編者 佐藤珠希
発行所 日経BP社
発行年月日 2014.10.07
価格(税別) 537円
● スケジュール管理のための手帳からログを残すための手帳へ,っていう手帳術(?)の流れがあるのかなぁと思わせる内容。
「ほぼ日手帳」をはじめ,1日1ページタイプが普及しているようなんだけども,そのことを象徴する事象ですかねぇ。
「ほぼ日手帳」とそのプロモーションの影響って,けっこう大きいような気がするんですよね。
● 記事のメインは,実際のユーザーが自身の手帳を公開して使い方を語るというもの。スケジュールはマンスリーでやって,ウィークリーには行動記録を書いておくという人が何人かいた。
● スノーボードで銀メダルを獲得した竹内千香さんもそのひとり。その彼女の発言をひとつ転載。
失敗したら最初に戻ればいいだけ。変化は自分を成長させてくれる最大のチャンスだし,私にとって楽しい学びなんです。(p30)
● 以下に,記事の見出しをあげておく。
毎日がもっと充実する「記録手帳」始めよう!
“振り返り日記”でもっと好きな私に近づく
手帳でラクラク♪ 目標達成プランニング
手帳で目標を達成するテク,教えます
書くだけでなぜか夢がかなう手帳&ノート
● 目標達成にひかれるのは真面目で律儀な優等生,夢がかなうというのにひかれるのは楽して得を取りたい横着者,というイメージがあるかな。
● 方眼セリスキンにZEBRAのSARASA(0.5㎜・ブルーブラック)を使って,埒もないことを書き綴っているんですけど。
● 筆圧をかけなくても書ける。ところが,長年の癖で,つい筆圧をかけてしまう。特に,ボールペンだとそうなりがちだ。
長く書いていると手首にきますな。筆圧をかけないように意識するとかなり楽になる。
● もともと蠅の頭のような小さな字を書いていた。縮み指向というんですかねぇ。5㎜方眼のひとつのマス目に2文字や3文字は平気で書けるんですよ。
それはちょっとなぁというわけで,0.38㎜ではなく0.5㎜にしてみたんだけど,それでも字が縮こまってしまうきらいがある。5㎜方眼を原稿用紙にできる。
もっとゆったりと書くようにしたい。Preppyだと意識しなくてもそうなるんだけどなぁ。
● ゲルでも低粘度油性でも,ボールペンだと書き方が雑になりがちだ。流れるようにヌルヌル書けるから,どうしても滑らせてしまうんだな。
便箋に手書きで書いて,封筒に入れて投函する,ってことをやってる人がいるのかどうか知らないけれども,そういう場合は,ゲルや低粘度のボールペンは避けた方がよさそうだ。
● ページが文字で埋まっても,黒のときの圧迫感がないのは助かる。目にも優しく,方眼が浮いてきて読みづらくなることもない。
色については,問題なし。ぼく的にはブルーブラックが決定版の感じ。
● JR宇都宮駅前のララスクエアに入っているダイソー。A6の黒ダイスキンがなくなってから2週間程度が経過するんだけど,再入荷はされていない。
その代わり,B6の黒ダイスキンはかなりの数が入っている。
● 生産が追いつかないんじゃなくて,最初に決めた量しか生産していないんでしょうね。したがって,切れめなく店舗に商品があるという状態にはならないんだろうな。
ただし,次の生産はまずあるだろうから,しばらく待てば入手は可能だろう(と思う)。
● 今のところ,他のダイソーの店舗に行けばたいていあるから,入手に困ることはないと思うんだけど。
ぼくとしては,保管場所がないくらいに買いだめしちゃってるから,これ以上買うわけにいかない。それが面白くない。ガシガシ買っていきたいんだけどなぁ。
● ダイスキンの良さは色々あるけれども,コスパがいいというだけにとどまらない。モレスキンと価格が同じだったとしても,ぼくならダイスキンを選択する。
● 方眼セリスキンに何(筆記具)を合わせるか。シグノのブルーブラック・0.5㎜でしょ。と思って,宇都宮のSeria(MEGAドン・キホーテ ラパーク宇都宮店)を覗いてみた。
ところが,シグノは見あたらなかった。けど,ZEBRAのSARASAがあったので,それをお買いあげ(ただし,SARASAは文具店で買った方が安いかもしれない)。
● シグノは,ブラック,ブラウンブラック,ブルーブラックと使ってきた。ノック式だったりキャップ式だったりはしたけれども,主には0.38㎜。
今回,方眼セリスキンに0.5㎜を合わせる。上に書いたような次第で,シグノではないわけですけど。
● 太さが違えば,当然,書き心地も違ってくる。0.38㎜の細さだと,書き味は固い。0.5㎜になるとだいぶソフトになる感じ。ジェットストリームの書き味に近くなるっていうか。書いている分には,0.5㎜の方が快適だ。
● ゲルインクのブルーブラックは色が均一で濃淡がない。万年筆(Preppy)のブルーブラックと違って,方眼に負けない濃さがある。
Preppyだと,力の入り具合やペン先の運びによって,色に濃淡がでる。均一にならない。どちらが美しいかといえば,濃淡がある方が美しい。
● であれば,Preppyを使えばいいんだよな。使ってて楽しいのはPreppyの方だしね。
でも,ま,あれですよ。方眼セリスキンに何を使って書くかという,ある意味どうでもいいようなネタでここまで遊べれば,もって瞑すべしということでしょうね。
● 方眼のメリットは,横罫との対比で語られることが多いのだと思う。罫線に縛られないで書くことができる。縦にも斜めにも。
文字以外のものを書く(描く)ときには,さらに威力を発揮するんだろう。図やチャートなど。ぼくはやらないけど,マインドマップなんかを書くときにも方眼が合っているのだろう。
● ところがぼくときたら,文字しか書かない。しかも,文章の形で。
