2022年6月23日木曜日

2022.06.23 ポップな測量野帳を購入

● ラゾーナ川崎の丸善の文具売場を見ていたら。ポップな測量野帳があった。3種。価格は税込み550円。
 レギュラー製品の野帳なら,カウネットで百数十円で買えるんですよ。中身が同じなのに,何で550円も出さにゃいかんのですか。
 で,一旦は立ち去ったんですがねぇ。買っとけという神の声が聞こえてしまって。

● 困ったもんじゃないですか。神様には逆らえませんよ。3種を1冊ずつ購入しました。
 罫線(3mm方眼)はレギュラー野帳より薄い。っていうか,色がグレーだ。ビジネス野帳と同じ。
 気分が浮き立ってきますな。買って良かったですかな。

● コクヨのサイトから引くと,「ROMERO BRITTO」コラボレーションモデルということらしい。ブリット氏はブラジル生まれで,現代のピカソと呼ばれているらしいのだが,誰がそう呼んでいるのかね。それは書かれていないけどね。
 「コクヨは,鮮やかな色彩と大胆なパターンで「希望」や「幸せ」を表現したロメロ・ブリット氏のアートを,身近な文具にあしらうことで,アートを気軽に日常に取り入れ,仕事や学びのシーンをさらに楽しく元気づけたい」と。

● 2022年1月に「ROMERO BRITTO キャンパスノート」も販売されたらしいのだけど,買いそびれている。
 今回は,測量野帳の他に,一筆箋,ダブルポケットホルダー,クリアポーチの「4アイテム,12品番」。ラゾーナの丸善にはすべて揃っておりました。

2022年6月21日火曜日

2022.06.21 東京の文具店めぐり

● 昨日から川崎に来ているのだが,その川崎から東海道線で上京。東京駅に着いた。グランスタ丸の内のトラベラーズファクトリーを覗いた。
 平日のこの時間帯にはお客がいない。こういう尖った品を扱う店ではお客を見るのが楽しみだったりする。何でお前みたいな小太りオヤジがトラベラーズノートを使ってんだよ,と密かに突っ込んでみたりね。
 かなり不健康な遊びを遊ぶわけだ。が,これでは遊びようがない。次行こう,次。

● 丸善丸の内本店の4階。後藤温子の絵た金澤翔子の書の展示販売。今日が最終日ということもあってか,後藤温子の絵はかなり売約済み。30万円とかする。
 金持ちがヒョイヒョイ買ってるんじゃないと思うんですよ。どうしてもこの絵が欲しいという人がいて,そういう人が無理して買ってるような気がする。好きが嵩じて。

● 仮にそうだとしても,そういう人を揶揄するつもりはない。むしろ,逆だ。
 この世はバランスで成り立っていると思う一方で,そのバランスを足蹴にするような生き方をしている人に惹かれる。すごいものだと思う。自分にはできないことをやっている,と。

● 東京駅前のKITTE 4階の ANGERS。気になるボールペンがいくつかあって。
 まず,トンボのZOOM505 META。水性ボールペン。外国産ならローラーボールと呼ばれるものだが,その外国製品っぽい感じがする。持った感じが何ともいい。
 もうひとつは,逆輸入のZEBRA 701。メカメカしい。ロボットの体の一部みたいな。

● でも買えず。ボールペンもたくさん買っちゃってるんで。一生分を超える在庫が溜まっている。
 早い話,ZOOM505 META は大昔に買って使わずに放っておいたシェーファーのローラーボールと質感も持った感じもよく似ている。ならば,放ってあるシェーファーを使うべきではないか。
 と言って,いつもいつも見るだけでは申しわけない。で,ツバメノートとミドリのMDノート,サクラの Ballsign iD(0.4mm ブルーブラック)を買った。

● 紙製品なら必ず使う。ただなぁ,ノートは,コクヨの測量野帳か Campus か,ダイソーのダイスキンでいいんだけどね。ツバメやミドリの高いノートは,ぼくが使うものじゃないと思ってるんだけど(それでも,どちらも複数冊買ってしまっていて,今のところデッドストックになっている。いつかは使うつもりだけどね)。
 Ballsign iD は200円だし,ま,いっか,ということで。

