意外に補助軸を使う人は少ないのではないか。ので,半分使ったところで次の鉛筆に移ってしまう人がけっこういるんじゃないか。鉛筆は半分しか使われないで捨てられる(一部はメルカリに出される)ことになる。
● 実際,どうなんだろう。鉛筆は残り何センチになるまで使われているんだろう。誰か,フィールドワークをしてくれないかね。
わかったからといってそれが何の役に立つか。何の役にも立たない。けど,実態を知りたい。
● ぼくは半分も使われないで捨てられているんじゃないかと思ってるんですけどね。いや,何となくそう思ってるだけですよ。
もし,誰もがハンドル式の鉛筆削りでこれ以上は削れないというところまで使ったら,鉛筆の販売数は今の半分になるんじゃないか。携帯用鉛筆削りでこれ以上は削れないというところまで使ったら,3分の1になるんじゃないか。
● 鉛筆のメインユーザーである小学生様は飽きっぽい。仕方がない。これを大人目線で批判する人はまさかいないだろう。
飽きっぽいという点では,じつは,大人もさほど変わらない。鉛筆を使っている大人はそもそもが少ないだろうけれども,やはり半分しか使っていないんじゃないのかねぇ。
● あと,鉛筆は本当に安くなった。Hi-uni でも165円だ。煙草ひと箱が600円の時代に165円だからね。
かつては,ハイライトが80円の時代に Hi-uni は1本で100円だったわけだ。それだけ高ければ,工夫して短くなるまで使ったろうが,そのインセンティブは今では効かなくなっているだろう。
● 一番使いやすい長さは3分の1ほど使ったあたり。実際に使われるのは2分の1。
ちなみに,鉛筆が一番美しいのは,未使用品を削って使い始める刹那。鉛筆のフォルムの美しさは,長さがあってのもの。