2023年10月14日土曜日

2023.10.14 万年筆でも裏抜けしない測量野帳を,という声があるが

● 𝕏 などで,測量野帳のメーカー(コクヨ)に,価格を上げてもいいから万年筆に耐える紙質のものを出してくれと要求する意見が散見されるのだが,筋違いの要求だ。
 本来の使われ方(野外で立って使う)からすれば,万年筆の使用は想定外であるのが自然だからだ。

● 野外(雨が降るかもしれない)で立って使うのに,いちいちキャップを外されければならない万年筆を使うか(キャップレスもあるけどね)。
 万年筆のインクは基本,染料。水に弱い。測量野帳と万年筆は,本来,水と油のはずだ。

● 実際には本来の使われ方よりも普通のノートとして使われることが圧倒的に多いのだが,そもそも万年筆があまり使われていないからねぇ。
 少数派に合わせて価格を上げるなんてことは,メーカーとすれば自殺行為だろうよ。

● どうしても万年筆を使いたければ,プラチナのインクは野帳でも裏に抜けることはないから,とっととコンバータを付けてプラチナインクを使えばすむ話だ。
 それすら嫌だと言うなら,永遠に騒いでいろと言うしかないやね。

● いや,ぼくも測量野帳に万年筆で書いてますよ。ぼくは測量野帳を外に持ち出すことがないので。
 もちろん,プラチナインクを使っている。パイロットのインクは裏に抜けるからね。

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