● ぼくは実用主義一辺倒で,文具に遊びは求めないし,自分の感性を文具に託すこともない。文具を自己表現の具とはしない。コクヨ・ミーの「あなたを今より,私らしく。」は採用しない。
 そもそも,文具(や文具以外の持ちもの)に感性など持ち合わせていないと思っているから,実用主義を標榜(?)しているのだ。
 だから,ANGERS に行く必要はないはずなんだけども,上野店も含めてけっこう立ち寄っている。つい足が向く。行けば気分が良くなる。ということだと,たまにはお礼もしないとね。

● ANGERS のバイヤーのセンスには敬意を表すべきだな。ANGERS の店内に並んでいるのを見なければ,存在に気づかなかった文具もいくつかあった。
 ANGERS にしかなかったものが,いつの間にか他の文具店にも並んでいたというのもある。たとえば,ブラックウィングの鉛筆と周辺製品がそうだ。
 ANGERS の影響を受けてではなく,別の理由によるものかもしれないし,ぼくが気づかなかっただけで,最初から他の文具店にもあったのかもしれないけれど。

● Ballsign iD について2つほど書いておきたい。
 握った感じが心地いい。太さがちょうどいい。
 もうひとつ,六角形かと思ったんだけど,よく見たら角ばってるのは向かい合わせの2面だけで,あとはアールを付けている。つまり,丸い。これが心地よさの正体か。
 さらに。グリップは樹脂だけれども,滑らない。この3拍子で握りは文句なし。

● リフィルについてだが,国産のノック式ゲルインクボールペンのリフィルは共通規格で作られているので,メーカーを越えて互換性があると承知している。実際,エナージェル(ぺんてる)のリフィルは SARASA(ゼブラ)でもユニボールワン(三菱鉛筆)でも使える。
 Ballsign iD のリフィルも SARASA やエナージェルのリフィルと形状は同じだ。ので,相互に使えると思ったのだが,そうではなかった。Ballsign iD のリフィルは SARASA でもユニボールワンでも使えたのだが,SARASA やエナージェルのリフィルは Ballsign iD では使えなかった。ノックが利かなくなる。

● 伊東屋。Kで伊東屋オリジナルというか伊東屋でしか買えない商品をまとめて並べている。
 気になるのが2つある。1つはジョッターだ。欧州で生まれた古典的なメモツール? それを使っている自分をイメージして悦に入る。が,自分が使えるはずがないこともわかっている。
 2つめはペンジャケット。ぺんてるの3つの大衆ペンに対応。使うとすればボールぺんてるに対してなんだけど,ボールぺんてるから極細がなくなった。現在販売されているものは字幅が太くて,常用筆記には向かない。ユニボールにも対応してればなぁ。

● というわけで,2つとも見送り。ぼくが買えるものは測量野帳くらいしかない。ので,伊東屋オリジナルの野帳を買った。全色を1冊ずつ。ぼくは LEVEL BOOK 派なのだが,伊東屋野帳は SKETCH BOOK なので,使うのはしばらく後になる。
 税込みで495円。レギュラー商品の倍近い。でも,これもお礼ということで。銀座に行くたびに立ち寄るからねぇ。

● K-伊東屋の地階では,芳野版画展を開催中。もちろん,即売会でもある。覗いて見たんだけれども,ぼくが行くところじゃないな。はっきりそうだと思った。
 おじゃま虫にしかなれない。遠慮すべきだ。


(追記 2022.06.26)

● Ballsign iD のリフィル問題。
Ballsign iD は最近出たものだが,その前からサクラは Ballsign という細身のゲルインクボールペンを出していた。そちらとは互換性があるか。
 同じメーカーなのだから当然なのだが,Ballsign のリフィルは Ballsign iD で使うことができた。

● では,Ballsign に SARASA やエナージェルやユニボールワンのリフィルを装着できるか。できなかった。
 それらのリフィルはサクラのリフィルより太くて,Ballsign に入れようとするとつかえてしまう。なるほどそういうことだったのか,と思った。

● サクラのゲルインクボールペンにはサクラのリフィルしか使えない。高いものじゃないんだから,サクラ製を買って使えばいいだけのことではあります。


(追記 2022.08.01)

