使うために,やらなくてもいいことをやり,わざわざ書かなくてもいいことを書いてないか。

● けれども,やらなくてもいいことを楽しそうにやっているように見える。なら,それがつまり遊びであって,人が楽しそうに遊んでいるのを傍からとやかく言うことはない。
 68歳にとっちゃ安上がりの遊びだし,その効用はけっこう大きいように見える。68歳の男性に限定版はすべて揃えたいと言わせるのだから,トラベラーズノートは大したものなのだ。

● ぼくにはイマイチわからないのだが,トラベラーズノートは人を選ぶのだと思うことにしている。トラベラーズノートに選ばれる人と選ばれない人がいる。
 ぼくは選ばれない側の人間だからよくわからないところがあるのだが,トラベラーズノートに選ばれてしまうとそれを拒むことはできないらしいのだな。トラベラーズノート沼に引きずり込まれて,それに抗うことはできないっぽいのだ。そうして,それも含めて楽しいらしいのだ。

2026.09.26 またやっちまった

● またやっちまった。人生,上手く行かないもんだ。こうやるとダメだとわかってるのに,誘蛾灯に吸い寄せられる蛾のように,同じ失敗を正確にやっちまう。
 根元を水平に削ろうとして芯を傷つけたわけではない(と思う)んですよ。それでもポキッと行ってしまった。

● 鉛筆が短くなると,芯を長く出すのがぼくの趣味(?)なんだけれども,根元を水平に削ろうとするのは,芯がもっと短くなってからの方がいいな。
 それもね,もう何度も学習してるんですよ。なのに待つことができないんですな。ままよと思ってやってしまう。

● 折れた芯は芯ホルダーに入れて使う。鉛筆の折れた芯を利用するようになってから,芯ホルダーも使うようになった。
 この uni ホルダーは40年前のもの。物持ちがいい。クリップははずしてある。というか,さっきはずした。

● さらに。その芯ホルダーを床に落として,さらに芯を折ってしまった。何をやってるんだか。
 いくら芯ホルダーに挟んで使ったとしても,何ミリかは使い残しが出る。折る回数に比例して棄てる芯が増える。ギリギリまで使うというポリシー(?)から遠ざかることになる。

● しかし,まぁ,芯を長く出し過ぎて折ってしまうというのも,鉛筆を使った楽しい遊びですよ。そう思うことにしてます。
 鉛筆を使っていればこそ,遊べる遊びね。


(追記 2026.09.29)

● 本文に書いたように,鉛筆が短くなると芯を長く出し過ぎて,最後の最後で芯を折ってしまうことがしばしばある。
 折れた芯はモッタイナイから芯ホルダーに挿して使うんだけれども,鉛筆を補助軸に装着して使うのと芯だけを芯ホルダーに挿して使うのとでは,体験としては全然別のものになるんだな。

● 芯ホルダーで使うのはまるで楽しくない。原初の鉛筆の直系の子孫は芯ホルダーだと思うのだが,木軸で覆って軸ごと削りながら使うという現在の鉛筆の形になったのは,おそらく必然だったのだろう。
 こっちの方が断然楽しいんだわ。

2026年9月22日火曜日

2026.09.22 小さな親切,大きなお世話

ネットから拝借した画像
● ANGERS 上野店で PAPIER TIGRE の製品を展示販売中。A6サイズのノートがあったので買おうかと思ったんだけどもね。
 中紙は72枚。MADE IN FRANCE(PARIS)。が,1,870円とあっては手が出なかった。48枚の Campus は百均で扱ってるから110円で買える。
 見る人が見れば,1,870円の価値はあるのだと思う。が,不粋な人間には・・・・・・

● でも,モレスキンより安いんだよね。モレスキンはけっこう手元に在庫があるんですよ。
 何でこれが買えなかったかな。SDGs 臭が濃かったからか。

● いや,このノートは最初の見開きが目次用になっていて,次の見開きが年間計画表になっている。次からが横罫のページ。ページ数が印刷されている。
 ひと頃流行ったバレットジャーナルに最適化してるんですか。バレットジャーナルなんてものには1㎜も興味がないので(何せ,ぼくは隠居ジジイだからねぇ。必要ないンす),バレットジャーナルがそもそもどういうものなのかわかってないんだけどね。