言葉をポンポンと置いて,その間を矢印でつないで,関係性を言葉で補うなんていう使い方をしていない。
であるからして,方眼のメリットというのは,どうも味わいずらい。
● 逆に,方眼を使うことによって,今までの使い方を揺さぶることができないかっていう期待(?)のようなものはあるんですよ。
横罫がピッタリだなんて,何だかスクエアな感じがするじゃないですか。スクエアって,いわれるほど悪いものでもないと思うんだけど,クリエイティブじゃないなぁっていうイメージがあるじゃないですか。
● それをね,方眼セリスキンを使うことによって,ちょっと揺さぶれないか,と。どんなふうに揺さぶられるのか楽しみだ。
って,そのためには1冊使ってハイ終わり,ではダメなんでしょうね。ある程度,使い続けないと。
● 方眼には“自由”っていうイメージがありますよね。だから,方眼ユーザーがクリエイティブかっていうと,それはまた別の問題なんだろうけどさ。
ともかく,方眼セリスキンを1冊使ってみる。何か変化がでてくればそれで良し。でてこなくてもそれで良し。
● 現時点では,方眼セリスキンは1冊で終わるなと思っている。次はまたダイスキンに戻るだろう。揺さぶられる楽しみよりも,ダイスキン+Preppyの心地よさの方が大きいので。
でも,もし,変化のきざしがピンとくれば,ダイスキン+Preppyにこだわるつもりはまったくない。
書名 こども手帳術
著者 星野けいこ
監修者 浅倉ユキ
発行所 パルコ
発行年月日 2014.09.26
価格(税別) 1,600円
● 冒頭に汐見稔幸氏(白梅学園大学学長)と著者の対談が収録されている。そこから汐見先生の発言をふたつ,転載。 子どもが自立していくとほめることが減っていくのは当たり前。無理にほめようとするのではなくて,「共感」してやればいいんです。頑張ったときに「よく頑張ったね」,うまくいかなかったときに「ああ,悔しいね」って言ってあげればいい。(p17)
楽しく会話したいのなら,親自身がその日に考えたこと,感動したこと,子どもに伝えたいことを自分から語るべきなんです。お母さんが語れば,子どもは「どうして?」「そういえば僕もね」とかしゃべりだす。(p18)
● 日本能率協会マネジメントセンター編『中学生・高校生のための手帳の使い方』を読んだときにも,中学生にこういう手帳の使い方を指導するのがいいことなのかどうか,疑問に思った。 本書でも同じ違和感を感じた。子どもに手帳? 子ども期は大人への準備期ではなく,固有の価値があって,その価値に生きているものだろう。段取りとか計画とか,そんなものに気をやるより,もっと子ども期に固有な大事なものがあるんじゃないかって。● しかし,子どもは大人と同じことをやりたがるものでもある。面白い試みなのかもしれないな。 そもそも,「こども手帳」は親が楽になるようにというところから発想されたものだ。子育てはとんでもなく大変なものだから,その発想はよくわかる(つもりだ)。● 本書で説かれていることをそのまま実行できる人は,大人の中にもそうはいないだろう。大人にはできなくても子どもにはできる。そういうことはたくさんありそうだ。手帳術がそのひとつに該当しないとは言えない。 が,けっこう大変そうではあるな。
● まだウダウダと考えている。方眼セリスキンにどの筆記具を合わせようか,という問題。優柔不断なやつだと思わないでいただきたい。
そうではない。ウダウダと考えているのが楽しいからだ。
● Preppy(ブルーブラック)に戻るか,ジェットストリーム(黒)でいくか,シグノ(ブルーブラック)の0.5㎜を買うか。この三択。
さっさとPreppyに戻らない理由は,方眼にPreppyのブルーブラックではやや弱い印象になるのに加えて,Preppyとセリスキンの相性がダイスキンほどには良くないこと。
A罫セリスキンでは,何も考えることなくPreppyを使っていたんだけど,今回は若干の違和感を覚えるようになっている。
● ジェットストリームに決めかねているのは,ページが黒で埋め尽くされることの重ったるい感じがうっとうしいことが主な理由だけれども,もうひとつある。
ジェットストリームは画期的な商品で,油性ボールペンでこの書き味はすごい。そのことには心から同意する。けれども,完璧ではない。
インクの出がよすぎるのか,速乾性に若干の(ほんとに,ほんの若干)弱点があるのか,書いている最中に,書いたばかりの行に小指が触れると,小指にインクが付く。その小指がさらにページに触れると,白いところにインクが転写される。稀にそういうことが起こる。
● シグノのブルーブラックならば,同じブルーブラックでもPreppyとは違って,方眼に負けない。0.38㎜では線が細すぎるから,0.5㎜を使えばよい。
ではなぜさっさとそのようにしないのか。モノを増やすことによって対応するのが面白くないからだ。今あるモノで対応したい。すでに数えたくないほどのペンが転がっているんだもん。
といっても,黒インク用のPreppyを買い増そうとしたわけだけどね(結局,Plaisirを買うことになったんだけど)。
● 黒で埋め尽くされることの重ったるさっていっても,もしPreppyの黒インクがブルーブラックと同じように裏写りも滲みもなしに使えるんだったら,Preppyを使っていたと思うんですよね。
ならば,ブルーブラックであってもPreppyを使うか。黒の重ったるさから逃れられるんだしね。
● たぶん,3番目を選択するだろうな。シグノのブルーブラック0.5㎜を買うっていう。
結局ねぇ,100円で買えちゃうんだもん。モノを増やすのは面白くないとか言ってもさ。