● 宇都宮の某書店の手帳売場。高橋とNOLTYと博文館のみだったのが,だんだんと品揃えが整ってきた。
● 左の写真の手帳は,ビジネス書が売れたのがきっかけで手帳も作ったという人たちの手帳。中身はどれもほとんど同じ。方眼で,スケジュール欄は週間バーチカルで,ToDoリスト欄があって,っていう。
毎年出るんだから,そこそこ売れているのだろうね。
毎年出るんだから,そこそこ売れているのだろうね。
● 昔,邱永漢さんが「実務手帳」をいうのを作った。1990年からだったか。自身が亡くなる2012年まで続いた。が,何度も版元を替えながら,どうにかこうにか出し続けたというふうだった。
上着のポケットに入るサイズで値段は千円程度。決して高くはなかった。
上着のポケットに入るサイズで値段は千円程度。決して高くはなかった。
が,手帳自体に特段の特徴があったわけではなかった。巻末に「邱永漢のすすめる旨い店」のリストが掲載されていたり,金融や株式についてのデータが付いていたりということはあったが,そうした付録で特徴を出そうとしているだけに見えた。
● 邱永漢さんほどのカリスマ性もないと思われる人たちが自身の名を冠した手帳を出して,しかも内容はだいたい同じなのに,それぞれに売れているのは(じつは売れてはいないのかもしれないが),方眼やバーチカルやToDoリスト欄が現在の主流であるからだろう。
NOLTYや高橋書店からも出ているが,わずかに他とは違うところがあって,ニッチ的需要を掴んでいるのだろうか。が,本人たちの人気がいつまで保つものやら。あらかたは早晩消えると見るのが大方の予想だろう。
NOLTYや高橋書店からも出ているが,わずかに他とは違うところがあって,ニッチ的需要を掴んでいるのだろうか。が,本人たちの人気がいつまで保つものやら。あらかたは早晩消えると見るのが大方の予想だろう。
● 「ほぼ日手帳」以来,1日1頁が市民権を得て久しい。ここを切り拓いたのはほぼ日の功績だ。マークスの「EDiT」が後を追ったが,ここでも「NOLTY U 365」が手堅いか。価格的にも訴求力が高い。
1日1ページタイプに対する需要の総量がさらに増えるとは考えにくい。先駆者のほぼ日が獲得したシェアを後発組がどれだけ奪えるか。
1日1ページタイプに対する需要の総量がさらに増えるとは考えにくい。先駆者のほぼ日が獲得したシェアを後発組がどれだけ奪えるか。
● 手帳には “貼る” があるので(ぼくはわりと貼る方だ),綴じ手帳だと分厚く膨らんでしまうのがね。そこが味になるんだよ,と言う人もいると思うんだけどさ。
ぼくは,Bindex No.031 を使うつもりで用意済み。ここ四半世紀ほどシステム手帳を使っている。中身はずっと能率手帳のレイアウト(週間レフト)。来年は見開き2週間のタイプにする。
ぼくは,Bindex No.031 を使うつもりで用意済み。ここ四半世紀ほどシステム手帳を使っている。中身はずっと能率手帳のレイアウト(週間レフト)。来年は見開き2週間のタイプにする。
● 今日のところは,手帳売場で足を止めるお客さんはあまりいないようだった。例年そうだったか。
あるいは,今年はコロナの関係で,手帳への需要にも何らかの変化があるのか。
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