● ただ,目次を書くページがあったり,ページ数が印刷されていたりすると,こう使えと使い方を指示されているような気がしてさ。大きなお世話だと思っちゃうんですよ。
 好きなように使わせろよ,と反応しちゃうわけです。気持ちが小さいんですよ。

● ノートはね,紙を束ねて綴じてあればいいんですよ。それ以外の余計なことをするな,と。
 余計なことをしているノートが,最近,多いじゃないですか。コーヒーを飲みながら読書記録を書くためのノートとか,やりたいこと100のリストだとか。こういうふうに使うんだったら,こうなってた方が使いやすいでしょ,というニッチ狙いのノートね。

● 需要があると見込んでいるのかもしれないけれども,実際に需要があるのかもしれないけれども,いい大人を子供扱いしているような気がするんだな。
 子供扱いされても仕方がないような大人もいますよ。それは確かにいるんだけどね。ひょっとすると(ひょっとしなくても)自分もそうかもしれないんだけどね。

● 予め使い方を指定して,それ以外の使い方を許さないノートもありますよ。日記帳とか家計簿とかね。日記帳を日記以外の用途に使うことはできるかもしれないけれども,家計簿をそれ以外の用途に転用するのはかなり難しいでしょ。
 そういうのは当然あっていいわけだけれども,ノートは基本,汎用性が最も大事でしょ。誰がどんな使い方をしてもそれらをすべて受け入れてくれるような。

● メーカーにはメーカーの事情があることはわかる。手をこまねいていてはジリ貧だと考えるのも重々理解申しあげる。
 しかし,そういうノートが増えるほど,Campus の汎用性が際立つ結果になる。ぼくの目にはそう映る。

2026年9月20日日曜日

2026.09.20 欲望を抑えたあとの清々しさを自分に教えよう

● クソの自慢にもならないのだが,手持ちの鉛筆のうち,生きてる間に5%も使えたら御の字だ。残りの95%は寄付を受け付けているところを探して引き取ってもらおう。
 けれども,この期に及んでなお,使ったことのない鉛筆があると欲しくなる。

● たとえば,三菱の9990だ。在庫管理というものを怠っているから,ひょっとすると何本かは手元にあるのかもしれないのだが,「かもしれない」ものは即ちないということだ。
 ないなら買って使ってみたくなる。使ってみて何がどうなるわけでもない。3分も使えば気がすむだろう。入手した瞬間に気がすんでしまう可能性もある。

● こういうとき,どうするか。そういうときは在庫の保管車(?)を見ることにしている。買ってはいかんと即座に結論が出る。
 鉛筆は使うものであって,語るものではないのだ。“語る” にはカタルシスがあるので,ついそちらに行きたくなるのだが。

● 考えてみるがいい。この世に存在した鉛筆で,現在入手可能なものをすべて使うなんてことはおよそ非現実的だ。
 それは世界には40億人の女性がいるのだから,その全員と付き合って,その中から結婚相手を探そうとするようなものだ。進捗率0.00000001%の状態で自分の寿命が尽きているだろう。
 鉛筆の場合はそこまでではないだろうけれども,もっと時間を大事にしろと言われて然るべきだ。

● この単純な理屈が,しかし,通用しないのが好き者の世界なのだな。そういうアホなことをやってようと本気で思ってしまったりする。軽い狂気だな。
 欲望を野放図に解放してしまうのだ。鉛筆は安いからなおさらだ。

● しかし,そうした欲望を抑えたあとの清々しさ,快感もある。それを自分に教えこまないといかんよね。
 でも,できるかな。何となく,何となくだけれども,自信がないんだよね。

2026年9月18日金曜日

2026.09.18 Hi-uni の価格について

● 諸々考えると,鉛筆の値上げは困難なのだろうけれども,Amazonだと北星9500が40円で買えることがある。
 Hi-uni なんか60年前の1.5倍にしかなっていないわけだが。