● 伊東屋オリジナルの測量野帳。店頭にあったのは上記の6種だったんだけど,これですべてではなかった。
 黒もある。が,黒は無印版野帳と区別がつかなくなる。というか,無印版はコクヨのレギュラー商品より安くなかったか。だったら無印版を買っとけというわけで。

● もうひとつ。以上の6種はすべて SKETCH BOOK だと早とちりしていた。黄土色のは LEVEL BOOK だったんでした。
 このときは本体価格が450円だった。7月27日に横浜の高島屋に入っている伊東屋に行ったときには500円に値上げされていた。仕方がないんですけどね。原材料が値上がりしているんだから。

2022年6月18日土曜日

2022.06.18 ボールペンの替芯の互換性問題

● 東京ソラマチの LoFt でジェットストリームのパーカー型替芯を買った。1本600円。高いんですなぁ(Amazonだと433円)。
 なぜ買ったかというと,先日ヤフオクで買ったダンヒルの黄金色ボールペンで使いたいから。パーカー型でいいはずなのだが,結果はノー。芯が出て来ない。
 前にパーカー型の別の替芯も試したのだが,同様だった。

● ダンヒルに予め入っていたのはモンブランのリフィルなのだが(ダンヒルはモンブランのOEMなのかどうかは知らない),ジェットストリームとはペン先の形がわずかに違う。
 それゆえだろうか。たぶん,それが原因ではないと思うんだけどね。

● 頑なにモンブランしか使わせないぞと言ってるようだ。高くてもこれを使いやがれ,この野郎,ってね。
 でも,モンブランのリフィルは使えない。第1に高すぎる。ジェットストリームのパーカー型もこれだけするんだけれども,モンブランだとその倍くらいは行くんじゃないか。
 それを使い続けるなんて,お金持ちなんだね,凄いなぁ,とはならないからね。バカなのか,こいつ,と思われるよね。

● 第2にインクの質の問題。若い頃にモンブランのボールペンを使っていたことがある。あまりに昔すぎて憶えてもいないくらいなのだが,インクの質は国産ボールペンの方が段違いにいい。
 ジェットストリームはやはり画期になった。外国勢は付いて来られない。

● ので,国産の替芯を使いたい。パーカー型ならどれでもジャストフィットするという前提で,パーカー型を使えるペンを選んだのだが,どうも微妙に違っていて,うまく使えないものらしい。

● アダプターも売られている。4Cタイプの替芯を挿して使う。
 別件になるが,ウォーターマン型のボールペンも買ったので,Amazonでウォーターマン型のアダプターを買って試してみたことがあった。やはり正常に稼働しなかった。
 パーカー型のアダプターも同じじゃないかと思う。買って試してみようとはならない。

● つまらないことで足を引っ張られる。各メーカーがセコい違いを作って,ユーザーを囲い込もうとしているのかと邪推しちゃうね。

2022.06.18 Twitterはメモアプリ?

● 東京ソラマチのLoFt。メモマルシェ,いろいろ考えるものです。
 メモをきちんと録れている人はどれくらいいるんだろう。百人にひとりはいるんだろうか。だいたい,メモ帳とペンを携帯して,いつでも書ける態勢を整えている人ってね,あんまり見ないよね。

● ぼくも考えるだけは考えることがあった。ロディアの No.11 や,ダイゴーの「jet-ace」や「すぐログ」を買ったりもした。携帯用の小さいペンも何本か買った。
 が,使いやしない。充分に自己嫌悪に堕ちることができますな,これは。

● なぜか。メモを録ることが本当に必要だと思っているのか。頭に浮かんだ思いつきややらなきゃいけなかったことは,その都度メモしなければいけないほどの価値があるのか。
 と,思っちゃっているからというのがひとつ。

● しかし,それ以上にロディアや「jet-ace」を身に付けておくことが難しいからだ。サラリーマンが会社に行くときなら上着のポケットにでも入れておけばいい。が,オフでフラフラしているときはポケットのないTシャツを着て過ごしていることも多いしね。
 鞄に入れてしまったらもうダメだからね。鞄の中をゴソゴソ言わせて取り出すという手間が入ってしまっては,絶対と言っていいと思う,書くという行為に至ることはない。

