● 八重洲ブックセンター宇都宮店で女性誌の棚にあった,手帳・ノートのムックをまとめ買いした。といっても,7つあったうちの3つにとどまったんだけど。
なぜなら,手帳やノートをどう使うかに関しては女性に学ぶべし,と考えているからだ。生産性や効率や実用性という言葉をいったん頭から追いだして,女性が楽しんでいる様子から学ぶべきだ,と。
● 手帳術やノート術を特集している雑誌を買わなくなった。ここ1年の傾向。そうした雑誌の多く(ほとんど)は,ビジネスユースを想定しているものだから。
ビジネスから離れてしまえば,そういうものに反応しなくなる。自分には関係ない世界の話になるわけだから。
● でも,手帳を実利のための道具としてしまうのは,手帳を狭く捉えすぎているとは思っている。この点について,そうではないということを世間に知らしめたのは「ほぼ日手帳」の功績だろう。
「ほぼ日」のサイトや『ほぼ日手帳公式ガイドブック』で,実際のユーザーの利用例を紹介することで,手帳はもっと自由に使っていいのだと,具体例をあげてアピールした。
● そこに登場していたのは多くが女性。その特徴は,絵を描くことと何かを貼ることだった。書籍としてサマになるってこともあったのかもしれないけれど。
共通しているのは,徹底的に自分の楽しみを追求していること。何かの役に立たせようという「手帳=道具」観から自由になっていること。
● ぼく一個は,そういうものに冷淡だった。絵心なんかまるでないしね。こんな益体もないものに,こんなに時間をかけて,なんてね。
でもね,わかってたんですよ。こっちの方が高級だって。そうなんですよ,高級って益体もないものなんですよ。
● まぁね,女性から学ぶと言ったって,学べるのは表層的な方法論だけで,その先にある“楽しむ力”は,男は女に遠く及ばない。したがって,学びようがない。
“楽しむ力”になぜかくも性差が存在するのか。女性は大自然を体内に抱えているからだ,というのがとりあえずの答え。
● ともあれ。この3冊はゆっくりと見ていこう。急いで読まないようにしたい。
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