● Hi-uni の価格がわかりやすいので,Hi-uni を基準しがちなのだが,Hi-uni より高価な国産鉛筆はチラホラある。たとえば,ホクサイン。他にも,あるのだろうし,現在は消えてしまったが,過去に存在したものもある。
 ただ,ホクサインはポリマー芯で,黒鉛+粘土 で作られた芯の鉛筆では,依然としてHi-uni(と MONO100)が最高額であり続けているのではないか。

● 60年前は官製ハガキが7円だった。現在は12倍になっている。大卒初任給は24,000円だった。これも10倍にはなってるんじゃないか。しかも,当時の大卒は今よりずっと少ない。
 現在の貨幣価値なら Hi-uni は1,200円になる。

● ただし,ここが不思議なところなのだけれども,Hi-uni が世に出た60年前は Hi-uni は頭抜けた存在だったのだと思う,たぶん。
 けれども,現在の目線だと,50円や70円の鉛筆と比べて Hi-uni がそれほど突出しているとは思えない(微差が大差ではあるんだろうけれども)。Hi-uni の稀少性が減少したことによるのか,他の鉛筆が Hi-uni に近づいているのか。

● と言っても,たとえば三菱9800は現行品の Matured より 昔の Patented の方が一格上という感じがする。uni や Hi-uni を出したあと,三菱鉛筆は9800の質を落としたんじゃないかと疑っているのだが,現行品のすべてが昔より良くなっているわけでもない。
 となると,Hi-uni が相対的に大幅安となり,大衆品の仲間入りをした結果,Hi-uni の有難味が薄れたことが使用感に影響を与えているんだろうか。

● uni もそうだが,Hi-uni もよく売れて(時代の追い風を存分に受けた気がする)初期コストの回収は短期間で終わっていると思われる。以後,Hi-uni は三菱鉛筆にたんまりと利益をもたらしたに違いない。
 60年前に比べると Hi-uni は破格に安くなっているのだが,それでも算盤には合っているのだろう。ドル箱ではなくなっているのだろうが。

● 1992年のバブル崩壊以降,日本経済が長期デフレに沈んだにもかかわらず,公共料金だけはジリジリと上げてきた。2017年以降は郵便ハガキを上げすぎとも言える。
 ので,郵便ハガキを基準にして Hi-uni が安くなったと言うのは正確に言えば正しくないのかもしれないけれども,それにしたって60年前の1.5倍にしかなっていないわけだからね。Hi-uni が相対的に高価だった頃にセッセと使ってくれた人たちのおかげで,今のぼくらが安くなった Hi-uni を使えているのだとも言える。

● が,コロナ収束後,Hi-uni に限らず,鉛筆の値上げがないのは異常事態で,それだけ需要が弱いんですかねぇ。
 三菱とトンボの大手2社は,鉛筆依存度はかなり低いだろう。ジェットストリームやクルトガ,ZOOMといった,鉛筆以外の柱を何本も持っている。だから,大手2社は埒外に置くとしても,鉛筆専業を張ってきたメーカーはかなり辛いでしょう。

2026.09.18 川崎の丸善が半額セール

● 昨日,ラゾーナ川崎に入っている丸善に行ったら,全製品(来年の手帳やカレンダーは例外)3割引きセール実施中。
 閉店するのかと思ったのだが,それなら閉店セールと打つだろうから,在庫を減らして改装するんでしょうかね。だいぶ売れたみたいで,棚はスカスカになっていた。川崎丸善がどんなふうに変わるのか楽しみですわ。

● せっかくだからなんか買ってくかと,けっこう粘って探してみたんだけどね。いくら3割引きでも欲しいものはそんなにないんですわ。
 買ったのは uni の2㎜芯(B,2B,3B),uni Palette 鉛筆削り,ZENTO のリフィル(0.38㎜の青,2本)。すべて三菱鉛筆の製品になった。鉛筆削りは使えると思うのだが,あとは使うかどうかわからない。

● 今日行ったら5割引きになっていた。長期休業に入るらしい。その後,再開するかどうかはわからない由。
 店全体がなくなるわけではない。どうやら,文具部門は消えるんじゃないかという印象を持ったのだが,確たることはわからない。