● もうひとつ,大事なことがある。じつはメモは録っているのだ。
 スマホで録っている。Twitterはメモアプリだ(SNSではなく)と心得ている人が多いんじゃないか。

● メモアプリなら,LINEのKeepメモ(自分あてにLINEしておくもの)や Google Keep がある。それらも使ってはいるんだけれど,メインのメモアプリはTwitterだ。写真も扱えるメモツールとして最も使いまわしがしやすいのはTwitter。
 人様に読まれるかもしれないのもいい。多少の緊張感を強制される。だから続くのかもしれない。

● ということなので,人に渡すことを前提にしたメモ以外は,もうスマホでやっているかなぁ。
 と思って,自分のツイートを見てみると,何だこのメモは,と思うことになるんだけどねぇ。

2022年6月14日火曜日

2022.06.14 高めのノートが売れているらしい

● 今回の「有隣堂しか知らない世界」は「【超進化】ノートの世界」。いくつかのノートを紹介しているのだが,メインはコクヨのペルパネプ。有隣堂としても売りたい商品のようだ。
 ペルパネプをはじめ,価格が高めのノートが売れてるという話が出てくる。ペルパネプはたしかに文具店の売場で長く位置を占めている。

● 正直,そんなにもたないで消えると思っていた。A5サイズ・中紙60枚で価格は900円(+税)なのだから,なかなか売れないだろう,と。おいそれとは手を出しかねる価格でしょ。
 ツルツル,サラサラ,ザラザラの3つの紙質を用意し,それぞれに3mm方眼,4mm方眼,5mm方眼,4mmドット方眼,6mmステノ罫の5つの罫線がある。

● ステノ罫というのは,言葉も含めて,この商品で初めて知った。ページの中央に縦線を引いたものだ。A5以上のノートを使うことがもしあれば,自分で縦線を引いてステノ罫にして使おうと思う。
 縦線の右と左を上手く使って・・・・・・ということではなく,ひたすら文字列を書き連ねるだけなのだが,ステノ罫の方が書きやすいし,読み返しやすいと思うので。

● ペルパネプの特徴はもうひとつ,「紙とペンの巧みな出会い」を提案していることだ。ツルツルには極細サインペン(ファインライター),サラサラにはゲルインクボールペン(SARASA),ザラザラには万年筆(Preppy)。
 この提案に対するブッコローの反応が非常にいい。全肯定しない。大した差はないんじゃないの,的な反応だ。消費者(ユーザー)を代表している風情がある。代表たるもの,こうでなければいけない。

● この種のノートはペルパネプと並んで,NOLTYノートブックがある。この2つを並んで置いているところが多い。NOLTYノートブックにも惹かれるが,やはりA6はないので手を出していない。
 NOLTYといえば,ハードカバーのフラッグシップノートを見なくなった。生産をやめたわけではないらしいのだが。

● ぼく一個についていえば,測量野帳を鋭意,愛用中。ノートはA6派だ。ので,A5のペルパネプは別世界の商品ということになる。
 ペンの方は真っ白いSARASAとPreppyが欲しくなって,それぞれ複数本を買っているけど。

● A6のMDノートや「紳士なノート」も買ってはいるんだけど,まぁ極端かつザックリと言えば,Campus以外のノートは存在しなくていいかなと思っている。
 つまり,高めのノートは要らないでしょってことなんだけどね。

● ところが,プレパネプが売れているとなると,誰が買っているんだろうか。中高生が高めのノートを使うようになったんだろうかね。社会人が仕事でプレパネプを使うとは思えないので。
 って,中高生が1冊900円のA5サイズのノートを使うことはないでしょうね。ということは,社会人が買っているんですか。会社がこんな高価なノートを買うことはあり得ないから,自分で買っているんでしょうねぇ。
 しかし,それくらいで “売れる” という現象が起きますかねぇ。

● 高めを超えているモレスキンは売れなくなったんだろうか。じつはけっこうな量のモレスキンを買って蓄えているんだけれども(バカなことをしたものだ),文具店で買ったのは一度だけだ。どういうわけだかポケットサイズを500円で売っていたので,1冊だけ買った。それ以外はメルカリで。
 そうではあっても,モレスキンを抱えてしまったのは何となく鬱陶しい。と言いながら,じつはモレスキンが気になっているんでしょうね。じゃなければ,いくら安くたって買わないもんな。

2022年6月7日火曜日

2022.06.07 銀座 LoFt で

● 銀座LoFtの5階,文具売場。ペンや紙製品を見ていくと,文具は女性向けかユニセックスか,どちらかしかないことがわかる。つまり,男性向けはない。
 何だかすごい重大な発見をしたような気分になった???

