測量野帳はトラベラーズノート的に使うのに適していると思っていた。ぼくが思うようなことは誰もが思っていることで,メーカーもまた同じ。測量野帳の“TRIP BOOK”が出ていた。中身は5mmのドット方眼。併せて,専用の付箋とシールも販売。
● “TRIP BOOK”の価格は380円。どうして他の測量野帳と同価格にならないのかと思う。
ぼくなら200円で買えるSKETCH BOOKかLEVEL BOOKを買って,“TRIP BOOK”として使うね。おそらく,大方の人が同じように考えるでしょう。
● トラベラーズノートの上手いところ(のひとつ)は,リフィル,保存用バインダー,ペンなど,トラベラーズノート本体を核にして製品ファミリーを作って,「ゆりかごから墓場まで」顧客を囲い込んでいるところだ。
トラベラーズノートがそれができるのは,トラベラーズノート以外の核製品が存在しないからだ。
● コクヨはそうはいかない。ペンもいくつも出している。社内に競合製品があるのだ。
測量野帳にピッタリのペンをデザインして製品化するなんてのは,できるとしてもできない(?)だろう。社内調整が容易じゃない。
● が,“TRIP BOOK”専用の付箋とシールは,社内調整を要しない。この2つ,価格からして利幅も大きそうだ。
コクヨにすればニッチを狙う製品だろうけれど,売れてほしいだろうね。
● こちらは東武百貨店5Fの文具店で見かけたもの。Campusノートではなくて,ノートに追加して書くための付箋。生徒学生の学習用を想定しているらしいのだが,ノート本体より高いのがなぁ。
もっとも,塾だとか予備校だとかの費用に比べれば,付箋など数百円の話であって,それでノートが充実するなら安いものなのだろう。
● メーカーの意図は学習用だとしても,メーカーが想定していなかった使い方をユーザーが開発してくれるのが,ヒット商品への鍵だとすると,この付箋も学生以外の社会人が使ってくれるのが望ましい。
が,社会人としては,これにポストイットではできない独自な使い方を見いだすのはかなり困難だろう。
● 学習用ノートと違って,社会人のノートの使い方にはフォーマットがない。あっても緩い。
付箋を追加してでも同一ページにまとめなくちゃという縛りはまずないでしょうしね。
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