● 5割引きとなると,何か買わなきゃ損と思ってしまうのは貧乏人の性。スーパーのタイムサービスと同じね。
 総菜が半額になると,要らぬものまで買ってしまう。食べ切れないで棄てるか,それじゃもったいないからと無理に食べて太ることになる。そんなことをしてたんじゃいつまで経っても貧乏のままだし,身体にも悪い。わかっちゃいるけど止められない。貧乏人あるある。
 要らないだろうなぁと思いながら,5割引きなんだから買わなきゃ損と思っちゃうところが,われながら何ともなぁ。

● まず,ZENTO のスタンダードと青の替芯4本(昨日も2本買ってる)。
 ZENTO はたぶんスタンダードが一番使いやすいんじゃないかと思う。シグニチャーモデルなどと騒いでいる輩は何のために ZENTO を買おうとしているのか。って,ぼくも買っちゃったんだけど。

● 次にトラディオ・プラマンのリフィル,黒5本。リフィルといっても,リフィルだけで使える。本体要らず。本体も持っているけれども。
 最近始めた写経に使えるかなと思って買いました。プラマンはトメ・ハネ・ハライがちゃんと表現できるというので。そこまでの字を書くわけじゃないんだけどね。
 あと,携帯用のハサミを買い増した。いくら携帯用といっても紙を切るには向かないかもしれない。

● 昨日も買った uni の2㎜芯(B,2B,3B)を追加購入。これなんか典型的にアレですよ。昨日より安く買えるんだから買っとかなきゃ,という発想ですよ。
 ぼくは鉛筆小僧(じゃなくて,鉛筆爺)なので,2㎜芯のシャープペンや芯ホルダーなんか使いやせんのですよ。なのになぜ買う? われながら不可解ですわ。

● 他に,STAEDTLER の芯ホルダーや OHTO の極々細シャープペンもいったんは手に取ったのだが,冷静にも元の棚に戻した。使うかもと思っちゃうんですな。買うかという気持ちがそう思わせる。
 実際には使いやしない。何度も経験してわかっている。だったら,今回買ったすべてのモノを押し戻すべきなんですけどねぇ。

2026年9月17日木曜日

2026.09.17 手帳に過度な期待を持たないこと

● “初めて1年間 使い続けられた 手帳” というのがキャッチコピーになるのだな。1年間使い続けられない人が多いってことか。
 それって,斬新な使い方をしようとするからなんですかね。あるいは,手帳の複数使いをしてそれぞれの顔を立てようとするとか。要は難易度の高い使い方を試みるから途中でやめてしまう,ってことなんですかねぇ。

● そうではなくて,単純に続かないってことですか。その場合,ビジネスマン(ウーマン)なら予定の管理はどうしてるんですか。続かないではすまないはずだよなぁ。
 総務的な仕事であっても毎日同じことの繰り返しではなく,年度を通じて波はあるだろうし,プライベートの予定もあるはずでね。

● 続かないってのはアレか,途中で手帳を変えるってことか。この手帳が自分に合わない(と思った)から別のに変えるという意味ですかね。
 それならいくら変えてもかまわないんじゃないのかなぁ。別にどうということでもないんじゃないか。

● “初めて1年間 使い続けられた 手帳” というのは,あなたに合う初めての手帳になりますよと訴求しているんですかねぇ。これを使えば途中で変えなくてすみますよ,と。
 この手帳,週間バーチカルを主体にして,いくつかの書式を付加した自己実現系の手帳のようなんだけどね。

● 手帳は凡庸な使い方でいいと思うんですよね。したがって,極論すると,手帳なんかどれでもいい。
 手帳に過度な期待をしちゃいけない。手帳を使うことで,夢が叶ったり,なりたい自分になれたりすることはないんだしね。

● もし手帳に対してそこまでの期待を持っているんだとすれば,人生を舐めすぎているか,人生から逃げる構えがあるんだと思うんですよね。
 何をすべきか本当は気づいているのに,それをやりたくないから,手帳を使うことによって自己実現できますよという誘い文句に乗ろうとしている。