● 「ノートはもっと賢く使える」。コクヨの SYSTEMIC の宣伝文句。
 ノートはA6派なので,A6用の SYSTEMIC は大昔に買って持っている。リングノートではなく綴じノートを2冊挟んで使うタイプの古くからあるやつだ。CampusノートとA6マンスリー手帳を挟んで使おうと思ったのだが,なかなかそのスタイルに行き着かない。
 で,ずっと賢く使えないままでいる。Campusノートを2冊挟んで使ってみたことはあるんだけど。

● A6マンスリー手帳は,Campusダイアリーでもダイソーの百円手帳でも何でもいいと思っている。手帳とメモ帳(ノート)を一緒にして持ち歩くというスタイルを実現するには SYSTEMIC しかないでしょ,と思っていて。
 そのスタイルにたどり着けない理由はいくつかあるんだけれども,第1には,退職して隠居になっても手帳に書く量は変わらないこと。A6マンスリーではスペースが狭すぎる。

● 今のところは,現役時代に使っていたバイブルサイズのシステム手帳でウィークリー(能率手帳タイプ)を使っている。
 今年を含めてあと2年はそのままで,それ以後はA5サイズのマンスリーにしようと思っている。A6マンスリー手帳には行けそうにない。

● ノートはA6でまったく無問題なのだが,現在は測量野帳を使っている。測量野帳の在庫があと6年分くらいあるのが問題だ。
 他に,モレスキン,ダイスキン,無印の厚いA6ノートなどなど,SYSTEMIC に収納できないのがドッサリありすぎて,SYSTEMIC にたどり着く前にぼくの寿命が尽きる公算が大きい。賢く使えないまま人生を閉じることになるのが残念だ。

2022年6月5日日曜日

2022.06.05 Bun2 6月号

● 宇都宮東武百貨店5階の文具売場でもらってきた。「手書きの新たな魅力を発見!」が特集テーマ。
 なので,今回は便箋や封筒,レターセットを取り上げるのか,文具店でもけっこうな広さを取ってるもんな,女性が手紙の人になってきてるんだろうな,と思って中身を開いたら,そうじゃなかったんでした。

● オンラインレッスンの紹介なんでした。ひとつは三菱鉛筆の「Lakit」。グラフィックレコーディングのレッスンを行っているらしい。「図形やイラストを使いながら記録するというもの」で,「30代以上の女性の受講者が目立つようだ」。
 もちろん,無料ではない。練習用のキットを付ければ3,465円。付けなければ2,200円。

● もうひとつ,ゼブラの「ビモア」。こちらは昔のペン習字をオンライン化したものっぽい。練習用のペンと練習帳の販売がメインで,オンライン学習はちょこっとらしいんだけど。
 「コロナ禍で巣ごもり時間が増えたことから,手書きに対する需要が高まっており,それと同時に “美文字で書きたい” という意識も高まってきているようだ」とあるのだけど,コロナは関係あるんだろうか。
 やはり30~40代の女性がメインユーザーであるらしい。自分以外の人に向けて書くから美文字志向ということではなく,自分しか読まないものでも美文字で書きたいということのようだ。
 このあたりの感覚は,ぼくにはよくわからない。ことさら乱雑に書く必要はもちろんないけれども,美文字?と思ってしまう。

● あとは,パイロットの万年筆用顔料インクとサンスターの「メタシル」の紹介。万年筆用顔料インクは,現時点ではまだ過度期の製品という印象。
 「メタシル」は軸も芯も金属製の鉛筆。普通の鉛筆と同じように消しゴムで消えるらしいのだが,削るときはどうするんだろう。普通の鉛筆削りが使えるんだろうか。

