● 川崎に来た。といって,川崎の名所旧跡を見て歩こうとは思っていない。
まず行ったのは,ダイソーのラゾーナ川崎プラザ店。文具売場を見にいったんだけど,新しい発見は特になし。
が,別の売場にこんなのが。抜かりはありませんなぁ。ってか,誰が思いつくんだろう。どれほど売れるんだろうなぁとも思う。
● 次に,川崎丸善。こちらは大人の文具店ってことになりますね。女子高生が商品を物色してたりもするけれど。
ここで,最も気を引かれたのがこの商品。DAIGOの「すぐログ」。土橋正さんのプロデュース。手書きユビキタスを実現するにはこれしかないかなと。
● サッと取りだしてすぐにメモできる道具。これ非常に大事。バッグから出す,開く,ペンを取りだす・・・・・・という工程が必要になっては,ユビキタスは実現できない。
ぼくはダイスキンをこよなく愛用する者だけれども,ダイスキンでもユビキタスを実現するのは難しいと感じている。ゴムバンドをはずすという工程がある。ポケットに入れておくにはやや大きすぎる。バッグに収納するしかない。当然,モレスキンも同じだろう。
● この「すぐログ」の特長は,専用の鉛筆が付いていることとサイズが小さいこと。
3つのサイズを用意しているが,3サイズを使い分けようなどと考えてはダメだよね。使い分けなければいけないという時点で,ユビキタスからはだいぶ離れてしまう。
どれが1つに決めて,その1つを汎用するというのでなければいけない。もちろん,「すぐログ」からの展開は別のノートなりパソコンでやればいい。
● 土橋さんがもともと使っていたのはDAIGOの「ジェットエース」。鉛筆付きの小型手帳。「ジェットエース」でいいかもしれないね。鉛筆付きの小型ノートならなんでもいいわけだから。
この「ジェットエース」は今でもあるのかどうかは知らない。が,鉛筆付きの小型手帳はDAIGOが孤塁を守っている感じだ。
● ま,ぼくなら最も小さい「IDEA」を選ぶと思う。ダイスキンやシステミックではカバーできないところをカバーしてくれそうだ。
にもかかわらず買わなかったのは,自分が鉛筆とノートを肌見離さずにいるとは信じられないからだ。それはおそらくぼくだけではない。大人になってもノートを使っている人じたいが少数派だと思うが,その少数派の中でも,ユビキタス派は圧倒的に少数だろう。
● 肌見離さずノートと鉛筆を持ち歩いて,思いついたことをその都度書き留めている「IDEA」ハンターはめったにいない。多くの人はひらめきや思いつきなど自分には湧いてこないと思っているだろう。
通路を作ってやれば案外出てくるものだと思うが,それを習慣にできている人は,それだけで尊敬に値する。少なくとも,ぼくは尊敬する。
ので,「すぐログ」に飛びつける人は,相当な知の使い手のはず。つまり,そんなにたくさん売れる商品ではない。
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