● 自己実現系の手帳の中には有料のセミナーを開いたり,コンサルティングをやっているところもある。体のいい詐欺だと思うけれども,この種の詐欺には引っかかる方が悪い。
 よくできた愚者ビジネスで,犯罪性はない。網を張ってるだけで,自ら能動的に動くことはないんだし。

● 手帳に過度な期待を持たないことが肝要だと思う。手帳の他にはない特徴は,予め日付けと曜日が印刷してあることだ。手帳によっては時刻も。
 それによる便利さを享受すればいいのであって,手帳を使うとはその便利さを享受する,それだけのことだ。構えるような話ではない。
 手帳の使い方は凡庸でいいのだ。そう割り切れば,続かないことはないはずなのだ。

2026.09.17 川崎の地上の楽園

● 地上の楽園といえば,青森の魚市場の「お休み処」を第一に挙げたいのだが,川崎にも地上の楽園がある。
 楽園の構成要素は3つ。ノート,鉛筆,それを使うことができるテーブルと椅子。つまり,ノートを広げることのできる場所を地上の楽園と呼んでいる。

● 川崎に来て,ミューザの隣のホテルに泊まっているのだが,このホテルの3階にラウンジ(多目的室)があって,ここがまず地上の楽園になる。
 ここに滞在している間,最も長い時間を過ごすのがここだ。以前は川崎の街を精力的に(?)歩いたりもしたのだけれども,たぶん川崎に対する目線が川崎市民(川崎区民)と同じようなものになってきていると思う。街を歩き回ることはしなくなった。

● この楽園の問題が1つだけある。夏の間だけの問題なのだが,冷房が強すぎて,南極化していることだ。
 冷房を強めにしてくれとのリクエストがあったのかもしれないが,南極に長くいることはできない。暖を求めて外に出ることになる。

● ノートと鉛筆は持ち歩けるから,問題はテーブルと椅子だ。できれば無料で使えることが望ましい。というか,無料でなければ楽園にならない。
 しかし,戸外にも地上の楽園はある。よく探せば楽園だらけ。まず,ラゾーナの5階外廊だ。ここに格好の休憩所がある。

● 昼時にはここで弁当を使う人もいる。ホームレス諸氏のオアシスにもなっている。
 そのホームレス氏を見ていると,何もしないでジッと座っている。禅の三昧の境地に入っているようだ。神々しい。

● 3番目の地上の楽園はミューザの隣のホテルの隣にある広場だ。ここにテーブルと椅子が置いてある。風が強いことが多いので,椅子が飛ばされないように重りをつないでいる。
 どういうわけか,ここに長くいたことはない。風があるとちょっと書きづらいってこともあるけれども。

● 以上の意味での楽園は自宅にある。自宅に籠もることは楽園に籠もることだ。わざわざ楽園を外に求めることもあるまい。しかも,筆記環境は外の楽園よりずっといいのだ。
 が,ずっと自宅に籠もったままだと気分が塞いでくる。移動の効用というのがたしかにある。移動先で自宅にいるときと同じことをする。悪くないと思う。

● と言って,ひと頃,ノマドという言葉が流行ったけれども,ノマドワークを実践するには,金銭的なことはひとまずおいても,相当な体力が必要だろう。メンタルもタフじゃないといけない。
 人が一所に定住するようになったのは狩猟や遊牧から農業に生活手段が移ったからだと言われるが,それだけではないと思う。一所定住の方が楽だからだ。
 ホモ・サピエンスは東アフリカで誕生し,グレート・ジャーニーを経て地球上の各地に散っていったわけだが,グレート・ジャーニーの過程で多くの人が死んでいったことだろう。したくてグレート・ジャーニーをやったのではないと思う。

● 旅行が楽しいのも帰るところがあるからだとはよく言われることだ。ずっと続くものではなく一時的な私的興行だから,旅行は楽しいし,何度も行きたくなる。
 行った先では当事者になることがない。よそ者でいられるから責任が発生しない。そういう気楽さがあるからでもあるのだが。