● 「文具王のマストアイテム(後編)」では,カシオの電卓 S100 に注目。電卓発売50周年を記念して出されたもの。
 ぼくは知らなかったけれども,カシオのフラッグシップモデルで,かなり有名な電卓らしい。Amazonでは27,000円。百円ショップでも買えるようになった電卓だが,そういうものとは世界が違う電卓があるということですな。

● ちなみに,ぼくはカシオの JZ-12 を使っている。ほんの時々だけど。もう販売終了している古いやつだ。27,000円はしなかったけれども,1万円札を出してそんなにお釣りは返ってこなかった記憶がある。
 パソコンにつないでテンキーとして使えるというのがウリだったが,その使い方をしたことは一度もない。

2022年6月1日水曜日

2022.06.01 ラミー・サファリのローラーボールを初ゲット

● 3日前に「サファリを使うくらいだったら,国産の百円ボールペンの方がずっといい
」と言ったばかりで,その下の根も乾かないうちに,という話ではあるんですが。

● メルカリに右の写真の出物があったので,ポチった(それが5月29日のことなんですよ)。いくつかの詰め合わせセット商品なのだが,『筆箱採集帳』は読んでいるので,欲しかったのは測量野帳とスケルトンのラミー・サファリのローラーボール。
 それが今日届いた。ラミー・サファリは,万年筆,ローラーボール,ボールペン,シャープペンとあるが,ぼくには初めてのサファリがローラーボールとなった。

● ローラーボールって要するに水性ボールペンのことだから,液状インクにしろ,ゲルインクにしろ,国産品の方がよほど高品質で使いやすいはずだ。おそらく,それは少し文具に詳しい人なら,誰でも知っていることだろう。
 だったら,ラミーであっても外国製を使う必要なんてない。国産品の方がよほど安いのだし,デザインがどうのこうの言ってみたところで,国産品のデザインに手抜かりがあるとも思われない。いかにもデザインしていますというのは,無粋の極みでありましょうよ。

● でも,買ってしまいましたよ。ひとつは,メルカリで安く手に入るようになったことが理由だ。上記の詰め合わせで1,700円だからね。もちろん,中古ではある。二度や三度は使ったはずだ。
 だとしても,ぼくはそういうのは気にならないタイプ。文具店に並んでいる商品だってたくさんの人が触ってるでしょ。同じだよ。

● ところで。そのサファリのローラーボール,リフィルはジェットストリームに換装してありました。ビスで長さを調整しているのは,出品者様の御技。
 ペン先のブレは全くなし。これなら,ジェットストリームのリフィルを使うのが正解となる。ローラーボールではなくなるけれど。

● おそらく,日本人ユーザーには常識なんだと思う。側は外国製でも中身は国産にする,というのは。
 万年筆はともかく,ボールペンならリフィルを国産品に換装することは,誰もが考えることだ。圧倒的な品質の良さに加えて,純正品よりはるかに安くてすむんだから。

● これは街で配っていたノベルティ。ぺんてるのビクーニャ フィール。6㎜のビーズを2個,サファリのローラーボールに噛ましてやると,ビクーニャのリフィルも使えます。ただし,ペン先のブレが少しある。
 6㎜のビーズ1個でSARASA CLIP のリフィルが使える。ただし,ペン先の露出が半分になってしまう。4㎜のビーズ2個がちょうどいいかもしれない。
 そんなことまでしてサファリを使わなくたっていいじゃん,と言われれば,それはそれまでのことですが。


(2022.09.23 追記)

● メルカリに500円で出てたのをポチッた。2本目のラミーサファリのローラーボール。
 本文の透明軸のもまだ一度も使っていないので,2本目なんてまったく要らないのかけど,500円なら買ってもいいかと思って。買うという行為をしたいという欲望に負けた。
 青っぽく見えるけど,届いたのはダークグレー。

● リフィルは使えなくなっているとのことで,6㎜のビーズ2個を噛まして,ぺんてるのビクーニャ フィールのリフィルを入れてみた。本文のとおり,とりあえず使える。

● が,ペン先が少しブレる。ジェットストリームのリフィルがいい。
 念のために申しあげておくと,一番安い単色のジェットストリーム用のリフィルですよ。パーカータイプとか4Cとかじゃないですよ。