著者 星野けいこ
監修者 浅倉ユキ
発行所 パルコ
発行年月日 2014.09.26
価格(税別) 1,600円
● 冒頭に汐見稔幸氏(白梅学園大学学長)と著者の対談が収録されている。そこから汐見先生の発言をふたつ,転載。
子どもが自立していくとほめることが減っていくのは当たり前。無理にほめようとするのではなくて,「共感」してやればいいんです。頑張ったときに「よく頑張ったね」,うまくいかなかったときに「ああ,悔しいね」って言ってあげればいい。(p17)
楽しく会話したいのなら,親自身がその日に考えたこと,感動したこと,子どもに伝えたいことを自分から語るべきなんです。お母さんが語れば,子どもは「どうして?」「そういえば僕もね」とかしゃべりだす。(p18)● 日本能率協会マネジメントセンター編『中学生・高校生のための手帳の使い方』を読んだときにも,中学生にこういう手帳の使い方を指導するのがいいことなのかどうか,疑問に思った。
本書でも同じ違和感を感じた。子どもに手帳? 子ども期は大人への準備期ではなく,固有の価値があって,その価値に生きているものだろう。段取りとか計画とか,そんなものに気をやるより,もっと子ども期に固有な大事なものがあるんじゃないかって。
● しかし,子どもは大人と同じことをやりたがるものでもある。面白い試みなのかもしれないな。
そもそも,「こども手帳」は親が楽になるようにというところから発想されたものだ。子育てはとんでもなく大変なものだから,その発想はよくわかる(つもりだ)。
● 本書で説かれていることをそのまま実行できる人は,大人の中にもそうはいないだろう。大人にはできなくても子どもにはできる。そういうことはたくさんありそうだ。手帳術がそのひとつに該当しないとは言えない。
が,けっこう大変そうではあるな。
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