● 今回の「有隣堂しか知らない世界」は「【超進化】ノートの世界」。いくつかのノートを紹介しているのだが,メインはコクヨのペルパネプ。有隣堂としても売りたい商品のようだ。
ペルパネプをはじめ,価格が高めのノートが売れてるという話が出てくる。ペルパネプはたしかに文具店の売場で長く位置を占めている。
● 正直,そんなにもたないで消えると思っていた。A5サイズ・中紙60枚で価格は900円(+税)なのだから,なかなか売れないだろう,と。おいそれとは手を出しかねる価格でしょ。
ツルツル,サラサラ,ザラザラの3つの紙質を用意し,それぞれに3mm方眼,4mm方眼,5mm方眼,4mmドット方眼,6mmステノ罫の5つの罫線がある。
● ステノ罫というのは,言葉も含めて,この商品で初めて知った。ページの中央に縦線を引いたものだ。A5以上のノートを使うことがもしあれば,自分で縦線を引いてステノ罫にして使おうと思う。
縦線の右と左を上手く使って・・・・・・ということではなく,ひたすら文字列を書き連ねるだけなのだが,ステノ罫の方が書きやすいし,読み返しやすいと思うので。
● ペルパネプの特徴はもうひとつ,「紙とペンの巧みな出会い」を提案していることだ。ツルツルには極細サインペン(ファインライター),サラサラにはゲルインクボールペン(SARASA),ザラザラには万年筆(Preppy)。
この提案に対するブッコローの反応が非常にいい。全肯定しない。大した差はないんじゃないの,的な反応だ。消費者(ユーザー)を代表している風情がある。代表たるもの,こうでなければいけない。
● この種のノートはペルパネプと並んで,NOLTYノートブックがある。この2つを並んで置いているところが多い。NOLTYノートブックにも惹かれるが,やはりA6はないので手を出していない。
NOLTYといえば,ハードカバーのフラッグシップノートを見なくなった。生産をやめたわけではないらしいのだが。
● ぼく一個についていえば,測量野帳を鋭意,愛用中。ノートはA6派だ。ので,A5のペルパネプは別世界の商品ということになる。
ペンの方は真っ白いSARASAとPreppyが欲しくなって,それぞれ複数本を買っているけど。
● A6のMDノートや「紳士なノート」も買ってはいるんだけど,まぁ極端かつザックリと言えば,Campus以外のノートは存在しなくていいかなと思っている。
つまり,高めのノートは要らないでしょってことなんだけどね。
● ところが,プレパネプが売れているとなると,誰が買っているんだろうか。中高生が高めのノートを使うようになったんだろうかね。社会人が仕事でプレパネプを使うとは思えないので。
って,中高生が1冊900円のA5サイズのノートを使うことはないでしょうね。ということは,社会人が買っているんですか。会社がこんな高価なノートを買うことはあり得ないから,自分で買っているんでしょうねぇ。
しかし,それくらいで “売れる” という現象が起きますかねぇ。
● 高めを超えているモレスキンは売れなくなったんだろうか。じつはけっこうな量のモレスキンを買って蓄えているんだけれども(バカなことをしたものだ),文具店で買ったのは一度だけだ。どういうわけだかポケットサイズを500円で売っていたので,1冊だけ買った。それ以外はメルカリで。
そうではあっても,モレスキンを抱えてしまったのは何となく鬱陶しい。と言いながら,じつはモレスキンが気になっているんでしょうね。じゃなければ,いくら安くたって買わないもんな。
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