● Twitterはスクラップ帳の代わりにもしている。新聞や雑誌の記事を切り抜いてスキャンして,Twitterに上げておくのだ。
Twilogの方で媒体名で検索をかければ,スクラップ帳をめくるよりは速く,目的の記事を発見できるだろう。
● ま,アナログのスクラップ帳と同様に,後から検索をかけるなどということは,ほぼないんだけども。
しかし,そのときに気になったことは確かなのだから,それを保存しておくのは悪いことではない。
● が,問題がひとつある。新聞社がネットにも記事を出すようになって久しいことだ。しかも有料だ。
記事を個人がTwitterに上げてしまえば,誰もがタダで読むことができる。新聞社や雑誌社の収益機会を損ねることになる。
俺が買った新聞(雑誌)なんだから,ネットに上げようがどうしようが俺の勝手だろ,とはなかなかいかないだろう。個人しか見ないスクラップ帳は何の問題もあるまいが,ネットに上げると不特定多数が見ることができる。著作権との絡みが出てくる。
● ということをわかっていながら,ぼくはそれをしばしばやっている。PVなどほとんどないから新聞社にとっても実害は皆無だとは思うけれども,自分以外のツイートでもけっこう目にすることがある。
このあたり,キチンとしたルール作りが必要になるときが来るかもしれない。新聞なら3日経った記事は上げてもいいとか,月刊誌なら次の号が出るまでは上げてはいけないとか。
● 一切ダメってことにしてしまうと,新聞なり雑誌なりの売行きはさらに落ちてしまうだろう。ことの良し悪しは別にして,新聞や雑誌から得た情報は誰かに話したくなるからだ。
今は,その“誰か”にネットも含まれる。それを完全に封じることにすると,その新聞なり雑誌を読む理由の半分はなくなる。
● 現時点においては,新聞社なり雑誌社は,舌打ちしつつも傍観しているのだろうが,それが最善解かもしれないと思ったりもする。
紙の新聞を切り抜いて,スキャンするなりカメラで撮るなりして,ネットに上げるという手間を,これからもかける人がいるのかという疑問もある。Twitterをスクラップ帳代わりにするとしても,ネット記事にリンクを張るというのが現状でも大半だ。
● が,そういう手間をかけてネットに紙の記事をスクラップする人は残りそうだ。ネット記事は広告がうるさい。スマホで見る場合,一覧性にも問題を残す。
従来型のスクラップ帳は好事家のものになるのかもしれないが,Twitterをスクラップ帳にするという発想は悪くないと思っている。
コミュニケーションツールとしてではなく,備忘録としてTwitterを使っている人はかなりいるはずで,備忘録の中に新聞記事があるのは,しごく普通のことだ。
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