今年の第1位(大賞)はサンスター文具のメタシル。圧勝だったのではないか。芯も軸も金属でできている鉛筆。普通に紙に書け,消しゴムで消すこともできる。削らなくても16kmも書ける。
● 多くの文具店で品切れになったらしい。こういうものを誰が買うのかといえば,中高生だろう。オヤジやオバンはこういうものに飛びつくだけの瞬発力はないはずだ。そもそも,筆記具なんて使っていないからメタシルを知らない人が多数派だ(たぶん)。
しかし,課題もある。硬度が2H相当だということ。実際にはもっと硬いかもしれない。普段使いするには最低でもHB,可能なら2Bが欲しい。つまり,もっと柔らかく,もっと濃く書けるようになってほしい。
● 金属なのだから,なかなか難しいのだろう。となると,従来型の鉛筆がいいかな,と。
中高生も目新しさに飛びついたのではないか。飛びついて好奇心が満たされた後も,リピートして使い続けるかどうか。
おそらく従来型の鉛筆に戻るのではないか。試験の答案をメタシルで書くわけにはいかないだろうしね。
● 2位のユニボールワンF(三菱鉛筆)と11位のボールサインiDプラス(サクラクレパス),14位のキャンパスノートハーフサイズ(コクヨ)はぼくも買った。逆に言うと,30位までの製品の中で,その3つ以外は買っていない。
ぼくの知らないジャンルの製品というのがあるわけね。インク沼関係のものとか,スタンプとか,ポーチとか,マステとか,その辺のものは文具店に行っても売場を見ない。
● 30位までにはボールペンが最も多く選ばれている。で,ボールペンならぼくの視野にも入ってくるわけだ。文具店に行けば,こういうものが出たのかとわかる。あと,ノートも(学習ノートを除けば)。
けれども,それ以外となると,まったく知らない。Bun2 を読んでこういうものがあったのかと気づく。ま,ジッツァマはそれでいいのだ。
● 同時に,文具市場を牽引しているのは,やっぱり女子中高生なのかなとも思う。高校生とかに男子の文具チューもいそうだ。彼らも盛りあげ役になっているのだろうか。
けれども,そうだとすると文具界は縮まるばかりだ。中高生はそんなに使えるお金を持っているはずがないから。彼らが牽引して,大人がそれに続くというふうでないと困る。
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