2021年12月10日金曜日

2021.12.10 能率手帳ゴールドの名入れ

● 能率手帳ゴールドは高嶺の花。で,ヤッカミで言うんだけど,この手帳は工場出荷時の状態でデザイン的にも完成型でしょ,右下に名前なんか入れてしまうと,デザインが破綻しちゃわない? 名前なんか入れてどうすんの?
 とか思ったわけです。名入れなんてダサいことは止めなよ,小学生じゃないんだから。

● ところが,この名入れサービスはメーカーがやっているんですよね。日本能率協会マネジメントセンターがやってるわけですよ。
 税込み880円の有料サービスなのだけれども,このサービス単体で黒字になるんだろうか。サービス単体では黒字にならなくても,ゴールドを売るための手段と割り切っているんだろうか。

● ゴールドを買うほどの人は,能率手帳なり日本能率協会へのリスペクトが高い人なのではないかと思う。リピーターが多いだろう。その忠誠心をつなぎとめる方便でもあるんだろうかな。
 それに,あれだ。自分の名前を入れた手帳をメルカリに出品することはないだろうしね(安くしても売れないよね)。必ず1年間使ってくれる人だ。
 自社製品に愛着と矜持を持っているなら,単に買ってくれるだけじゃなくて,きっちり1年間使ってもらいたいと思うものだろう。名入れをするほどの人なら,その覚悟(?)は持っているはずだ。メーカーとすれば一番大事にしたい人のはず。

● ぼくも長らく(30年以上)能率協会の手帳を継続して使っているけれども,この先,自分がゴールドを使うことはないと思う。
 あと2年間はBindexのNO.031(バイブルサイズ)を使う。その後はA5サイズのマンスリーを使っていく。
 もし,さらに寿命が与えられるなら,能率協会から離れてA6サイズの薄いマンスリーの綴じ手帳(Campusダイアリーのような)を使おうと,もう決めちゃってるんで。

● しかし,もし自分が能率手帳ゴールドを使うことがあったとしても,名入れはしないと思う。それは後部に “赤ちゃんが乗ってます” というステッカーを貼ってある車と同じで,少しく品に欠ける感じがするからだ。
 あの名入れは,落としたときに誰のものかわかるためではなく,ささやかな自己顕示欲の発露でしょ。自己顕示欲は誰にでもあるものだが,発露の仕方として上等なものとは思えない。

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