2026年9月14日月曜日

2026.09.14 般若心経の写経を始めてみた

● ぼくの筆記シーンは至って単純で,4色のボールペンで書く手帳と,鉛筆でひたすらノートに文字列を埋めていく日記的雑記だけだ。ゆえに,使う文具も限られている。
 が,手元に溜まっている文具はいろんなものがある。持ち歩き用のメモ帳もアレやコレやがあるが,持ち歩いても使えた試しがない。

● ふーむ。手元にある文具を消費するために筆記シーンを作るのは本末転倒だけれども,原稿用紙に般若心経の写経でもしてみるか。
 小難しい作法があるようだけれども,そんなのは無視して自己流に書き写せばよかろう。

● ほんとに般若心経の写経をやってみようかと思いましてね。書店にあった解説書の中で一番安いのを買ってきて,サラッと読んでみた。般若心経とはこういうものかとわかれば,それで良し。
 巻末に全文が掲載されているので,それをコンビニでコピーして,ダイソーの硬質カードケース(A4)に入れて,準備完了。

● 活字体だからなぞるように書くのの手本にはならないけれども,要は字がわかりゃいいんでさ。冒頭に “仏説” とあるのは,真言宗の流儀らしい。
 本当は硯で墨をすって小筆で書くものかもしれないけれども,そんなことはするわけない。サファリのMに「弘前煉瓦レッド」を吸わせることも考えたんだけど,鉛筆だな,やっぱり。北星クラフツマンの6Bでやってみる。硬筆書写というやつですか。厳密には書写ではないけれども。
 紙はコクヨの「Campus 原稿用紙 タテ書き 20×20」。B5サイズね。もっと大きい方がいいのかもしれないが。

● というわけで,始めてみましたよ。いかんなと思うところ,3つ。
 1つは,書き急いでしまうところ。作業だと考えちゃってるんでしょうね。作業なら早く終わらせろ,と。

● 2番目は筆圧をかけすぎるところ。筆圧をかけずにゆっくり書くことを覚えないといけない。
 3番目,字が縮こまりがちになること。普段から小さい字を書いているので,その影響が出てしまう。マス目を全部使うようにしないといけない。

● 以上の3つは三位一体であって,どれか直せば,あとの2つも矯正されるような気がする。
 “ゆっくり継続” が合言葉。急ぐな。あるいは,「悠々として急げ」。

● 面白いなと思ったのは,普段は書く機会のない漢字を書くことになるところ。
 もうひとつ,これまた普段はあまりやらない縦書きを体験できることだ。経験上,日本語は縦書きの方が読みやすいことがわかっているのに,自分で書くときは横書きがほとんどだ。

● その理由の1つは,縦書きだとどうしたって右手の(ぼくは右利きなので)掌外沿が黒鉛で汚れることだ。小学生の頃を思い出すことになる。硬くて薄い鉛筆がいいという子がいたものだが,この理由もこれだな。
 縦書きに最も向くのは筆かもしれんな。というより,筆を使ったから肩書きが定着したのかもしれないよな。


(追記 2026.09.28)

● 写経の真似事を始めたわけだが。
① 何も考えずに一文字ずつ丁寧に書くことに集中するのがいいのだろうと思うものの,賢しらにも意味を気にしてしまう。意味がわからないまま書き写してどうなるんだと思ってしまうのだな。般若心経の解説書を再読した。

② 般若心経はつまるところ,最後の掲(羯)諦で始まる咒を唱えろと勧めるものだと思うのだが,漢訳したものを日本語読みしているわけで,それでは意味をなさないんじゃないか。ここは原音じゃないとダメなんじゃないか。

③ 字が縮こまってしまうのが直らない。升目いっぱいに書くように努めます。

2026.09.14 Musgrave の太軸鉛筆

● Musgrave のチューチュートレインは太軸でそれ用の鉛筆削りじゃなと削れない。その鉛筆削りが鉛筆に歯型がつかないようにゴムを介して押さえる方式のものだから,丸軸でスベスベ塗装だと,押さえが効かずに削れなくなってしまう。
 それでは困るので,塗装をカッターで削り取っている。これで問題なく削れる。かつ,持った感じもこの方が手に馴染む。

