編者 日経WOMAN編集部
発行所 日経BP社
発行年月日 2019.03.25
価格(税別) 1,300円
● 仕事力アップ編,夢をかなえる編,日々の記録編,箇条書き手帳編の4章で構成。手用ユーザー個々人を取材したもの。
日経WOMANのことゆえ,最も力が入っているのは仕事力アップ編かと思うのだが,ここに登場する女性たちはいずれもスーパーレディだ。手帳術以前に仕事に対する構えが違う。手帳術だけ真似してもどうにもならないでしょう。
● 夢をかなえる編から普通の人が登場する。2つほど,転記しておく。ひとつは,Emiさんの“心が動いた瞬間”の貯金ノート(p58)。
「書く内容は,自分の心が動いたことならなんでもOK。書く時点では,何の役に立つかは考えません。普通に生活しているだけで,日々,小さな発見や感動はたくさんある。通常は忘れてしまうようなこともマメに記録していくと,貯金のようにたまり,それが私の財産になります。企画出しの際も,過去のノートを見返せば,いくらでもアイデアを出せる自信があります」 コツは,仕事のこともプライベートのことも分けずに同じノートに書くこと。● もうひとつ,高嶋舞さんの“完コピ”ノート(p66)。
短期間で師匠のノウハウを吸収する鍵となったのが,師匠と相談者の対話を全部記録した“完コピ”ノートです。(中略)全部書くのは非効率なようで,振り返ったとき,客観的に捉え直せ,本当に重要な点に気づけます。● 夢をかなえる編の最後に永谷式「できたことノート」が紹介されている(p68)。
が,以上の3つとも,まったく新しいものではない。過去に同じようなものを読んだ記憶がある。
次々に同じようなものが繰り出されるってことだよね。ということは,この種のものに効果がないとまでは言わないけれども,その効果を証明した人はあまりいないってことだろうね。
● 日々の記録編には,TOUCH&FLOW日本橋高島屋S.C.店の店長が自社の商品を推奨する役で登場している。TOUCH&FLOWはデザインフィルのブランチのひとつですな。
高島屋にTOUCH&FLOWの店があるなんて知らなかった。今度行ったときに覗いてみよう。たぶん,ぼくが買えるようなものはないと思うんだけどさ。百円ショップで調達することを第一に考えちゃうタイプだからさ。
● 最後の箇条書き手帳編はバレットジャーナル解説編だね。短くまとまった解説になっている。
バレットジャーナルはメーカーにとっては神風だったのではないかと思うのだが,その流行もすでにピークアウトしているのではないか。
バレットジャーナルのどこにオリジナリティーがあるのかも,ぼくにはよくわからない。やりたい人はやれば,ってなもんだな。
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