● こちらの CUB は芯を長く出して,芯研器で尖らせて使っている。ただし,3.15㎜に対応している STAEDTLER の卵型芯研器。
 ちなみに,CUB には学研の三角太軸用のキャップと補助軸が使える。

● 手元にある Musgrave で最も太いのはこいつなんだけれども,これも塗装を削り取る方針。丸っぽい三角軸なんだけれども,やはり鉛筆削りが空転してしまうのでね。芯は3.15㎜よりありそうなので,芯研器は使えない(と思う)。
 こいつにはかつてダイソーで売られていた樹脂製補助軸の本体部がキャップ代わりになる。後にもどうにか挿せるので,補助軸代りにもなりそうだ。

● なんだかんだ言って,Musgrave はいい鉛筆だと思う。ただし,日本で買うと値段が可愛くない。アメリカで買ってもそんなに安くないと思うが。
 Musgrave に感じるのは親しみやすさなんだな。ここにあげた鉛筆はたぶん小学生用だから尚更なんだろうけど,そうじゃなくても飾り気や構えがない感じで,手に取りやすい。Musgrave の製品が全部そうなのかは,もちろん,わからないけど。

● 芯質や書き心地だけで言えば,国産の安価な価格帯に属する,たとえば北星9500の方が優れている。
 遊び気分で使うものと割り切っている。

2026年9月11日金曜日

2026.09.11 仙台の2大文具店−LoFt と「文具の杜」

● 仙台 LoFt。現時点で LoFt の華はほぼ日手帳。白人の夫婦が店員に案内されてやってきた。weeks を買いに来たらしい。
 とっくの昔にほぼ日手帳はワールドワイド。それは知っていたけど,この光景を見てなるほどなぁと思いましたよ。

● あと,手帳の付属品を越えたチャーム的なのがたくさんあるんですな。女性に宛てたもの。ほぼ日側の開発陣も主力は女性でしょ。
 男はカバーなしで裸で使ってる人がけっこういそうだ。ほぼ日手帳の売上の8割は女性が支えていそうな気がする。

● 「文具の杜」。ワンフロアで学用品から事務用品まで何でも揃う。
 伊東屋が現在の形態になって,あそこに行けばたぶん探している文具があるに違いないと思える店は,東京なら新宿の世界堂と浅草橋のシモジマ総本店かと思うのだが,仙台ならここ「文具の杜」になるかと思う。

● が,品揃えとなると Amazon があるからねぇ。品揃えで勝負しようとしてはいけない時代になっているのかもしれない。
 とは言うものの,品揃えの豊富な文具店は,文具好きにはテーマパークのようなもの。何時間でも過ごすことができる。

● Campus-Rollbahn コラボの測量野帳がけっこう残っている。「屋上」はないんだけど。毎度毎度,何も買わないんじゃ申しわけないというわけで,「黒板」と「飛行機」を買った。
 あと,チキンラーメンの鉛筆。チキンラーメンはわが家の常備食品なのでね。88円。なかなかのお値段。頭は丸まってる。メーカーはもちろん不明。

● 2Bしかなかったのだが,こういうのを使うのはお子様という前提なんでしょうかね。他にもナントカチョコとかいくつもあるんだけども,広告塔のような鉛筆にお金を払わせるのは悪くないアイディアだと思った。子供に好かれる製品でなければならないけど。
 パイオニア製造の樹脂製補助軸にも同じのがあったな。つーか,大人向けの製品にも普通にあるのか。

● この鉛筆,発売元はサカモトなのだが,そのサカモトが1953年に ribbon 鉛筆ブランドを譲り受け,10年後に自社生産も始めていたことを,𝕏 で教えてもらった。
 坂本文具が ribbon 鉛筆の製造メーカーだというのは,何かの資料で見たことがあると記憶するのだが,坂本文具とサカモトがつながらなかった。日本鉛筆史の黄金時代に製造していたわけだ。作れば売れるという時代。
 現在は鉛筆製造からは撤退している。町屋に工場があったらしいのだが,その工場はどうなっているんだろうか。